CSI:科学捜査班 シーズン15 第6話 葬られた双子 The Twin Paradox

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第6話 葬られた双子 The Twin Paradox

脚本/Christopher Barbour
監督/Philip Conserva

【ストーリー】

ギグ・ハーバーキラー、ジャレッド・ブリスコ、女性を7名殺害。
遺体が持ち去られて現場には鑑識作業がしてある。捜査中に
消えた相棒のケリー・トーレスを探しているとしてダニエル・
ショーがラスベガスにやってくる。フィンとは元同僚で現在は
私立探偵をしていた。無実の罪で投獄されたとしてジャレッド
の双子の兄弟のポール・ウィンスロップが語る。まさかブリスコ
が双子とは・・エクリーは双子がクロなら必ずあげろと指示する。

2009年ワシントン州シアトル。
ラッセルはギグ・ハーバーキラーを見つけたとして電話して
いる中、ジャレッドによって襲われる。戦っている中で、
駆けつけたフィンが彼に発砲する。

シアトル警察・内部調査。
今から録音するとしてフィンの行動の調査がカレン・パクによって
行われる。フィンの銃は弾倉に実弾が7発、薬室に一発。
フィンは正当な発砲だとし撃たねばラッセル主任は殺されていた
という。主任とあなたは何故あそこに居たのか。マヤ・ラッセル
のアパート周辺で発見された証拠に基づいてのこと。ブリスコの
マヤへのストーカー行為が裏付けられたのでビンセント判事に電話
し、口答で強制処分の許可を得たのだという。またビンセントか
と。

ケリーとダニエルはフィンの様子を見ていた。
ケリーはダニエルに対して彼女はボスひと筋だと語る。妻子持ち
だぞというダニエル。相棒として忠告するが関わらない方が身の
ためだという。

2014年ワシントン州シアトル。
ダニエルに呼び出されたフィン。エディの情報ならいけるとし、
あれから6週間が経つのだという。ケリーが殺されたなら遺体は
どうなったというダニエル。しかしウィンスロップの狙いがブリ
スコの釈放なら新たな死体を新たな鑑識済みの現場に殺すハズだ
ろうという。次に見つかるのはケリーの死体じゃないというフィン。
彼女はギグ・ハーバーキラーの被害者タイプとは違うこと。
ヤキモキさせて楽しんでいるのだという。直に動くという。

モーガンはラッセルを呼ぶと、911に今通報が有り殺人事件らしき
ことが電話の先で起きているという。グレッグたちとその通報
記録をリアルタイムで聞く。電話の向こうで今まさに人が殺されて
かけているという。グレッグは基地局を特定したとしノースタウン
でGPSがついているので特定出来るとのこと。

捜査官たちが現場に入るとカメラのフラッシュが光り、その悲鳴
はレコーダーで再生されているものだった。CODE-4だと報告する
サラ。ニックは戻って来たなと語ると、目の前にはなんと鑑識さ
れた後が有り、前回と同じで死体はないが死亡は確実だとされる
血の量が床には流されていた。しかしニックは血痕は乾いてヒビ
が入っていること。殺しは数週間前だという。ホシは今日戻り通報
したのだろうと。敵は捜査手順を知り尽くしているという。カメラ
は古くデジタルではないこと。撮影済みのフィルムが犯行現場の
写真まで撮ってくれているという。暗室で現像をするなんて久し
ぶりだというサラ。ニックは現場にネックレスを見つける。
ギリシャ文字でシータパイの形。女子大の社交クラブのものだろう
というと、他の被害者と同じで売春をバイト感覚でしていた女性
だという。またニックはICレコーダーを発見する。
糸は張られているがレコーダーに吹き込まれているような血痕が
ないという。しかしALSライトを使うと壁には
「人は嘘をつく、証拠を追え」と浮かんでくる。

