ライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語る Lie to me シーズン2 第7話 ブラック・フライデー Black Friday

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October 5, 2009
第7話 ブラック・フライデー Black Friday

脚本/Ethan Drogin、Heather Thomason 監督/Daniel Sackheim
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感謝祭が終わり、町ではクリスマス商戦が到来する。
安売り店をしている”デジタルコーナー”でも多数の客がセール
を前にして開店を待っていた。其の様子をテレビ局のレポータ
ーたちも報道していた。
財布を車に忘れてきたという男性が客の中を押し分けて戻る中、
突然何かをきっかけとして客が群集心理からパニックを起こし
始める。店員は今すぐにドアを開けて客を店内へと入れること
になる。

カルとジリアンはエイミーと過ごしていた。
ジリアンは感謝祭はどう過ごしたのかとエイミーに尋ねると、
父のお説教だったという。家族ごっこはもう沢山だと告げる。

そんなカルの家に突然マックスという16歳の少年がやってくる。
エイミーは彼を家の中に通すとパパのファンだという。
エプロン姿のカルは勝手に家まで押しかけた無礼に対して激怒
すると、彼は相談したいことが有るとして30分だけ時間が欲しい
事を語る。ボクは両親の子供ではないとし、誘拐された少年
ジェームズ・ノックスの写真を見たがボクにも同じ傷跡が
お腹にあるのだという。そこで両親のDNAと比べてもらったら
一致せず、更に両親に聞いても出生の状況もあやふやなのだと
いう。誘拐犯とはクリスマスを過ごしたくないとのことだった。
現在の自分には500ドルしか払えないが真実を調べて欲しいとの
こと。カルはその500ドルを受け取る。

ジリアンはこの件が本当ならば相当心理的には難しいケースだ
と語る。カルはマックスを取りあえず現在の両親であるローラ
ンド家の父・ロビーと母と逢わせる。マックスはそれを拒絶
するが、逃げてはいけないことを語る。するとマックスは
カルの本の中にも”最高の尋問は見つめること”だと書いて有った
ことを指摘する。
マックスは両親に本当の事を言って欲しいと問い詰める。
本当の親は誰なのか。赤ちゃんの頃の写真がないこと。出生も
あやふやだとすると、エクアドルで生まれた早産だったのだと
いうロビー。しかしDNAを調べたら一致しなかったのだという。
そこでカルたちは三人の前に現れ、マックスからの依頼で
本当の両親を捜していることを話す。

カルはジリアンにベンに連絡すべき事を告げるが、彼は現在休暇
中だという。警察に知らせるべきことだとすると、ジリアンは
万が一マスコミに知られたらマックスがさらし者になるとして
まずはノックスの両親と話をしようというジリアン。それでは
まるで犯罪者の発想だぞというカル。

一方ローカーとリアは開店前に客がパニックを起こした件で
店の責任者であるラリー・バーナードから相談を受けていた。
群集心理によってパニックが起きた時の映像をサンプルとして
モニタに表示するローカー。2005年のミシガン州で起きた
こと。2008年のインドで地滑りの噂がパニックとなり逃げよう
とした100人が死んだ事件。LAレイカーズの優勝で暴動が起き、
100万ドルの被害を受けていたこと。
どの例でも騒動の発端はたった独りの人物によるものだと
ローカーは説明する。バーナードの店では客が2名亡くなり、
けが人が多数でたことでデジタルコーナーには非難が集中し、
店側の潔白を証明しなければならないのだという。過失相殺
のケーカであること。客の過失が証明されれば賠償金は安く
済むことになるのだという。テレビ局の映像や証言を通して
火薬に誰が火を付けたのかを調べるという。買い物シーズンに
悪評が立つのは困る事を告げ、月曜日までに解決して欲しい
という。現在2千万ドルの賠償金請求が来ていることを聞くと
ローカーは立証に数日の猶予が欲しいこと。暴動の扇動者を
見つけたら節約分の10%の報酬を求めるという。失敗すれば
費用は受け取らないというローカー。

かなりの大型案件を引き受けたことをカルに話すと、請け負う
のは簡単だが問題は結果だぞとして、リアと共に分析しろと
告げられるのだった。
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感謝祭が過ぎ、クリスマス商戦の季節。
ライトマン家でも家族ごっこが行われて娘のエイミーはウンザリ
する中で、カルの前に本当の両親を捜して欲しいとする16歳の
青年・マックスが現れる。
一方ライトマン・グループのローカーはなんとかカルからの
信頼を得たいと考えて、クリスマス商戦の開店前の店でパニック
騒動が起きて複数人の死傷者を出した原因を調べるべき、巨額の
報奨金の仕事を受ける。

今回も二つの流れが存在する。

1) 本当の親子を捜すマックス

マックスという青年がやってきて、突然自分は今の両親の子供では
なく、誘拐されたジェームズ・ノックスではないかと主張する。
失踪人情報の特徴と似ている為のものだった。

育ての両親・ローランドから事情を聞くと、当然素直に話すことも
なく、取りあえずノックス家に事情を聞きに行く。
妻のジャッキーが何か異変があることを知って、16年前の出来事を
尋ねると、彼女は詳細に当時の事を語っていたので、カルはそこで
妻が何かを知っていることを指摘。16年前に実はキッチンで食事
を作りつつ、浴槽の水をいれていたことで、息子のジェームズは
溺れ死んでいたことが判明。

