第17話 チーム The Team
脚本/Daniel J. Doyle
監督/Elodie Keene
【これまでのあらすじ】
ジェームズは大昔のヤツが拾ったというものを見せる。
アルヴェウスって名前だとしインヒューマンズ軍の指揮官として
クリーが作った。お前にやるのでクリスタルを寄越せとリンカーン
に交換を要求する。マリックは娘・ステファニーに対して
未来の断片を見せられたという。私の死であり殺すのはハイヴだ
という。ハイヴはマリックに対して君の娘は見所があるとし素晴
らしい忠誠だという。メイはデイジーに連絡するとギエラに飛行機
を乗っ取られたという。チーム全員が乗っているとすると、
リンカーンはこういう時の為のシークレットウォリアーズ
だろうと。デイジーもみんなを呼ぼうと語る。
【ストーリー】
デイジーはリンカーンに対して秘密のエンジンとか搭載している
ならば使っても良いと語る。早くメンバーを揃えてコールソンたち
を助けないといけないという。
●マイアミ・ビスケーン湾
ジューイはケヴィンと共にデートしていた。
●コロンビア・ボゴタ。
エレナは会いたかったとするが、二人共に時計から信号が送られて
来た為に今夜はダメだとして急用が出来たという。
デイジーはヒドラの基地は石油採掘場の地下90m、格納庫と沢山
のドアが見えるという。エレナはヒドラって何かと問うと、イン
ヒューマンズたちを浚ったりテロを起こしたりする悪い奴らだ
というデイジー。それ以外は分からないとし情報が少ないこと
を嘆く。しかし捕まって居るのは私たちの為に命を張ってきた
仲間だという。入口は分かっているとし15mの距離だという。確実
に近づけるとのこと。その後は私に任せてとデイジー。
パラシュートを使って降りる。
理由は分からないが私たちは力を与えられていること。それを
正義の為に使おうと語る。
ハイヴとマリックはギエラの元へ。
ここを知られたので飛行機ごと連れてきたという。エージェント
は全滅したのか?多勢に無勢だったのだという。私は飛行機を降り
てチームを送ったとすると、ルシオが制圧するハズだというハイ
ヴ。
コールソンたちは一カ所に集まりデイジーらが救援を待っていた。
奴らの気を引くものを探せというが、メイの出血が酷い状態だと
いうシモンズ。フィッツに気を引いてくれというコールソン。
その頃助けに来ていたデイジーたちはジョーイとエレナ/ヨーヨー
も合流して来ていた。ジョーイとエレナが組んで侵入。
デイジーはゼファーワンを見つけたと報告。格納庫の入口は北側
だとし地下5階に居るのでみんなそこに向かってくれと告げる。
リンカーンはマリックの元にいく。
シモンズは触媒をフィッツに渡す。圧迫に使うもので使用するのは
塩素ガスだという。失敗したら失明するものだった。リンカーン
がルシアによって固められる中、ジョーイがルシアの心臓を
一突きして殺害する。エレナがマックの元に合流。
そしてコールソンたちの元に行くと遅かったなとデイジーにいう。
彼女はみんなを集めなきゃいけなかったという。
脱出するのにパイロットは居るのかとするとメイは飛ばすこと
くらいは平気だと語る。
ギエラはハイヴに逃げられたことを報告。しかしハイヴは仲間を
一人送り込んだから大丈夫だという。
エレベーターのドアが開くとジョーイとエレナは先ほどの戦闘
のことを話す。みんなよくやったとし絶体絶命の仲間を救った凄い
チームだという。エレナに対して怪我しているみたいだけど大丈夫
か?と。リンカーンはジョーイに固まった時に助けてくれたことを
感謝する。今日は良い日だとしデイジーはヒドラの頭を捕まえた
最高の日だという。これからコールソンがマリックを尋問すれば
もう一仕事あるという。
尋問室でコールソンはマリックに対して真っ先にロザリンド・プ
ライスを殺したなという。その恨みを晴らすかは後に考えると
いう。ウォードに取り憑いているものは何だ?というコールソン。
するとマリックはアラブ馬のことを引き合いに出し、素晴らしい馬
なのだが扱いづらいこと。娘のステイシーは乗りこなしていたこと。
ティトン山脈で娘とその馬で遠乗りした際に馬は娘を放り出したが
娘は立ち上がり馬を落ち着かせていたこと。人生最高に誇らしい
時だった。その日に娘をヒドラに入れたという。私か愚かだった
こと。ヒドラを立て直せると思ったとし、娘にはヤツを神として
崇めろと教えたという。そのヤツが娘を情けもなく殺したのだ
という。神だが我々の神ではないという。
デイジーはリンカーンの元にいくと何をしているのかと声を掛ける。
ホントにアルヴェウスのものだと思うか?というリンカーン。
分からないが提出だとしテリジェンと一緒に・・という。ジェー
ムズの所に持ち込んだことを怒っているのかと問うと、怒って
いるのではなく何で話してくれなかったのかという。彼氏が部下
だとやりにくいんだろうと。「関係を利用されたりするとね」と
デイジー。君なら分かってくれるかと思ったとすると、デイジーは
いい作戦だったが前もって行ってくれという。それよりもジョーイ
が心配だとしルシオを殺して動揺しているのだという。二人共
シールドになれていないからだと。
■感想
ハイヴを作ったクリーはインヒューマンズたちが感染で仲間
を操れるということを想定して作ったのだろうか?
