第17話 呪いのDVD Scared to Death
脚本/
監督/
【ストーリー】
ヴァル・バトラーは時計が24時になろうとするのを見て、急いで
戸締まりをする。911に電話すると助けを求める。住所はアベニ
ューC250、時間がない早く助けてというがオペレーターとのやり
とりの途中に部屋の電気が消えると、彼女は死亡する。
現場の室内にやってくる途中で、エスポジートは夕べオペレーター
に連絡が有った録音データをリックとケイトに聞かせる。
通報は23時59分。広告代理店で働いていた人物・ヴァル・バトラ
ーで、ドアには内側から鍵、そしてドアにはソファーで塞がれて
いたという。侵入はされれていないとのこと。
被害者の亡くなった顔を見て死ぬほど怖い思いをして死んだのか
というリック。検死官のパールマターは医学知識豊富なリックが
そんな意見を言うのかと語る。だってムンクの「叫び」みたいだ
ろうというリック。死因は?というケイト。パールマターは外傷が
なく撃たれた跡、刺された跡など外傷はないという。検視すれば
手がかりが分かるかも知れないという。人間では無さそうだと
いうリック。録音では「アレ」が来ると言っている。普通なら
「彼」「彼女」などの言葉を使うだろうという。更に彼女は
「邪悪な魂」「悪霊態度の仕方」「都市伝説の本」などを
読んでいるし、馬の蹄鉄にドリームキャッチャーなどが室内に
飾って有るという。パールマターみたいな悪霊を追い出す魔除け
だよという。エスポジートは犯人はオバケというのか?と。
少なくとも彼女はそう思ったのではないかと。人間を捜すのに時間
を使うわよというケイト。近所に聞き込みをしてという。
そんな中ルームメイトのアマンダというメガネの女性がやってく
る。何が有ったのかと聞かれ、私は大学で研究助手をしているもの
で夜勤だったのだという。ヴァルは何日か変で食事も取らずに
眠ることもなく、神経質になっていたこと。戸締まりのこと
ばかりを気にしていたのだという。何が有ったのかと尋ねると
話したくないと言ったと。敵は居たのかと塔と別れた彼氏だと
いう。
ライアンは彼氏とはフレディ・ベイカー(31歳)、前科有り。
逮捕への抵抗に脅迫、暴行。ヴァルは彼に接近禁止令を出して
いるという。
エスポジートはヴァルの家族は3日間連絡が取れないという。
クレジットカードの履歴はグリニッチまでの列車の切符だけだ
というと、リックは2日前(2013年3月13日)にドリームキャッチ
ャーや蹄鉄、都市伝説の本を購入しているのを見つける。
やっぱり悪霊が来るのを知っていたんだよというリック。
悪霊じゃないわというケイト。
事件の一時間前にフレディがヴァルのアパート前に居たのが目撃
されているとの知らせが入る。
●取り調べ室。
フレディを取り調べるエスポジートとケイト。
オレは殺していないこと。行ったことは認めるが、それはヴァル
の方からやり直したいと言われたからで、オレが何かを送りつけ
たと責めたのだという。オレじゃないと言ったらビビって本物だ
と語っていたという。彼女は変なことばかり言っていて、
あなたは悪魔の力を信じるかって言われたという。会っていた
のがバレるとマズイのでダチの元に行ったとのこと。エスポジート
はその友達と連絡を取りアリバイの裏を取る。
●ヴァルの部屋。
何かを送られてきたのでそれを見つけようというケイト。
リックはヴァルの家にはケイト以上にピンヒールが多いことに
気がつく。ケイトはゴミ箱を見るとCDかDVDが入っていた形跡が
有る為にその類の物を見つけて欲しいという。
リックはそれならプレイヤーの中に入っているものと思い画像
を再生して見るとおどろおどろしい映像の中「見た者は3日後に
死ぬ」というメッセージのDVDだと判明。彼女はこれを見て死んだ
のだろうとし、オレも見てしまったというリック。
■事件
ヴァル・バトラーが夜中の24時に自宅で死亡する。
23時59分には911に電話しオペレーターに助けを求めていた。
色々と彼女は助けを求める時に口走るが何処か言動がおかしい
ことに気がつく。
パールマターが死因を調べるが心不全としか分からず、外傷は
なく血液検査でも薬物は検出されなかった。
■感想
先週が随分と物騒なアレクシスの誘拐事件でフランスにまで
飛んでリックの父親の謎の件に迫ったことも有り、その一週間
後はどういう導入部かと思ったけど、全くそのネタに触れる事
もなかったのは違和感が有ったな。
リックの父親が諜報員だったたわね。
リックもそうだけどアレクシスの状態がどうだったのか知りた
かった。リックの家でのシーンが今回一度も無かったので
自然とアレクシスもクレジットオンリーだった訳だけど・・
さて今回のネタはホラー映画を皮肉った感じのもの。
驚くべきことにホラー映画の名匠ウェス・クレイブン監督も
ゲスト出演したのだけど、彼はこのドラマの2年後に脳腫瘍だか
なんだかで亡くなっているんだよね。
■あなたは悪霊を信じるか?
