女王ヴィクトリア 愛に生きる Victoria 第4話 運命の再会 The Clockwork Prince

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第4話 運命の再会 The Clockwork Prince

脚本/
監督/

【これまでのあらすじ】

ヴィクトリアは一人の女性としてメルバーンを求めていることに
気がつく。レオポルドはヴィクトリアに対してメル卿を首相以上
に思っていないなと問うとそんな質問に答える気にもならないと
いう。周囲はドイツの小国(ベルギー)の王子アルバートとの縁談
を進めようとする。思いを募らせるヴィクトリアに亡き妻のこと
を語るメル卿。傷ついたヴィクトリアの元にアルバートがやって
くる。

【ストーリー】

メル卿に降られた格好のヴィクトリアは宮殿でピアノを弾いてい
ると、そこに犬のダッシュとアルバート(Tom Hughes)が遅れて
やってくる。アルバートはヴィクトリアに声をかける中、
ダッシュは彼に吠える。従兄弟のアルバートに吠えるなんてと
ヴィクトリア。ボクは君の事をすぐに分かったがピアノは前より
も間違いが減っているという。アルバートの兄・エルンスト
(David Oakes)も同行してくる。
ケント公妃はドリーナ(ヴィクトリア)に対して二人ともハンサム
でしょとしまさにコーブルクのサラブレッドだという。ヴィクト
リアは二人を競走馬のように言うなんて失礼だと語る。エルンスト
は明日この宮殿の絵画を見せて欲しいという。アルバートは
イタリア帰りで名画に取り憑かれているという。こちらには
レオナルド・ダ・ヴィンチの作品も何点かあるとかと。しかし
ヴィクトリアは絵に興味が無くあるんじゃないかという。明日は私
は公務にかかりっきりになるとしてメル卿に同意を求める。
アフガニスタンから急を要する報告書が入っていることを告げる
メル卿。
ヴィクトリアが居なくなった後、ダヴィンチの作品があるのを
知らないなんて信じられないなとエルンスト。来たのが間違いで
無駄足だというアルバート。そんな彼にもう少し女には優しく
しないとダメだという。手を取ってキスする時には目をじっと
見つめるんだと。今にも吸い込まれそうにうっとりとさせろと
いう。この手のことは兄さんな叶わないというアルバート。
兄が彼女と結婚すれば良いという。確かに俺の好みで小柄で
良いスタイルだという。父・レオポルドはお前は女なら誰でも
好みだろうとし、だが今回は他を当たれという。ヴィクトリアの
相手はアルバートだと。こっちが思っても求婚は向こうがしてく
るものだという。お前に気遣いが有ればなと父。そういった才能
が必要ならコーブルグに帰るよというアルバート。今帰ると
振られたと思われるぞというと踏ん張れば国王になれるという。
なれるのは国王ではなく女王陛下の夫にしかなれないという。

ヴィクトリアはどうしてあの人はあんなに偉そうなのかという。
練習を怠けた子ように言われたとレーゼンに愚痴る。
向こうは名も無き国の次男坊であなたはイギリスの女王ですよ
という。ヴィクトリアはスケレットに対してあの人はハンサムだ
と思うかと尋ねる。とてもハンサムですという。でも笑わない
人だというヴィクトリア。それとも笑えないのか・・

レーゼンは使用人たちの元にいくと、エルンスト王子とアルバー
ト王子の従者のローレイン(Basil Eidenbenz)を紹介する。
ペンジはここきイギリスだとしてドイツ流は持ち込まないでくれ
という。レーゼンはローレインにあの人はドイツが嫌いなのよと
小声で告げる。私はイギリス流の無精髭が苦手だと語る。

翌日ローランド・ヒル(Ben Abell)は切手のシステムについて
説明に来る。一枚貼れば手紙を送れること。スコットランドの
ビュート島にでも送れるという。どのようにつけるのかと問う
ヴィクトリアに対して切手の裏にはアラビア糊が塗ってあると
いう。手紙を出す人はみんな私の顔を舐めるというのかという
と、そうなるが上品な人はハケを使うという。ヴィクトリアは
笑うがアルバートは無表情。彼は面白くないのかしらねというと、
紳士の発案は画期的だとし感嘆こそすれ笑うのは違うかとという
アルバート。