ICレコーダーを調べる。これはCSIキラーと呼ぶに相応しいなと。
殺戮は続く、犯人は闇に振る雨をすり抜ける亡霊で誰にも捕まえ
られないと吹き込まれていた。なかなかの心理分析だという
ラッセルに対して流石は本人ねとサラ。プロファイルまで始めた
のかとラッセル。加工された声紋の照合は無理だがCDデッキの
音声の方には発見があるという。殺害状況を録画したヤツだという
サラ。殺人犯が凶器を捨てて遠ざかっているが、また足音がする
こと。録音を止めたのは空中浮遊か他にもう一人いるということ
だという。ブリスコの代わりに別の相棒を見つけたのだろうとサラ。

ウィンスロップが書に来てラッセルのオフィスへ。
本棚を見ると彼はロカールやらコンブローツの学術論文が見あた
らないとし犯罪学の分厚い本もないと指摘。これでは文学青年だ
と。「王子と乞食」昔好きだったという。
ここに来たのは問いただしに来たとし真実を・・というウィンス
ロップ。ボクの双子の兄弟・ジャレッドは無実だという。犯人は
他に居るとし裁判のやり直しが決まったと語る。専門家に精神鑑定
を頼むというウィンスロップは、何故やってもいない罪を自白
したのか。動かぬ証拠のDNAが発見され死刑は中止されたのだろう
と。過去の捜査の過ちの露呈だというウィンスロップ。
ラッセルにチャンスを与えるとし参考人として出廷して欲しい
という。君たちに力を貸せというのか?とすると、いずれまた新た
な被害者が出るという。まずはジャレッドを解放し胸の内に
くすぶっている疑念にケリをつけるべきだろうとウィンスロップ。
視界が開けて必ず真犯人逮捕に繋がるという。ラッセルは遠慮す
るとし君は異常者だという。

ダニエルはエディにその母親を署に呼んでくれと頼んだという。
役所の彼女に頼んでブリスコの出生証明書を手に入れてくれた
というが双子の記載はなかったとのこと。母親の名前はシンシ
ア・ヒューズだとフィンに語る。

シアトル警察。
シンシアと面会するダニエルとフィン。書類上は確かに私が母だが
産みの母ではないという。ジャレットを引き取りすぐ裁判所に
行って証明書を出してもらったという。その時私の名前を記入した
とのこと。しかし彼がそうなったのは私の責任だとし、ウチは
いつも夫婦ゲンカが有り亭主は凶暴な男でジャレッドもとばっちり
を受けたという。行政命令で里子に出されたとのこと。彼を養子に
迎えたという記録がないというと、縁組みはしていないという。
知り合いのシスターから引き渡されたのだという。当時修道院は
訳ありの娘たちの隠れ家になっていたのだという。ジャレッド
には兄弟が居ることを告げ、どの修道院なのかと問うと、セント・
ガブリエラ修道院だという。

セント・ガブリエラ修道院。
シスター・アリスと会うと話を聞く。前任者はパソコン嫌いで
記録が手書きされているが、これを見つけたという。子供を身ご
もり行き場を無くした娘たちを受け入れてた時代の出産台帳だ
という。1976年6月18日に双子を出産。ジャレッドとポールと
有る。母親の名前はナンハー・ハーパー。しかし養子の記録が
ないという。手続きなしでもらわれた子も多かったとのこと。
ただ当時火事で記録が失われてシスター・ベルナデットが記憶
を頼りに台帳にメモを残していたという。ポールはC-13と記され
ていること。そのの場所はここだとして墓地へと連れて行かれる。
その中には掘り返すと子供の人形と母親らしき写真が入っていた。

