Major Crimes ~重大犯罪課 シーズン5 第16話 キーレス・エントリー Quid Pro Quo

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第16話 キーレス・エントリー Quid Pro Quo

脚本/Michael Zara
監督/Sylvain White

【ストーリー】

●法廷
法廷書記官のジェニファー (Jennifer Jalene)は、
証言をするサイクスに対して「今回の事件に関して証言に
ついて真実のみを述べると誓いますか?」と問う。
サイクスはグローブ判事(Ron Marasco)ら法廷の前で誓う
ことを告げる。検事のホッブスはサイクスに対して「今回
の殺人事件を担当した刑事の一人ですね」と尋ねる。
被害者のトーマス・エドワード・チャンドラーの発見時の
様子を尋ねる。頭部左側を一発撃ち抜かれていたと語る。

当時の様子を思い出す。

●捜査当時
サイクスは処刑スタイルで凶器は9mm弾。ケンダルはコメ
カミに輪が付いているとすると、プロベンザは弾は頭を貫通
したのかと。タオはこの棚に激突してから倒れたという。
死亡時刻は?と問うと血液が完全に凝固していること。体も
硬直し土色なので昨夜午後22時から午前24時だろうと。
サイクスは今朝奥さんのブルック(Bianca Kajlich)が帰宅
した際に発見したという。妻はサンタバーバラに行っていた
という。妻が留守の間に夫が殺されたのかというプロベンザ。
押し入れられた形跡はないというサンチェス。唯一割れて
いるのはビール瓶でチャンドラーはディナーから帰宅後に
ビールを飲んでいたのだろうとバズ。被害者は昨夜19時に
「ジョーンズルーム」で上司・リサ・カークと食事をして
いること。チャンドラーは”ウェスコット・グローバル社”の
エンジニアで資本金300億ドルの軍需会社。住所はシリコン
ビーチだとタオ。連邦職員じゃないが関連有りだとサイクス。
高度な機密情報にアクセスが出来たこと。”動機は何だ?”と
プロベンザ。家には被害者のパソコンがあるが有りパスワード
は分かったが暗号化されたファイルなのでD.Cの許可が居る
という。機密を扱うならば普通カメラがあるだろうとプロベ
ンザ」。夫人の方がプライバシーを大事にする人だという。
この家は最初の夫・リチャード・ブルーム (Jordan Belfi)
が2000年に購入。2015年に離婚して夫人のものに・・
夫人は11ヶ月前に再婚したとサンチェス。バツ1だが夫人には
子供が一人。前夫のリチャードとの間に15歳の子ダニー
(Matthew Glen Johnson)が居て、二人でカタリナ島にキャンプ
に行っていたとのこと。詳細は伝えず別々に本部に連れて行く
というタオ。これは奇跡か?とし同居中の妻と息子がルス中
に再婚夫が殺害された。夫人を聴取しようというプロベンザ。

夫人のブルックに話を聞く。
家の鍵はかかっていたこと。家族以外にパスワードを知って
いるのは?掃除を頼んでいる女性と家族だけだという。
Bluetoothを通して開けるとのこと。鍵は使わず
キーレス・エントリー「オフ・キー」というセキュリティを
使っていて、セキュリティを操作するアプリのことだという
サイクス。
前の夫はインストールしていたこと。投資している会社の
セキュリティ会社のもので、(ユーザー名:) チャンドラー・
ファミリー・ワン、(パスワード:) はトムが一週間に一度
変えていたという。士官学校に行っていたから軍人が使う
アルファベットを使っていたとのこと。先々週の月曜は「C」
のチャーリー、次は「D」のデルタだとサイクス。サイクス
はアプリをインストールして操作してみる。すると夫人の
携帯にメールが送られてきていた。それは何のメールなのか
と問うと新しいデバイスがログインしたら届くようになって
いるのだという。夕べは届いたのか?トムが引っ越して以来
届いていないという。

●裁判
グローブ判事は被告側弁護士のリンダ・ロスマン(Jeri Ryan)
に質問をしてくれと語る。サイクスに対して依頼人のブルーム
にはアリバイがあること。犯行時、息子とカタリナ島に居た
こと。フェリーに乗っていく島だという。サイクスは夫人も
調べたが町を離れていたという。

●捜査当時
フリンはサンタバーバラに行ったのは?と尋ねるとブルックは
木曜からだという。目的は妹の出産祝を手伝ったのだという。
週末は妹と一緒だったのか?というサンチェスに”いいえ”と
答え、ホテルのビルトモアに居たことを語る。家族がいる
のにホテルなのか?とサイクス。バズは監視カメラ映像を
ホテルからもらってくるという。ご主人はウェスコットの社員
と上手くいっていたのか?殺害前にリサ・カークと食事をして
いた事を告げると、上司の名前を知らないのかとフリン。
トムの仕事は機密扱いで社員やプロジェクトについて話して
くれなかったのだという。昨夜はプライベートの食事の可能性
は?と問うと、会社の人は関係無いという。犯人は元夫の
リチャードだという。大事な息子とカタノナ島へ行っていた
が携帯を誰かに貸したのかも・・と夫人。犯人は家族の携帯
を持っていた人だというバズ。タオは携帯の信号はまだフェリー
だと語る。リチャードはトムを嫌っていたのか?と問うと、
もめ事が有ったという。成績が悪くてゴルフ部を退部させたら
言い争いになったという。2週間後、リチャードを家に入れな
かったらトムを殴ったのだという。元夫の犯行と言えば
息子の疑いも深まることになるのに・・とサイクス。
新しい父を迎えるのは簡単じゃないと。

そこにメイソン警視(Leonard Roberts)がやってくる。
被害者の件でシャロンと二人で話したいという。
もう一人の副本部長候補は捜査の仕方に一家言あるみたいだ
と。