ヴィクトリアは気分が悪いとしてメル卿に告げる。
メル卿はアフガニスタンの戦況は上々との報告だとしカブール
は目前だという。従兄弟に苛ついているのよとし堅物だという。
ロバート・ピールの方がマジだと。

イライザ(Samantha Colley)はスケレットに会いに来る。
家賃が上がったのでもっともらわないとやっていけないという。
ミカエル祭りまで給金は出ないのだという。イライザは何か考え
てとし目端が利くでしょと。盗みは出来ないというと、本物の
スケレットでも無い癖に・・という。

アルバートはローラインたちとイギリスの町を歩く。
そこでは画期的な写真撮影が行われる中、少女たちが金を恵ん
で欲しいと大人に擦り寄っていた。更にマッチはいかがですか
というと、アルバートはローラインに言ってマッチを買う。

・ディナーの席。
ヴィクトリアは客人に対して今日はごめんなさいという。メル卿
と軍の編制にかかりっきりだったという。エルンストはアルバー
トと共にナショナルギャラリーへ言ったとしおのぼのさん丸出し
でと。食事がまだ終わっていないのに勝手に食事を下げられた
アルバートは不満を述べるが、陛下が終わられたので・・という。
ヴィクターは私の肖像画を見たかと問うとヘイターに描かせた
もので気に入っているという彼女。しかし見たのは巨匠の名画
だけでルーベンスは良かったという。ルーベンスは好きじゃない
としみんなブヨブヨだという。

メル卿に対してアルバートは議会の見学は可能かと問う。故郷には
ないので見たいという。歓迎しますがお忍びが良いという。議会の
中には特にトーリー党の連中はドイツ王子の視察を喜ばないものも
居るのでと。

ヴィクトリアたちは女官やエルンストたちとカードゲームをして
いた。

■感想

うーん、やっぱり面白くないままドラマが淡々と話数が重なって
いく。
展開が進む毎にヴィクトリアの思考が幼くなっている感じさえ
写る。

そもそも個人的には無知なヴィクトリアに対して色々と示唆して
くるものたちの思惑を一蹴して大胆な決断をして彼らを裏切って
いく姿が楽しいのかなと思っていたのだけど、アルバートと
結ばれれば結局はケント公妃側の兄のレオポルドの思惑通りって
感じになってしまう。

勿論恋愛の流れに於いて恋愛経験のないヴィクトリアが堅物の
彼を嫌いだと言いつつも気を引こうとして奔走している姿は
明らかに分かるし、そういう描写を可愛いなと思える人には
楽しい流れがあるのかも知れない。

こうなることは必然だとばかりにドラマが回っているので、
あんまりサプライズがない。
兄弟で王位継承権で争うとか何とか盛り上げる要素はなかったか?

少し切ないのは役目を終えつつ有るメル卿の立場が少しずつ
ヴィクトリアの中から消えていることかな。

■出会い、ケンカ、成就

「嫌も嫌も好きのウチ。」
もうヴィクトリアの思惑っていうのが分かり過ぎるくらい。
小学生がよくやったなみたいな恋愛描写。

相変わらず身長が低いことがネタにされているけれど、
ドイツの血が流れているヴィクトリアも小さかったのね。

地味にアルバートに興味を持ってもらう為にヴィクトリアは
色々と工作する。

勿論周りからの支援も有り、ピアノ/シューベルトの連弾のリク
エストが有る。

手の小さいヴィクトリアには難しいかと思ったけれど、アルバート
と共に一緒にピアノを弾くことで少しずつ距離は縮まっていく。

軽い舞踏会の際に歩み寄ったのはアルバートだった。
メル卿が温室で作った白い縁なしの花。
それがまたアルバートの母親が好きな花で彼に取っては思い出
深いものだった。
「前は怖かった。無様に見えること。リズムに乗れない時がある
が君とは大丈夫だ」。

