Dr.HOUSE ドクター・ハウス シーズン7 第12話 色あせない記憶 You Must Remember This

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May 17, 2010
第12話 色あせない記憶 You Must Remember This

脚本/Kath Lingenfelter
監督/David Platt
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ナディアが勤めるダイナーにある夫婦がやってくる。
夫のヘンリーはナディアに対して僕たちは初めてここに来た
ことを語るが、ナディアは奥さんの方は以前に来たのではないか
と問う。神の色は明るく丸いメガネをしていたと語る。
妻はそれを否定すると、ナディアは8月14日(土)に水玉のワンピ
ースを着て泣きはらした目をしていたという。それを聞いた
ヘンリーは14日と言えばダレンの誕生日だとして、昔の恋人に
会いに行っていたのかと激怒。そういえばスキー旅行の際に
も二人が消えた事が有ったとして告げると、ナディアは余計な
ことを言ってしまったとばかりに奧に下がろうとする。すると
突然彼女は倒れて足が動かなくなる。

ハウスは暗い部屋の中で懐中電灯だけを灯りにしてチームに
ホラー仕立てで会話する。ドアの向こうには前回よりも面白い
患者が二人いること。患者の一人は33歳女性、「一過性麻痺」
と「CK値上昇」そして「完璧な記憶力」を持つ人物だという。
「超記憶症候群」だとして思春期以降に起きた出来事を全て
記憶しているという。760万件の出来事を覚えて居るんだぞと
語ると、フォアマンは脚の麻痺とCK値上昇ですよねと改めて
聞き直す。するとハウスはお前は明らかに超記憶症候群ではない
として、3つ目の症状もあるという。記憶症は思春期に発生
するもので過去5件はそうだが、発症期が他の2件とは20年以上
も離れていると反論。記憶を失うならばともかく高めるなんて
と驚く。MRIで症状は見つからなかったことを告げると何らか
の中毒ではないかという。タウブは患者・ナディアは飲食業を
しているのでボツリヌス菌ではないかという。脳を調べて
みたらどうかとすると、タウブとフォアマンは自宅を調べろ
と告げ、マーサとチェイスは患者の病歴を調べろと語る。

ハウスに対して二人目の患者は?と尋ねると、ハウスは突然
スライドにタウブの写真を掲示すると、タウブはまたなのかと
してハウスにシツコサに呆れる。ハウスは患者は45歳の医者で
この程、病理学の再認定試験で不合格になり近く医師免許を
剥奪され首になる人物だという。タウブは風邪で調子が悪かった
だけだとすると来週の再試験でパスすると語る。いつもならば
自然淘汰させるところだが、カッディが大騒ぎを起こしている
のだとし、”病院の顔”であるタウブを首には出来ないのだと
語る。ちびっ子を合格させる為にどうしたら良いのかと問うと
ズバリ家庭教師が必要だという。
ハウスは教師を選べとして、
「オーストラリアビールを飲みながらお互いに離婚したキズを
舐め合いたいのであればチェイス」「神経をすり減らしながら
単語帳で勉強しウザイ雑学を聞きたいならマーサ」「ユーモア
のない堅物に特訓されたいならばフォアマン」だという。
タウブはフォアマンで・・と語ると、内心再試験にビビっている
んだろうと語る。

ハウスは認知症患者の治療をしているウィルソンの元にいく
と相談があるという。今夜どのバーに行くか医学的見解を
聞かせて欲しいという。サムとの件で三ヶ月も経ってようやく
吹っ切った祝いだとすると、ウィルソンは今夜は行けないと
語る。サラのせいなのか?と問うと、その通りだと語る。
よく見抜いたなと問うとウィルソンは忙しいのだとしてハウス
を追い出す。

ハウスはカッディのオフィスにいくと、サラって誰なんだと問う。
カッディは知らないと語ると、二人して嘘を付いているのか
と問う。

フォアマンはタウブは患者の家を捜索しながら、試験の為の質問
をする。
「嘔吐を8種に分類せよ」というと、タウブはそれ以上質問
したら4種の嘔吐を実践するという。タウブはフォアマンのこと
を堅物だから選んだのではないと語る。私は人のことに干渉
しない人が良かったのだという。フォアマンは首になって
大恥をかきたくないのであれば真剣になった方が良いとするが、
タウブは初めての試験の時には満点だったと語る。フォアマンは
100年の間に医学は発展した事を告げると、事前に問題を入手
出来る人もいるらしいと語る。
そんな中タウブは下剤が大量にあるのを見つける。
そういえばカルテに食生活を変えて痩せたと書いて有ったと
いうフォアマンはハウスに電話する。

