クリミナル・マインド FBI行動分析課 Criminal Minds シーズン9 第7話 地獄の門番 Gatekeeper

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第7話 地獄の門番 Gatekeeper

脚本/Rick Dunkle
監督/Matthew Gray Gubler

【ストーリー】

●マサチューセッツ州ボストン

目覚ましのアラーム音で目覚めるスコット・デルフィー
ノ (Brent Bailey)。彼の隣のベッドで寝ていたアシュリ
ー・フラウディ(Julianna Guill)は何をしているのか尋ねる
ともう仕事に行かなければならないというスコット。
ロンドンはもう朝だから・・と。生活の為仕方が無いと
すると、電話してとアシュリーは語るが対応は適当に思われ
た。それに気がついたスコットもどうでも良い感じだねと
いうとどうせ男はメールだけ”元気?”って送ってくるだけ。
そしてHしてさっさと帰るのよと語る。
今夜は絶対に電話する・・会いたいからだというスコット。
そんな彼に喜ぶ・・そんな中タナー(Jack Plotnick)は二人
の事を覗き見していた。
朝4時だということもあってまだ外は暗い。アシュリーはカラ
にスコットという男性と知り合ったことを電話で語り、
スコットも親友のベン・ハリソン(Noshir Dalal)と電話中
だったが突然現れたものによって殺されてサイフを奪われる。

・ロッシとリードはカナオケバー”The Benjamin”へ

ロッシはリードにここで初めてキャロラインを見た事を
語る。リードは言いにくいが”くたびれた店”だと語ると
これでも昔はCCR、イーグルス、シカゴなども来ていたのだ
とし海兵隊の御用達の店だという。彼女は”リンゴ待ち”。
ビートルマニアで彼女は本気でビートルズに熱を上げていた
という。週に一度ファンレターを書いてはこの店に来てと
訴えていたという。リンゴが離婚した後に一度来たが、
キャロラインはもうその頃俺と付き合っていたという。
三人で仲良くなったとのこと。店主のヘレン(Angela Bullock)
がロッシにはカクテルのダブルハニー、リードにはアイステ
ィーのアーノルドパーマを持ってくるが・・その時ガルシア
からのメールが入ってしまう。ヘレンは閉店だからサービス
しておくというとロッシは歴史有る店なのに・・と惜しがる。
しかし歴史だけでは店は立ちゆかないものだという。新しい
店が向かいに3軒も出来たこと。ここには歌の下手な
客(Franklin Fung)しか来ていなかった。競争が成長を生む
なんて嘘だという。
馴染みの場所がまた消えるとロッシ。

・ブリーフィング
ガルシアから事件の概要が語られる。
ボストンで三人の男が絞殺されサイフが奪われたこと。
犯行は夜、目撃者は無い。三人とも裕福とは言えないとし
現金は持ち合わせは少ないがカードが使われた形跡がないと
いう。ブレイクは金目当てじゃないならサイフを盗ったのは
被害者の身元がばれないようにするためか?と党。
三人目の被害者は友達と電話中に襲われ、一時間後に発見
されたというホッチ。計画的だが焦りも見える。待ち伏せて
いたのに電話が終わるまで待てなかったのだからとリード。
傲慢さが勝って秩序が乱れたか根拠無い自信って感じにも
思えるというJJ。モーガンは犯人がそこまで必死なら殺す理由
は何か?と。憎しみじゃなくて使命感とJJ。犯人は被害者に
個人的なものばかりじゃないとロッシ。でも首を絞めるのは
とても個人的で死の瞬間を自分の手で感じるからだとブレイ
ク。サイフを盗った理由も変わってくるという。
それは「個人の証し」を奪ったとモーガン。「自分の証し」
を失った犯人が求められた人をやったのかとリード。
それなら認められるまでは犯行が続くとして急ごうとホッチ。

