第23話 メロディは鳴り続ける The Melody Lingers On
脚本/Joseph Dougherty
監督/Roger Kumble
【これまでのストーリー】
ハンナはそれは何かと尋ねるとスペンサーは連絡用に個人広告を
使っていたみたいだという。ジョニーは店にマイクのスイッチを
入れれば匿名で秘密を録音出来る装置を設置する。ハンナは一緒
に居たケイレブにタナーが私を捕まえたらあなたの所にも行くか
も知れないと語る。テッドはアシュリーに結婚して欲しいという。
エミリーはアリアにアンドリューと何か有るのかと尋ねる。勉強を
教わっていると。メリッサはアリソンの司法取引でママは共犯者
としてあんたの名前が出るのを心配したのだという。ハンナが
逮捕される。ヴェロニカはモナが死んだ日の衣服が見つかったとし
それにハンナの血が付いていたという。アリソンは司法取引は
しないと語る。
【ストーリー】
アリソンの弁護士のレベッカは法廷でのイメージトレーニングを
する。私たちはここに座り、検察はこっち側。怯えた顔を見せな
いでという。ケネスは何処の誰とも分からない12人が娘の運命
を決めるなんて納得出来ないという。しかしレベッカはそれが
法律よと語る。赤の他人だからこそ正直に話せば分かってくれる
というアリソン。しかし陥れられたことを説明して訴えても裁判
には勝てないという。勝負は検察の立証を如何に防ぐかにかかって
いるとし今は向こうが不利だという。アリソンがモナを殺害した
ことの合理的な疑いを排除する必要があるのだという。陪審員の
一人でも疑えばコッチのものだと語るレベッカ。
アシュリーは9時からアリソンの裁判の冒頭陳述であり傍聴する
という。テッドは辞めた方が良いのではないかというが、
ハンナの話が出るか直接聞きたいのだという。私はハメられたの
よというハンナ。アリソンは何でもやる子だというアシュリー。
私はこの目で見て来たのだという。ハンナに対してアリソンの
ことで知っていることを今すぐ話してとし手遅れになる前に・・
と。友達を売れと言うのか?聖書に有ったか?というハンナ。
真実を話すんだとテッドも語る。私もアリソンも何もしていない
というハンナ。大事な娘を出せれば他はどうでも良いと言うアシ
ュリー。
バージャックのレシートの電話はこの広告に出ているのと同じだ
というスペンサー。アリソンが無罪になればハンナの共犯は成立
しないこと。元々やっていない犯罪だと。アリソンのパスポートは
偽造だったのでこの広告の番号も偽物ではないかというアリア。
電話しても誰も出ず留守電にもならないというエミリー。弁護士の
ニーランは事務所を閉めたし・・とアリア。とにかく同じ番号なの
で突き止めないといけないという。
ヴェロニカがやってくると三人に対して語る。
あななたちはアリソンの裁判を傍聴すべきではないこと。
陪審員が見ているのだとするとその後の裁判になった時のことを
考えるよう告げる。しかしスペンサーは友達になのはみんなが知
っていることだという。行かなきゃ罪を認めることになるという
アリア。ヴェロニカはアリアとエミリーには強制しないというが。
スペンサーはハンナの裁判も背中を向けろというのかと問うと、
良心は二の次よというヴェロニカ。スペンサーに対して約束する
様告げる。法廷には近づかないということ。
ケイレブは番号を追跡したがたどり着けないという。
追跡タグもローカルサインもないという。プリペイドホンはある
かというスペンサーはメッセージを送ってみるという。「会いた
かった ホリー」とメッセージを送る。それってホリー・ゴライ
トリー?ホリー・バージャックなの?というエミリー。反応が
無かったら?別の手を考えるという。アリアはそんなスペンサーに
明日の裁判は行くのかと問うと分からないという。やることが
有るからと。エミリーはケイレブに対してハンナに会ったら
アリソンに番号のことを聞くように言ってくれと語る。
ジェイソンの元にスペンサーが行くと話がしたいという。
何を話しても互いに消耗するだけだとし、君の話を聞いたら検事
の証人にされたのだという。後悔しているというジェイソン。
アリソンの無罪のことを説明するから・・というが、そこにケネス
がやってくると話を聞く気は無いとし、オタクのとは隣同士だが
立派な門と塀があるのは君の方だという。外に出るなという
ケネス。
アリアはアンドリューと学校で会う。メールの返信が出来なくて
ゴメンというアリア。テストはどうだったかというと分からない
という。マイクはラクロス部でハリスバーグに行き試合の後は
見学しているという。この街には居ない方が良いと。裁判かと
いうアンドリュー。アリソンの父が早く進めたいとしていること
