クイーン・メアリー ~愛と欲望の王宮~ 決断 Reign シーズン3 第12話 赤い騎士 No Way Out

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第12話 赤い騎士 No Way Out

脚本/Wendy Riss
監督/Fred Gerber

【これまでのあらすじ】

メアリーとギデオンはキスするが、彼女はこんなのは駄目だ
とし互いの国は敵対していることを語る。「演技」と「現実」
を区別しないといけないと。海賊マルタンはグリアの娼館に
やってくると彼女が妊娠していることを知る。しかしグリア
は養子に出そうと思っていること。エイミーが亡くなったの
を召使いが見つけたと報告。階段下で首の骨を折って亡くな
っていたという。ダドリーが妻を殺したと噂が広まっている。
彼と一緒に処刑されても良いのかとウィリアムはエリザベスに
語る。エリザベスに対してダドリー卿はやっていないと語る。
こっそり会わないといけないと。私はこの国と治世の安定を
第一に考えないといけないことを告げる。バチカンの援助を
取り付けるしかない。フランス軍はもう無いし祖国のカトリ
ック軍は数が減っているというメアリー。ギデオンは軍を君が
立ち上げればベスは攻撃と見なすという。しかしメアリーは
戦う相手は民だと語る。

■ストーリー

メアリーはバチカンに援助要請をしに行く。
帰城するも迎えは殆ど居なかった。居るのは敵国のスパイだけ
かとギデオンに告げる。彼はメアリーにローマはどうでしたか
と語る。ギデオンの後ろではジェフリー(Morgan David Jones)
が監視役として大使の後ろでみて居た。彼に情報を教えなけ
ればいけないのか?バチカンに行ったことでエリザベスは怒って
いるのだという。君が帰国を望みプロテスタントに対抗の為
に軍が居る。援助に取り付ける為にバチカンに行ったのだと。
祖国を統治する為に援助を頼んだがバチカンからは断られた
と語る。私は全てを失ってしまった。母も夫も・・そして国
ももう追われそうだが誰も助けてくれないというメアリー。
帰国しようとしてもスコットランドへの海峡を渡るのを
エリザベスは黙認しないでしょと。ギデオンはエリザベスに
報告しないといけないと語る。どっちにしろ伝わること。
メアリーかアガサの為にローマで人形を買って来たとして
プレゼントを渡す。

カトリーヌはメアリーに戻ったのねと近づく。
窓から見えたが忙しくて出迎えられずゴメンなさいと語る。
シャルルの為の地方周りの計画を立てていたこと。イングラ
ンド大使と話していたわねと指摘されるとメアリーは彼に
嘘をついたと語る。バチカンに援助を断られたと言ったが
本当は強力な後ろ盾になってくれて兵集めに協力してくれる
のだというメアリー。密かにカトリック軍を立ち上げるとい
う。不意をついて帰国するのは良い作戦よとし、国内では
対抗勢力のプロテスタントがノックスに煽られているし
ハイランドの住民は君主制を軽んじている。エリザベスには
知られたくないのでギデオンには秘密にしないといけないと。
後ろめたいのか?とするとローマに行く前に彼と居る事が多か
ったとし何度も会う内に親密になったのではないかとカトリー
ヌ。私を焚きつけているのか?イギリス人のスパイを愛人に
しろというのか?とメアリー。義理の母親から許可が欲しい
ならば認めるわよと。少し息抜きをして楽しむだけだと。選択
を迫られたらギデオンはあなたよりエリザベスを取るのだから
とカトリーヌ。

エリザベスは手紙を読む中、イングランドでは会議が開かれ
ていた。エリザベスは毒を盛られたし【後継者】を指名され
るべきではないかと評議会メンバー(David Patrick Flemming)
から言われる。しかし回復したことをアピール。後継者候補を
上げたいと言うのであれば話を聞くという。
ハンティンドンの伯爵のヘンリー・ヘイスティングスはどう
か?。王家の一員がプロテスタントで国王として申し分ない
という。何週間も答えを迫られている間に決心が付いたという。

