[E] デビアスなメイドたち Devious Maids シーズン4 第10話 告白 Grime and Punishment

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第10話 告白 Grime and Punishment

脚本/Brian Tanen
監督/Victor Nelli Jr.

【Previously on ..】

ショー刑事はスペンスをペリ殺害容疑で逮捕する。
ロージーは彼はペリを殺していないと訴えるも却下。
ペリは薬を盛ってレイプした男のことを喋っているかも
知れないとしてソイツが真犯人だと考える。ゾイラは
サークルの面接を受けたときの映像があるハズだと
カイルに告げそれがあればスペンスを助けられるのだと
告げるがカイルは無理だと語る。ロージーは夫婦面会の
際にスペンスにサークルが消えたことを報告。
ゾイラが行ったら家の中は空だったという。スペンス
はキルフェイスが脱獄トンネルを造っていたのを知る。
一緒に来るか?と誘われるスペンス。フィオナがイタリア
から帰国する。あなたが私のメイドのゾイラねと。
ダニエラはカルメンから母親だという事実を拒否される。
マリソルの本が映画化されるに伴い役のオーディションに
出るというカルメン。ダニエラも参加して一次審査を
通過したことを語る。ジャンヴィエはピーターは三番目
の夫だという。そのピーターはマリソルにセクシーだ
として花を大量にプレゼントする。ジャンヴィエは
ピーターに対して”ある人”から聞いたことだとしてマリ
ソルはジェシーとよりを戻したそだという。デレクも
また二人が家から出てくるのを目撃し報告する。
ピーターは用意していた指輪をしまう。マリソルと
エヴリンは互いに失ってみて気がついたとし彼に夢中
だったことを語り合う。ジャンヴィエはマリソルに
対して普段はこんな意地悪なことはしないとし、ただ
ピーターに対して浮気をする気など無かったことを告げる。
その男にレイプされたのだというマリソル。相手は
ヒュー・メツガーという映画監督だと聞かされる。
ダニエラは監督の元に呼び出される。エヴリンはエイド
リアンとゲイルが接近しているのを見て、出て行く事を
告げる。エイドリアンは我々は共に生きる運命である
ことを告げる。しかしエイドリアンは彼女がゲイルとの
関係に嫉妬していることを悟りゲイルをその気にさせる。
ジェームズ牧師はエヴリンに対して君らはまだ終わって
いないのだとして残念だがこれ以上はつきあえないと
言われる。エヴリンの言うとおり離婚すると決めたと
してエイドリアンはゲイルを利用することを考える。
「私は君を死ぬほど愛している」とゲイルに告白する。

【STORY】

エイドリアンはエヴリンと彼の離婚弁護士リチャード
(Peter Frechette)を呼び出す。早速離婚に向けた協議
をしようというエイドリアン。そちらの弁護士はと問われ
心配しなくても財産分与は公平かつ円満に行くという。
私の要望リストを見ても円満にいくと言えるのか
としてリストを渡す。”マンハッタンのペントハウス”、
“ヨット、レディー・エヴリン号”・・異論はないと
エイドリアン。マネも頂ける?というと、マネの絵か
それともモネなのかと問うと両方だという彼女。
それも了承する彼にエヴリンは不審がる。一体何を企んで
いるのか。リチャードは気が変わらないうちに直ちに
文章の作成をしようと語る。円満だっただろう?と。
エヴリンはエイドリアンに何ヶ月も離婚を渋っていたのに
何故突然その気になったのかと尋ねる。次に進むべきだ
と思ったこと。君と牧師を見習ってのことだという。

そこにゲイルがやってくる。
エヴリンに対してこんなことになってあなたは気まずい
思いをさせるわねと語る。何がどう気まずいのか?
エイドリアンはゲイルに打ち明けるチャンスが無かった
事を告げると彼女が代わりに打ち明けるという。私と
エイドリアンは婚約したのだという。そしてその証として
パウエル家に伝わるダイヤの指輪を見せる。あなた正気
なのか?と問うエヴリンに対して喜んでくれるだろうとし
私から自由になれると。君はそれを望んでいたのだから
としてエイドリアンはゲイルとキスする。

・メイド4人が集まる。
マリソルはロージーに対して何処まで犯人のことに
ついて分かっているのかと問う。真犯人は多分ペリを
薬で眠らせてレイプしたヤツと同じ男だと思うという。
タッカーの実の父親。それを聞いたマリソルは誰とは
言えないが同じ手口でレイプされた女性が居てレイプ犯
はヒュー・メツガーだと語る。カルメンはあんたの
映画を撮るあの監督の事か?と問い彼がペリを殺したのか
と聞き返す。シャノンは誰か映画業界の大物がペリを
レイプしたって言っていたのだという。するとダニエラ
が夕べ審査を受けに行っているというカルメン。