改めてローランドの両親から話を聞くと、シャイアンという10代
で妊娠した女性が金と自由を求めていたこと。そしてローランド
夫妻は子供を求めていたことから利害が一致して、マックスを
引き取っていたことが判明する。
しかしシャイアンに逢った際にカルはそこでもウソだと見破る。
彼女が麻薬漬けであることを知り、事情を聞くと、付き合っていた
売人の男の部屋にマックスがいて、赤ちゃんを殺そうとして
いたことが判明。売人の名前は”ロミオ”と呼ばれる人物だった。

マックスが一時失踪した時には、ジリアンが両親が見つかったと
してマックスと精通していたエイミーにウソを付き、連れ戻す
ことになった。

「優しいウソよりも厳しい真実の方が良い」ということで、カル
はガンガン真相に近づいていくが、ベンのIDを使ってFBIの
データベースにアクセスしたことで、ベンが休暇先から急遽戻る
ことになる。当局の介入を嫌っての措置だとしてベンに弁解。
ローランド夫妻は不正養子縁組という罪で捕まってしまうけど、
ラストの展開では釈放されていたね。

ロミオの居場所を知る為に当時の保護観察官・ドネリーの元に
いくと、彼は車椅子状態で16年前に暴漢に押し入られて
妻を殺害し息子を奪われたことを知る。マックスは当初ドネリー
のことを父親だと認められなかった。自分のことを何も知らない
という理由だったけど、車椅子だったこともショックだったん
だろうね。赤ちゃんの頃に誘拐されているので、その後の生活など
知る由もない訳だし。

結局育ての親と生みの親、3人の親が出来てしまったけど、
エイミーもまた似たような状況なので、どんな気持ちなのか
を尋ねていた。

2) 店に押し寄せた客

ローカーはなんとかしてカルに認められる為には、この件を成功に
導いてなんとかして施設のために大金を得る必要があると考える。
成功報酬は客に賠償金として支払うハズの一割の200万ドルという
のだから凄い額だ。
ローカーとリアが捜査を担当することになるが、ローカーは何かに
付けては店側に過失がないことを証明しようと躍起になっていると
考え、リアとしては納得がいかない様子。

当初は流れに逆らう男性が押した瞬間に群衆が前進してしまったの
だとして、感染理論などを展開していたローカー。
しかしリアからご機嫌取りだとして非難される。

「博士があなたを虐める理由は分からないが、金を得ても状況は
変わらない。」

改めてVTRを検証し、娘の叫び声を聞いたとするケンから話を聞く。
娘の骨折痕は騒動で起きたものではないのではないかとして
リアは疑っていたけどね。
結論はその叫び声とケンが娘を捜す際に割り込みをしたと思い込ま
れた客達が発端でパニックが起きたとのこと。

祝杯をあげろとしてカルから祝福されるが、何処か様子が変だと
感じたリアは祝杯の場には行かず、独り寂しいローカーの姿。
外に出るとカップルが降り積もった雪の氷で倒れそうになっている
ことを知り、路面が凍結していたことで娘が倒れたこと。
それを引き金にしてパニックが起きていたことが判明する。
また警備員もずさんな対応になっていた。

一度は180万ドルの報奨金を受け取るも、報告書には店側の路面凍結
の対策を怠ったことが原因の一つとししたことでクライアントは
激怒し、結局報酬は出なかった。
しかしローカーはカルからの信頼は得られたようで
「悪を見過ごすのは真実じゃない。」
ローカーが正しい選択をしたことで改め評価は上がった。
「施設が潰れようとも真実を追うんだと」。

・Brand New Day by Ryan Star
・VCR by The Xx

カル・ライトマン (Tim Roth) 心理学者・ライトマン・グループ
ジリアン・フォスター (Kelli Williams) 心理学者、
リア・トーレス (Monica Raymund) 24歳、カルの部下
イーライ・ローカ― (Brendan Hines) カルの部下
エミリー・ライトマン (Hayley McFarland) カルとゾーイの娘

ベン・レイノルズ (Mekhi Phifer) FBI捜査官
ゾーイ・ランドー (Jennifer Beals) 元司法省、カルの元妻

ジョン・ドネリー (Nick Searcy) 保護観察官
ラリー・バーナード (Shashawnee Hall) “デジタルコーナー”責任者
シャイアン・マトソン (Jackie Debatin) マックスの母だと偽る
ジャッキー・ローランド (Lisa Waltz) マックスの母
マックス・ローランド (Daniel Ross Owens) 16歳、自分は誰の子?
ロビー・ローランド (J. Downing) マックスの父
レイ・ブレイク (John Bishop) “ロミオ”、麻薬の売人
Mrs.ノックス (Hannah Cox) 誘拐されたジェームズの母、実は・・
Mr.ノックス (Randy Lowell) 誘拐されたジェームズの父
ケン (Jim Hanna) 客、娘の悲鳴を聞いた
ウェイロン (Mark Ankeny) 客、何か隠している?
— (Kavita Patil) Attorney J.P.
アーニー (Bill Zasadil)
ポーラ (Whitney Wellner)
デリーシャ (Erica Grace) 客、黒人の女性
カーリー (Laurel Weber)
— (Leelila Strogov) Reporter
— (Karin Duseva) Plaintiff
ボブ・スウォール (Gordon Greene)

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