その頃ハウスはウィルソンの車を調べてサラの痕跡を探す。
フォアマンは患者の家には大量の下剤が有り服用していたの
だろうとして、原因は「マグネシウム中毒」だろうと語り、
大量の下剤を飲めば「高マグネシウム血症」を招くという。
しかしハウスは呼吸と血圧は正常だったのでその中毒では
ないと語る。二人共型破り過ぎて規範を忘れていると
告げると患者に話を聞けと語る。
一方車を調べていたハウスはトランクから草を見つける。

マーサはナディアの元に行く。
あまりに記憶力が凄い為に、NASAなどで働いた方が良いのでは
ないかと問う。しかしナディアは記憶力と理解力は別物で
ある事を告げ私は天才ではないと語る。今の仕事を気に入っている
のだと語る。

そんな中病室にハウスがやってくる。
君は便秘でドジなのか?と問うと普通のドジだというナディア。
2008年に何度躓いたりよろめいたことが有ったのかと問うと11回
だという。2009年には12回、2010年には20回だという。
「協調運動障害」なのかというチェイス。便秘を加えると
若年性パーキンソン病だけだという。神経学的検査をして、
レボドパを投与しろと指示する。

ハウスはウィルソンのアパートに勝手に入っていた。
ウィルソンが戻ってくるとなんで勝手に入るんだと告げる。
これは危機介入だとし、お前はヤバイと語る。トランクには
イヌハッカの詰まった袋が有ったとして問い詰める。猫を
飼うことが悪いのかと問うと、急性独身男の末期症状だと語る。
糖尿病のネコにインスリンとイヌハッカを与えているのだという。
それは女を諦めたということだとし、何で嘘をついたんだと
問う。何がサラだと告げると名付けたのはお隣さんだとし、
その人が亡くなったので引き取っただけだという。
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プレインズボロ病院に運ばれてきたのは突然接客中に足が動か
なくなったとする33歳の女性ウェイトレスのナディア。
彼女はずば抜けて記憶力が良く、あまりに正確に過去の事象を
覚えていた。彼女はその記憶力によって姉との間でわだかまりが
ある事を知る。

先週があまりに壮絶過ぎる内容だったので、今回は逆にもの凄く
大人しく感じるエピソード。当時の騒ぎがなかったようにして
平常に医療業務が回っていることに驚く。マーサなんてハウスの
目的の為に手段を選ばない異常な行動に対して、違法なことに
荷担させられそうになり、嘔吐する場面まで有ったのに、意外と
すんなりチームに収まっている姿が有った。

今回は結構色んなところで面白い問題が発生していた。

先週はお休みで出番無しだったウィルソンとハウスのエピソード
ではウィルソンにサラという名の人物がいる事を知る。
ハウスとしてはサムと別れて3ヶ月なのでそろそろ彼女を作る
為に動いても良いのではないかと思って声を掛けたつもりが、
彼の知らないところで女性の影があることに気に入らないようで、
いつものように干渉しまくってくる。
ウィルソンのトランクからドラッグらしき葉っぱが出てきた
時はヤバイ状況かと思ったけどネコ用の薬だったようだ。糖尿病の気
のあるネコのサラを隣人の死をきっかけに育てることになった
ウィルソン。動物を飼うと男性でも女性でも婚期が遅れること
は言われてるけど、ウィルソンがそのネコを可愛がる姿に
ハウスとしては大変なことだとして対策を取ろうとする。
かつてウィルソンは最初の妻と別れた際には、ずっとネコに
かかりっきりで引きこもりの状態になった様で、ハウスは
窓を開けて勝手に逃がしたらしい。「不思議にも窓が開いていたんだ」
とハウス。でもそのお陰か立ち直った様だ。
ハウスはバーに行って人間観察。
ウィルソンはその中にホイップを入れるプロンドの店員の姿を
目撃。その行動を見てウィルソンに気が有るんだとして声を
かけるよう進めるとすんなりデートのokが出た様子。
しかしこのバー全員がハウスによって雇われているかのようだった。