■感想

いよいよ再びギグ・ハーバーキラー事件に迫るもの。
ただ結論から言うとまだまだ解決には至らず。
これは最後まで引っ張るということなのかな。

スピンオフのドラマ「CSI:サイバー」で主人公を務めるエイヴ
リーが顔見せ程度に登場。いよいよ元祖CSIが終わりを告げて
引き継ぎの段階に入ったかと思わせる。

ドラマを見ていると、殺人鬼が被害者のタイプとして狙って
いるものがブロンドで売春をバイト感覚で行っている人物。
ニックはフロイト心理学を引き合いに出して
「マドンナ・ホア・コンプレックス」と称して、
「被害者は選び抜かれたブロンド娘、見かけは乙女で中身は娼婦」
だと語っていた。

ブロンド女性で男性関係に於いてはお世辞にも褒められないフィン
としては殺人鬼が狙うにはちょうど該当しているなと思うと
怖いところが有る。
今回一緒に行動していたダニエルとの関係を遡るシーンが有り
彼は2009年の段階からフィンのことを好きな感じで視線を向けて
おり、ケリーからは忠告されているシーンが有った。
マヤのことをジャレッドが狙っていたけど、ダニエルがフィンが
好きなラッセルの家庭を壊すために娘のマヤをストーカーして
いたとなれば色々と構図は変わって来そうだ。

そして今回の流れを見るとダニエルが何らかの形でポールと
関わっているであろうことが伺えて、フィンに危険が及ばないか
不安なところがある。唯一の希望は、病院に行った際にケリー
がダニエルを見て怯えている姿・光景をフィン自身も見ている
ところが有り、警戒心を持つことが出来るところだろうか。

今回は被害者が二人助けられた。
一人はケリーが自力で逃げてきたというもの。
痛々しいことに腹を切り裂かれていたみたいだけど、腹を割く
理由の中にはやはり母親を恨んでいるところが有ったりするのか
な。サラがニックとの会話の中で、「この手の犯罪の原因を心理学
的に辿ると行き着く先は大抵は母親だ」としていることからも
腹を切り裂く理由の中には子宮を感じさせる。

しかしあくまでドラマでは想像・仮定での話が多かった。
しかも双子が犯人だという確信が強すぎるというところも有って
そこには偏見が含まれていないか心配だ。

殺人鬼の主従関係に於いてポールがジャレッドを従わせていて
罪をなすりつけたが、やはり物足りなくなり、ジャレッドを
助けて殺人に対する押さえきれない欲求が再び再燃しているので
はないかとされていた。

■フィンの2度に渡る内務調査

内務調査の煩わしさというとやはりCSIを見ている人にはエクリー
を想像する人が多いかも知れない。しかし今では寧ろ逆の立場
である。

フィンは2009年にもシアトルでラッセルを助けようとして発砲
し、2014年にはグレッグを助ける為に発砲した。
二度ともマニュアル通りなのだろうけど、内部調査を受けるシーン
が有り、まさにマニュアル通りに対応が同じところが皮肉だ。

しかしグレッグに襲ってきた女性。
実際には性転換手術を受けている男性だったこと。
DNAが至るところでフル活躍しているな。
その人物がミイラとして発見されたDNAと一致していた為に、彼女
が犯人ではないかとされてしまう。

その事実が分かる前にロッカールームではグレッグが被害者を
死なせてしまったことに落ち込む光景が有る。
そしてこのシーズンでは常にサラがみんなの心の支柱となって
助言し助ける光景が有るよな。前回はモーガンを助言していた
しね。

■結局何なのか?

色々と遡ることで双子の母親らしき人物は見つかったが、既に
墓の中だった。毛髪が残っていたことからも双子の母親で間違い
ない。母の名前はナンシー・ハーパー。この女性もブロンド
だけど、当時売春感覚で男性と関係を持ち双子を授かったとする
経緯でもあるのだろうか。

■ポールは主犯なのか・・・それとも?

正直分からない。
いかにも怪しいのだけど、殺人事件とストーカーは別物ではない
かという感じもするし、同じであるとも言える。
マヤのストーカー事件をギグ・ハーバーキラーに結びつけた理由
には何が有ったのだろうか?

