第11話 愛情の示し方 Terms of Endearment
脚本/Ric Swartzlander
監督/David Warren
【これまでのあらすじ】
ジャンヴィエーブはネフ医師がここに越してくると語る。
ジョイは何年も彼の所で働いていたとし妊娠中に助けがいる
でしょとしてジャンヴィエーブはゾイラにジョイも屋敷で
働かせる事を告げる。ゾイラは私とジャンヴィエーブの仲を
引き裂こうとしてきたとし、ジョイに対して頼りにしている
と語る。エヴリンはアイドリアンにこの子はディオンだと語り
私たちの息子だという。カルメンは何故子供なんか欲しいのか
とし、屋敷は静かで良いのに・・と。ロージーはスタッポード家
でブランカが何かあったのかも知れないとし、そのせいで殺さ
れたのかもと語る。マリソルは彼女の家の中に勝手にオリヴィア
が居るのを知る。最初はスタッポード夫人で超陰険な人。
メイドを雇いたいというオリヴィア。ジェシーは優秀なメイド
だとしてマリソルは語ると採用される。しかしオリヴィアは
ブランカが自殺ではなく殺されたと言ったとロージーと話
し合う。マイケルの元奥さんがブランカを殺したのか。しかし
共犯者が居るハズだというマリソル。オリヴィアは残りの金は
全部送ると連絡。テイラーはケイティは犯罪の目撃者であり
犯人たちがあの子を探しているとロージーに語る。エルネスト
はケイティを見てヴィオレタかと告げる。エルネストはヘクター
に対してボスに会わせるよう告げ、取引がしたいこと。ボスが
探していた女の子を見つけたのだという。スペンサーはロージー
にエルネストはどうしたのかと問うと用事でメキシコに行って
いると語る。
【ストーリー】
ロージーとスペンスはカップケーキを作る。しかしロージーは
カップケーキはもっと焼いたはずなのに何処にいったのかと
語る。スペンスに対して何個食べたのかと問うと・・食いしん
坊だとしてミゲルの誕生日の分が無くなると語る。ここでパー
ティーをやらせてくれるなんてテイラーに感謝しないとねと
スペンス。彼女はケイティと旅行中だという。ロージーは彼に
手伝ってくれたことに感謝する。ミゲルの為なら何でもする
が、手伝えばキミとも居られるというスペンス。まだ友達で
居られて良かったというロージー。スペンスはエルネストが
居なくなって距離が縮んだことを指摘する。キスしようとする
とクリームが口の周りについていると言うと話を反らしていると
して二人はキスする。
しかしそこにチャイムの音が鳴りエルネストが戻ったことを
知るとロージーは今度は彼とキスをする。ミゲルの誕生日会
だとして戻るに決まっているというと、今スペンスに手伝って
もらっていたという。後は俺がやるというエルネストはスペンス
に見せつける様にしてロージーとキスするのだった。
カルメンは目覚めるとディオンが部屋に入ってイタズラしてい
た。人の部屋で何をしているのかというとディオンは暇だから
だと語る。カルメンの顔にはヒゲが書かれ、更にブランドの
宝飾品や更に下着まで触れられてしまう。仕事がダメになって
落ち込んでいるのだというカルメン。メイドが仕事ではないのか
というディオンに私は歌手だとしレーベルに嫌われたのだと
いう。エヴリンに対してこのガキが色々と私のものをイジって
いたと語る。罰して欲しいとするとエヴリンはディオンに
対してディズニーランドに行こうという。エイドリアンは週末
ゴルフだし・・カルメンに対して良い機会だからマジメに
掃除をしてと。ソファーに窓、そしてヒゲを剃ってと語る。
マリソルはマイケルにオリヴィアのことで話が有るという。
彼女に会ったらあなたと付き合っていると嘘をついていたと
いう。しかしマイケルは確かに付き合っているとして勘違い
ではないと語る。僕らはヨリを戻したというと、オリヴィアは
マトモじゃないのだとし、あれだけ振り回されたことを忘れた
のかと問う。マイケルは彼女は変わったというと、その件では
もう何も言うなというマイケル。しかしあなたの方が相談して
来たのでしょというマリソルはテイラーが浮気していると。
そして自分が浮気をするのか?オリヴィアとヨリを戻すのも
し返しなのかと問う。オレヴィアはブランカの死に関わっている
かも知れないとし誰か雇ったのかもと。とにかく何か企んでいる
のは確かだという。しかしマイケルはもういいとし、いずれ
自分の言ったことを後悔するぞと語る。
ジョイはゾイラにおそろしい朝食ねと。巨大なフライドチキン
を頬張るゾイラは赤ちゃんが欲しがっていて逆らえないのだと
いう。ジョイはゾイラに頼みがあるとし、100ドル貸して欲しい
という。大して親しくない人に貸すには大金ねというと、
ジョイはお給料をもらったけど小切手が不渡りになったという。
100ドル借りたいならそれに見合う話を聞かせてと不渡りの
件を聞き出す。ネフ先生は金のやりくりが上手くないこと。
別れた妻6人に扶養手配を払っているし投資にも失敗している
こと。つまり貧乏人なのか?というゾイラ。
