第8話 子守と子作り Minding the Baby
脚本/Gloria Calderon Kellett
監督/Tara Nicole Weyr
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マリソルが大学教授だということがロージーにバレてしまう。
オデッサはカルメンに対して相変わらず厳しい態度を見せて
いた。ロージーはマリソルが嘘を付いていたことに怒っていた
が、全ては子供のことだと分かり協力することに。エヴリンの
元でメイドの仕事をすることになる。マイケルの最初の妻・オリ
ヴィアが現れる。とても陰険な人だというテイラーたち。
ゾイラはデラトゥア家の資産管理人が全ての金を持ち逃げした
として無一文に。ジャンヴィエーヴは私の得意なことをすると
して7番目の(金持ちの)夫を見つけるとして宣言する。
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ヴァレンティナとゾイラはジャンヴィエーヴが2週間のクルーズ
の旅から戻って来たことを知り迎える。その旅行の間にジャン
ヴィエーヴは婚約者を見つけたのだという。相手は76歳。
ジャンヴィエーヴはゾイラたちに決してレミのことは話さない様
語る。更に私の可愛い嘘をバラさないで欲しいとし、その嘘
とは自分が39歳だということを話したのだという。アルフレッド
ペティグローブは私の求めるものを全て持っているとのこと。
39歳だと騙されるなんてどれだけマヌケな人なのかと呟く中、
アルフレッドを二人に紹介する。彼は視力を失っていた人物
だった。
マリソルはロージーに対してパウエル家の隠し部屋の場所、
そして入り方を教える。一番奥の部屋に有り、くぼみのボタン
が有るのでそれを押すとドアが開くこと。そこにフローラと
書かれたDVDが有るので見て来て欲しいとのこと。フローラは
そのDVDを使って金持ちを脅していたのだという。
そんな二人の元にゾイラとカルメンがやってくる。マリソル
もロージーも慌てて、マリソルはロージーに手伝ってもらって
いることを語る。
マリソルはサイフを忘れた為に帰宅すると、マイケルとテイラー
がテーブルでHしているのを見てしまう。サイフを取りに来た
だけであることを告げそそくさとその場を後にする。
ロージーはエヴリンの元にいく。
タッカーを連れていて、ウェストモア家の子だという。エヴリン
は子供なんて邪魔であり、絨毯は10万ドルもするものだとして
邪険に扱おうとするが・・。
アレハンドロはカルメンとオデッサの元にやってくる。
彼は二人にセーターがピチピチになっていることを告げ、誰が
洗濯機・乾燥機に入れたのかとして激怒。これはクリーニングに
出すべきものだろうと。カルメンは私ではないというが、アレ
ハンドロはオデッサがミスするハズはないと考えてカルメンの
責任になってしまう。
アレハンドロが居なくなった所でカルメンはオデッサに対して
乾燥機にセーターを入れたのは私ではないとし、自白するよう
求める。自白しないならばプエルトリコ式の蹴りをかますと
いう。カルメンはオデッサから臭いがするのが分かる。あなた
はスコッチを飲んで居るでしょうと問う。カルメンは以前に
バーテンダーをしていたのでアルコールの臭いがかぎ分けられる
という。
ゾイラはアルフレッドに食事を出す。
ジャンヴィエーヴからはこの街一番のメイドだと聞いていると
いう。結婚式のプランは全てジャンヴィエーヴに任せるとし、
私は若い頃は金ばかり考えていて一番大切なものを手に入れる
のを忘れたとのこと。それは「家族」だという。ジャンヴィエ
ーヴはこんな私の為に子供を産んでくれるといってくれたのだ
としてアルフレッドはご機嫌だった。それを聞いたゾイラは
違和感を覚える。
ロージーはエヴリンが精神安定剤を飲んで寝たのを知ると、
言われている部屋に向かう。言われた通りの手順で部屋に入る
とロージーも驚くDVDの部屋が有った。
ゾイラはジャンヴィエーヴに対して、子供を産む約束まで
するなんて酷いと語る。ジャンヴィエーヴは結婚式を挙げて
正式に夫婦になったら健康診断に言って、そこで子供が出来ない
体だと話すつもりだという。ゾイラは真実を話すべきだとし、
あの方が一番望んでいるのは家族で有り、子供。このままだと
望みが叶わないことを語る。ジャンヴィエーヴは養子を手に入れる
という。そんな中、現在レミは何処なのか?と問われると、
ヴァレンティナはアスペンにスキーに行っていると嘘を付く。
それを聞いたゾイラはこの家には嘘が多すぎると告げ、アルフ
レッドは賢い人ならば自分で気づくはずだと呟く。
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今回のドラマは、「子供」と「嘘」がテーマだった様子。
「嘘から出た誠」として最終的には上手く纏まっていくけれど、