その花は母がパーティーにいく時にいつも髪に挿していた花だと
いう。

ウィンザー城に行った際には、少しずつ気を寄せていき、ヴィク
トリアは彼に「ルマン時代からあるナラの古木を見たいか?」
として語る光景が有る。

・互いの趣味

・アルバート
絵画、ピアノ、議会/政治、自然の森

・ヴィクトリア
ピアノ、犬(ダッシュ)、ダンス、花

■結婚すれば互いに嫌いなことも好きに・・

堅物のアルバートはお世辞は言えないかと思いきや、ケント王妃
が絵を描いている際にお世辞を語っていた。
「優しさが必要な時も有る」

しかしアルバートの優しさというのは母親への渇望であり、
母親の居るヴィクトリアを羨ましく思っているところが有るよう
だ。
話を聞くとアルバートの母はメル卿の妻とアルバートが5歳の
時に侍従と逃げたこと。数年後には亡くなっている。
メル卿の妻も駆け落ちしてしまったのよね。
変なところで共通点が見つかってしまう。

ヴィクトリアが犬のダッシュを大事にしている理由はケンジントン
時代に友達がダッシュだけだったからだということ。

■イギリス流儀、ドイツ/ベルギー流儀

あまり大きく取り上げた訳では無いけど、国民は女王の夫には
イギリスの人が良いと思われているだけにこの辺の流儀の問題は
今後も出て来そうだ。

イギリスの朝食は不味いとかなんとか言っていた王子の従者が
居た。こんな不味い食事にしたらドイツじゃ一発で首だと。

イギリスの流儀としてヴィクトリアが語るシーンが有る。

「マジメに見えないようにしているだけ。それがイギリス流儀
だから」

この会話の直前にレンブラントの絵画「アガサ・バス」を
巡りオランダ巨匠の代表格の筆遣いを巡って言い争いがあった。
その流れからディケンズの話になり、メル卿とアルバートは
ディケンズの作品「オリバー・ツイスト」などについて議論が
有る。メル卿は好きではないとするが、アルバートは彼ほど
「貧しい人々の現状をかける作家はいない」

政治家として国の真実を知りたくないのか?
としてアルバートはヴィクトリアが知っている意外の城下町の
現状を語ろうとする。城の中では豪華な宴が行われているが、
現実には市民達は貧困に喘いでいること。外の世界にも目を向けた
方が良いと言われていた。

■スケレットの正体が明らかに・・

度々出て来たイライザという女性はスケレットに金の無心にやっ
て来る。スケレットの過去を知って脅しているとばかり思って
いたが、実際には彼女こそ本物のスケレット。本名はイライザ・
スケレット(Samantha Colley)だった。そして今居るスケレット
は本来はナンシーという人物。二人は入れ替わり、イライザは
子育ての為に仕事を辞めて、代わりにスケレットを王宮で
働かせる代わりに援助してもらっていたようだ。

■その他

・ウィンザー用の礼服

イギリス人の宮廷人の為にジョージ3世が自ら手がけられたと
語っていた。

・ヴァルトアスンザムカイト!

ドイツ語で森の中で一人になることの喜びという意味で語ったの
かな。

・スケレットは誠実

ダイヤのピン留めだか装飾品を盗もうとしていたけど結局
盗まずに居たのかな。

・アフガニスタンの戦況はドラマに関係してくるか?

度々ドラマではメル卿が報告していた。
今の所都合良く席を外す口実にしているんだけどね。

・すすすす水曜日にウィンザー城!!

議会があるので無理だとしていたけど、バッキンガム宮殿にも
来てくれているのだからメル卿にも来て欲しいと語っていた。

■使用された曲

■出演者

アレクサンドリーナ・ヴィクトリア …… ハノーバー朝の第6代女王
アルバート王子 (Tom Hughes) レオポルトの息子、兄
エルンスト王子 (David Oakes) レオポルトの息子、弟
レオポルド王 …… ベルギー王国の王、公妃の弟
ルイーゼ・レーゼン …… 家庭教師から
LORD メルバーン …… イギリスの首相
ケント公妃 …… ヴィクトリアの母、ドイツ人
LADY エマ・ポートマン …… 顔が広い夫人
ハリエット …… サザーランド公爵夫人
Mrs.ジェンキンズ …… 使用人、手袋横流し
ペンジ …… 王宮の使用人長
フランカテリ …… 宮廷シェフ
スケレット(ナンシー) …… 王宮の衣装係
ブロディー …… 王宮の使用人
LORD アルフレッド・ペゲット …… 宮廷
ローレイン …… 王子の従者
イライザ・スケレット …… 本物のスケレット、子持ち
ローランド・ヒル …… 切手のシステム

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