そんな中ジャンヴィエーヴとネフが戻ってくる。ネフは服を
新調しようとしたらジャンヴィエーヴがプレゼントしてくれた
として語る。ジャンヴィエーヴはロデオドライブの商品を買い
占めたという。ネフは私を甘やかせてくれる素晴らしい恋人を
得たと告げる。
テイラーは留守で私はパーティーの準備で忙しいというロージー。
エルネストはテイラーたちは何時帰ってくるのかと問うと、
来週だという。何でそんなことを知りたいのかとロージーは
不思議に思う。パーティーの準備は”私たち”が済ませたという
と、スペンスはキミを取り戻そうとしているのだとし、アイツ
とは一緒に居て欲しくないというエルネスト。3週間もメキシコ
に行く方が悪いというロージー。私たちの間には何も無かった
と語るロージー。
マリソルはオリヴィアの家にいくと、ジェシーは彼女は留守だ
という。ここは働きやすいかとし、客は来るのかと問う。
ジェシーはそれって探っているよね?というと、当初は世間話だ
と言いながらも探っているのを認める。怪しい点に気づいたら
知らせてと頼む。ジェシーは自分を抑えられないのだろうと
すると、マリソルはブランカを殺したかどうかを知りたいだけ
だという。ジェシーは彼女は誰も殺していないよとして、
彼女はガンだから自分が生きて行くのに手一杯だと語る。
メイドたち(+マリソル)で何時ものように四方山話。
マリソルはオリヴィアがガンだということを語ると、ロージーは
気の毒だと語る。かなり進行していて何ヶ月も抗がん剤治療を
しているみたいだという。病気の女性を人殺し扱いなんて、
なんて下劣なのかとし、地獄行きよとカルメン。マリソルは
だからって彼女が突然良い人間になる訳がないという。
病に冒されて当然の人なんていないというゾイラ。(ガン)だか
らこそ思うというマリソルは、ガンになったことを利用しているの
だとし、マイケルの同情を引いたのだという。彼はオリヴィア
の苦しみを放って置けないから・・と。カルメンは私もそれ
くらいのことはするよというと、あなたは爪が折れても騒ぐもの
ねと。カルメンはマニキュアを買わなければならないとし、
ランチを奢ってよというと、みんな沈黙する。ゾイラはウチの
奥様は金をバラまいていると語る。恋人が貧乏でATM代わりに
利用されていることに気づいていないと。ロージーは教えない
とダメではないかとすると、ゾイラは間に入るとロクな事が起
きないので嫌だと語る。私ならヒルと付き合ってて気づいて
いなければ教えて欲しいというマリソル。ヒルって何?という
ロージーに吸い取るばかりで何も変えそうとしない人よとマリ
ソル。それってカルメンのこと?というと、カルメンはマリソル
のサイフから金を抜き盗ろうとしていた。
■感想
このシーズンも今回を入れて残り3話。
早いもんでもう終わりか。しかもこのドラマ、次のシーズン
で終わり。最終シーズンは短縮の全10話構成。
アメリカだとこういうドラマは昼ドラで散々見飽きている
んですかね。ネタ的にも毎回殺人が近所で発生してしまうと
いうのもちょっと違和感ありますしね。
今回はよかれと思って話したことが、相変わらず有利に働く
ことと不利に働く人とで分かれてしまった感じ。
誰が有利で誰が不利益を被るのか。
何と言ってもオリヴィアですよ。
彼女が何処までこの一件に関わっているのか。
そして彼女の猟奇性が何処まで周りのものたちに被害を
与えるのかが興味の的でした。
■気になること
・マリソルのメイド紹介所
マリソルとしてはジェシーの為にオリヴィア家を紹介した手前
彼のことも心配だけどそれ以上に、自分が紹介したメイドの
ブランカが謎の死を遂げた真相を知りたくて動く流れが有る。
オリヴィアが何かを企んでいることは明らか。
オリヴィアはマイケルとよりが戻ったとのこと。それを受けて
マリソルがマイケルに相談すると、彼もそれを否定しなかった。
オリヴィアが前回髪の毛を剃っていたのは抗がん剤の副作用
ということに偽装。ただすぐにジェシーは肺がんだった父の
ことを思い出し、食欲がないハズなのに、彼女はハンバーガー
を食べていたことで疑問に思ってしまった。
更にジェシーが家を調べた結果、彼女は抗がん剤など家には
なく変わりにあるのは催吐剤。そして彼女はガンの振りの仕方
のサイトをみて居た。
そのことをマイケルに告げると彼はオリヴィアに直接問い詰
める。その直前にはオリヴィアはガンでの末期に於いて一人で
居たくないと語り、一緒に住むことを決めていただけに
オリヴィアとしてはショック。しかしオリヴィアもいつまで
もごまかし続けるのは難しいだろうに、ちょっと強引では
ないのか。
オリヴィアはマリソルに怒りの矛先をぶつけていた。
そしてナイフで殺しかかるがジェシーが止めに入り彼が負傷。
幸い命の危険にまでは至らなかったけどね。
最後にマリソルとオリヴィアの会話の中で、テイラーを浮気
させる為にイケメンを送り込んだことを認めた。その人物が
殺されたルイ・ベッカー??