を告げるアリア。モナの追悼キャンペーンには飽きてきたという
アンドリュー。ホロウィッツ先生はモナのことばかりで、モナを
聖人に祭りあげる勢いだという。「我らが秀才」「殉教の英雄」
とか。モナ一人で優勝したいみたいだと。モナはグイグイ所か
テロリストであり相手チームのメンバーを皆殺しにした上に完全
勝利を飾った上に手柄まで欲しがったというアンドリュー。
それを聞いたアリアは顔を曇らせ、モナが居なくなって喜んで
いるみたいねという。モーだけのチームじゃないといいたいのだ
という。
外は雨が降る。
自宅のエミリーの元にコレクトコールでチェスター郡女性拘置所
のアリソンから電話が鳴る。
きっと大丈夫よというエミリー。明日は来てくれるかと問われる
とエミリーは行けたら・・というが、すぐに答えを改めて行くわ
と語る。外は雨みたいだけどそっちも雨かというアリソン。
降っているわというと互いに違和感のあるまま電話を切る。
いよいよ裁判の日。
アリソンはシャワーを浴びると法廷へ。
検察側はサーク、アリソンの弁護人はレベッカ。判事はロブソン
だった。
■感想
いよいよアリソンの裁判が始まることになった。
裁判は回避されるかと思ったし、ハンナに関してもまさか逮捕
されるとは思わなかった。
唯一ハンナを逮捕するに至った証拠は、モナが殺された日に来て
いた服にハンナの血液が付着していただけ。
なんで献血の時に盗まれたことを言わなかったのかな。
あのドロドロのドラマ缶の中にも何が入っていたのかまだ完全
に解明されたものが有る訳でも無さそうだけど・・
不気味なのはトビーとタナーがこの件でまるで出てこなくなって
しまった。
そしてこのドラマはモナの件にばかり焦点が当たっているが、
色んな人が死んでいるのにその辺はスルーされまくっている。
今回はいよいよアンドリューの怪しい行動が見られたことで、
彼がモナに対して嫉妬心に近い何かを持っていたのではないか
というところが有ったかな。
また自分はテッドが怪しいと感じている。
ジェイソンとアシュリーのことを罰しているのではないかという
こと。そして刑務所に出入り出来る人物と言えば教会の牧師なら
ば出来そうだし信者も居る。
21話の中では聖書の中に金を挟んでチェスター郡の矯正施設に
贈っていたし・・・
■各キャラクター
・アリア
バージャックの件でモナの弁護士・ニーランを尾行した際に
屋敷からはバージャック宛のレシートが出てくる。
新聞の個人広告を使って連絡を取り合っていたこと。
ただし電話しても誰も出ず、アリアによるとニーランは事務所
まで閉めてしまっている。
アリアが学校に行くとアンドリューは色々とモナの裁判の件を
知りたがっている感じだった。
マイクはラクロス部でハリスバーグに行っている事。
アンドリューはモナの追悼キャンペーンは飽きたことを口にした。
優秀だったモナのことをホロウィッツは特別視していたみたい
で、まるでモナ一人で優勝したみたいだとして、寧ろモナは
テロリストだったと憤るアンドリュー。アリアはその時点で疑わ
ないといけないのに・・アリアはモナが居なくなった喜んで居る
みたいだと口にはしたけど・・
モナの部屋にはまだ何かが残っているハズだとして何度か行く
けど、モナの母は不在。アリアは私がモナの母を説得するとし
「警戒されにくい」としていた。度々ドラマではスペンサーは
威圧的だから・・みたいに語られることがあるよね。
あるとき訪れると窓が明いていた。
アリアの面白いところは、大きな声で「ヴァンダーウォール
さーん」と外から呼びかける(笑)。小学校時代を思い出すなぁ。
室内に入ると部屋は荒らされていて、
「早い者勝ち 負け犬は泣け ケル・トリステス「A」」との
メッセージ。
しかしアリアは寧ろメモは目くらましだと語り、エミリーが
モナのつもりで隠し場所を考えようと語る。そしてスペンサー
があるものを見つける。
・スペンサー
スペンサーはバージャックのピザのレシートの電話番号を見て
新聞の広告に定期的に掲載していたことを知る。そこで連絡
を取り合っていたこと。なんとかしてこの電話の主を突き止め
たいと感じる。
ヴェロニカはハンナも捕まったことでスペンサーにはアリソン
の冒頭陳述などには行かせないことを語る。ただヴェロニカ
はアリアとエミリーには強制出来る立場ではないとしていた。
スペンサーはハンナの裁判も背中を向けろというのかと問うが
ヴェロニカからは良心は二の次だと言われる。
スペンサーはプリペイドホンを使ってバージャック宛てにメッ
セージを送る。「会いたかったホリー」としているけど、ホリー
バージャックは栄がのヒロインだけど、
エミリーが語るホリー・ゴライトリーなのかホリー・バージャ
ックなのかと問うけど、偽造パスポートに使われて居たもの
だったっけ?