今回は良い刑事・悪い刑事の如く、悪霊を信じるか信じないか
の棲み分けが行われる。
リックは悪霊など信じるタイプ。
ケイトがそれを否定するタイプということで不安を口走る
リックをケイトがビシっと馬鹿なことだと一蹴するけど、
たまにはビビったりするという流れも有る。
ライアンは随分と強がっていたけど実は一番この手の話が弱そう
だ。ケイトからDVDの内容を分析するよう頼まれたが、現在ジェ
ニーと子作りを計画中ということで、迷信を元にそれを断るっ。
エスポジートも最初は威勢が良かったものの、徐々に不安視して
いくような感じだった。
個人的には全く霊の存在とか信じないので怖くないんだけど、
そういう覆面をして武器を持って襲ってくる中身が人間だと
思うと怖いところはあるか。
被害者は自宅にドリームキャッチャーや蹄鉄などを所持して
悪霊から身を守ろうとしていた。
結局上述したけど一番怖いのは人間なんだけどね。
■使用された映画
今回は色んな映画が引用された。
何と言ってもリックが意見を求める際に電話した相手が
ホラー映画の巨匠Wes Craven監督だ。
このドラマの放送日は2013年3月18日だけど、残念ながら
Wes Craven監督はこの二年後には脳腫瘍だったかで亡くなって
いる。
「ザ・リング」は勿論のこと、「ザ・リッパー」「エルム街の
悪夢」「サイコ」「シャイニング」「チャイルド・プレイ」
「ハンニバル・レクター」
なんてタイトルが引き合いに出された。
びしょ濡れ少女のネタは水曜日に放送されたハロウィンネタ
での「ゲーム・シェーカーズ」でも引用されていたので
ちょっぴり驚く。
■死ぬまでにやりたい100のリスト
リックはDVDを見てしまった。
「このDVDを見たものは3日後の夜24時に死ぬ。」
被害者がその通りに死んでいた為にリックは覚悟を決める。
自分以外に被害を出さないようにDVDを見せまいとするもケイト
も見ることになった。
その中の一つがウィリアム・シャトナーに会うということ。
勿論ケイトと恋人になるというネタも有ったようで、死ぬ前に
関係を持とうとするも、ホラー映画の見過ぎのリックは、
こういう時にセックスすると大抵は死ぬんだと拒否。
・映像に映るもの
DVDの中に今回のヒントが沢山隠されている。
「チベットの運命の輪・輪廻を表すもの」
「フリーメイソンのコンパス・復活の象徴」
「ポートキャンベルのブランズウィックイン」
「時計塔 = 裁判所」
また1135というものを必死に探していたところを見ると、
私書箱かと思っていたが実際には「エルム街1135にある裁判所
に出廷する人の為の部屋のある宿」だと判明。
■結論は?
今回は3人の被害者が出た。その共通点を見出した時点で勝利
したのも同じかな。
今回は検死官がラニではなくてパールマターだった。
リックの天敵なのか。
パールマターは外傷がないと言ったけど凶器に使われたのは
改造したスタンガン。火傷の跡、軽傷くらいはあるだろうと
小一時間な気がするんだけどね。
裁判前に警察に圧力をかけられて偽証したことによって冤罪
として獄中で死亡した父親の子が復讐したものだった。
■使用された曲
・Castle Theme
■出演者
著作権違反みたいなので俳優の名前は一切書けなくなりました。
自分で俳優名は調べて見て下さい。
リチャード(リック)・キャッスル
キャサリン(ケイト)・ベケット
マーサ・ロジャーズ
アレクシス・キャッスル
ハヴィエル・エスポジート
ケヴィン・ライアン
ラニ・パリッシュ
ヴィクトリア・ゲイツ
ゲスト
ウェスクレイブン
マーク・ヘラー 3人目の・・
シドニー・パールマター 検死官
ロックハート 精神病院・看護師
ミッチ・グリーンバーグ ブラインズウィック・イン
フレディ・ベイカー 31歳、ヴァルの元彼
レオポルド・マロイ ナイジェルの弟
ヴァル・バトラー 27歳、被害者
アマンダ・ロウリー ヴァルのルームメイト、研究助手
ナイジェル・マロイ 連続殺人鬼
トミー 私書箱センター
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