第13話 それぞれの試練 Anatomy of a Murder
脚本/Brian Tanen
監督/Tara Nicole Weyr
【これまでのあらすじ】
ブランカはテイラーにここで何が有ったのかと尋ねる。
バラバラ遺体として発見されたのがルイ・ベッカーだと判明
する。マリソルはブランカにカルメンのドレスが似合うことを
告げる。するとブランカはスポッタード家で困ったことが起き
ていることをカルメンに話す。テイラーは不味いことが起きた
として何処かに電話する。するとブランカも首を括った状態で
発見される。ルイを殺した人がブランカを殺したのは確かだと。
テイラーはマイケルに浮気はしていないというが、マイケルは
信用せず遅かれ早かれ真実を突き止めると語る。ロージーは
テイラーにソファーに血の跡があるというが、赤ワインだと
言い切られる。マリソルに相談するロージーだが彼女はテイラ
ーの友達でも有り彼女は人殺しなどしないという。ただ犯人
を知っている可能性はあるという。スペンスはロージーにピエロ
がケイティの部屋で写真を撮っていたことやエルネストとひそ
ひそと話しているのを聞いたというが彼女は取り合わず。
ヘクターはスペンスの自宅にいくとボコボコにする。
ロージーはエルネストがカルテルに捕まって居た訳では無い事
を知る。組織に居場所がバレ取引を持ちかけたことを話すと
ケイティの命を引き替えにしていたことを知り激怒。マリソル
はハビエルに彼の子だと騙して付き合っていたゾイラのこと
で正直に話すべきだった事を語る。ゾイラに対してジャンヴィ
エーヴはカップルセラピーを受けましょうと語る。エヴリンは
エイドリアンに私たちの子だとしてディオンを突然連れて来る。
エイドリアンはディオンの父親を捜すよう私立探偵に依頼
する。エヴリンはそれを知りディオンを失ったりしたら離婚す
ると語る。しかし結果としてディオンは実の父親によって
引き取られていく。号泣するエヴリン。カルメンはセバスチャ
ンの元にいき寂しさを紛らわせにいく。
【ストーリー】
3人で会話しているとカルメンが合流する。
ゾイラは探偵マリソルがルイ殺しの犯人を見つけたかも知れない
ことを口にする。テイラーのソファーについていたのは彼の血
だったという。ルイはスポッタード家で殺されブランカがそれ
に気がついたのだという。しかしカルメンはブランカに拘り
過ぎていないかという。私たちの仲間でしょと言うゾイラに
いつから殺人事件に挑むメイドたちになったのかというカルメン。
たまには楽しいことを話そうというと、ロージーはピンと来て
自分の事を話したいんでしょと語る。そうじゃないけどロージー
が言うならば・・としてカルメンは自分の事を語る。セバスチ
ャンと別れたと言ったでしょというと、みんなセバスチャンの
ことは嫌いだったとしてブツブツ文句を言う。しかし実は彼と
仲直りしたのだという。そして私たちは結婚するとしてカルメン
は指輪を見せる。更にセバスチャンが登場した為にみんなアタ
フタして凄いわねと語る。
エイドリアンはエヴリンをディナーに誘う。
ディオンが居なくなってからずっと怒っていただろうとし、
今回誘いを受けてくれたことを感謝する。済んだことは忘れて
新たな人生を歩むのだというエヴリン。エイドリアンはこれを
聞けば驚くとし、ディオンが居なくなった後福祉事務所に行っ
て似たような子がいないか探したという。アンファニーが
いたとして黒人の里子候補の写真を見せる。しかしエヴリンは
ディオンの代わりは務まらないとし、金魚じゃないんだから
という。エイドリアンは悪かったなとして写真をしまう中、
実はセバスチャンと話して屋敷の買い手も見つかったのだと
いう。そんな中エイドリアンはウェイターかと思えば、突然
裁判所からの書類を渡される。エヴリンからの離婚申請書だっ
た。新たな人生を歩むわ、あなた抜きで・・と。
テイラーはマイケルの元にいく。ケイティの支度は出来たのか
と問うと、テイラーに話が有るという。ケイティは渡せないと
し、君といると危険だという。一体何に手を染めているのか
知らないが人が次々と死んでいること。ブランカにルイだと。