タナーは口笛を吹きながら遺体の写真をアルバムに貼ってい
く。しかも自分の家族のアルバムの中に・・
そしてそこには妊婦の女性の監視映像が見られた。

・移動中の飛行機
ガルシアは被害者のライアン・マックスフォードは青少年
更生施設のカウンセラー、スコット・デルフィーノはダイナモ
産業という国際的製薬会社に勤務している。JJは性別以外
共通点がないという。犯人はどんな場にも溶け込めるという
ことだとロッシ。でも2m近い大男を倒すだけの力がある
としライアンはアメフト選手だとモーガン。「犯人は男嫌い
の女」の線は消えるわねとし力では勝てないとブレイク。
男への憎しみはあるかも・・被害者は身代わりだとロッシ。
憎んでいる・・誰かを・・犯人自身なのか?とブレイク。
自身を奪われた恨みをぶつけているのかも知れないとモーガン。
被害者の行動が犯人の恨んだ相手と一致して殺意が芽生えた
のかとリード。ターゲットを見つけた場所は何処か?とホッチ。
住所はバラバラなのに現場はダウンタウン。犯人の安全圏
だとリード。ライアンの職場はダウンタウンだが他の2人は
違うというブレイク。犯行エリアは狭いながらアパートや商業
施設が沢山有る。ボストンは面積125平方kmに対して人口は
63万6479人だから犯人の安全圏には3万9549.23人居るという。
その内男性は?というモーガンに対して1万8944.08人だと
いう。ダウンタウンの在住在勤者を洗え!というホッチ。
モーガンとブレイクは俺とボストン支局へ。ロッシは検視局、
JJとリードはスコットの発見場所に行き電話していた友人の
ベンが待っているという。

■感想

リード役のMatthew Gray Gublerが監督したエピソード。
これまでに彼はS5E16、S6E18、S7E19、S8E10、S8E20
と監督を担当しており、今回S9E7は6作目のエピソード。

前回の放送がアメリカではハロウィン前日だったことも
有り、今回のエピソードは2013年11月6日に放送された。

今回のエピソードは冒頭と事件解決後を除くとかなり
分析詰めの流れで気難しそうに扱っていたけど、その割に
事件は全く難しそうに感じない。というのも犯人は
職場で監視していたみたいだしもの凄く狭い地域で起きた
感じしかしなかったこと。共通点がないとされたけど
もの凄い共通点しか見えてこない所が有ったし、
また容疑者のミスリードを誘おうとしていたけれど被害者が
屈強な相手の割に犯人は180cm以上だったとはいえそう体格が
良さそうに見えなかった。抵抗すればそれなりに防御創くら
いは残りそうだ。

元々犯人はフリーのカメラマンで夜勤でドアマンをしていた
ということから見ても辛抱強く見張ることが出来る人物像
だろうが、それでも冒頭ではいきなり焦って行動を起こして
いる。

■人間の二重性?

ドラマでは被害者のタイプに迫っていた。
冒頭で襲われていたスコットは酷い女ったらしだけど周り
からは好かれていた。ドラマには出てこなかったがライアン・
マックス・フォードやマイク・ダンズモアら被害者も
金がなくたかっていたり、マリファナに手を染めつつも
炊き出しのボランティアをしていたりする。
特定のタイプに目を向けているとして「人気者」だとされて
いたけれど、人気があるように見えない所も有ったりして。

■所々挿入されるブロンドの妊婦女性

字幕で見ていると最初の段階でタナーが犯人だと分かって
しまうという・・これはちょっともう少し考えて欲しかった
かもしれない。問題なのはタナーが監視している妊婦が
誰なのかということ。

後々分かってみると彼女は別れた妻のハンナで、彼女は
夫のことを相当責めていたことが判明する。
子供のジェレミーが10歳の頃に、彼が目を離した隙に友達
とプロレスごっこをしていてチョークホールドをかけられて
意識を失ったこと。

■犯人像・プロファイル

・犯人は覗き見という行為にスリルを覚える凶暴な人物
・普通は見るだけで満足する。暴力性は示さないが犯人は
殺す使命感を持つ
・目的を邪魔するものは誰でも殺す
・犯行を記録してるらしく被害者の写真を盗り記念品を持ち
帰っている。サイフや髪の毛など・・
・自分の行動の証しを残したい
・覗き見する人間は相手の人物像を勝手に決めつける
・現実とは無関係なキャラクターを作り上げる。相手が
その設定からずれたことをすると襲いかかる
・犯行の引き金は彼自身が相手の欠点とみなした行為。
私たちから見れば些細なことでも犯人にとっては絶対に
許せない
・計画性と手際の良さからみて年は30代後半から40代
・地理的プロファイルによると殺害だけでなくターゲットの
物色もダウンタウン
・ダウンタウンの捜索を強化。アパートを一部屋ずつ
・職業は他人と関わることが少なくしかも気づかれないような
他人を観察出来る類
・設備関係の作業員や公園の管理人などいわゆる裏方

■捜査

ガルシアのセリフが面白かった。

「さぁ跪くが良い、ガルシア女王様がダイヤモンドを見つ
けた。」

「スコットの携帯は”ホッチ(とっち)”らかっちゃって大変。」
「アシュリーの名前はスコットの携帯に登録されていない。」
「タラしくはどうする?」

「あだ名をつける。アシュリーは”うさちゃん”と言われてい
た。」

携帯にはバニーという名前で登録。

・倉庫へ

アパートの倉庫に行ったのかな。
あのアパートは高級なところなのだろうか?

