Dr.HOUSE ドクター・ハウス シーズン7 第5話 奇跡の血 Unplanned Parenthood

リンク広告 テスト




May 17, 2010
第5話 奇跡の血     Unplanned Parenthood

脚本/David Foster
監督/Greg Yaitanes
——————————————————–
妊婦のアビーは出産するところだった。
それを聞いた娘のジャスティンは遅れてやってくると、出産の
様子を撮影させる。12時間も今の状態のままだというアビーは
苦しそうにする。医師のテイラーはいきんでくれというと、
アビーは叫びながらもちゃんと撮影してくれとジャスティンに
要求する。バギナは撮っていないとしてジャスティンは告げる
と、あなたの妹なのよと語る。
そんな中無事に出産したかと思えば、小児科・産婦人科の
チェン医師はNICUチームに赤ちゃんを渡してくれと告げ、低酸素
状態だと語る。アビーは赤ちゃんのことを心配する。

ハウスはチームを集めると、今日の患者についてコンサルする。
カルテはスカスカ・・・それもそのハズ。生後8時間の赤ん坊
だという。どの医者も赤ちゃんの呼吸停止を治せないという。
肺が未熟なのか?しかし満期で生まれたし、サーファクタント
を与えていることをタウブは語る。
そんな中カッディがハウスの元にやってくると、二人きりで
話をする。子守のマリーナからの電話で、娘さんの発表会で
残業は出来ないことを言われたとし、カッディ自身も理事会が
有ってどうしても家には戻れないのだという。母は料理教室で
来られないとしてハウスにレイチェルの面倒を頼むと、オレは
ヌーディストサーカスのバックナンバーをまとめ読みしようと
していたのだという。カッディはハウスにウチにいてくれるだ
けで良いとし、レイチェルは寝ているハズだと語る。病気の子
の診察もあるのだというと、それは電話でも出来るでしょと
いう。何かご褒美はと問うと、子守の代わりにセックスは
しないというカッディは、そもそも貸しがある事を告げる。
何度も言っているのに女医を雇っていないでしょというと、
ハウスは分かったと告げ、7時にカッディの家にいくことを約束
する。

赤ちゃんのコンサルを続ける。
肺が活動しないというのは、精子提供者が喘息持ちだったのか。
肺に起因しない呼吸障害には何が有るか?と問うハウス。
心臓は正常で、肝酵素は上昇していること。肝不全でタンパク質
が作り出せないのかとハウス。肝臓を治せば呼吸が出来る様に
なるだろうと告げ診察するよう告げる。そんな中ハウスはフォアマン
に残る様告げる。
ハウスは自分が間違っていた事を告げ、チェイスではなく
お前に新人医師の採用を任せるべきだったとして、早速
「マディソン郡の橋」が好きそうなヤツを探してこいと語る。
ハウスはフォアマンが”したり顔でニヤニヤ”していることを知り
そんな顔はするなと語る。フォアマンはそういうと思って既に
面接して二人に候補を絞っていると語る。通り過ぎる時にも
フォアマンがニヤニヤしているのを知ってハウスは不機嫌になる。

ハウスはカッディの家にいき、テレビを見ながらポップコーンを
食べていた。カッディからちゃんとレイチェルの様子を見ている
か電話が鳴ると適当に返事をするハウス。ハウスは何か食べ物
がないかと思い冷蔵庫を漁る中、オレンジジュースを手にして
ラッパ飲みする。するとレイチェルが現れ、喉が渇いたと語り
“ジュース!”と告げる。カッディに怒られるのであげられない
と告げるとハウスは早くベッドに戻れと語る。
ハウスはすぐにウィルソンを呼ぼうとして電話する。

タウブは呼吸障害の説明をアビーたちに行う。
膿瘍が疑われており、肝機能障害が起きていること。肝臓に高
エコー域があるという。検査をしているフォアマンは膿瘍に特有
の壁肥厚はないようだと語る。アビーは輸血するのであれば
自分の血を使って欲しいと語ると、これが済んだ後に輸血に
適合するか検査をしようという。そんな中チェイスは膿瘍じゃない
事を告げ、胆管拡張なのかと告げる。