カルメンはすぐにダニエラに電話する。
カルメンは娘にメツガー監督に近づかないでと語る。薬を
使うレイプ魔であり人を殺しているかも知れないという。
しかしダニエラは自分だけが一次審査を通ったのを妬んで
いると考え話を作っているとして信じなかった。夕べの二次
審査では優しくしてくれたと言われると、油断させようとして
いるかも知れないとし、とにかく近づかないこと。そして
飲み物を出されても飲んではダメだとして約束するよう告げ
る。分かったとダニエラは言うが・・
その直後メツガーから少し休憩しようとしてワインでも
飲んでリラックスしたらどうかと言われるダニエラ。この役が
欲しいのだろうと。

ジャンヴィエはカウンセラーの元にいく。
早くついてしまった事を告げると受付の女性(Erika Coleman)
から飲み物を用意するという。スパークリングウォーターか
シャンパンは如何か?と言われる。ジャンヴィエはシャンパン
が出るなんてカウンセラーを変えて良かったという。すると
待合室にはロリ(Sharon Lawrence)という女性がいて、私は
ここのシャンパンを目当てにいつも早目に来ていることを
言われる。ビバリーヒルズは最高ねと。鎮痛剤でハイに
なれる脱毛エステも有るというジャンヴィエ。

■Impression

いよいよ最終話。
評判はかなり良かったと思いますが突然の終了。
2013年6月23日から2016年8月8日の全49話で終わりました。
色々と海外のホームページにも事情が書かれていますが、
シーズン4の後には視聴者からのオンライン嘆願書が出されて
ストリーミング形式や別のネットワーク局での製作を求めて
いましたが結局実現することはなかった様です。

どうもシーズン1から終盤の展開はずっと似ていた感じが
するし、メイドがメイドではなく主人と結婚するパターン
も出来てしまったので作るならばキャラクターの刷新が
必要となってくるのかな。
ロージーなんて可愛くなりすぎてメイド姿は殆どなくなって
いた印象も有るし・・
このドラマの最初のエピソードがゾイラのお腹の子が亡くな
るところから始まったので、最後に1年後と称してロージーと
スペンスの子を産んだものなのかな。
その分色々と隠し事が多くなってしまいそれぞれの抱えてき
た嘘は回収されないまま終了となってしまった。

やはり舞台がハリウッドというだけ有って特殊な事情が色々
と含まれていることも有る。メイドと主人の関係を何処まで
近づけるのか。公私混同はよくないと言われるけれど私生活
にまで足を踏み込むメイドたちとの関係はそう割り切れる
ものではないことを示唆していた様だ。

金持ちだけ有って物に対する価値観は世俗離れしていた所も
有ったしメイドのお陰でその虚像と現実のバランスを上手く
調整していた所もある。
何よりもロサンゼルスという地域を舞台にした刑事ドラマは
多いのだけど、捜査官に対する信用度がメイドと主人とでは
雲泥の差が有り、ロージーは努力に努力を重ねて最後まで
信用得る為に努力した。それをぶちこわしてくれるのが
いつもスペンスだったりするのだから皮肉だけど彼は彼らしく
愛する人を守る為の行動を起こすものだった。

近年me too運動に見る世界的なセクシャル的な告発・啓蒙
が盛んだけれどこのドラマも例外では無かったのかも知れな
いね。犯人の男は「私を誰だと思っているのか」という言葉
を常に名刺代わりに語るような男だった。
私はこの流れにピーターが関わっていないか心配して
いたし、実はスペンスが必要以上に心配してロージーを止め
ようとする流れの中には実際には自分が殺したのではないか
という感じもして来ていました。

今回共通するのは「嘘」と「酒」でした。
タイトルからすると「罪(汚れ)と罰」をもじったような
形ですが、このシーズンで共通する流れとなったのは
「酒」です。

・ワインに込められていた薬によって睡眠薬として利用され
るもの。
・ワインは神聖なもので記念日の為に大事にとって有った
もの。
・シャンパンによって心を開いてカウンセリングをして
新たに関係が結ばれるもの。

酒は利用の仕方によっては媚薬にも劇薬にもなるということ
を忠告しているかのようでした。その渦中にいたダニエラは
警戒心の無さから見て居て非常に危なかしい役柄でしたね。