これまでインヒューマンズは人間の中にある異星人の遺伝子を
テリジェンによってその能力を目覚めさせることが出来た訳だけ
ど、操ることの出来るインヒューマンズを作ることが出来る
ということが今回判明した。まぁ前回マリックの腹心だった
ギエラを奪われたことで、そんな感じはしていたけれどね。
気になるのはマリックという男は、インヒューマンズでも何でも
ないのに自分よりも力のあるものを操れると思っていたのだろう
か?そう思っていたのであれば誰の目から見ても馬鹿である。
この一族はただインヒューマンズの長のハイヴが死なない為に
人間というエサを供給していただけの一族。本当に哀れすぎる。
デイジーまでもがウォードに感化され・・一体どうなってしまう
のか不透明感が増した。
デイジーは、インヒューマンズの中でも特殊な存在なのでそう
簡単には感化されるようなことはないのかなと思っていたけど、
その辺は例外なくなってしまった様で、今後とも面倒なことに
なりそうだ。
頼みの綱はフィッツ・シモンズの持つ科学者として人間としての
英知を結集してただただ感染を防ぎ、細菌を殺させる為の薬/
ワクチンを開発出来るかにかかっている。
■犯人は誰だ
内部から絆を壊すというハイヴの企みは見事に成功したけど、
インヒューマンズの中でももっとも危険な二人が手を繋いだら
最早為す術があるのかどうか。
インヒューマンズの中に操られているもの、感染しているもの
がいる”かも”知れない。そう分かった後の人間/コールソンたち
の対応は非常に繊細且つ難しい決断が強いられた。
エレナだってジョーイだってリンカーンだって色々と不審な行動
が有る。
そんな疑惑の種をちょっと植え付けるだけで乱れてしまうという
のが組織の怖さでも有るね。
真っ先に疑われたのは何よりもリンカーンの奇異な行動であり、
シールドの行動規範を無視したことや短気な性格が災いする
こととなった。
そしてまず疑われないのはデイジーであり、最後の最後まで
彼女を疑うものなど居なかった。
「愛するものの気持ちを利用して裏切ること」。
その辛さなどを冒頭ではデイジーが語っていたのに、
最後にはその言葉が反射的にリンカーンが語るハメになってしま
う。
■その他
・テーマは絆
絆は壊れてしまうことも有るけどフィッツとシモンズだけは
絆を保ち続けていたようだ。それもやはり互いに粘り強く相手を
信頼し尊敬していた証拠だろうね。
フィッツはウィルのことを考えると・・・
なんて言っていたけど、シモンズは「ここまでに10年よ」として
「せめて私たちだけは離れたくない」と語りキスする光景が
有った。
・シールドの施設、ヒドラの施設、ルシオの遺体
この二つの施設共に崩壊したのかな。
結局リセットしてまた始めるのだろうか。
ルシオがこうも簡単に殺されるとは思っていなかったけど、
ルシオの遺体を解剖することで何か発覚していくことが有るのか
なぁ。
・まだ分かっていないこと
ハイヴがインヒューマンズに細菌をまき散らしているけど
どういう形で相手に感染させるのかは誰も知らない。
またハイヴにとっては砂のような状態になることで自分の命の
力をそぎ落としているのか気になる。
・それぞれの神が居る
ヒドラのマリックが自分たちの神は「ハイヴ/アルヴェウス」
だと思っていた。
アスガルドの神々の王はオーディンだと映画ではよく言われる
けれど、人間とアスガードなどの関係を考えれば、ソーとか
シフは知る人ぞ知る神の存在かも知れない。人々の信仰心は
分からないので心の中にはそれぞれの神が居る。
・謎のアイテム
前回出て来たジェームズが持っていた球体のヤツって何なんで
しょうかね。
■使用された曲
・Agents of S.H.I.E.L.D. Theme Song
Written by Bear McCreary
■出演者
フィル・コールソン (Clark Gregg) S.H.I.E.L.D.の捜査官
メリンダ・メイ (Ming-Na Wen) エースパイロットで兵器の専門家
Hive(ハイヴ) (Brett Dalton) 元ウォード
デイジー・ジョンソン / スカイ (Chloe Bennet) S.H.I.E.L.D.、能力者
レオ・フィッツ (Iain De Caestecker) 兵器技術を専門
ジェマ・シモンズ (Elizabeth Henstridge) 生命科学に精通
アルフォンソ・マッケンジー (Henry Simmons) “マック”、メカニック
リンカーン・キャンベル (Luke Mitchell) 能力者、電撃
ギデオン・マリック (Powers Boothe) 富豪、ヒドラ
ジョーイ・グティエレス (Juan Pablo Raba) 能力者
エレナ・ロドリゲス (Natalia Cordova-Buckley) ヨーヨー
R.ギエラ (Mark Dacascos) 1972年6月9日、元海兵隊?能力者
ルシオ (Gabriel Salvador) 能力者、目を見ると固まる
ケヴィン (Rob Silverman) ジョーイのパートナー