ハウスはウィルソンがネコアレルギーだと思い込ますために、
彼がダタクサとタンポポを仕掛けていた。ウィルソンにはその
二つのアレルギーがあるようで・・。ネコアレルギーが有れば
ネコを手放すだろうと思っていたハウスだが、すぐにハウスの
仕業だと見抜かれていた。ハウスはトキソプラズマに最初はなって
表れる症状「クレイジーネコおばさん」ってヤツだと誤魔化していた。

一方面白かったのはタウブ&ウィルソンの関係。
タウブは病理学の再認定試験があるようで、先に行われた試験では
不合格。こういうのって定期的に医師は試験を受けて居るもの
なんだろうか。試験に通過しなければ医師免許剥奪。
最近この医師免許を剥奪かどうかのところで揺れ動くドラマとして
描かれるね。意外とサクっと解決しそうなところも有ったけど、
まさか自信を失っているだけでなく、知識も欠落しているかの
ようにして、今回のテーマである「記憶」が抽出されるのかの
如く、人は記憶を失っていくものだなと。

実は風邪と言ったのは嘘。緊張したことを語る。
「お前は毎日生き死に関わる判断をしている。しかもハウスの下
でだ。そんな常にプレッシャーの環境下にある」ことを強調して
説得を試みる。

タウブは勉強する前に映画を見ようとかゲームする姿が有る。
再試験3日前なのに映画「ユージュアル・サスペクツ」を見ましょう
というタウブに対して、呆れたフォアマンを見捨てようとする。そ
その際去り際にケビン・スペイシーがカイザー・ソゼだとネタ
ばらしをしていくところなど、犯人はヤスと言っているようなもの
だ。

フォアマンはハウスから「フォアマン部署」として保険書類の
処理を言いつけられていた。タウブの教育係から一度降りた
ことを知られたこと。ワラビー野郎が言ってたぞというハウスは
タウブの救いの手を辞めたのだろうとし、落ちたら永遠に
保険担当にすると語る。タウブはチェイスのことを「マーサよりも
口が軽い」として非難。タウブに必要なのは教師ではなく子守
だとするフォアマンに対して、ハウスはそんなヤツには侮辱と
ビンタ療法だと語っていた。

ホテル暮らしのタウブに対してフォアマンは自宅に連れて行く。
最初にタウブがフォアマンの部屋を見て発したのは
「毛足の長いカーペットを敷いているかと思った。ギャング映画
に出てくるヤツ。決して黒人だからではなくタイプ的に・・と。」

自信を失っているタウブは、「試験問題を売ってもらう。ルール違反
・最低な行為であることも知っているが、もう人生でしくじる事
に耐えられない」とする中、普段は他人に干渉することのないフォア
マンが、「そんな事をしたら二度と取り戻せないこと。君は良い
医者だ、カンニングする必要はない。欠かせない人材だとして・・
」「お前ならば出来る!!!」とした後、即効で試験問題を買いにいく
ところが笑える。「娼婦を砂漠に埋めてきた気分だ」としていた
けど、タウブは病院の顔なので、こんなの分かったら相当ヤバ
いのではないのか。

マーサとチェイスの役割は少なかったけど、二人は検査に於いて
負荷試験の為に姉と妹を同じ部屋に入れてケンカさせるという
最も安全な検査法を仕掛けるよう言われ、結果として姉妹が決別化し
てしまうことにマーサは罪悪感を持っていく。

■今回の患者

・ナディア

33歳女性、ウェイトレスとして働いている。
脚の一過性麻痺とCK値上昇、超記憶症候群として運ばれて患者。
飲食業なので細菌が原因なのか、脳が原因なのか。
家宅捜索の結果、下剤が見つかり高マグネシウム血症を疑う。
しかしハウスは協調運動傷害を疑い、パーキンソン病ではないか
として神経学的検査とレボドパ投与。
姉のエレーナが見舞いに来る。
デイジーの花束を持ってくる彼女に相当憤り感を露わにしていた。
心臓に異変が起きて不整脈になる。除細動器で再生。
その結果パーキンソン病は除外。
心臓が全ての問題でポンプ機能が低下すれば筋肉に問題が生じる
としてQT延長症候群を疑う。負荷検査をするということで、
姉と妹を同部屋に入れてケンカさせる。なかなかケンカさせること
が出来ないがチェイスからマーサに対してお前の得意な”真実”
を使って解決するよう言われる。過去の真実を掘り起こすことで
ケンカさせる。その結果案の上またしても心臓がおかしくなる。