■その他

・フィルムカメラから証拠を見つけ出す

アナログフィルムの現像。サラは久しぶりだとしていた。
ピンボケの一枚目の写真。犯人が誤って撮影したであろうこと。
それらを今回はHDR合成ソフトを使って、現場が何処なのかを
調べていく。

Hのように見えたピンボケの画像。
次第に浮かび上がて来た際に見えたのは、明らかに神社の鳥居
だなと思った。
ホッジスがケリーの脚に付着して居たガラスの成分を調べた際に、
酸化カリウムと酸化亜鉛=二酸化ケイ素のガラスと共に、酸化スズ
というハマチインディゴの染料が使われ日本のタイルや彫像に
使われて居ることを見抜いた。ホッジスのママはコレクターらしい。
ミズホテルという日本式のホテルが62年に開業されていたが、
潰れてしまっている。海をイメージした内装で、アルファベット
地区に有るという不利な状況も倒産・再建の足枷となったようだ。
しかしそこが犯人のアジトだということが判明する。

・生きて居たケリー

助かって本当に良かったけど、ダニエルと相棒にある彼女が
彼に従っているということは無いだろうね。
モーガンはケリーに負担を掛けまいとして寝ている間に証拠を
採取していた。
腹を切り裂かれた段階でよくぞ助かったなという感じ。

そしてケリーの証言は重要なものとなっていく。
刑事だから必ず見た者を覚えているハズだとする流れも
前回銃乱射事件に於いても冷静に目撃者を見ていたサラからすれ
ば当然な主張があるのかも知れない。

・性転換

グレッグを襲ってきたブロンド女性。
結腸膣形成の痕が有るので彼女は元男性だというアル。
しかも10年前に手術をしているが遺伝子座はXY。

こうなってくると、もう証拠が何なのか信じられなくなってくる。

「我々が証拠を信じなければどう止めるのか」と。

・マヤをおとりに使うの?

この件が意味が分からない。なんでそんなリスクを冒してまで
捜査する必要が有るのか?

■使用された曲

・Who Are You by The Who

■出演者

D.B.ラッセル (Ted Danson) CSI主任・S12より
ジュリー・フィンレイ (Elisabeth Shue) CSI・S12 #14より
ニック・ストークス (George Eads) CSI ・ S12・昆虫学
サラ・サイドル (Jorja Fox) s10で復帰
グレッグ・サンダース (Eric Szmanda) CSI研究員
アル・ロビンス (Robert David Hall) CSI検死官
デビッド・ホッジス (Wallace Langham) CSI
デビッド・フィリップス (David Berman) CSI (眼鏡の方) 検死
モーガン・ブロディ (Elisabeth Harnois) L.A市警、SID、エクリー 娘
ヘンリー・アンドリュース (Jon Wellner) DNA

コンラッド・エクリー (Marc Vann) CSIラスベガス
ダニエル・ショー (Mark Valley) 私立探偵

ケリー・トーレス (Floriana Lima) 元シアトル警察、拉致
シンシア・ヒューズ (Yvette Freeman) ジャレッドの養母
エイヴリー・ライアン (Patricia Arquette) FBIのサイバー犯罪部門主任
— (Andrea Bogart) ブロンドの女性
カレン・パク (Tina Huang) I.A. Detective (シアトル警察内部調査)
ライオネル・フォード (Phil Tyler) I.A. Detective (ベガス警察内部調査)
ジャレッド・ブリスコ / ポール・ウィンスロップ (Mark-Paul Gosselaar)
Dr.リサ・ウェブ (Anadel Baughn) 精神科医
シスター・アリス (Colleen Flynn) セントガブリエラ修道院
マーク・ターナー (Rob Nagle) 弁護士
— (Elizabeth Roberts) 看護師
エディ
シスター・ベルナデット () セントガブリエラ修道院
ナンシー・ハーパー () 双子の産みの母
パメラ・クライマー () 被害者

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