すぐにハウスに赤ちゃんの様子を電話で知らせるチームたち。
腫瘍のせいで閉塞を起こしているのか。そんな中フォアマンは
新しく採用した女医のクリスティーナ・フレイザー先生も来て
いる事を告げる。電話越しによろしくというクリスティーナに
対してハウスはクビだと語る。フォアマンに教訓を学ばせる
為だと告げヤツはエゴの固まりであり打ち砕くしかないのだと
いう。フォアマンは”最低だ”と告げると、夢見る新人医師を
傷つけなくてもやり方はあるでしょと告げる。ハウスはタウブ
に対してお前が夢見る医師を捜せと語る。

赤ちゃんの胆管拡張は船底性のものかも知れないという。
チェイスは胆管の下流に狭窄が見られるのであればカロリ病
だと語る。それを聞いたハウスは開腹手術をしろという。
そんなの本気なのかとして、生まれて8時間の子に手術をする
なんて危険だという。ハウスは凄く小さなメスで凄く小さく
腹を開けと指示する。

ハウスの元にウィルソンがやってくる。
カッディは1時間10分後に戻ってくるので後は頼むという。
ウィルソンはなんでオレが子守をするのかとしてすぐに帰ろうと
する。ハウスはバイクのエンジンをふかし、ウィルソンも
車のエンジンをかけて帰ろうとする。お前は子供を一人にする
ことは出来ないだろうと言うと、ウィルソンは君が逃げたのを
カッディに言いつけるぞという。
仕方なく二人は部屋に戻ると、なんとレイチェルはテーブルの
上に置かれていたポップコーンやジャンクフードをぐちゃぐちゃ
にしていることが分かる。更にレイチェルが何かを口にくわえて
いるのを知り、ウィルソンは「口をパクパクパ~ク、あ~んと
して」と語る。コインが出てくるのを知って一体何枚飲み込んで
しまったのかと告げる。

赤ちゃんの手術をすることになる。
しかし挿管前から既に数値が悪かった。チェン医師はフェニレフリ
ンとボーラス投与をすれば挿管する時間を稼げる事を告げる。
カニューレを挿入するが血圧が低下しているので急いでストップ
をかける。まだ奧まで挿入していないのに変だと告げ、肝疾患だ
けど心臓に問題が出ることには、結節性硬化症・・又は肝臓内
に血管の異常がある為ではないかという。
そんな中タウブはチェン医師なんかどうか?とするが、誰も相手に
しなかった。ステロイドと新生阻害剤とドーパミンを投与すべき
ではないかというチェイス。タウブはチームにチェン医師を
入れたらどうかと言っているのだと告げるが、ハウスはどうせ
妨害するハズだと言う。タウブはそれならばハウスがチェン医師
を雇いたいと思わせるようにしようと語る。
——————————————————–

今回は赤ちゃんに対するエピソード。
赤ちゃん故に一瞬の判断のミスが即死に繋がるし、これまで
と同様の患者の扱いとして描いていくとかなり不自然に思え
るエピソード。これもまぁハウスが赤ちゃんの面倒を見ると
いうエピソードとかぶせてあるのだろうし、患者の親子関係
を見ると何やら複雑な関係として存在しているようだった。

何よりも面白い要素として存在していたのは、

・女医探し
・ハウスのレイチェルの子守

この二つのネタだった。
この流れは解決していないので、当分継続して存在していきそうな
気がするけど、どうなんだろうね。

レイチェルの子守に完全に巻き込まれてしまったウィルソン
先生ご苦労様って感じで、いつも通りハウスによって不利益を被る
ウィルソン先生の構図が有ったけど、応対するレイチェル
は可愛いし、ウィルソン先生としても、例え窓から逃げようとしよう
とも楽しめたのだろう。
ガン治療の現場で死と向き合うウィルソン先生もこういう癒し
のエピソードは必要なのかも。子供のあやし方を巡って、その
手際の良さにハウスはウィルソンを「良いママ」だと語っていた。

最近のハウスは幸せそうだし、痛みなどとは無縁の所でドラマが
回っているので良かったなとは思う。
上述したようにレイチェルのカワイらしさもまたドラマに一躍
買っている感じ。