それでもやっぱりみんなでグラスを掲げて乾杯する瞬間は
最高のものがあるのでしょう。

■現在の問題を要約

・カルメンとダニエラ

この二人は互いに牽制し合っていたけど、カルメンが娘を
心配していることを知ってダニエラもカルメンからの和解
を申し入れることにした。
ダニエラは昏睡させて強姦させるというメツガー監督に
接近しカルメンの忠告が無ければ危うく次の犠牲者になる
こともあり得ました。
その情報を知って居たのでダニエラは監督が出したワインを
自分のものと入れ替えて飲ました為に、監督が倒れました。

しかしこういう性癖を持つ勘違い男は一人や二人の被害者
に留まる筈はなく、ジャンヴィエもその一人だったこと。
その類似的事件のお陰でペリを強姦した男が誰なのかと
いう所に辿りついたけれど、最終的には彼を椅子に縛り付
けて三人の女性(カルメン、ロージー、ダニエラ)が凛とした
姿で彼に正直に告白させる流れを見ると様になっていて
良かったですね。カルメンなんて過去「プエルトリコの女
を怒らせると怖いよ」
なんて言葉を言っていましたし、
拷問でもそんなことをするのは当然みたいな流れが有りまし
た。

犯人の監督(親)の尻ぬぐいをしたのは娘でした。
そしてカルメンは逆にダニエラを助ける為に親としての
行動を見せたのでした。

カルメンとダニエラは関係を修復しました。
笑えたのは仲直りの印としてダニエラからカルメンにプレゼ
ントしたブレスレットが有りましたが、これはカルメンのもの
でした。また二人でやり直そうと誓い合う中で
「嘘」「秘密」「ケンカ」は無しだと語っていましたが、
本当の父親は生きて居てダニエラが嘘をついていた流れが
有りましたかからね。これはこの場で正直に語る事は出来ま
せんでした。

・マリソルとピーター

この流れは一見すると不自然な流れとして写ったものでした。
ピーターが過去にジャンヴィエと別れたのは彼女が自分の
意志とは関係無く監督によって強姦されたことがきっかけ。
マリソルの場合はジェシーとは一晩と言わず二晩の関係を
持ってしまいましたが、そのことは彼女の意志によるもの
だったことです。

ピーターは自分の幼稚さを責めていましたが、確かに彼は
幼稚でしょう。そもそも本当に愛して居るのであれば自分
で相手の気持ちを確かめる筈だし、浮気かどうかの真意を
確かめる筈ものなのに部下にそれをやらせて、その結果
話合いに応じないなんてことになりました。

マリソルがピーターからプレゼントされたようにして
今度は逆にそのパターンから上手く彼に接近しては気持ちを
伝えたものでした。しかし彼女の言葉だけでは伝わらず、
最後はジャンヴィエのアシストが有って上手いこと改めて
関係が修復されて一気に関係は急展開し結婚に至ることに
なりました。

しかし1年後には結婚式に際して誰かに拉致されてしまった
様です。Cliffhanger的なオチによって片付けられてしまい
ました。過去マリソルを恨んでいた人も居たし、もしも
ドラマが作られたのであればその人によるものなのか。
また息子の存在も気になるところです。

・エヴリンとエイドリアン

この二人は互いに気持ちを知りすぎていて、愛して居ること
に気がついたものの、既にチキンゲームの引き金は引かれて
いて、プライドの高さが引き際の難しさを際立たせました。
エイドリアンはゲイルと二人で居た時のエヴリンの態度を
見て「嫉妬」していると考えたのでしょう。
離婚協議はあっさりと成立して、トントン拍子に財産分与、
離婚申請、婚約披露パーティー、サプライズ結婚へと繋がる
筈でした。
何処かで止める流れがなければどうすることも出来ない
こと。その流れは人の意志が働ければ決して止まることの
無い列車の如しでした。

最初はエイドリアンの攻勢でしたが、公証人のウィンスロー
裁判官も用意されてエヴリンが守勢に回り始めました。

もう止められないと感じました。
エヴリンはかつてエイドリアンと結婚した時、ヒンデンルグ
号から回収した貴重な白ワインを結婚式の夜にプレゼント。
それは二人にとっては50回目の結婚記念日に飲む約束をして
いたけれど、結局はその場で明けてしまいました。

運の良いことは監督が心臓発作によって運ばれた事。
看護師のキャロル (Precious Bright)は娘のゲイルに大丈夫
だと告げましたが、その日は彼女にとっては婚約披露から
結婚式のサプライズをする時でした。