「私の死後、王位は親戚に引き継いでもらう。スコットランド
の女王。メアリーに・・」とエリザベス。

彼女はカトリックの女性。王位を主張してきたこと。
でも後継者としての指名を受け入れたら私が正当な女王であ
ると公に認めたことになりこれまでの主張は懇書が薄くなる。
指名を拒むのではないかとするが、母国で宗教改革が
起きて王座が奪われたも同然だと。ギデオンによるとバチカン
の援助も無理。でもメアリーが政略結婚で同盟を娘場風向きは
変わるという。後継者は指名する見返りに「私が結婚相手を
選ぶ」というエリザベス。他国の有力者ではなく権力のない
イギリス人だと。彼女の切り札は今や政略結婚だけだと
いう。その札を奪い取り私のものにするというエリザベス。
お見事だとし皆が歓迎しない人物を選んだこと。スコットラ
ンド人でカトリックの女性、五月蠅くいうからだという。

ナルシスはカトリーヌに話したい事が有るという。
会議を休む程大事なことなのか?愛妻・ローラの件か?
手紙を送っているのに返事は来ないでしょとし、ローラは
敵国にいる方がマシだとしていること。さっきも言ったが
知らせたいことがあるのだという。フランシスは毒殺容疑
をかけ陥れたのは私ではないこと。証明に行ったという。
埋葬の担当者の供述書を受け取ってきたこと。フランシス
の遺体を処理せずに逃げたこと。問い詰めたらこう供述した
のだという。モレル枢機卿に買収されたと。君への審問を
求めた枢機卿だとナルシス。バチカンがカトリックである
私を敵視して陥れる訳が無いという。モレル個人が行った
のかも知れないとし聖職者も誰かの陰謀に協力することはある
という。誰なのか?というカトリーヌ。君の統治を認めない
人物だというカトリーヌ。私以外の誰か。私はポストが空いた
から摂政に立候補しただけだというナルシス。カトリーヌは
話を聞いて欲しいなら枢機卿を連れて来て。その役目を
果たすまでは邪魔しないでくれと語る。摂政は忙しいのだと。

■感想

展開が気難しくなりましたね。
メアリーに迫られる選択は数少ないカードの中から選ばねば
ならず信頼出来そうな相手さえも嘘をついていかねばならな
くなりそう。

地続きのスコットランドとイングランドはプロテスタントが
大勢を振るう中、カトリックでスコットランドの女王の
メアリーは何とかして母国・スコットランドに帰国したい所。
バチカンの協力を経て戻る事は可能な感じだがそうなれば
バチカンとイングランドの関係の悪化は必至。

イングランドの女王は後継者としてメアリーを指名し、そう
なれば生きて居る間にはエリザベスがイングランドに於ける
女王の正当を主張することにもなると考える。

先日までフランスでは摂政の問題で揺れていたが今度は
イングランドで後継者問題が浮上。

■フランシス毒殺問題

摂政争いに至る以前に何者かがフランシスを毒殺した件で、
漁夫の利を得たナルシスだったが、その嫌疑を掛けられた
のもまたナルシスだった。ナルシスは埋葬担当者を探し出して
供述書を持ってくる。モレル枢機卿に頼まれたとのこと。
バチカンがフランス国を敵視しているのか、それともイタリア
系譜のメディチ家を敵視しているのか。

■クリストフ

猟奇的な殺人鬼だと知った彼を不気味に感じたカトリーヌは
彼をシャンボール城へと飛ばそうと考える。場所を変えたから
と言って殺し辞めると思うのかと不気味なことを語る彼。
シャンボールでも狩りは続けるという。

バッシュがシャンボールにクリストフを送ったことを告げる。
彼としてはカトリーヌは愛人を排除する為に・・って程度
に思っているのだろうけど、殺人鬼だとバッシュには話しても
良いのではないか。

■メアリーとグリア

今のフランスで信じられる存在の一人。
メアリーがバチカンから帰国した際には城のものは誰も
出迎えることなく寂しく帰城した。グリアも基本は城から
追い出されているので娼館マダムからちょっと成長して酒場
の女主人のようになっている。
メアリーが思わず会いに来ないとしてツンツンとグリアを
いじっていたけど、妊婦のグリアとしてはその事実を知られ
たくない事と同時に妊婦故に本当に体調がイマイチなんだ
ろうね。グリアに帰国しようと提案するメアリーだがグリア
としては夏まで延ばせないかと語っているし戻りたい気持ち
がありつつもやはり今の暮らしも捨てられないところがある
のかな。女王の命令なら戻るしかないが認めて欲しいと告げる。