一番良かったのは、カルメンとオデッサの流れかな。
でもカルメンの件がメインなので、その流れが進行した辺りも
興味深かったね。
●●スタッポード家
夫・マイケル (弁護士)
後妻・テイラー (女優を目指していたが・・)
元妻・オリヴィア (インテリアデザイナー)
メイド・マリソル
関係者・マリソルの息子・エディ (服役中)
マリソルはエヴリン家のDVDの件はロージーに托すことになる。
マイケルとテイラーが子供を作ろうとしている事を知るマリソル。
しかしテイラーからはなかなか妊娠しない事実を聞かされ、
前の妻であるオリヴィアもまた子供が出来ないので追い出された
のだろうとして心配する姿が有る。マリソルはサンタモニカに
有る産婦人科に一度診てもらおうと語る。
産婦人科ではジョーン・フィッシャーと会ってしまう。
元々はオリヴィアとケンカしている相手だったので、今でも
ケンカ中であるならば彼女に連絡はしないだろうと考えて、
テイラーとマイケルが子作りをしようとしていることを話す。
するとジョーンはオリヴィアに電話してしまう。
かつてオリヴィアがテイラーの件で、彼女が娼婦だとバラさない
為にマリソルが機転を利かせて口封じの為の嘘を付いていたことが
有った。それは本当はマイケルは今でもオリヴィアのことを愛して
いるということ。
オリヴィアとしては子供を作れば完全にマイケルとの仲を取り戻す
ことは出来なくなると考えて、ヤメさせようと考えるが、マリソル
はついにマイケルが今でもオリヴィアを愛しているというのは
嘘であることを話してしまった。マリソルも嘘が上手くなり、
当時のオリヴィアは脅しをかけていたので、時間を置けば心が癒えて
状況を受け入れられると思ったと語る。
「謝っただけでは足りない・・人生を壊した。」
オリヴィアの怒りがマリソルに向かなければ良いけどね。
オリヴィアってエヴリンと懇親にしているところが有るからね。
●●パウエル家
夫・エイドリアン
妻・エヴリン
子・バレット ((死亡)・生きていれば21歳)
メイド・フローラ (死亡)
エイドリアンは相変わらず不在。
ロージーがエヴリンの元で働く事になる。
大きく分けて二度のシーンが有っただろうか。
一度目は隠し部屋に入ってDVDを鑑賞するまでのこと。
フローラのDVDはNO.9まで有り全てを鑑賞したが、残念ながら
DVDの中のフローラの不審な姿はなかったこと。
全てのDVDを鑑賞するまでの間に、タッカーが泣き出してしまう。
あやすために散歩に連れて行こうとすると、エヴリンが連れて行く
ことを語る。彼女の中にもまた母性が生まれたのか。
別の人がタッカーを散歩させたらペリが怒るとするが、あの人は
「映画に出る度にトップレスになるような女」だとして、家に
一人ならば仕事もはかどるだろうとして、説得する。
30分という約束で許可すると、フローラのDVDを見る。
結局全てを見直すもDVDから不審なものは見つからなかった。
タッカーが戻らず2時間モールで買い物をしていたエヴリンのこと
を知り、ロージーは信用出来ない人だとして、メイドの仕事を
辞めるという。
マリソルはロージーを説得。
エヴリンはまともな人だとするが、ロージーはエヴリンは精神的に
変だということを認識している。
「マリソルは嘘を付きすぎて自覚がない」としてロージーは激怒。
マリソルもまた反省し、別の方法論を探すことを語る。
しかしいざ給料を受け取りに行く中で、エヴリンは金庫の中から
給金を取り出す。その際金庫の中にフローラNO10のDVDが有る
事を知る。ロージーはその事をマリソルに話す。
金庫のパスワードは最初の二文字だけしか見ていなかったロージー。
「BA」という文字だったことを聞くと、マリソルはエヴリンの子
だった「BARRETT」だろうとして、ロージーに入力させると
見事金庫は開いた。
●●ウェストモア家
夫・スペンス (男優)
妻・ペリ (女優)
子・タッカー
メイド・ロージー
関係者・ロージーの息子・ミゲル (メキシコの母の元)
関係者・ロージーの故夫・エルネスト
ロージーは今回エヴリン家で働く。
マリソルに協力する格好だったけど、途中でタッカーの件で
仲違いし、一度はエヴリンの家政婦を辞めようとするが、
また協力することになる。
スペンスとペリは今回まるで登場しなかった。
●●デラトゥア家
母・ジャンヴィエーヴ
息子・レミ (大学生)
メイド・ゾイラ
メイドの娘・ヴァレンティナ
メイドの夫・パブロ
関係者・アンリ叔父(ジャンヴィエーヴの弟)、シンシア叔母(アンリの妻)
父・フィリップ (元ジャンヴィエーヴの2番目の夫)
ジャンヴィエーヴは今回、新たな婚約者として76歳の男性、
アルフレッドをクルーズの途中で射止めて連れて来る。
ジャンヴィエーヴは金目的、アルフレッドは76歳にして子供(家族)
が欲しいのだという。
レミがドラッグ中毒であることをジャンヴィエーヴに話す事が
出来ずにいるヴァレンティナの姿も有ったりして、デラトゥア家
