第10話 発覚 Whiplash
脚本/Ben Wiggins
Christian Spicer
監督/David Grossman
【これまでのあらすじ】
マリソルはルイ・ベッカーとトラブルが有ったと聞いたとして
ジェシーのことを疑い家捜しをする。俺を人殺しだと思ったの
かとしてジェシーはマリソルのことを呆れる。エヴリンはエイ
ドリアンに対して養子となる黒人の子・ディオンを私たちの息子
だとして紹介。しかしエイドリアンは認めていないという。
ゾイラは自分はジャンヴィエーヴのメイドだとネフに語るが
今や君は私のメイドでもあると言われる。ジャンヴィエーヴは
ゾイラに対してネフ医師は情に厚いのよ語る。そんなネフは
自分のメイドであるジョイを連れて来る。
マリソルはテイラーに対してオリヴィアは最初のスポッタード
夫人だとし超陰険だと語る。マリソルはストーカー化した
オリヴィアに出て行くよう告げ一生後悔させると語る。
ロージーはテイラーに何か有ったのかと尋ねるとマイケルに
捨てられたと涙する。マイケルはマリソルにテイラーが誰かと
浮気している事を告げる。テイラーはスペンスの家にいた。
カルメンは業界人は多いのに何故契約したのがジャクリンなの
かとして嘆く。ジャクリンはカルメンの正直な所が好きだと
する中、カルメンは彼女に今の結婚生活が幸せを与えてくれない
なら終わらせるべきだという。そんなカルメンはジャクリンの家
に携帯を忘れて行き、その携帯にセバスチャンが電話したこと
で浮気に気づかれる。
【ストーリー】
カルメンはアルバム宣伝の為のテレビトークショー”ヘイLA”の
為にどの衣装を着ていくかを悩む。そこにセバスチャンがやって
くるとプランはどうだったかと。ジャクリンを誘惑するなんて
無理だとしもう断念したことを語る。彼女は私にとても優しく
してくれる。それで僕が電話したのに返信してくれないのか
という彼に電話を落としただけだという。最後に電話に出たの
は何時だったのかと問うが忘れたという。セバスチャンは最後に
メールをくれた時君はジャクリンの所にいたというと、あの家
に忘れてきたのだとして大変だという。
その頃レコード社では、トーマスに対してジャクリンは夫の
浮気相手がついて見つかったとし、クソ女にはお仕置きよと
語る。
ロージーは掃除しているとテイラーがやってくる。ケイティは
マイケルの所だとし、お気に入りの人形がなくて大変だった
ことを語る。テイラーに電話したが出なかったというロージー
に対してジムに行っていたとし、電源をオフにしていたとして
謝罪する。最近よくジムに行っていますよねと。マイケルと
別れたせいだとし運動すると気が晴れるという。ジムで出た
ものを洗いますよというとバッグは何処に有るのかと問う。
テイラーはジムに別れて来たと語ると、電話して私が取ってき
ますというロージーに自分で連絡して取ってくるというテイラ
ー。
トーマスとジャクリンの元にカルメンがやってくる。
アポ無しでオフィスにやってきたカルメン。携帯をオタクに
忘れてないかとすると、ソファーの隙間に落ちていたという。
ご主人から電話が有りましたかというカルメン。かかってくる
ハズだとして部屋を頼んでいるのだという。大勢不動産屋が
居る中で何故夫なのかと問われ、ご主人に依頼すれば喜ぶ
かと思ったのだという。ジャクリンはホッとした事を告げ、私
は信じられないことを考えていたという。あなたは美人だし
セバスチャンと・・と語ると、私がご主人と?とカルメンは
すっとぼける。ジャクリンはあなたを殺そうと思ったというと
生きてて佳かったという。最悪なことを想像してしまったが
許してくれるかというジャクリン。これでスッキリしたとして
コーヒーを飲みながらテレビデビューについて話をしようと
語る。
マリソルはジェシーの元へ。
人殺し呼ばわりしたお詫びに何が良いか分からず花を持ってきた
というマリソル。いつか笑い話になるから・・というマリソル
だが今は無理だというジェシー。謝っても謝りきれないという
マリソル。私はホントに男運が最悪だったので素晴らしい人を
見つけたことが信じられなかったのだという。怒るのは嫌だが
あなたとやり直す気にはなれないというジェシー。
マリソルはあなたを失いたくないというと、ジェシーの方から
頼みがあるという。仕事が必要で一つアテがあるが推薦状を
マリソルに書いて欲しいという。もうろん最高の”殺し文句”を
書くわとマリソル。
ジャンヴィエーヴからの電話のゾイラ。ネフ先生の世話はちゃん