その間にサインこそしたけれど彼らは不満をぶちまけ有った
ことで燃え上がりました。こういう結ばれ方って如何にも
アメリカドラマ!!って感じですね。

・ロージーとスペンス

ロージーは今回頑張りました。
万策尽きたと思う所も有りましたがゾイラが何とかしてカイル
からの手紙によってカルトの面接の時の映像が送られてきて
ペリの事情を垣間見ることが出来ました。

カイルはまるでピーターとかスペンスのように”逃げ”で
片付けようとしていましたが、結局カルトの存在はハリウッド
の高級住宅街を相当荒らして去って行った様です。
何の罰則もなければベンがどうなったのかも分かりません。

ただペリの証言が残っていたことから回想シーンに於いて
全ての事情が判明しました。

ペリとスペンスの関係は元々俳優同士で競い合っていました
が、ペリの俳優としての成功が口封じの為の取引の一つに
なっていたことは否定出来ません。ただその後の活躍は確実
に実力から来るものだったのでしょう。
スペンスは結局ソープオペラ俳優でしたが、また俳優業と
して成功することは出来るのか。

馬鹿なことにキルフェイスと脱獄したので事態は複雑になる
かと思いました。ショー刑事はロージーの言う事など信じな
いという態度を繰り返し見せていましたが、上手いこと
監督の娘が告白するシーンに於いて、誰も信じない”馬鹿な
メイド”だとされていることが逆に上手く口を軽くする
ような流れに繋がりました。これも人種・階級差別が皮肉
にも上手く働いた流れです。

■その他

・未解決・・

・タッカーはスペンスの子ではなかった。
・ダニエラはカルメンの初恋の相手ルーカスが死んだもの
と思っている。
・マリソルが浚われた?
・スペンスは脱獄に於いて脅迫されたと嘘をついた
・ロリとジャンヴィエの謎のレズビアン関係
・ゾイラとエイドリアンの僅かに残る恋心
・カルトの存在・ベンの遺体

■Used songs

■Cast

マリソル・スワレス (Ana Ortiz) メイド紹介所オーナー
ロージー・ファルタ (Dania Ramirez) ウェストモア家のメイド、子供が
カルメン・ルナ (Roselyn Sanchez) 歌手志望、パウエル家のメイド
ゾイラ・ディアズ (Judy Reyes) フィオナのメイド
エヴリン・パウエル (Rebecca Wisocky) 意地の悪い妻
エイドリアン・パウエル (Tom Irwin) 浮気性の夫

ジャンヴィエーブ・デラトゥア (Susan Lucci) 母、精神不安
スペンス・ウエストモア (Grant Show) 夫、ソープオペラ賞の男優
ジェシー・モーガン (Nathan Owens) 男性メイド
ダニエラ・メルカド (Sol Rodriguez) ホセフィーナの娘
ピーター・ハドソン (James Denton) 映画会社の社長

ゲイル・メツガー・フレミング (Julie Claire) コーディネーター
カイル (Ryan McPartlin) フランシスの息子
フィオナ・グラッドハート (Kate Beahan) デザイナー、ゾイラの主人
ベン (Carlos Ponce) カルト
デレク (Edward Hong) ピーターの秘書
ヒュー・メツガー (Sam McMurray) 映画監督、怪しい
ミゲル・ファルタ (Alejandro Vera) ロージーの息子
スチュアート”キルフェイス”パールマン (Owen Harn) 囚人
ロリ (Sharon Lawrence) カウンセリング、レズビアン
ショー (April Parker Jones) ビバリーヒルズ署刑事
リチャード (Peter Frechette) エヴリンの弁護士
タッカー・ウェストモア (Carter Birchwell) ペリの息子
キャロル (Precious Bright) 看護師
ウィンスロー (Michael H. Cole) 判事
(Erika Coleman) セラピーの受付
(Anne Holt) KQJS15、ニュースアンカー、逃走犯の報道
(Matt Mercurio) 救命士
ウッズ (Prescott Morgan) 捜査官
(Cj Sykes) 花を届ける配達人
レジー (Mike Whaley) 捜査官
Lt.コーテス (Julian Brittano) SWAT、ロージーとジェシーに銃を向ける
(Marisol Correa) Prison Family
ベステス (Marc Phipps ) ビバリーヒルズ署捜査官

結婚式の客
(Romar Bennett)(Logan Masters)(Arthur Dean)
(Lisa Gilbertson)(William Walker)
(Candace NiCole Williams)

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