October 4, 2010
第1話 制裁 In the Red
脚本/Alexander Cary、David Graziano 監督/Daniel Sackheim
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カルは二人の男・ミラーとマイクと共にエレベーターへ乗り込む。
現場を制圧したら金庫を開けろとしてすぐに終わるとミラーは
カルに告げる。カルは俺にも銃をくれと要求するが・・・
36時間前。
カルは出版社のメレディスと逢っていた。
カルが研究したことの本の執筆をする契約だったが、なかなか
カルが仕上げようとしない為に圧力を掛けに来たのである。
本の執筆は楽ではないとし、綱渡りのように危なっかしい作業
なんだと語りやり方を間違えばつまらないものに仕上がると
語る。先ずは観察し理解すること。人の表情は複雑だとして
見極めないといけないと語る。機械的には書けないのだと。
カルはちょっと水を飲んでくるので失礼すると語ると、リアに
対して2分経過したら私の部屋に急用があるとして来て欲しいと
頼む。
カルはメレディスの元に戻る中、彼女からは2年以上前に出版社
と契約した事を引き合いに出し、先方は待ちくたびれている
事を語る。前払い金に見合う仕事をしてくれとし四半期中に
仕上げないと不実表示と詐欺罪で告訴すると語る。
そこにジリアンがやってくると誰なのかと問う。カルは私に
最大級の軽蔑を抱いている人物だとつげ手強い相手だと語る。
ジリアンはちゃんと書いているのかと問うと本の話など初耳だ
と語る。要点は頭には入っているとするが・・これはヒジネス
でありボスが無責任な態度じゃ困ると言われる。
そんな中リアが入って来て「ボス、急用が・・」と語るが遅す
ぎるとして失望する。
カルは口座が使えなくなっている為に銀行に行き口座を使える
様にしたいと行員に語る。カルは近くに居た金髪の客と会話
していると、突然一人の男・マイクが客の振りして不審な行動
を取っていることに気がつく。カルは人を捜しているのか?
それともただの下見なのかと問うと秘密は守るので分け前を
くれよと告げ、いつ銀行強盗を決行するのかと問う。
マイクは銀行から出て行ってしまうが、カルは彼が朝食を取る
店に行くと更に追及する。何年刑務所にいたのか?恐らく州刑務所
にいたのだろうと問うと、マイクは何故分かるのかと問う。
出所してから数日なのかと問うと、俺もアンタと同じなんだ
というカル。おれは表情が読めるのだとし、かつてあの銀行
で働いていた事を語るのだという。気になるかと問うと、強盗の
欲求と恐怖が見える事を指摘する。俺もおそこを襲いたいのだと
してアンタ以上にだという。まぁガンバレと言ってカルは
出て行ってしまう。
カルは銀行に戻ると口座の問題について女性行員に尋ねる。
カルは女性行員の表情から君は内心それを喜んでいるのだろう
と指摘する。そこに支店長のバクスターが現れると、相談ならば
奥の部屋でしましょうと語る。
カルはバクスターに対してこの銀行に強盗が入る事を告げ、
武装した連中であること。カメラの死角を探っていた人物が
いたとしてその映像を見せる。恐らくここの警備員もそれを
手引きしていること。しかしバクスターはここの警備員は
ジョン・アグロと言って勤続8年の信頼できる人物だという。
共犯者が居るハズだとするが、予言だけでは通報することは
出来ないと言われる。二人で解決するというカル。
カルはアグロをライトマン研究所へと連れて行く。
カルはマイクの写真を見せると恐怖の表情が見える。
するとアグロは観念したように先日帰宅中に背後から襲われた
事を告げ、目隠しされ手すりに手錠をかけられ、要求は銀行
の図面と禁固のダイヤル番号だという。彼らは冷静で用意周到。
妻がSLEで通院していることや娘達の学校についても知っていて
脅されたことを語る。銀行にいるとき声に気がついたので
もうダメだと思ったとのこと。カルは協力するよう求め、
図面と番号が欲しい事を語る。ジリアンは事情を知って無茶を
する気なのかと問うと、下見をしていた人物は強盗をするタイプ
ではない事を語り彼も訳ありだと語る。誰がアグロの妻のSLE
の件を知っていたのか調べるよう告げる。カルはジリアンに
私の口座を元通りにしてくれというが、”私の”なのかとして
不満を告げる。
殺人事件が発生した現場にカルは訪れると、かつてカルの家を
侵入した所轄の刑事・シャロン・ワロウスキーが捜査していた。
かつて私に催涙スプレーをかけたとしてカルを非難するが、
侵入してきた方が悪いと言う。カルは身元の調査をして欲しい
としてマイクの写真を手渡す
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カルたちはFBIとの契約を打ち切り再びライトマン研究所は
単独での仕事を余儀なくされていく。
カルの元には出版社の代理人がやってきて研究した結果の本を