としてということだった。ジョイは彼女は今ニューヨーク
なのかと問うとレミ様とヴァレンティナと会っているという。
ゾイラは彼女にネフ先生はサンドイッチはマヨネーズかマスタ
ードかと尋ねるとジョイはフランス産のマスタードだという。
何とかして取り入りたいとし何かアドバイスはないかと問うと
ジョイは笑うことだという。先生はジャンヴィエーヴと幸せそう
だとし、亡くなったロリーン様以来だというジョイ。ロリーン
は先生のお母様で世界で一番愛する方だったという。
ネフがやってくるとゾイラはランチを作ったと語る。
ジャンヴィエーヴから聞いてターキーが好物だというので
ターキーサンドイッチを作ったという。しかしジョイは私が
作っているディナーも気に入るハズだとしてターキーの丸焼き
をオーブンから出して見せる。ネフは食欲は取っておくとして
サンドイッチをパスする。
カルメンは先週モップをかけたのに・・・と呟くと、近くに居
たエイドリアンは、ということは週に一度しかモップがけして
いないのかという。あなたの子が汚すのよというカルメンに
対して私のではないとし、ペットのように扱っているのは
暇をもてあました妻・エヴリンだという。エイドリアンの元に
エヴリンがやってくると今日は一日中外出するのでディオンを
みて居てと頼む。ゴルフと昼寝をするというエイドリアンは
私は子供をもらうつもりはなかったと語る。
彼女が行った後ディオンはエイドリアンに対して尻に敷かれて
いるねと語る。
4人で喫茶店に集まり四方山話。
マイケルがテイラーの浮気を疑っていること。ロージーは相手
はトレーナーだという。最近テイラーは毎日ジムにいくという
が行っている様子がまるでないという。テイラーはトレーナー
なんかと寝ていないというマリソル。でも誰かと楽しんでいる
のは確かだというロージー。何でそんなことが分かるのかと
問うマリソルに対してメイドだからよというゾイラ。メイドは
不倫には絶対に気づくという。
■感想
忘れかけていたオリヴィア登場で一気に一連の事件の発生から
事件解決までの道筋に光が射してきた感じのするエピソード。
殺されたルイが色んな人に手を出していたのであれば、この
オリヴィアにも手を出している可能性は否定出来ないけれど、
問題なのは、テイラーが殺害したとする人物が誰なのかだよね。
スポッタード家で見つかったあの大量の血痕。
それと山火事で見つかったとしていた遺体はテイラーとは
無関係なのか。メキシコの組織の幹部の娘??のケイティを連れ
て来ることが出来たとする流れなんかも謎だし、テイラーが
不安で薬に頼ることに至った経緯なんかもそんな殺人に関与
しているのか気になる。
まぁオリヴィアがマイケルとの関係を修復しようとしたのか
それとも破壊しようとしたのかその意図は計り知れないけど、
テイラーの元に刺客を差し向けた可能性はあるかな。
■気になること
・マリソルのメイド紹介所
前回マリソルがジェシーのことを疑ってしまった。殺人者だと
までは思わなくとも、彼には暴力性があるのではないか。戦争に
於けるPTSDの可能性なんかも指摘されてマリソルが捜索した
結果銃こそ見つけたが、誤解だと判明。マリソルは時間が経て
ば問題なく解決出来るものだと考えていたけど、ジェシーと
してはまだ若いし、そんなに疑り深い人との関係を続けて
行こうとは思わなかったのかな。
ジェシーからは仕事に於いて推薦状を書いて欲しいと頼まれる。
しかしその勤め先がなんとオリヴィア。
いきなりマリソルの家に入り込んでくるところが怖い。
マリソルとしてもジェシーに対して不利益なことはしたくは
無かったし怒らせたくない気持ちというのは第三者から見れば
分かるのだけど、どうしてもお節介な性分なのか、親切心なの
か、危険な人物だということが分かることも有って、勝手に
断ってしまった。
ジェシーはもっと怒っても良い立場だけど、やはり優しい人
ってことで良いのかな。
「オリヴィアの怖さが分かっていた。”私たちの人生”に波乱が
起きても良いのか。」
マリソルのセリフはジェシーの存在を無視した自分勝手な
独りよがりのセリフ。
もちろんその後のフォローもマリソルらしいところだったけど
ね。
・ロージーの二股
ロージーもなんでこんなに嫌なキャラになってしまったのか・・
でもロージーとカルメンの会話は楽しいな。今回は二人して
「ブランカはおしゃべりだから、テイラーに殺された」
という意見で一致していた。
テイラーに対する詮索する流れは面白いのだけど、ゾイラ流の
“メイドの掟”からすれば、主人のすることには我関せずと