中を調べていくと倉庫内にはアルバムがあり、アシュリーが
最初に入った時には見つかってしまった。
アシュリーも殺害されるが殺した事に後悔した跡もある。

争いに末に階段に落下するってシーンは色々な所で見かける
ね。

アシュリーが亡くなった事で監視対象はターゲットではなく
アパートの住人だとされる。殺すのは住人の関係者で
悪影響を与える人物ということになる。

自然と倉庫が捜査官にもバレるようになりモーガンとリード
がアパートへ。
捜査官たちもそこでスクラップブックを目にする。

ガルシアがタナーについて調べると相当悲惨な人生を送って
いたことが分かる。
事件が発生する直前に妻と離婚し家と子供を奪われている。
極悪感と解離性も生まれて父性のやり場を失い、アパートの
住民の父親となった。

■クローズド

ハンナの元にいくと彼女の元には弟のマットが手伝いに
来ていた。二人は争いマットは殺されハンナはナイフを
突き立てられる。BAUたちもSNSの投稿から弟が手伝いに
来ている事を掴んで急いで現場に向かう。

BAUのリードとモーガンが尋ねた時には既に人質に取られて
いて、後にJJとブレイクが裏口から来ていた。

お産を助けるとしてリードが頭を使う。
赤ちゃんの首にへその緒が巻かれているので切るものが
必要だと語る。タナーは自分が持っていたナイフを手渡す
とモーガンはその流れで逮捕した。
本当にへその緒はまかれていたのかな?

ブレイクからよくお産の仕方を知って居たわねと言われた際
にリードはJJがもしも捜査中に産気づいた時の為に勉強した
事を語る。

「Drにも乾杯。博士号コレクションにまた医学博士でも追加
出来そうだな。」
「スペンサー・ジョンソンが神童に育ち舞いように。」

ところでお産は難しいものなのかな。
たまに出産が間に合わずにその場で産むみたいなニュースを
よく聞くけど警察官などはそういう訓練を受けていたりする
のかな?救命士ならば一通りは出来そうだけど・・
でもお産は危険であるとも言うしね。

■その他

・ロッシ会

ロッシ行きつけのバーが閉店なのでみんなで集まりに行く。
「キャッスル」のリックのオールドホーントみたいにロッシ
が買い取っても良かったのではないか?

刑事ってそういう居場所が必要だよね。

JJとリードとモーガンとガルシアとロッシが歌っていたかな。
元々はホッチがロッシが歌っているのを見た事が無いと
言った事から始まった感じだけど・・・

■使用された曲

・Criminal Minds Theme
Composed by Mark Mancina by Ha Ha Tonka
・As Time Goes By by Frank Sinatra
・Piano Man by Billy Joel

■出演者

デビッド・ロッシ (Joe Mantegna) BAU創設に携わったベテラン
アーロン・ホッチナー (Thomas Gibson) リーダー
デレク・モーガン (Shemar Moore) 爆弾処理が得意
スペンサー・リード (Matthew Gray Gubler) ドクター
ペネロープ・ガルシア (Kirsten Vangsness) 解析
ジェニファー・ジャロウ (A.J. Cook) BAU
アレックス・ブレイク (Jeanne Tripplehorn) S8新加入、大学教授

タナー・ジョンソン (Jack Plotnick) マンション管理・夜勤
アシュリー・フラウディ (Julianna Guill) ボストンカレッジの大学院生
ハンナ・ジョンソン (Tara Buck) タナーの元妻
ニック・ウィルソン (Ray Stoney) マンション管理・タナーの同僚
ジェイク・プレストン (Joey Luthman) ゲームPSP友達
コリン・カークランド (Troy Doherty) ゲームPSP友達
スコット・デルフィーノ (Brent Bailey) 遊び人、ダイナモ産業
ヘレン (Angela Bullock) カナオケバー”The Benjamin”店主
ベン・ハリソン (Noshir Dalal) スコットの友人、電話中襲われる
カラ (Dominique Davis) アシュリーの友人
Dr.ジャニス・カリクホフ (Jenny Strubin) 監察医
(Franklin Fung) 最悪のカラオケ歌手

ライアン・マックスフォード 被害者
キャロライン ロッシの恋人、”The Benjamin”で出会い
マイク・ダンズモア 被害者
ジェレミー・ジョンソン 10歳の時に亡くなった息子
ローガン・サッターマン アシュリーの父
マット・ジョンソン ハンナの弟

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