テイラーはあなたは養子を嫌がっていたでしょとし説得したの
は私だと主張。それを取り上げるつもりなのかというとあんまり
だという。
カルメンはマリソルの元にいく。
カルメンはパウエル家の仕事は辞めるのでマリソルから言って
置いてと語る。セバスチャンがパウエル邸の買い手を見つけた
ので手数料がドッサリ入るのだという。もうあんな仕事はしない
としセバスチャンの所で暮らすという。結婚前から持っていた
彼のマンションがあるというと、何故結婚してもマンションが
あるのかと問うマリソル。あなたは結婚を急ぎすぎていないか
とし別れたばかりでまたくっついたりしていること。カルメン
は別れたのは彼に奥さんがいたからだというと、妻を裏切って
いた人があなたを裏切らないと言えるかというマリソル。
私は美人だから・・というカルメンに対して曇り無い目で彼を
見てという。私も最初の夫の浮気ものだと見逃したこと。持ち物
を調べてようやく真実が分かったのだという。そんな話を聞く
とカルメンはマリソルにあんたは私の事を妬んでいるのだという。
助言は無視するというカルメン。
ゾイラとジャンヴィエーヴはセラピーへ。
カウンセラーのハスケルに対してゾイラは私たちはカップル
ではないと予め説明する。ジャンヴィエーヴはなんて恐ろしい
ことを言うのかとして背筋がゾッとした事を語る。ゾイラは
メイドであり親友で、最近私たちの間には問題が起きているの
だという。ゾイラは私のことを首にしたというと、ジャンヴィ
エーヴは短い間だけだという。何度も謝ったのに戻ってくれな
いという。ゾイラは20年の付き合いなのに私を捨てて男を取った
と語ると、捨てた訳では無いという。ハスケルは2人に取って
何が一番の問題かとゾイラに尋ねる。すると彼女の我が儘だと
いう。
■感想
SHARPのアクオスレコーダーがいよいよダメかも。2週連続で
録画に失敗。dlifeの録画が失敗するという書き込みの人を
たまに見かけるけど、翌日のドラマも3本失敗しているので。
今回もまたdlifeの見逃し放送のお世話になりました。
いよいよ最終話。
このシーズン、色んな人を殺しましたね。
基本的にはメインキャストを殺すというケースは殆どない事だし、
メインキャストが殺人鬼となるというのもない事なので、
新しいシーズンに出て来た人たちが事件を起こして事件の被害者
になるという感じのエピソードだったけど、今回はいよいよその
辺のテコ入れも始まり、シーズン1からの登場人物でもあまり
出演していない人のリストラが有ったり、また人だけでなく
思い出の場所までも破壊されるということで、それぞれの人たち
の割り切ることの出来ない複雑な心情を表した。
何よりもその死はこの世にまだ生を受けていない人にまで及び
そうな予感がしているし、かなりの流れに於いて視聴者には一定
のすっきり感を示したものの、
シーズン3の総括的なことも含めて言及して行こうかと思います。
■気になること
・マリソルのメイド紹介所
シーズン3のマリソルは結局大学教授として大学に戻らずにこの
地に残ってメイド紹介所を開いた。メイドの権利を守るために
雇用主と労働者の仲介役をかって出たけれど、それが足枷となって
シーズンの殆どは自ら紹介所の威信を落とすような従業員との
関係に手を染めてしまった。
色々と頼られることも多く依頼主とメイドを結びつけた例も多か
ったけれど、何と言っても今回はマリソルが友人だと思っていた
スポッタード家が事件の現場となってしまった。
新たに登場したブランカをテイラーの元に送ったことで、彼女の
失踪とそして死を招いてしまった。
今回は4人のいつもの井戸端会議の中でマリソルは探偵マリソル
と銘々されて調査していたことを語る。
そしてカルメンからはマリソルに対してパウエル家を辞めるので
そう言っておいてと言われる。マリソルは相手のことを知らずに
結婚しているとして反対的立場だったが、カルメンからは幸せに
対する妬みだと捉えられてしまう。
テイラーの元に何度か訪れるマリソルはテイラーのことを殺人者
で無くとも何かを知っているハズだとして言及する。
