シカゴ・ファイア Chicago Fire 第15話 悪魔との取引 Nazdarovya!

リンク広告 テスト




第15話 悪魔との取引 Nazdarovya!

監督/Joe Chappelle 脚本/Andrea Newman

【前回までのあらすじ】

自動車事故で助けようとした被害者は手に注射の跡が有った。
シカゴPDのアントニオによると2週間で薬物過剰摂取の人物が
急増していること。警察では殺人の可能性を視野に入れている
という。クラリスは男の子を出産。セブ、レズリーがクラリス
の元に駆けつけるだけでなく元夫ダニエルもやってくる。
赤ちゃんを抱いた後、弁護士からは親権に対する申し立てを
することを告げられる。エリックはセブに対して妹のレネーと
婚約していたのに破棄したことに激怒するが、そのやりとりを
黙って見ていられないレズリーは本当のことを語る。エリック
からはレネーとは家族も連絡が繋がらないことを聞かされる。
ナンシーに対して保護観察官は夜の9時から朝の9時までは必ず
この家に居ること。そして犯罪者とは関わらないことを仮釈放
の条件だとして言われる。しかし早速ナンシーは出かける。
ケイシーには門限までには帰るというが・・ガブリエラは
兄のアントニオの様子がおかしいことに気がつき声を掛けると、
現在ニューヨークから来たギャングによって女性たちが薬漬け
にされているのだという。捕まえたいとする中で、突然車から
何者かが発砲してくる。その銃声を聞いて急いでガブリエラは
かけつけ止血する。

【ストーリー】

救急車が近くに通った為にガブリエラは兄にしっかり患部を
抑えていてと告げて車を止めに車道に飛び出す。
何とか救急カートで病院に運ばれる。ガブリエラは医師に対して
腹部と左上部に被弾していること。動脈を傷つけ脇を貫通して
いることを告げる。医者がガブリエラに変わると第4外傷に運ば
れる。

セブライドは看護師からクラリスの赤ちゃんを手渡されて戸惑う。
レズリーはメールを受けるとガブリエラからのものだった。
同じ病院にいた為にすぐに彼女の元に駆けつけると事情を聞く。

ケイシーは朝のトレーニングから帰宅すると母は夕べのケンカの
ことを気にして一緒に住むのだから色んなことを話したいと語る。
友達のゲイリーと出かけるのが面白くないんでしょと。仮釈放の
条件を破るのは良くないのは確かだというケイシーに母も理解
する。これからは互いに信頼して大人として話そうという母。
その言葉を聞いてケイシーもその通りだとすると、この先一緒に
暮らすならば何でも話さないといけないとし、聞いておかねば
ならないことがあるという。「何で父さんを殺したのか」と。
答えを知りたいだけで母さんを苦しめたい訳では無いというが、
15年間も悩んだとし教えてくれないことに少々苛立つ。
何がきっかけなのかと問うと、母はいい加減にしてと語る。

ガブリエラの元にレズリー以外にピーターが現れる。
ピーターに兄のことを話す。撃たれる前に様子がおかしかった事。
しかしピーターは君が傍に居て良かったとして抱きしめようと
すると、レズリーの視線を気にして留まるが、彼女は関係を
知っているというと、ピーターは彼女にハグする。
ICUは出たのかと問うと、まだだとしシフトの後で病院にいくと
いうガブリエラ。私も行くからとレズリー。
ケイシーもガブリエラの元にやってくると兄の容体について
尋ねる。出血が酷いので輸血しているところだという。ケイシー
は気の毒にと告げると、お兄さんにはヴォイトの件で世話になっ
た事を告げ俺に出来ることは何でも言ってくれという。それと
チーフが君をオフィスで呼んでいたと語る。警察から質問したい
ことがあるとのことだった。

ボーのオフィスに行くガブリエラ。
そこには麻薬課のバイカン刑事がいた。アントニオのことは
気の毒だとし、お兄さんは強い薬物を流す組織の捜査をしていた
という。何か聞いているかとガブリエラに問うと、麻薬課の
縄張り意識が強いので風紀取締課は2倍働かなければならないと
言っていたのだという。お兄さんは一線を越えたんだという
バイカン。狙撃犯を捜すために来たのでありアントニオの捜査
ではないはずだろうというボーデン。しかし全て関連している
のだという。彼が上司や同僚に何処まで嘘を重ねているのか
見極めないといけないという。私は兄を信じているという彼女は
初対面のあなたよりもねと語る。チーフに名刺を渡したので気が
変わったら連絡をという。
ガブリエラはボーデンに対して兄がどういう状況に置かれている
のか私は本当に知らないのだと語る。