いうのがメイドの本来の姿なのではないのかな。
テイラーへの詮索が止まず。
彼女はマイケルから振られたということで精神不安定であり、
そんな彼女がトレーナーと会っていると知って誰なのかを調べ
に行く。なんとそこに居たのはスペンスであり、テイラーから
殴られるスペンスの光景。
ここからは完全にロージーの独りよがりで、自分がスペンスの
ことを見捨てて置きながらも、結局キープして置きたい気持ち
も有るのか。
妄想は更に加速して私と付き合っていた時からテイラーと関係が
あるのではないかとしていたけれど、結局スペンスを殴って出て
いく。
テイラーから話を聞かされるロージーは当初口裏合わせではな
いかとするが、私たちは依存症の自助グループが一緒だと
いう。同じ悩みを持つ人たちのミーティングに行った時に
スペンスが参加しており、元々知り合いだったことも有って、
立ち直るまで助けてくれたのだという。
しかしロージーがテイラーの家に働きに来ることになった為に
誤解されると困るので支えることが出来ないと断られたことで
スペンスには咄嗟に殴ってしまった経緯を語った。
スペンスもテイラーも互いに愛するものから捨てられた身。
このエピソードは対としてカルメンとセバスチャンの浮気の
流れに繋がっている感じもするな。
・カルメンの不倫
カルメンがセバスチャンと浮気していることを携帯電話で知っ
たジャクリン。クソ女には月に変わってお仕置きよ!とはジャ
クリン談(嘘)。セバスチャンの間の悪さと言ったらそれはもう
犯罪レベルだな。
カルメンはジャクリンへの言い訳として、一度は(不動産業の)
ご主人に住む場所を見つけてもらう為に連絡を取っていたと
していたけれど、彼女もそれを信用したのかなと思った。
ジャクリンが何処までカルメンのメールを読んでいたのかだよ
ね。カルメンが携帯にパスワードをかけているハズもないので
これまでのやりとりの全てを読まれたと見るのが自然なのかな。
「大勢の不動産屋がいる中で何故夫なのか?」
カルメンがジャクリンと契約した際のセリフを引用するかの
ようにしてアンサー返し的なセリフとなっていた。
冒頭からカルメンのお着替えシーン。下着姿なんてなかなか
萌える(笑) カルメンって本当にキレイなのにな。
マリソルじゃないけどこの人も男運が悪いとしか言えない所
が有りそう。麻薬と同じで恋愛・セックス関係も辞めると
口で言ってもなかなか割り切れないところがあるんだろうね。
ただセバスチャン嫌いなので早く別れろーー、カルメン・ルナ
よ目覚めてくれと思っていただけに今回の流れは本当に残念
だった。ただ自業自得なんだけどね。
テレビの生放送でセックスシーンを公開された。
でもアメリカのショービズ界なら受けそう(笑)
っていうかディレイ放送しているので放送事故は防げる気がする
けどね。
あの最後の一回が録画されていたってことなのか。
・ゾイラの妊娠
ゾイラと共にデラトゥア家にやってきたメイドはジョイ。
ネフ先生になんとか気に入られたいゾイラ。
ジョイは完璧主義のようで、ゾイラとの格の違いを見せつけて
いた。ランチでゾイラがターキーサンドを出せば、彼女は
ターキーの丸焼き。
ゾイラはジョイに対して妊婦なんだから協力/サポートして欲
しいと頼むけど、彼女はなかなかゾイラの為に自分のレベルを
落とすような仕事をしたくはないようだ。
しかしゾイラは「メイドの掟」を語り、助け合うものだと
主張する。
あくまで戦う気なのかとして対決になるけれど、当然ながら
妊婦のゾイラに勝ち目はない。
ネフが大事にしているのは亡くなったロリーン。
ロリーンとはネフ先生の母親のようで・・
今では綺麗な花瓶の中に遺灰として入っている状態。
そんな中でジョイはその遺灰の花瓶をこぼして自分の全身に
浴びてしまう。ゾイラがフォローすることは悪くはないのだ
けど、その方法論は正直みて居て不快だった。遺灰の中に
掃除機のゴミを入れてそれで同じだと語る姿。
ただ花瓶に入れていればいつかは落とすという可能性も
考えて、何か箱のような遺灰入れにしまって置けば良いのに
ね。
これだけ母親のことを溺愛している人が火葬しているというの
も珍しいな。
■パウエル家
正直先日の最後にディオンがエイドリアンに対して不敵な笑み
を見せていたので、ディオンはエイドリアンにケンカを吹っか
けるのかと思ったけど、ディオンは思った以上に頭の切れる
子供のようで・・・
エイドリアンと一緒にカントリークラブに行くことになり、
険悪な状態になるかと思ったけど、黒人の子供は白人には人気