ジェイソンとスペンサー。
ジェイソンは彼女の言う通りにした結果、最悪な状況になった
としてスペンサーのことは完全に信用しなくなってしまった。
異母兄妹なのに切ない。ケネスもまたスペンサーに対して憤り
を見せていた。
「私は大きな間違いを犯した」(sp)
「間違ったのはボクが君を信じたことだ」(ja)
「私は物事を確信して行動するタイプなの。白黒つけて初めて
満足する。グレーなのが我慢出来ない。ついやり過ぎるがその
性分を利用された」(sp)
スペンサーは結局裁判の傍聴に行った。
ヴェロニカがメリッサと共に何故イギリスに滞在させようとして
いたのかを知る。ヴェロニカもまた愛する娘のことだけを考えて
助けようとしていた様だ。
・ハンナ
逮捕されてしまったハンナ。
ハンナの件でアシュリーとテッドもこの件に関わっていくこと
に。アシュリーが9時からあるアリソンの裁判の冒頭陳述を
傍聴にいくという。何と言ってもハンナの名前が何処で出るか
気になっているから。テッドは辞めた方が良いとしていたけど。
ハンナは私はハメられたとしてアリソンも同様だとするが、
アシュリーはアリソンという人物がどういう人か知っている
としてアリソンは何でもやる人だという。ハンナには知っている
事を今すぐに話すよう迫るが、友達を売れというのかとして
反発。友達を売れという言葉が聖書には有ったのかとしてテッド
にも噛みついたけど真実を話すべきことを告げる。
アシュリーは大事な娘さえ助かれば他はどうでも良いという態度。
ケイレブが拘置所に面会に来る。
「アリソンは平気な顔をしているが目の億に怖い物が写っている」
「君の目の奥にもね」
「怖いものはヘビ、クモ、フライングモンキーだ」
ハンナはケイレブには遠くに逃げて欲しいとするが決して逃げ
ないという。
★★
アリソンとハンナが拘置所のランドリールームで語り合う光景
は全てが興味深かったね。アリソンが何処まで情報を知っていた
のか。
アリソンによるとパスポートは偽造だけど電話番号は本物で
電話ではなくメールでやりとりしていたという。ママが殺された
時に新聞に弔辞が掲載され文面には、
【おやすみ明かりと赤い風船】と書かれて返信用コードが掲載。
返信の2日後に広告で【お休み誰かさえ、お休みブラシ】と
すすれていたという。
【おやすみシーっと囁くお婆さん】
ハンナはこれらは絵本だとして小さい時にママが読んでくれた
と語っていた。アリソンは母親を殺した人物が誰かを知っていた
嫌がらせだと思っていたこと。「A」じゃなくてモナだという。
何故モナだと言い切れるのかという質問に対して
「モナが殺されてからメールが来なくなった」と語る。
・エミリー
ケイレブに対してエミリーはハンナと面会する時にはアリソンに
バージャックの番号のことを聞くように言ってくれと頼む。
雨が降る中でエミリーの元にチェスター郡女性拘置所から電話。
電話はアリソンからのもの。明日来てくれるか?と問われて最初
は迷ったが行く事を告げる。
ケイレブがハンナと面会した後に再び会う。
「ハンナが君たちを置いていく訳ない。海賊並の結束力だ」
「いざとなったら遠くに逃げろと言われたか、これはみんなに
向けた言葉だ。俺は逃げずに戦う」
「あなたを瓶詰めにするわ・・・最高の男って商品にして儲ける」
と。
■アリソンの裁判が始まる
被告:アリソン・ディローレンティス
検察:サーク
弁護士:レベッカ
判事:M・ロブソン
ようやくこの時点になって父親ケネスとか義兄のジェイソンな
どがアリソンの前にも出て来た。
弁護士のレベッカによると今は検察側が不利な状況で立証責任
を果たせるのかどうかにかかっている。陪審員が一人でも疑えば
コッチのものだと告げる。
サークは高校時代に誰もが経験があるであろうイジメ・無視の
問題に関して、敵か味方かが重要な要素であり、敵だと見なした
相手を一瞬で始末する世界だと語る。アリソンはそれをモナに
行ったと語る。
またアリソンの誘拐がウソであり今後弁護人がいかなる話をして
も作り話だとして主張。検察側はモナはアリソンが誘拐された
というウソを知っていた為にモナ殺害計画を実行したのだと語る。
検察側の証人としてジェイソンが呼ばれる。
アリソンのアリバイを偽証したこと。アリソンの襲撃犯はアリソン