ブランカ殺しに関してテイラーが繋がりを持っていた人物
だよね。テイラーは電話で誘拐するだけで良いみたいな事
を話していた事が有ったので・・
・ロージーの二股
テイラーとケイティは何処かに旅行で不在。
その間ロージーは息子のミゲルの誕生日会をスタッポード家
で開かせてもらえることになった。
エルネストも不在だったのでスペンスとロージーの距離が縮ま
ったけれど、エルネストが3週間ブリに帰宅。一気にスペンス
の立場は悪くなってしまった。ロージーは完全に中途半端な
態度を続けている感じ。
エルネストはヘクターと共にケイティ/ヴィオレタを誘拐する
為の作戦の為に下見をすることになる。ヘクターは顔を
見られている為に誕生日会のピエロに扮して紛れ込んでくる。
ピエロの名前は映画「マチェーテ」に因んでマチェーテだ
と語ると、みんな鉈を振り回す人物かとしていた。
改めてボボだと言い直すけど、あのピエロの姿がまた怖い(笑)
ヘクターとエルネストは人目もはばからず会話していたり
ヘクターはケイティの室内を携帯で撮影。不審な行動に気がつ
いたスペンスとしてはその携帯を貸せとして争いになり、
エルネストはヘクターに加勢してスペンスを殴り飛ばし、
パーティーを滅茶苦茶にしたとして追い出す。そしてロージー
もまたスペンスのことに関して友達関係は続けられないことを
告げる。
スペンスはロージーにエルネストたちの不審な行動を指摘
していたけどその思いは届かず。ソファーを掃除している中で
カバーを外すと血が付いていた。ロージーはこれはブランカ
の血ではないかとしているけれど、ブランカは誘拐されて
首つりにされたのだから、彼女の血ではないことは明らか。
寧ろブランカが初めて訪れた時には血が室内に飛沫していたから
ね。
・カルメンの不倫
カルメンはセバスチャンとの不倫関係は終わったのかな。
そして歌手となるべきレーベルとの関係も終わってしまった
のか。契約している訳だからそう簡単にクビに出来るのか。
朝から寝ているカルメンの元にディオンが入って来てやりたい
放題。カルメンの顔にヒゲを書いていたのが笑えた。
カルメンはエヴリンに対して子供を叱るべきことを告げるが、
彼女自身は叱ることは出来ないのでカルメンが罰して欲しいと
いう。自分は息子に好かれる為にディズニーランドに遊び
に行ってしまう。
カルメンはディオンがイタズラに、カルメンのお尻にオモチャの
銃で弾をぶつけてきた為に罰として床ふきさせる。
ディオンはエヴリンがやってくると、「バカ女が雑用しろって
言った」と報告。パウエル家のものが雑用するなんて・・
ってことだけど、あなたも今日初めてアメリカンドッグ食べた
んでしょ。エヴリンは無茶苦茶にもカルメンを罰することに
して給料を減らすという始末。
しかし有るときディオンはエヴリンが昼食だとして呼び出す
がゲームに夢中で呼びかけに応じない。それどころかゲーム
に熱中して「ぶっ殺す」という言葉を使ったことで不安にな
ったようだ。
カルメンはエヴリンとの会話でバレットのことを引き合いに
出して怒ることが出来ないのはバレットのせいなのかを問う。
しかし話を聞くとバレットが亡くなった時の数日前に起きた
花瓶でのエピソードを告げる。室内でボール遊びはするなと
なんども言ったのに聞かずに高価な花瓶を割ったことで、
エヴリンは悪い子だと言い、そして外出禁止にもしてしまった。
その数日後に死んだとしていたけど、そのまんま外出禁止に
していれば実は死ななかったのではないかと小一時間。
ただカルメンはディオンが良い人間になるには助けが必要で
あり、子育ては楽しい所だけでなく全部やらねばならないこと
を告げる。
その後ディオンはエヴリンに言われて謝罪に来た。
