ライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語る Lie to me シーズン2 第13話 毒婦の仮面 The Whole Truth

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June 21, 2010
第13話 毒婦の仮面 The Whole Truth

脚本/Ethan Drogin 監督/James Whitmore Jr.
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富豪のビクター・ムッソのことを妻・クララが呼ぶ。
クララはビクターを挑発すると、服を脱がせて欲しいと要求
する。まったく年寄りに容赦がないなというビクター。
二人は30歳以上年の離れた夫婦だった。しかしビクターは俺は
運が良いと告げる。クララはセックスに利用されているのに?
と告げる中、一時間で戻るとしてベッドで待っていてと語る。
帰宅するとビクターはベッドの上で亡くなっていた。
クララはこれからどうすれば良いのかと嘆く。

17ヶ月後。
ビクターの死に関して、検察は容疑者を妻のクララに絞る。
マスコミは法廷にやってくるクララに対して、夫を殺したのか
と容赦なく質問する。無罪ならばあなたは億万長者になるとして
嫌な質問を投げかけるアンナの姿を見ると、クララの弁護人を
しているゾーイは、貴方は記者ではないでしょと問うと雇われて
そんな質問をしているのだろうと語る。雇っている人ならば
分かっているわとゾーイ。

クララの法廷での表情を撮影したVTRで確認する。
罪悪感というよりも悲しみを感じているとして、検察官の
クロスビーに説明するカル。検事のクロスビーはそれでも
証拠ならば揃っているとし、青酸カリ入りの注射器には夫人
の指紋が有り、屋敷への不法侵入の形跡はないこと。クロスビー
はカルに対して検察側の専門家証言をして欲しいと依頼する。
そんな中、カルの元には元妻・ゾーイからの電話が鳴る。
カルは電話がよく聞こえないとして、無視しようとするが
ゾーイは研究所に直接来ていた。私の依頼人の反応を見るため
に女を雇って意地悪な質問をさせたのでしょと問い詰める。
クロスビーは今日中に返事をくれとしてカルに告げる。
カルはゾーイに対して君の依頼人は何かを隠していると告げる
と、もしもカルが証言台に立つのであれば容赦はしないと
語る。カルはゾーイに君は夫人が犯人ではないと信じているのか
と問い、その根拠は問う。証拠は全て状況証拠だけであり、
夫人には動機がないと語る。愛に満ちた誠実な関係だったこと
を語る。夫人にアリバイはあるのかと問うと、ゾーイの表情を
見て、”無い”ことを確信する。クララは遺体を発見したショック
で寝室を出てから遺体を発見するまでの40分間の記憶がない
のだと語る。
カルはVTRを見せると、クララは嘘泣きしていることを指摘する。
科学には誤差があるとし、その誤差は法廷では通じないのだと
語る。12億ドル残した亭主への涙ならば通用するという事なのか
と皮肉る。私をそんなに邪魔するのが楽しいのかとして呆れる
ゾーイ。君を法廷で失望させるのは残念だと語る。

法廷の外ではクララの親友だとするターニャがテレビ局の
インタビューで彼女とは10年付き合っているが、夫を殺せる
子ではないと語る。

カルはスタッフたちに我々は検察側としてこの事件に参加する
ことを語ると、証人の準備と、ローカーとリアには陪審員の
観察をメス汁。主にどっちに流れそうなものなのか、そして
誰がリーダーなのかということ。カルに対してゾーイを
苛つかせるためにやるのかと問うが正義の為だという。被害者
の無念を晴らす為だとジリアンに語ると、答えをはぐらかせた
わねと指摘される。
リアたちは表情から6人は冒頭陳述から既にクララが有罪だと
感じて居ることを指摘。旦那が長く生きすぎたのだろうとし、
30歳も年上だと語るローカー。年の差がカップル間の力の
バランスをクズして一方が我慢を強いられるのだという。
しかしリアは最も上手く行く結婚は夫が妻よりも5歳以上年上
だとする結果もあるのだという。カルはそれを聞いて、リアは
自分の経験とつなげて話をしていただけだろうと指摘すると
大したものだなと意味深な発言をする。
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起業家で富豪のムッソ家の夫・ビクターが自宅のベッドの中で
青酸カリを注射されて死亡して発見される。
第一容疑者は妻・クララで、夫婦の間には30歳もの年齢差が
あることからも、金目的の犯行ではないかとされるものがあり
世間でも注目されていた。しかし検察側としては状況証拠しか
見つからず、打開点としてカルに専門家証言をして欲しいと
頼む。クララの弁護側にはカルの元妻であるゾーイが担当して
いることも有り、カルはそれを引き受けていくが・・・

ドラマを見るほどに主人公のライトマン博士が嫌いになっていく
という珍しいドラマかも。
あの太々しいイスの座り方を見るだけで、もの凄く嫌悪感が
有るのだけど、それに加えて節操なく相手を挑発して、見下すよ
うな視線や態度は鼻につく。
そうすることで相手の心理を読むものなのだろうけどなんとも
好きになれないキャラクターだ。