セブライドの元にエリックがやってくると”おはよー”と告げる。
まだボートをいじっているのか?としてプレゼントを持ってくる。
万能工具かと。こないだは言い過ぎたとし半分は仲直りの印だ
というエリック。もう半分は?というセブに対してワイロだとい
う。7ドルの工具で?と告げるセブ。お前と妹に何が有ったかは
分かったとしあいつは罪悪感で自分を責めているんだとし、
頼む権利はないがお前から連絡すれば状況を変えられるのではない
かと思っているという。家族が連絡してもダメなんだとしここに
携帯の番号が書かれているので連絡してくれと。俺は何を話せば
良いか分からないが過去は過去のままが一番だというセブ。
声を聞くだけでも変わるかも知れないというエリック。

ピーターは食事が出来たとみんなにいう。
“パウチ”犬には待てと告げる。ハーマンはレズリーに対して育児
の本をプレゼント。ケイシーがやってくるとバーの改装は任せら
れるんだろうというハーマン。俺はアドバイスはただでやると
言っただけだぞと。バーの検査だから口を出さないパートナーが
来るのだという。主導権は俺たちが握っていると確認させるの
だという。オーチスはハーマンの言う通りだとし、日本の古い
ことわざに「秋茄子は嫁に食わすな」(Don’t let your daughter-

in-law eat your autumn eggplants)という言葉があるという。
“ごちそうは人にやるな”という意味だと。

そんな中水難事故発生の知らせが入る。

■感想

色んな所でぶつかり合いがあったかな。
「昨日の敵は今日の友」って感じだったけど、オーチスがやたらと
日本のことわざを引用することが多く今回もまたハーマンらの
バー出資の際に「秋茄子は嫁に食わすな」と語って見せた。

昨日の敵を象徴するのがオーチスがあれほど嫌っていたマウチ犬
にとても面倒を見て可愛がっている姿が有り、なんだか微笑ましい
ところ。

レネーを巡るエリックとセブライドの問題、ガブリエラの兄が
撃たれた件に関連して、禁断のものに手を出すガブリエラが
ケイシーとは対立的立場の人物になってしまうところも有って、
益々ガブリエラとピーターの関係が近づいていくようでちょっぴり
切なかったりもする。
そのケイシーも母親とは折角仮出所したのにあまり関係はよく
ない。ナンシーの父親殺害の件に関して裏に有った本当の事情とは
何なのか。

今回は本職の消防・救命よりもそういうエピソードが多かった
気がするね。

・テーマ

やはりヴォイトが言っていたことかな。
協力した見返りに対して「どんな得があるのか」。
損得勘定を考えて全ての行動を起こすわけではないけど、その
取引をすることで円滑に回ることっていうのは有るハズだ。

また過去に関して考えさせられるエピソードも多かったね。
その過去をほじくり返すことで果たしてその後の人生が円滑に
行くのかどうか。

■事件・事故

・アントニオが被弾

銃声は3発聞こえた気がするけど実際に当たったのは2発っぽい。
動脈を傷つけたということで、圧迫止血していたけれど、
ガブリエラが医者に引き渡しをする際に一瞬手を放しただけで
ピューっと血が噴き出すところを見てこれでも生きられるのか
って感じだった。

取りあえず手術し輸血し・・って感じで回復するみたい。
しかしこのドラマではあまりメッドのメンツが出てこないね。
運ばれているのはシカゴ・メッドじゃないのか?
まだこの時にはあまりメッドを意識してドラマを製作していた
からなのかな。

・水難事故

ミシガン湖に落ちた少年・パトリック。
現場に向かうまでにレスキューの面々は潜水用のスーツに着替
えていた。
セブライドが湖の中に入っていき、ハドリーがセブライドが持つ
ロープの逆側を持って水中からの合図を待っている。2回引っ張
ったら2mロープを垂らせとの合図、3回引っ張ったら見つけたので引