なのだという。シットコムの中では必ず黒人の子が一人は
入っているけど、本当にそこまで好まれているのかな。
カントリークラブの支配人も通りかかる若い女性客もディオン
を可愛がっていた。ディオンもそれを理解していて特権をフル
活用し、エイドリアンに気に入られるようにする。
エヴリンは児童福祉局のナタリーが父親との面談をしたいと
し、生活環境を見たいことを告げる。お宅訪問するという
ことで、エヴリンはエイドリアンが確実に養子縁組を壊す
工作に出ると考えたようだ。
そんな時にやってくるオリヴィア。子供と称して彼女はドラッグ
にハマっていた。気分がハイになるので、それをエイドリアン
に飲ませたら良いとしていた。
問題は面談日に、エヴリンがエイドリアンとディオンが
仲良くなったということを知らなかったこと。ドラッグ入り
のドリンクをナタリーが飲んでしまったことで、何を言っても
ハイテンション。歌まで歌い始めていた。
「贅沢しまくりクリスティね」
「ディオンの食事は?」
「ガラスと毒を食べさせているんだ。」
そしてついには爆睡モードに入る。
目覚めた時には薬を盛られたとしてナタリーは叫び出すが、
ディオンはここでもスキルを発揮して彼女の失態を撮影して
いたとして、報告すればこれを上司にメールすると脅して
見事養子縁組は成立していくのか?
「子供の癖に脅すのか?」
「流石はパウエル家の跡取りだ」
■オリヴィア
この人本当に怖い人になってる・・
最後には髪の毛を剃っていたけど、連続殺人犯的ドラマでよく
見かける光景だぞ(笑)
ジェシーは本当にこんな家で働くのか。
エヴリンがエイドリアンに薬を飲ませようとする描写は、
テイラーがケイティに精神安定剤を飲まされた時のエピを思い
出す。
エヴリンに対して
「10分前に一錠飲んだけどあなたがステキな人に見える。」
ドラッグの効果の証明になったのか。
■その他
児童福祉士のナタリー役のMo Gaffney
イギリスのドラマ「Absolutely Fabulous」でボー役で出演。
本格的に出るのはシーズン4以降みたいだけどね。
http://itawind.web.fc2.com/kaigai/england/absolutely.htm
■使用された曲
・
■出演者
マリソル・スワレス (Ana Ortiz) スタッポード家のメイド
ロージー・ファルタ (Dania Ramirez) ウェストモア家のメイド
カルメン・ルナ (Roselyn Sanchez) 歌手志望、アレハンドロのメイド
ゾイラ・ディアズ (Judy Reyes) ゾイラのメイド、ヴァレンティナの母
エヴリン・パウエル (Rebecca Wisocky) 意地の悪い妻
エイドリアン・パウエル (Tom Irwin) 浮気性の夫
ジャンヴィエーブ・デラトゥア (Susan Lucci) 母、精神不安
スペンス・ウエストモア (Grant Show) 夫、ソープオペラ賞の男優
テイラー・スタッポード (Brianna Brown) マイケルの妻、元娼婦
マイケル・スタッポード (Brett Cullen) 弁護士
ケイティ・スポッタード (Grecia Merino) 養子・ヴィオレタ
セバスチャン・デュソー (Gilles Marini) カルメンと不倫、不動産業者
ジャクリン・デュソー (Michelle Hurd) レーベルの社長
エルネスト・ファルタ (Cristian de la Fuente) ロージーの夫・警察官
ミゲル・ファルタ (Alejandro Vera) ロージーの息子
ジェシー・モーガン (Nathan Owens) 男性メイド
オリヴィア・ライス (Valerie Mahaffey) マイケルの元妻
Dr.クリストファー・ネフ (John O’Hurley) ジャンヴィエーヴの彼
ジョイ (Joy Osmanski) ネフのメイド
ディオン (Issac Ryan Brown) エヴリンが連れてきた黒人の里子
ナタリー (Mo Gaffney) 児童福祉局
トーマス (John R. Colley) ジャクリンのレーベルの社員
— (Keith Flippen) カントリークラブ支配人、ゲイ、養子を取る
リース (Kalilah Harris) “ヘイLA”の司会者
リック (Tom Hillmann) “ヘイLA”の司会者
アンジェラ (April Hollingsworth) クラブで声をかけた人??
— (Heather Schell) Upscale Patron