・リドルフィ大司教

バチカンの大司教。しかし日本でもそうだけど信仰に於ける
影響力のあるはずのものたちが明らかな陰謀とか市民を殺す
とか酷い事するよな。
バチカンとしてはイングランドにカトリック君主を立てる
為にメアリーに後継者となって欲しいことを語る。
それを受け入れた後にエリザベス暗殺しようと企てている
んでしょうが・・帰国することも認めてくれた。

・メアリーの葛藤

バチカンの意図を知りメアリーとしては複雑。
エリザベスは腐っても親戚。
「君主殺しの前例を作ってはいけない」と語っていたカトリ
ーヌも統一出来るとして目を輝かせる。
自分が殺すのではなくやるのはバチカンだと言うが、世間の
目から見れば敵対しているメアリーによる謀略だと見られる。
その事で殺される可能性も高い。そして結局メアリーも殺さ
れて男性君主を立てようとしているだろうことを想定して
の行動であること。
この時代は女王だろうと国王だろうと本当に一つの選択で
命の危機に迫ることが多いな。

「エリザベスを救う」か「国を救うか」の選択

・ギデオンとメアリー

王家のものは喜劇を見る裏でメアリーの元にギデオンが来る。
後継者の申し入れがエリザベスから届く。エリザベスの
後継者になればいつか再起が出来ると考えるメアリー。
しかしギデオンはサインすべきではないと語る。
エリザベスの言いなりになるなと。
「嘘と駆け引きばかりの世界はウンザリ」
今までの体験談って所か。

・イギリスのスパイは優秀

リドルフィ大司教が居るのを見られていた。
本当はメアリーはバチカンから支援を取り付けているのでは
ないかとジェフリーはギデオンを脅す。
しかもアガサの件を口にした為にギデオンとしては完全に
ご立腹という感じ。

結局ギデオンが彼を殺す事になるけどね。

・メアリーはギデオンに本音を語る

本当はバチカンに帰国する援助を取り付けられたことを語る。
バチカンから見返りを求められた。私が後継者になれば
エリザベスは殺される。親戚を殺したくないがバチカンの
援助をはねのけることは出来ないでいること。

イングランドとローマの板挟みになったメアリー。
時間を稼いでバチカンとエリザベスを誘導する。

「君との間に有るのは「嘘」と「妨害工作」。だましあい
から始まった恋は続かない。」(Gideon)
「騙し合うだけの関係じゃない」(Mary)

ジェフリーがエリザベスに報告する手紙を書いていることを
知ってギデオンが彼を殺す事になる。

■エリザベスとローラ

ローラを連れ出すエリザベス。如何にも信頼している様な
素振りをしているけどローラも馬鹿じゃない。すぐに
彼女がダドリー卿と会う為に利用されていることを知る。
エリザベスは代わりにスコットランドに居る息子・ジョン
と会わせても良いと語る。ただし余計な口を出さないこと
が条件。でもそれを言われた後すぐに慎重な行動を求める
ローラの姿が有る。

エリザベスが変装してダドリーの家にいくが既にダドリーの
居場所はばれている。彼によるとヴェンデル卿による仕業。
場所を変えてもバレル・・・国中の嫌われ者。

・寂しいもの同士

赤頭巾のような格好をしてダドリーに会いに行く
ダドリーの好きなワイン。チェスでエリザベスを負かすこと
が出来るのはダドリーだけ。城の中でもメアリーと同様に
相談する相手が居ないエリザベス。

・ヴェンデル卿

ヴェンデルがダドリーに決闘を申し込む。
無実の人間を殺せば吊るし首だが、誰もがダドリーが妻殺し
と思っている。剣を用意しろとのことだけど、対決で使用
されるのは火縄銃だった。ダドリーは剣術には長けているが
銃は使わない。ダドリーは戦って死ぬ方が良いとして決闘を
受ける。ローラは銃が使われることを語る。不発の時がある
としてローラはフランスでも使われて居ないことを語る。

イザ対決の日は雪が降っていた。
なんだかこういうシチュエーションは
「マスケティアーズ パリの四銃士」を思い出すよ。現在BS4
で放送してますね。

・ダドリーは城へ

エリザベスはダドリーにレスター伯の爵位を与える。
その為に称号と領地を与えることになるが、エリザベスは
ダドリーの再婚相手にメアリーをあてがうことに。
任務を果たしてと。