では嘘にまみれていること。
ゾイラは悪意は無かったけれど、アルフレッドはゾイラが自分の
ことを避けていると勘違いしたようで、そのことを言われていた。
彼はジャンヴィエーヴの中にある心の脆さを語る。
親がいないことが関係しているのではないかということになると、
ジャンヴィエーヴの母は朝鮮戦争で亡くなったということを話して
しまい、ジャンヴィエーヴの年齢がそこで大体バレてしまう。
50年代に生まれた子ならば39歳などではないとすると、
ジャンヴィエーヴは別の朝鮮戦争だと嘘を付く。
アルフレッドが”アンティーク好き”だということを指摘して、
ジャンヴィエーヴもまたアンティークとばかりに皮肉っている
ところが有ったね。
ジャンヴィエーヴはゾイラがわざと言ったのだろうとして激怒。
女はみんな年齢に関して嘘を付くものだというジャンヴィエーヴ。
嘘にもやはり付いて良い嘘と悪い嘘が有るのか。
しかし良いアシストをしたのはヴァレンティナだった。
あの人と居ると本当に39歳でいる気にさせてくれる人だと
いう。アルフレッドはヴァレンティナに対して、金目当てで
結婚するのと子供目当てで結婚すること、どちらも結局相手の
ことを愛しているとは言えないことを説く。
生まれてからずっと奥さんの元にいるが、結婚すれば幸せになれる
という。本人も嘘を付いたことに苦しんでいるとするが、
アルフレッドは人を許すことが得意ではない事を語る。
だからこそ76歳まで一人でいたのだろうとして、鋭く指摘していた。
アルフレッドは代理出産を条件に一緒になる事を語る。
卵子の提供者はヴァレンティナだということで、それを受け入れて
いくことになるのか。
※アルフレッド役のDakin Matthews
「デスパレートな妻たち」で、ブリーと懇親にしていたサイクス
牧師役で登場していた。
●●ルビオ家
主人・アレハンドロ (ラテン系音楽家)
側近・サム
メイド長・オデッサ
メイド・カルメン
元メイド・ボニータ
メイドの夫・オスカル
今回はオデッサとカルメンの二人の関係が近づいていく物語。
オデッサが次々とミスをするが、アレハンドロはカルメンがミス
しているものだと考えている。
実際にはオデッサが泥酔していてミスをしていることが分かる。
深夜に泥酔してボトルを割っていて、その片付けの際に指を
切った事を知る。
洗面所のクスリ入れの中に抗がん剤が入って居たのを目にした
カルメンは、彼女の母もまた抗がん剤を飲んでいたのでオデッサ
に起きている事情を知った様子。
酒を飲んでいたのは痛み止めの意味が有ったこと。
クスリが入ったブラウニー/医療用大麻を持っていくカルメン
だけど、いつの間にそんなものを手に入れていたのかって感じ
だったね。
「友達ではないし、事情は何も知らないが、あなたを心配する
ことは出来る。」
そう告げたカルメンに対して、オデッサは過去バレリーナで有り、
ネフスキーバレエ団でプリンシパルをしていた6年間の記録を
見せた。彼女が脚を切断したのは、骨肉腫であり、足を切れば
生きられるとしていたが、残念ながら転移してしまったという
ところなのか。ロシアにいると当時の功績から、同情心に視線が
変わったことに耐えられなくなった様だ。
マリソル・スワレス (Ana Ortiz) スタッポード家のメイド
ロージー・ファルタ (Dania Ramirez) ウェストモア家のメイド、子供が
カルメン・ルナ (Roselyn Sanchez) 歌手志望、アレハンドロのメイド
ゾイラ・ディアズ (Judy Reyes) ゾイラのメイド、ヴァレンティナの母
エヴリン・パウエル (Rebecca Wisocky) 意地の悪い妻
エイドリアン・パウエル (Tom Irwin) 浮気性の夫
ジャンヴィエーブ・デラトゥア (Susan Lucci) 母、精神不安
ヴァレンティナ・ディアズ (Edy Ganem) 娘、レミにアプローチ
レミ・デラトゥア (Drew Van Acker) 大学生、ジャンヴィエーブの息子
テイラー・スタッフォード (Brianna Brown) マイケルの後妻
マイケル・スタッフォード (Brett Cullen) 主人
ペリ・ウエストモア (Mariana Klaveno) スペンスの妻。女優
スペンス・ウエストモア (Grant Show) 夫、ソープオペラ賞の男優
サム・アレクサンダー (Wole Parks) アレハンドロの側近
アレハンドロ・ルビオ (Matt Cedeno) ラテン系歌手
オデッサ・バラコフ (Melinda Page Hamilton) 足が悪い
エディ・スワレス (Eddie Hassell) 息子
オリヴィア・ライス (Valerie Mahaffey) マイケルの元妻
アルフレッド・ペティグローブ (Dakin Matthews) ジャンヴィエーブの夫
ジョーン・フィッシャー (Trudie Petersen) オリヴィアの友人