ハウスの現在のウィークポイントは目下のところ、カッディとの
関係であり、カッディにとってのレイチェルの存在の大きさを考える
とレイチェルの存在は欠かせない。ウィルソンを利用しようとした
際に、彼からカッディに報告するぞと言われたハウスにとっては
強くは出られないようだ。ウィルソンの責任感とそんなウィルソンが
対峙する様子はこのドラマの中でもかなり面白かった。

女医探しに関しては、ハウスのお遊びの格好のネタとなっている
感じだ。前回チェイスが選ばせたら、キャメロン似で
母親似の医師を連れて来たけど、今回はフォアマンとタウブに
チャンスを与えるものがあった。フォアマンに頼む際には
彼が”したら顔でニヤニヤする”描写はかなり面白かったけれど、
ハウスが言うように彼を図に乗らせるとこうなるんだろうな
ということを考えると、ハウスのウィルソンを矯正する姿も満更
ではないのかも。ただ彼のそんな鼻を挫くために一人の医師を傷つ
けるというのは流石に下劣なものを感じる。

タウブに選ばせると、彼は小児科医のチェン先生を引き入れ
ようとする。チェンは親と子供相手の職場・医療にウンザリ
しているようで、ちょうどハウスのチームにも興味があった
ようだ。因みにチェン医師役を演じたのは「ギルモアガールズ」
のローリーの親友役だったキム役のKeiko Agenaだった。
タウブは特有の気の弱さからハウスから、タウブが採用するか
どうかを聞けば良いとした際には裏の意図があるのではないか
と考えて、決断出来ず、逆にチェンの方から断られてしまった。
「問題なのはハウスではなくあなただとして、大人のクセに
採用を任されたのに臆病な子のように振る舞っていた」として
子供が嫌いだというチェンだけど、彼女小児科病棟を嫌っているように
思えるけど大丈夫なのか。
ただタウブとハウスに関して、ハウスがチームが弁当を食べている
際にタウブに「弁当を置いていけ!」と言ったけど、タウブは
無視している姿も有ったし(笑)、ハウスをそう恐れてばかりでは
ない感じもする。

タウブがチェン先生から診断を受けたとする際に、ハウスが
「ウチにユダヤ系と黒人とクロコダイルハンターはいるがアジア系
はいない。」と述べるシーンとか、相変わらずタウブのフォアマン
牽制が面白い。
チェン先生をチームに入れようとする際に、診断ミスはフォアマン
による提案だったとウソを付くタウブの姿が有った。

■今回の患者

・アビーの娘・赤ちゃん

名前はまだ無い。夏目漱石の小説じゃないけど名前で呼ばれる
程、成長していない生後8時間の赤ちゃんが患者。
動物と比較するのもあれだけど赤ちゃんの出血は大人の人間と
違い血液の量も少ないし、出血が死に繋がってしまうことも
多いので恐いものが有る。

出産後まもなくして呼吸していないことが判明。
肝不全・肝機能障害によるものなのか。それとも膿瘍か、胆管拡張
なのか。胆管拡張の流れで下流に狭窄が見られるならばカロリ病だ
とされていた。

手術しようとするが、血圧が低下。
心臓に問題が有るのではないかとして結節性硬化症とか肝臓内
血管異常を疑い、カロリ病ではないと指摘。
タウブが嬉しそうにしてチェン先生が血管異常を発見したとする
が、それは違うというハウスは、その根拠に最初の検査
でALTが正常値の3倍だったことを指摘。肝臓が広範囲でやられて
いる事を告げていた。

肝機能が悪化、しかし一時的に回復していること。
輸血後にステロイドとドーパミンと血管新生をしていることから
肝線維症を疑う。ハウスは閃きで母から直接赤ちゃんに輸血する
よう告げると、血色がよくなっていく。
しかし治ったように見えただけ。母の血が特別で赤ちゃんを治して
いるのならば何らかの疾患だろうとして、足りない物を補っている
のであれば欠乏症だと語っていた。
タウブがO型の血液なので赤ちゃんに与えてみるが、やはり回復する
ことはなかった。
感染症を疑うことになり、血を採取するとドロっとした黒い血が
出てきて黒色腫だと分かる。皮膚がんで有り、子宮内の子に
がんが転移していた事が判明。結果的に肺小細胞がんと皮膚がんが
共生していて互いに抗体を作り有っていていた事が判明。