そしてマイケルの元に行き改めてテイラーの殺人の件で話をする
ことになる。
マリソルは改めてテイラーの元に行くと、彼女が警察に通報出来
ないことを盾に上手いこと聞き出していく。
ルイが殺された夜にケイティはあなたの浮気相手を見ているハズ
だということ。ブランカはルイ同様にテイラーが寝ていた相手に
殺されたとして寝ていた相手を尋ねると、セバスチャンだと判明
する。オリビアの仕掛けた罠がここまで足を引っ張っていた所
は切ないね。オリビアが死ぬ前に話を聞いていればその後の被害
は防げたのかも知れない。
マリソルはセバスチャンと結婚するというカルメンに警告のメール
を入れるが、その時既にカルメンもセバスチャンを疑っている
ことを本人に知られて言い寄られていた。
・ロージーの二股
ロージーは電話をかけても返事のないスペンスの家に直接赴く。
先日のエピソードでヘクターがエルネストに対して処分した
ようなことを語っていたのでもうこの世の人ではなくなっている
のかに思われたが、病院に重傷で入院しているとして隣人の
メーガンから話を聞く。
病院に駆けつけたロージーはスペンスが重傷ながらも生きて居る
ことに安堵。しかし短期間の記憶が失われていてロージーと
結婚していたことやメイドをしていた時の記憶は無くなっていた。
「アグリー・ベティ」でファッションニュースの報道をして
いたAlec Mapaが演じる看護師のジェリーに何故知らせてくれない
のかとして言い寄る姿も有った。
ロージーは誰かに襲われたことを知り、エルネストに聞くと
「その人物はもう戻ってこないので大丈夫だ」として、エルネスト
も最後はロージーにスペンスとの仲を取り戻して欲しいことを
口にしていた。
ロージーは何とかスペンスの元に足繁く通って記憶を呼び起こそう
とするが、そこに居たのはペリ様(笑)
何処をどうすれば戻ってこられるのかって感じだけど、またして
も再婚がネックになっていきそうなロージーのエピソード。
・カルメンの不倫
結局セバスチャンの元に戻ったカルメン。
セバスチャンのキャラは大嫌いだったのでこの人が殺人鬼である
意味良かったけど、マリソルの忠告通りにやはり相手のことを
知る前に一緒になることへの危険性を知らしめる結果となった。
一度妻を裏切ったものは何度でも繰り返す可能性が有る。
セバスチャンを尋ねて金髪女性が現れた為にカルメンはマリソル
の言葉が浮かび上がり、持ち物を調べた結果、ブランカに貸して
いたドレスがクローゼットの置くに隠して有った。
パウエル家が売れた手数料で一緒になろうとしていたけれど、
エヴリンとエイドリアンの離婚騒動のあおりで、エイドリアンが
エヴリンと別れることを拒否する意味で家は売らないことに
決めたためにパウエル家も含めて人質とされ、エイドリアンが
使用していた大人のオモチャの手錠がパウエル家に集まってきた
ものたちの手の自由を奪ってしまった。
人質にされたのはエイドリアン、エヴリン、マリソル、カルメン
そしてマイケル。そこで全ての真実がマリソルの口から語られた。
マイケルはあっさりとセバスチャンに撃たれて死亡。
電流ビリビリで拷問して家賃の仲介料を払えと迫るセバスチャン
だけどエイドリアンはそれを拒否。彼が変態だと知って彼に拷問
は意味がない。そこでエヴリンを拷問するとしてエイドリアンを
追いつめては初めて金を用意させることに。
エイドリアンはそんなマイケルの死を見た後にエヴリンに相応し
い夫になるとするが、エヴリンはあくまで新しい出発には離婚
が必要だと主張した。
カルメンはセバスチャンへの気持ちを伝えて一緒に連れて行って
欲しいと演技。前回のエピで歌手ではなく役者になるとか
言って演技していたことが有ったからね。マヌケだと思うか?と
いうセバスチャンに対して、その間にマリソルが上手くヘアピア
を使って手錠の拘束を解いて形勢逆転。
ただセバスチャンはガス爆発させて全員を殺そうとしていた為に
みんなが外に逃げた後にもそのガスは屋敷内に充満。
エイドリアンは家族写真を取りに一人室内に入った。
ギャグみたいに電流ビリビリが作動して家は大爆発を起こして