っ張り上げろの合図。
救出した時のことを考えてレズリーとガブリエラが救急カートを
持って待っていた。
あまり透明度が高くない湖だったので助かったのかどうかは
まさに合図/セブライド次第。

水から引き上がった時に父親が今回のサブタイトルの言葉を語って
いたね。「オー神よ!Nazdarovya!」。

救命がその後を引き継いだ。
水を飲んでいたのと水は相当冷たいものだったのかな。
アントニオの血とつながりを持たせるのもあれだけど、パトリック
少年の口から水がピューっと。
ガブリエラが挿管しエピネフリンを投与させる。レズリーには
肺の呼吸の確認をさせ、ピーターには計器を見ると血圧は60-40。
ガブリエラは脈があることを告げ何とか病院の医師に引き継いだ。

・住宅崩壊

上に住んでいる男が雑誌をため込んでいたのでここ数ヶ月天井が
ミシミシといっていたという。母親は助かりやっぱり地下に居た
娘がボーイフレンドと共にいることが多かったのでまだ残っている
だろうこと。ボーデンはエアマットと角材を用意させて、
エアマットを膨らませて隙間を確保。角材で通路の崩壊を防ぎ
つつ地下室に侵入していく。
チームAはケイシー、ハーマン、キャップ、クルーズ。
チームBはセブライド、ハドリー、ミルズ。

「お嬢さんは無事ですよ。”怪我”はついたけど・・」とハーマン
の毒舌炸裂。

■それぞれの問題点

・シカゴの街はドラッグが蔓延中

風紀課のアントニオが麻薬課のごたごたでなかなか捜査が進んで
いない状況を受けて捜査していた結果、シカゴに進出してきた
ニューヨークのギャングの麻薬蔓延の流れを止められそうな所で
突然撃たれてしまった。

そんな中でやってくるのが麻薬課のバイカン刑事。
何か聞いていないかとして、バイカンはアントニオが一線を
越えたのだとガブリエラに吹き込んだ。同僚にも上司にも嘘を
重ねているとしていたけど何なのだろうね。
ガブリエラはあんたより兄を信じるとしていたけど、取りあえず
名刺は置いていった。

寧ろ一線を越えてしまったのはガブリエラ。
解決のためにギャング捜査のプロで現在刑務所に収監中の
ヴォイドに助けを求める。
「頼み事だな」ということで・・お互い助け合うことだと語る。
T.Tと話せとし、その際「ヴォイトの紹介で来た」「レッドフッ
クス(Red Hooks)のことで証言する人を捜していると言え」
との
こと。売春婦は英語でhookerだから、人身売買/娼婦を狙って
いる組織をそう呼んでいるのか?hookは引っかける鉤のことを
意味するけど。

取りあえずアントニオを撃った人物から今回の件で全ての事を
証言してくれるという女性が突然現れた。

ガブリエラも崖っぷちで、アントニオの妻・ローラや子供たち
にも脅迫の手が有ったので保護下にあるとしたところで焦って
いろいろと行動してしまったのだろうね。

・ケイシー家の事情

ナンシーが自分勝手に行動を起こしているかのようだった。
ケイシーは前に進め為にも父親(グレゴリー)殺しの真相を知り
たいと考える。
ナンシーはそれを拒絶していたけど、ケイシーは母親がロンと
いう男性とデートして約束の時間に帰らずに言い訳し始めたこと
で、2週間以内にこの家から出て行ってくれと突き放す。それを
きっかけに、父親殺しの件を話し始める。
端的に言うと言葉による虐待だったのかな。
当初は母親にだけ毒を吐いて人格否定を繰り返していたようで、
後にその言葉はケイシーにまで及んでいったという。
この話が本当ならケイシーの姉のクリスティが居る訳だから
姉が母親を許さないという理由と矛盾するような感じもする。
母親が嘘をついているのか、本当のことなのか。

・ハーマンの投資

アーサーという男が金も出さずに単純に25%の利益を求めてくる。
ハーマンはこの件で話をして、店を開業する為には金が必要で
あり全ての貢献に応じて分配金は決めたいと語る。
検査官がバー開業に関して、店の間取りに問題が有るとし、
キッチンとバーエリアが近すぎるという。前オーナーとは暗黙の
了解が有ったとのこと。

その後アーサーが検査官と共にやってきた際には、ボコボコに
されたようで、足を引きずりながら検査官は書類に署名すれば
営業できると言ってきた。

ハーマンは圧力をかけられた格好だけど、ガブリエラが一人で
問題を解決しにいったようにして、彼も“生理活性水”の投資に
失敗した水を飲んでパワーアップ!!