ベータ遮断薬の投与で不整脈を止める。
姉は自分も悪かったが、あの子はもっと酷いんだという。
執念深くいつまでも根に持つとのこと。
二度と来ないとして出て行く姉。

チェイスはナディアの息の匂いに気が付く。
アンモニア臭がいることから、腎不全だという。
タンパク質に飽きてヴァーガンになったのならアミロイドーシス。
自己免疫疾患なら多臓器不全の説明もつくという。ギランバレーや
多発性筋炎、結節性多発動脈炎、SLEなど色々と可能性に言及した。

取りあえずストロイドで自己免疫疾患の治療し、腎不全の為に
透析する。

治療中チェイスに私ってキツイと思うかとナディアは話していた。
私は誰にも恨みを持っていないが記憶が残る分、足し引きして
しまうのだという。良い事よりも悪い事をする人に憤り感を
覚えるらしい。しかしずっと許さないと孤独のままだとされる。

そんな中「息が出来なくなる」。
呼吸困難ならば自己免疫疾患ではない。腎不全による肺水腫なのか。
蕁麻疹も出てきていることが分かりアレルギーだった。ステロイド
を打っているのでアレルギーなんてあり得ないとするが、
透析によるアレルギーだと分かる。腎不全なのに透析できないので
死ぬのか。姉から腎臓の提供をしてもらえば良いとして、またしても
マーサが説得役に・・。
「私は本と方程式に囲まれている方が楽。人間は面倒臭い」と
するマーサ。

移植するが発作が起きる。ロラゼパムを投与。
ステロイドが利いていないとして何処免疫疾患も否定。
急性ポルフィリン症なのか。
血栓を疑う。第5因子ライデン変異という名が出てくる。
それならヘパリン投与で治せる。
しかし今度は手が勝手に動くことに・・ヒョレアという不随運動
で原因は不明だという。

ナディアの自宅に多数のパズルが有ったというフォアマンの言葉
を聞いてハウスは末梢血塗株で有棘赤血球を探す様指示。
結果的に強迫神経傷害。記憶を貯めるのは自分の人生に執着して
いるせいだという。しかしそれも大きな病気の病状に過ぎず、
遺伝性のマクラウド症候群が問題の根幹だったようだ。完治は
出来ないが薬で緩和出来ること。20年は生きられるとしていたけど
時間的制約がある中で、SSRIを利用して、自分が持つ特別な能力
を誇示するか、それともその能力を解いて周りの人間と融解して
いくのかの選択に迫る。結局SSRIの薬を飲んでいく。

■使用された曲

・Felicia by “Constellations”
・How to fight loneliness by Wilco

グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人、野心
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静、がん専門医
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形、オーストラリア
クリス・タウブ (Peter Jacobson) 元整形外科医、浮気

レミー・”サーティーン”・ハドリー (Olivia Wilde) ERから来た医者
— (Bobbin Bergstrom) Nurse
レイチェル・カッディ (Kayla Colbert) カッディの娘・2歳半
レイチェル・カッディ (Rylie Colbert)
マーサ・M・マスターズ (Amber Tamblyn) インターン、天才

ナディア (Tina Holmes) ウェイトレス、次女
エレーナ (Claire Rankin) ナディアの姉
— (Sarah Davidson) Blonde
— (Jackie Goldberg) Elderly Patient
— (J. Paul Boehmer) Husband
— (Lisa Renee) Wife
— (Tim Barraco) Young Cop
若い頃のナディア (Jacqueline Mackenzie)
若い頃のエレナ (Amanda Leighton)
— (Bianca Bonciu) Desperate Girl in the Bar
— (Suzy Cote) Female Lawyer
— (M.J. Dougherty) Trucker
— (Cameran Surles) Worried Patient

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