しまった。
外に居た人たちも相当爆風で吹き飛ばされていたけど大丈夫かな。
最近「BONES」のホッジンズ博士の例もあるから心配だ。
・ゾイラの妊娠
ゾイラは20年務めたにもかかわらず、ジャンヴィエーブがメイド
のゾイラよりもネフを取ったことが気に入らず、メイドとして
戻る事を拒絶した為にカップルセラピーに行く事になる。
勿論前提として自分たちはカップルではないとしていたけど、
ジャンヴィエーブもゾイラのことを遠慮なくそれでいてさりげなく
こき下ろしている感じだったな。
ゾイラはジャンヴィエーブが医師を抱き込もうとしているとして
セラピーにならないことを主張。しかし確かにジャンヴィエーブ
は男の喜ばせ方を知っている感じで、さとう珠緒さんとか小林麻耶
さんも年を取ると彼女みたいな感じになるのかな。
再度カウセリングに行ったところで突然エレベーターが止まり、
その閉塞感からゾイラは産気づいて・・
処理していないあなたのアソコを診るなんて嫌だというジャンヴ
ィエーブが凄い力を発揮して救命士を呼ぶことに成功。
しかし病院につくと、ゾイラは羊水塞栓症。母胎を取るか子供を
取るかに迫られるジャンヴィエーブはピンチ。
■その他
・その他モロモロ
ペリ様が戻ってきたけど子供はどうした?
またスペンスとやり直したいのかな。
パウエル家が爆発。中に居たセバスチャンはどうでも良いけど
その時エイドリアンが何処に居たのか。
エルネストはミゲルに別れを告げメキシコに戻ることを語る。
テイラーはケイティと共に逃亡生活。
ケイティは再び名前を捨ててロージーと名乗り、テイラーは
アビー・パーカーと名乗っていた。
■使用された曲
・
■出演者
マリソル・スワレス (Ana Ortiz) スタッポード家のメイド
ロージー・ファルタ (Dania Ramirez) ウェストモア家のメイド、子供が
カルメン・ルナ (Roselyn Sanchez) 歌手志望、アレハンドロのメイド
ゾイラ・ディアズ (Judy Reyes) ゾイラのメイド、ヴァレンティナの母
エヴリン・パウエル (Rebecca Wisocky) 意地の悪い妻
エイドリアン・パウエル (Tom Irwin) 浮気性の夫
ジャンヴィエーブ・デラトゥア (Susan Lucci) 母、精神不安
スペンス・ウエストモア (Grant Show) 夫、ソープオペラ賞の男優
テイラー・スタッポード (Brianna Brown) マイケルの妻、元娼婦
マイケル・スタッポード (Brett Cullen) 弁護士
ケイティ・スタッポード (Grecia Merino) 養子・ヴィオレタ
セバスチャン・デュソー (Gilles Marini) カルメンと不倫、不動産業者
エルネスト・ファルタ (Cristian de la Fuente) ロージーの夫・警察官
ジェリー (Alec Mapa) 看護師
メーガン (Chrystee Pharris) スペンサーの家の近隣住民
ペリ・ウエストモア (Mariana Klaveno) スペンスの元妻
ジェシー・モーガン (Nathan Owens) 男性メイド
— (Jacinte Blankenship) Delivery Nurse
— (Angie Dillard) Motel Clerk
— (Colette Divine) Female Cop
— (Clint Edwards) Cafe Patron / Hospital Orderly
マディソン (Karlee Eldridge)
— (Kenyon Glover) Swat Team Commander
Dr.スチュアート・ハスケル (Hugh B. Holub) カップルカウンセラー
— (Jesse Malinowski) Man
ルイ・ベッカー (Eddie Mills) 被害者
— (Shelby Sanders) Schoolchild
ロメロ (Carrie L. Walrond) 産婦人科医
ボイド (Gary Weeks) 捜査官
ブランカ・アルヴァレス (Naya Rivera) 被害者