だと言ったのではないのかと問われるが、今はそう思っていない
とし、別人だと確信したという。
検察のサークは何故アリソンではないと思ったのかその原因を
突いてくる。ハンナはアリソンの友達・・アシュリーはハンナの
母親。その母親との関係を問われて、深い関係かと問われるが
プライベートなことだとして一蹴。ただしそれがどう陪審員に
聞こえるのかは明らかだった。
■その他
・裁判には双子が・・・
クレジットにないけどシンディとミンディの二人が傍聴席に
いた。
・バージャックの電話にメールの返信
何者かの歌声が電話で流れる。
拘置所のハンナに聞かせるとモナの部屋で聞いた事があるという。
モナはよくかけていたとしフランスのエディット・ピアフのも
のだと。アリアがまた「お米のプラフ?」としていたけど、
スペンサーが「ピアフよ!!」と語るやりとりが笑える。
何故相手は電話してきたのか。モナの振りをしたままで居れば
このまま何も証明されるものはないのに・・
・モナが残した言葉
モナの部屋の鏡の中から見つかったもの。
「シャンデリアの儀式 姉妹の隠れ家 縛られた支配者」
(Chandelier’s rituals.Sister launched lair.A ruler’s
list chained)
・モナの部屋に侵入の跡
ドアが割られてアイスピックが落ちていた。
最後の映像はそのアイスピックを警察が調べている映像だった。
「ブーブーアイスクリーム」
と書かれていた。
・至る所に音楽
最後にエミリーがリア・ウィンド・ブリューの告白ボックスで
休憩がてら人の告白を聞いているとこの音楽が流れてくる。
告白と聞くとやっぱり教会・・・牧師に繋がりそうだけど、
テッドってこの店にはよく来ていたっけ?アンドリューと結託して
いるのかな。
・革手袋の人
シュレッダーを使ってポール・バージャクと書かれた書類を処分
していた。そこには鳥が飼われていたけど、この鳥って何処か
で見たな。
■使用された曲
・Secret by The Pierces
・A Pain That I’m Used To by Depeche Mode
・Atlas Hands by Benjamin Francis Leftwich
・No One Needs to Know by HAERTS
・Summer by Katie Herzig
・Paris Skies A by Edward Jay, Eve Loiseau & Vasco
・A Pain That I’m Used To by Ameritz
■出演者
スペンサー・ヘースティングス (Troian Bellisario) マジメ生徒
ハンナ・マリン (Ashley Benson) 母子家庭
アリア・モンゴメリー (Lucy Hale) 娘
アシュリー・マリン (Laura Leighton) ハンナの母
エミリー・フィールズ (Shay Mitchell) 水泳部、レズ
アリソン・ディローレンティス (Sasha Pieterse) 復活
ケイレブ・リバース (Tyler Blackburn) ハンナの元彼
エズラ・フィッツ (Ian Harding) 元教師
トビー・キャバノー (Keegan Allen) 警察官を目指す
モナ・ヴァンダーウォール (Janel Parrish) ハンナと連む生徒
メリッサ・ヘースティングス (Torrey DeVitto) スペンサーの姉
ヴェロニカ・ヘースティングス (Lesley Fera) スペンサーの母
ジェイソン・ディローレンティス (Drew Van Acker) アリソンの兄
アンドリュー・キャンベル (Brandon W. Jones) クイズ研究会
テッド・ウィルソン (Edward Kerr) 牧師
ケネス・ディローレンティス (Jim Abele) アリソンの父
レベッカ・マーカス (Lauren Tom) モナの弁護士
ダグラス・サーク (Christopher Grove) 検察
R.ロブソン (Kim Estes) 判事
— (Jordan Destin) Rosewood Resident
シンディ (Melanie Casacuberta) 傍聴する双子
ミンディ (Monica Casacuberta) 傍聴する双子