「俺はとんでもないチャンスを集める。俺は真剣にバーを開き
たいんだ。絶対に成功すると心から思える事。問題はあんただ。
人に対して脅し、暴力を使い威嚇して強要する。」

「俺にも検査官にしたように脚をボコりたいならやってくれ。ただし
受け取る分け前は1%だ。それでも利益は期待出来る。バーに近づ
かないだけで良い。何もせずにもらえるんだ」
と。

・クラリスの親権問題

共同親権になりそう・・
クラリスは情緒不安定でセラピーを受けて抗うつ剤を飲んでいた
為に裁判になれば不利になると考えた。
ただダマされないかどうかだね。

それにしてもセブライドの名誉回復が急速に進んでいるな。
赤ちゃんを手にしたセブライドの戸惑い。
赤ちゃんベッドを女親たちの為に作る光景。

完全に女性の心鷲づかみ状態(笑)

・レネ・ウェイリー

彼女はクラブ・ヴィーナスというところでホステスだか高級エス
コート嬢みたいなことをしている感じだった。
セブライドがエリックに頼まれて会いにいく。
彼女とは一言話して「元気」という言葉を受け取っただけで
帰って来た。
問題は傷つかないようにしたつもりなんだろうけど、ウェイトレス
として働いていると報告したことなのかな。
娼婦がドラッグ中毒で亡くなっている事例が増えている中での
エピなのでレネも死んでしまうのかと不安さは有った。
エリックによるとクスリ(精神安定剤?)を過剰に飲んで病院に
運ばれたみたいだけどどうなんだろう。

彼女のFilmographyを見ると「Red Hook」というホラー映画に
出ているところが何とも・・

■使用された曲

■出演者

シカゴ消防局51分署
マシュー・ケイシー (Jesse Spencer) 第81小隊・小隊長
ケリー・セブライド (Taylor Kinney) レスキュー第3小隊長/救助
ガブリエラ・ドーソン (Monica Raymund)救急第61隊、現場責任
レズリー・シェイ (Lauren German) 救急第61隊、ゲイ
ピーター・ミルズ (Charlie Barnett) 第81小隊・候補生
クリストファー・ハーマン (David Eigenberg) 第81小隊、4人の子
ハリー・トーマス (Teri Reeves) レイクショア病院・研修医
ウォレス・ボーデン (Eamonn Walker) 51分署大隊長
ジョー・クルーズ (Joe Minoso) ピーターを案内する、ハゲ、ヒゲ
ブライアン・スヴァナチェック (Yuri Sardarov) “オーチス”、81
ランディ・マクホランド (Christian Stolte) “マウチ”、組合代表81
キャップ (Randy Flagler) 第3小隊ロープを垂らす、ハゲ
ケヴィン・ハドリー (William Smillie) 第3小隊ロープを垂らす
— (Anne Lockhart) ディスパッチの声

クラリス・カーセッジ (Shiri Appleby) レズリーの元パートナー
アントニオ・ドーソン (Jon Seda) シカゴPD、ガブリエラの兄
ナンシー・ケイシー (Kathleen Quinlan) 母

— (Thomas Gaitsch) Trilling / パトリックの父
ベン・ハイカン (Morocco Omari) 麻薬課・捜査官
— (William Dick) 検査官
T.T (Eric Lane) ヴォイトに貸しがある
— (Jeff Dumas) 医者
ローズ (Rachel Cerda) 証言する女性
— (Jennie Moreau) 女性 / 二階が崩れた家
— (Molly Pan) 若い女性
— (Ruby Kaye) 若い女性
— (Jesse Marx) 若い男性
— (Elizabeth Murphy) 看護師
— (Brady Tutton) 少年
レネー・ウェイリー (Kelli Barrett) エリックの妹、club venus
エリック・ウェイリー (Shane McRae) 消防士
ハンク・ヴォイト (Jason Beghe) 悪徳シカゴP.D
— (Rebekah Hughes) ストリッパー
— (Steve Piper) Fireman
アーサー (Mike Starr) マフィア?ステファニデスと・・

スポンサーリンク
レンタグル大336

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
レンタグル大336