これもディオンの頭脳プレイじゃないのかと疑ってしまった
けどそうでは無かったか。
カルメンは子供嫌いだとされていたけど、実は出産していた
過去が有るんだね。宝箱に入る赤ちゃんの写真。
エヴリンからもあなたの態度は素っ気ないがあなたなりに子供
が好きなんだと思うと言われる。
・ゾイラの妊娠
ジョイがネフに言われてどういう行動を取るのか気になってい
た。ネフはジョイに頼んでゾイラを追い出す為の画策に手を
貸して欲しいこと。前回ジョイはゾイラにメイドの掟と称して
助けてもらったのに、本当に人間の心を持っているのか・・
ネフ先生の金の件は本当かどうかはよく分からない。
でもこう言っては何だけど、ジャンヴィエーブだって本来金
はなくて金持ちの男性ばかり狙って金を吸い尽くしてきた人物。
男女平等が歌われる世界なら、なんでネフがジャンヴィエーブ
の金を狙うのが悪く、ジャンヴィエーブが金持ちの男の金を
狙うのは許されるのか。
ゾイラは当初は関わらないと思っていたけど、プロポーズする
と聞いてそれを止めに入る。止める為に取った方法は
「うっ・・・産まれるー」と産気づいたことを臭わせたけど
当然ならば嘘。
ジョイもそうだけど、ジャンヴィエーブも散々ゾイラに世話
になっているのに、こうもあっさりと切ろうとする人間関係。
ネフはジャンヴィエーブに対して究極の選択をする。
ゾイラを取るか私を取るか。
この辺の選択はそれぞれのメイドが一度は経験しているから
な。結局ジャンヴィエーブはネフを選んだようで首にされて
しまった。ネフが本当はどんな人物なのか。
ジャンヴィエーブよ、後になってゾイラに泣きつくなよ!!
■その他
・ヘクターはスペンスを・・・
最後にヘクターがスペンスの家に行き殴り飛ばしていた。
まさか誘拐はしないよね?
■使用された曲
・
■出演者
マリソル・スワレス (Ana Ortiz) スタッポード家のメイド
ロージー・ファルタ (Dania Ramirez) ウェストモア家のメイド
カルメン・ルナ (Roselyn Sanchez) 歌手志望、アレハンドロのメイド
ゾイラ・ディアズ (Judy Reyes) ゾイラのメイド、ヴァレンティナの母
エヴリン・パウエル (Rebecca Wisocky) 意地の悪い妻
エイドリアン・パウエル (Tom Irwin) 浮気性の夫
ジャンヴィエーブ・デラトゥア (Susan Lucci) 母、精神不安
スペンス・ウエストモア (Grant Show) 夫、ソープオペラ賞の男優
テイラー・スタッポード (Brianna Brown) マイケルの妻、元娼婦
マイケル・スタッポード (Brett Cullen) 弁護士
ケイティ・スタッポード (Grecia Merino) 養子・ヴィオレタ
セバスチャン・デュソー (Gilles Marini) カルメンと不倫、不動産業者
ジャクリン・デュソー (Michelle Hurd) レーベルの社長
エルネスト・ファルタ (Cristian de la Fuente) ロージーの夫・警察官
ミゲル・ファルタ (Alejandro Vera) ロージーの息子
ジェシー・モーガン (Nathan Owens) 男性メイド
オリヴィア・ライス (Valerie Mahaffey) マイケルの元妻
Dr.クリストファー・ネフ (John O’Hurley) ジャンヴィエーヴの彼
ジョイ (Joy Osmanski) ネフのメイド
ディオン (Issac Ryan Brown) エヴリンが連れてきた黒人の里子
ヘクター (Antonio Jaramillo) メキシコの組織、ピエロ”ボボ”
ケリー (Tara Ochs) レストラン