カルの行っていることは、ウソかどうかの見極めが出来るという
ものなのに、カルのアンテナがあらゆるところに張り巡らされ
過ぎている。今回の陪審員に対して、カルの能力を示すシーンなども、
個々人の趣味趣向を唱えて、信用させるところに繋がって居るのだ
けど、その見極め方には、人間の限界を超えた観察眼が有り、
逆にやり過ぎてかなり信憑性がなかった。

一瞬のビジョンでそのような見極めが出来るのであれば、
VTRに撮って検証する必要もないなという気がするし、リアと
ローカーの役割がどんどん彼によって犯されているようで
なんとも寂しい限り。

見方によっては法廷に於いて縦横無尽に発言しまくる彼の言動は
常識を越えたものが有るので楽しいのかも知れないけど、そんな
カルの態度に対して判事の寛容さには脱帽するものがある。
裁判でのカルの証言は、あくまで意見の一つであり正直なんの証拠
にもなり得ないところがある。その割りに弁護士も判事も彼に
頼りし過ぎだろうという感じにも思える。

とはいえ、陪審員制度はカルのような人物が如何にそれらしい話を
して無罪か有罪かの判断を仰ぐところにつなげるのかが鍵となって
くるので、最終弁論などに於けるカルの役割は意外と大きいのかな
という感じ。

記憶喪失に関して、戦争や虐待に於ける記憶喪失はこれまで
に証明されているが、配偶者を失ったショックで記憶を失うことは
ないという。殺人犯が健忘になるという例は報告されていて、
それをレッドアウトというのだとこと。
記憶が無いというウソをつくケースに関しては10人中9人がウソだ
として、思い出せないということが真実を思い出すよりも簡単に
行為だから・・・として説得する姿が有った。

カルはゾーイとの件になると感情的になり冷静さを失う。
過去にゾーイが上司と寝ているとして疑った際に、実際には上司が
ゲイで有ったにも関わらず外れていた例を出したり、2005年の
バーバード代での心理学会議での講演の際にヤジを飛ばされて
演壇を下ろされた際に、カルはポップな心理学だとか
ブードゥー科学だとして揶揄されたことを引き合いに出されて、
如何に証人の証言に信憑性がないのか切り崩しを行われていた。

カルとゾーイの法廷での言い争いは、全くクララの件とは関係
ないところで言い争いをしているのに判事は全くそれを止めよう
ともしない。

カルがクララと直接話をする荒技に出た後、彼はクララの記憶がない
ことがウソであることと、金目的で殺害したものではないことを
掴んで行く。

容疑者としては他にも三人の人物が浮上する。
被害者の会社の財務責任者をしていて長年の友だったレオ・オサリバン。
息子として財産を継承する予定のダミアン。
ダミアンはクララを貶める為に彼女から誘惑されたとウソを付き、
レオは自分が長年ビクターを支えてきたと自負する気持ちがある
様子。

カルがクララとキスしてダミアンの反応を見るものの、こういう
感情は反応として出やすい気がする。
コーヒーポッドを持たせて作り話かどうかの反応を試すという
心理学的・行動の説明にはなんとなく納得出来るものが有ったかも。

リアの過去の恋愛ネタはイマイチよく分からない流れだった。
このドラマの欠点は何をもってカルがウソを見抜いたのか。
そしてそれ以上にウソの先に有るものをカルは見抜いているので
その辺のロジックが視聴者には分かりづらいものとして存在
している気がするね。
ローカーはリアが好きみたいだし、逆も然りなんでしょうけど、
このドラマに於ける恋愛関係はなんだか分かりづらいね。
好きな相手が居るのに別の人とデートしたり寝たりしているし。

金を脅し取られている流れにしてもよく分からないものが有ったけど、
人間の金に対する欲心はきりがない。

結果的には、被害者は末期の病気でビクターは彼が宗教的に自殺
が出来ない立場から、彼の変わりにレオが殺害したというものだった。

カル・ライトマン (Tim Roth) 心理学者・ライトマン・グループ
ジリアン・フォスター (Kelli Williams) 心理学者、
リア・トーレス (Monica Raymund) 24歳、カルの部下
イーライ・ローカ― (Brendan Hines) カルの部下
エミリー・ライトマン (Hayley McFarland) カルとゾーイの娘

ベン・レイノルズ (Mekhi Phifer) FBI捜査官

クララ・ムッソ (Melissa George) ビクターの妻、30歳以上年下
クイン (Diane Baker) 判事
レオ・オサリバン (Bruce Weitz) ビクターの会社の財務責任者
クロスビー (Michael Wiseman) Prosecutor
ダミアン・ハーディ (Max Greenfield) ビクターの息子
ビクター・ムッソ (John Aprea) 資産家。クララの夫
ターニャ・ウィルソン (Jennifer Jalene) クララの知人
ゾーイ・ランドー (Jennifer Beals) 弁護士・カルの元妻
— (Ken Rudulph) Reporter
— (Lu Parker) Reporter
アンナ (Jennifer Marsala) ライトマン研究所スタッフ、ヤジを飛ばす
— (Elijah Long) US Marshal
ベニート (Varin Ayala) 妻を殺害された
— (John Ceallach) Courtroom Observer
— (Jade Lane) Party girl
— (Amy McRoberts) Juror
— (Tarina Pouncy) Chick

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