母親はすぐにがんを摘出して化学治療が必要。
子供にも同様の処置が必要だが、赤ちゃんは母の血の抗体によって
がんが縮小していたことを考えると、赤ちゃんのガン細胞を無くす
為には8、9日、母の血を輸血し続ける必要があると分かり、母が
ガンを摘出するとそれが出来なくなってしまうことが分かる。
母は赤ちゃんの為に自分の命よりも優先して治療を遅らせた結果、
母は亡くなってしまった。

それを見守る長女のジャスティンのことを考えるとかなり微妙な
感じがする。ジャスティンは結局母親から愛されず、そして
赤ちゃんを育てる為に人生を犠牲にしなければならない。

・レイチェル

ハウスとウィルソンが赤ちゃん子守を巡って外で争っている中、
レイチェルはコインを飲んでしまった。一体何枚のコイン(10セント)
を飲んだのか。夕べ食べた食事からお釣りの枚数を数えるとか
凄いな。
ハウスはそのままにしてもウンチになって出てくる
だろうとしていたけど、腸閉塞を起こす可能性が有ることをウィル
ソンに指摘され、カッディに話すべき事。僕に積みを押しつけなよ
と語る中、窓から逃げようとするウィルソンが可愛らしい。
便の中にコインが入っていないか調べる為に、赤ちゃんモニター
で便の音がすると夜中でもハウスがオムツを変えにいくという名目
で、まるでチャイニーズのデリバリーを食べているかのようにして
割り箸で便を探る姿が有り、それをカッディに見られていた。

翌日、ウィルソンと共に「デカ尻ボンバー」が現れたら女みたい
に叫べとして病院に連れ込む中、「メデューサ発見」と語るウィルソン
の姿。
腹部を検査するとコインが入って居ることを知る。
下剤を与えてすぐに出そうとする中、ハウスは小児科医のチェンに
助言を求め、20時間前にコインを飲んだ子供が飲み込んだ場合の
対処を聞く。虚血や腸重積を起こす可能性があるので6時間
でコインが出ない場合は内視鏡で取り出すべきことを言われる。

更に翌日もカッディからハウスに子守をして欲しいことを頼まれ、
放射線科で問題が発生していることを指摘されるが、ハウスが
ウィルソンのバッジを削ってなにかを吹きかけている姿が有った。
たっぷりお礼するというカッディに対して
「SEXと引き替えに子守なんてしない」と仕返しの台詞なのか、
それとも今の立場を考えてのことなのか。

30分で3回目のウンチが出たが結局コインは出ず。
次は「ワルキューレ作戦を決行だ」としていた。
しかしよくよく考えた結果、ハウスは「髪にブルーのメッシュを
入れている新人女は毎回付け合わせを入れるのを忘れる」と
したことで再度釣り銭計算。実はレイチェルはなにも飲み込んでい
ないのだということになる。

しかしその夜、オムツを取り替えたカッディはコインが出てくる
姿を目撃。なんでコインを食べたのかと問うと「ハウス!」と語る
レイチェルの可愛い声が聞こえた。

■使用された曲

・Night by Bill Callahan

■検索用キーワード

グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形

レミー・”サーティーン”・ハドリー (Olivia Wilde) ERから来た医者
— (Bobbin Bergstrom) Nurse
レイチェル・カッディ (Kayla Colbert) カッディの娘・2歳半
レイチェル・カッディ (Rylie Colbert)

アビー (Jennifer Grey) 妊婦、ジャスティンの母
ジャスティン (Gabrielle Christian) アビーの娘、放置されて育った?
Dr.チェン (Keiko Agena) 新生児・小児科
スミッツ (Vernee Watson-Johnson) 看護師
Dr.クリスティーナ・フレザー (Charlene Amoia) 即クビ
Dr.テイラー (Vanessa Waters) 産婦人科
— (Felix Avitia) Crying Boy

スポンサーリンク
レンタグル大336

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
レンタグル大336