救う為にそのような行動を取ったことを語る。
影ではエリザベスは涙していた。

・ローラの存在感

チェス仲間になる。自分の経験を話してエリザベスに勇気を
与えた。ローラは毎回エリザベスに良い助言を与えているな。
その内エリザベスにとってローラは離したくない味方として
認知していくかも。

■イタリア喜劇

アルトゥーロ率いる劇団。

王国の事情を物語にしたもの。基本的にメディチ家称賛の
ドラマになる筈だったけど、徒つゅうから謎の覆面男が
出て来てストーリーが変わっていった。

「この国と王妃には別の顔が有る。臣民を虐げこの王国を
築き上げたこと。【13人の赤い騎士】が王室に仕えていたが
悪魔崇拝をしていたという冤罪をかけせれた。【バフォメッ
ト】を崇めた様に。全員処刑するように命じたのは王妃の
お前だ。私の警告を覚えておけ、13人の騎士はやがて
蘇る。報いを受ける時が来る」

ナルシスが仕掛けたものだと考えたカトリーヌだが、彼は
モレル枢機卿を捜していた。モレル枢機卿は喉を切られて
殺されていた。陰謀を企てたものに殺されたのだと。

・喜劇は事実

バッシュがその件でカトリーヌに問い詰める姿が有る。
バッシュは子供の頃に父親に見せられたことがあると。
「赤い十字」を顔につけられて「13人の首」が有った。

騎士に金を払えないときがあり、アンリがそれだけの為に殺し
ていた。

■その他

・興味深い地図

フランスの城には大きな地図が飾られている。
16世紀の地図がどんな形をしているのか正確に再現された
ものかどうかはともかくアジアの方はどこまで認知している
のか気になる。

・メアリーは寝た

寝た意図は何か。
「本気になった」「魔が差したか」「命が惜しくて誘惑したか」
メアリーは自分の心が分からなくなっている。

・赤い騎士が登場

クリストフが戻って不気味だなと思っていたところに、それを
相殺するようにしてクリストフが戻って来た。
「報いを受けろ」というメッセージを送って来た。
殺人鬼が妙に頼もしく感じるのも不思議だ(笑)

■使用された曲

・Reign End Credits Theme
Written by Trevor Morris
・Never Let You Down by Woodkid featuring Lykke Li
・Gratioso by Marktsprech
・The Storm by Lindsey Lee
・A War by Bird

■出演者

Queenメアリー・スチュアート (Adelaide Kane) スコットランド女王
Queenキャサリーン・デ・メディチ (Megan Follows) カトリーヌ王妃、イタリア系
Queenエリザベス1世 (Rachel Skarsten) イングランド女王、庶子
Baronセバスチャン・デ・ポワティエ (Torrance Coombs) “バッシュ” フランソワの異母兄。庶子
グリア・カッスルロイ (Jenessa Grant) SC。娼婦の館主
Lady ローラ・ナルシス (Anna Popplewell) SC。ステファンの妻
Lord ステファン・ナルシス (Craig Parker) コンデと国王に会う父
Princess クロード・ヴァロワ (Rose Williams) 王妃、カトリーナの娘
レイス・バヤール (Jonathan Keltz) 衛兵
シャルル (Spencer Macpherson) フランソワの弟

Lord ロバート・ダドリー (Charlie Carrick) イギリス貴族
Lord ギデオン・ブラックバーン (Ben Geurens) 幽閉、大使へ
クリストフ (Nathaniel Middleton) 暖炉係 -> 護衛隊
Lord ベンデル (Gord Rand) ダドリーに決闘を申し込む
リドルフィ大司教 (Juan Chioran) バチカン
アルトゥーロ (Ben Carlson) イタリア人一流劇団座長
ジュリエット (Kaylee Harwood) 召使い、フランス側
ペイジ (Ryan Bainbridge) フランスの城にて?
(David Patrick Flemming) 評議会メンバー
アガサ (Macy Drouin) ギデオンの娘
ジェフリー (Morgan David Jones) 大使の補佐役
(Derek Moran) 忠告者
バフォメット (Adrian G. Griffiths) キリスト教の悪魔
(Justin De Bernardi) “王の役”
(Adam Crew) イギリス顧問評議会員 /ヒゲ
モレル枢機卿
ヘンリー・ヘイスティングス ハンティンドンの伯爵
ジョン・ノックス

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