出すよう契約に従い要求してくる中、カルは口座の金が使えなく
されている事を知って銀行にいく。するとそこで客として紛れ
混んでいる人物の中で不自然な態度を取っている人物と遭遇
し彼が銀行を襲うのではないかとして注視していく。
BS11で放送するだろうことを見越して先行感想を書いて置こう。
展開としてはシーズン2からの繋がりがよく分からない
けど、FOXのホームページの説明では、ベンは死んだことになって
いるようで、FBIとの契約も打ち切りになったようだ。
相変わらず気になるのはライトマン研究所の財政問題。
しかも既に出版社からは前金をもらっているみたいだし、カル
の態度は更に嫌なヤツ化しているので、益々感情移入がしづらい
内容だった。
そもそも銀行に行って、銀行強盗を企てようとしている人物に
ぶち当たる可能性って一体どのくらいの確率なんでしょうか。
隣にいる人に、「やぁ君ってこれから強盗するんだろ?」みたいな
軽い態度。
危険な組織に入り込んでいくのか、なんと警戒心もないようにして
一人で相変わらずズカズカっと入って行くところを見ると、
幾ら精神的な駆け引きが上手いというカルでも説得力がない。
今回の口座の使用に関するジリアンとのわだかまりに関しても
一体何が起きているのかまるで分からず、サイフは私が握る
というジリアンと、ライトマン研究所は俺様の名前で看板を掲げて
いるのだから、オレの言う事を聞け的カルの態度を見ると益々
性格の悪さがアップしているな。
ローカーとか転職を考えているとしていたけど、ホント早いところ
こんなヤクザな施設からは抜けだした方が良さそう。
最近雑用しかさせてもらえていないような感じも受けるし、
リアとローカーの関係もかなり微妙にも思えるしね。
ドラマとして苦しいのは、シーズン2の最終話で市議によって
使われていると思われていた、シャロン・ワロウスキーと手を
組んでいくという展開になっていくところ。
FBIから一気に所轄の警察官に規模も格下げ。
警察官の捜査を手伝っても報奨金はどれだけもらえるのだろうか。
しかもここに来て二人の院生を加入させるという暴挙に出る
ジリアン。サラとチャールズの二人。
カルも負けじと、シャロンを加入させたことを語る。
かつて彼女には、カルの自宅に潜入された際にジリアンの
“催涙スプレー”を思いっきり吹きかけたことが有ったけど、その
時の遺恨はもうないのかな。
銀行強盗に関しては、予め警察に知らせておいて金庫内で一網打尽
にするものだった。
銀行にいた人たちはみんなサクラっぽい感じで刑事だったみたい。
カルが最初に銀行で出会った男性は、住宅ローンに関して不当に
利上げされたことで家を失うだけでなく人生を奪われてしまった
ということで切ない流れが有ったのも確か。カルは最後の最後まで
一線を越えない為のチャンスを与え続けていたけど、最悪殺害
までには至らなかったところは良かったね。それでももう取り戻せ
ないものがあることを見れば銀行は罪深いことをしているな。
・Brand New Day
Performed by Ryan Star
カル・ライトマン (Tim Roth) 心理学者・ライトマン・グループ
ジリアン・フォスター (Kelli Williams) 心理学者、
リア・トーレス (Monica Raymund) 24歳、カルの部下
イーライ・ローカ― (Brendan Hines) カルの部下
エミリー・ライトマン (Hayley McFarland) カルとゾーイの娘
シャロン・ワロウスキー (Monique Gabriela Curnen) 捜査官
マイク・サリンジャー (Shawn Doyle) 妻、元電気技師
ステフ・サリンジャー (Hedy Burress) 元妻
ヘンリー・ミラー (Jamie Hector) 犯罪者・黒人
メレディス・スペンサー (Linda Purl) 出版社
サンディ・バクスター (Adam Godley) 銀行支店長
Dr.メアリー・ハンソン (Audrey Marie Anderson) 精神科医
ジョン・アグロ (Nigel Gibbs) 銀行の警備員
サラ・ラング (Shoshannah Stern) 社会心理学
チャールズ (Fahim Anwar)行動科学
ライアン (John Griffin) DC Uniform Cop
— (Michael Sun Lee) Korean Man
— (Amy Cale Peterson) Mortgage Manager
— (Philippe Badreau) Bank Customer
— (Yuki Bird) Bank Teller
— (Shelby Fenner) Attractive Woman
— (Jami Ferreira) Wife in Bank
— (Matt Flanagan) Teen Punk
タミー (Meilani Paul)