■事件

トーマス(トム)・チャンドラーが自宅で銃殺される。
その時妻のブルックは妹の出産の為にサンタバーバラに
行っていて、前夫との子・ダニーはその父親のリチャード
と共にカタリナ島にキャンプに出かけていた。
二人共一応アリバイはあり、自宅はセキュリティによって
守られているが不審者が「オフキー」を使ってドアを
開ければ家族にメール連絡が入る仕組みになっており、
被害者が殺された日にそのようなメールは無かった。

■感想

色々とネタが詰まっていて重厚な流れが有ったね。

親子問題、離婚の問題に於ける継父の問題についてはラスティ
とかサンチェスとマークの関係を示唆しているところが
大きいものがある。

親子問題と言えばバズと父、その父を殺害した家族との交流
の問題も有る訳だし・・

基本的にはこのドラマの親子関係とか夫婦関係は壊れている
ことが多い。だからこそプロベンザっていうのは、自分の
経験を踏まえつつ事件が起こると「犯人は妻に決まっている」
とか言ったりするんだろうか(笑)

今回は珍しく裁判所のシーンとしてサイクスが証言をして
いるところから始まる。

サイクスは検察側証人として証言していくことになると
思われるが意外なところでミスを犯し、それを色々と今後
の教訓とすべきだとするシャロンの言葉で締めくくった。

そんな中でこのシーズンでは、テイラーが亡くなってしま
ったのでその座を巡り副本部補佐の座が空いている訳だが
今回はシャロンのライバルであるメイソン警視という
キャラクターが新たに登場した。
またもう一人その座を争って居るであろうウィニー・デイビス
という名も先日のエピソードから出て居ることからもこの
三人がその座を狙っている。とはいえ狙っているというには
語弊が有り、意外にもシャロンもメイソンもその座は欲しく
無い様子。ハワードに丸投げするかに思われたが、
資質があるなら今頃とっくになっているハズだということ
で畑違いだったフリッツィーはこの座の争いには加わって
居ないようだ。とにかく二人共、現状のままが良いらしい。

■事件を複雑にさせたこと

ラスティは元々メディア関係のライターの方向へと向かう
かと思われたが、途中から方向転換して法曹界を目指すみたい
だ。特に彼は家族法について学びたいようで、今回のラスト
でグローブ判事と会話した所は興味深いところ。
やはりドラマではラスティと似た様な生活環境に有った人物
が多いところもあるのだろう。
その為には自分に何ができるのかを考えた結果なのかも
知れない。特にサンチェスとマークの関係を考えると法の整備
が決して正しい方向を向いていないと感じている一人なのかも。

ただグローブ判事がラスティに語ったように

「法衣をまとう間は個人的な意見をいうことは許されない。」
「多くの人が目指す中で志を保てるのは一握りだ」

■犯人は決まっている

色々と反転するのかと思われたが冒頭から被告人として
祭り上げられていたリチャード・ブルームによる犯行だと
された。

ドラマをミスリードさせているのは、被害者の妻ブルック
が自宅に居ない状態であり、しかも姉妹にもかかわらず妹
夫婦の家には泊まっていない。

また元夫は息子のダニーを連れてキャンプに出ている。
プロベンザが語る様に非常に都合が良い状況だ。

遠隔で操作出来るものっていうのは便利な反面足跡を残す
ことが多いね。

■サイクスのミス、マークのミス、犯人のミス

サイクスのミスは捜査情報をマークに話してしまった。
捜査情報は知らないハズなのに相手側の弁護士のロスマン
は知って居てその部分を”隠蔽した”かのようにして陪審員に
印象づけた。

マークは被告側弁護士の調査員として雇われた人物だった。
元警察官では有るが、曰くつきの人物で辞めさせられて
いる。サイクスのことをマジメな人でそのまま変わらないで
居て欲しいと語る人物。ちょっぴり初期の頃のサイクスと
プロベンザの関係に似ている。プロベンザはサイクスのこと
を気にかけて育てようとしている感じがした。
マークはもちろん自分が意図しないところでロスマスに
その情報を使われてしまった形だけど、まぁ弁護士ならば
そういう所は逃さないよね。しかもマークの役割はそういう
ところを見つけ出す所も有りそうだし。

犯人のミスはこれまで短期間で儲けるところに投資していた
のに今回は唯一ワイナリーに投資していること。
するとそこから兄・ポール・ブルーム (Johnny Sneed)の存在
が明らかにされる。

■過去にも出たキャラクター

・リンダ・ロスマン

弁護士役として登場したロスマンを演じたのはJeri Ryan。
過去S2E19とS4E6で登場している。

色んなドラマで見かける女性だ。

・マーク・ヒックマン

探偵というか調査員のような役割をしている元刑事崩れの
男性マーク役にはJason Gedrick。
S4E19から23話までの5話連続で一連の犯人を追いかけた時
に登場した。

■セキュリティシステム

今回はセキュリティシステムがある意味あだになる所が
有ったかな。答えが分かっていて(犯人はリチャード)型に
はめようとして捜査をしていた印象も有った。

まぁ当たっていたのだけど・・

カタリナ島に出かけ、そこから公衆電話にかけたこと。
その電話を写した防犯カメラはバスの車載カメラが利用
されて特徴が見られた。

最後の駆け引きは兄と弟の関係についてネガティヴな所を
突いてきた。今まで兄の事業に金持ちの弟は一度も投資して
こなかっただろうと。数々の押収品、携帯電話の中に
決定打と言えるものが入っていたら取引はしないと言われた
ことでポールは弟のダニーに出資してもらう変わりに殺害
したことを告げた。
ただ元々捕まることは想定していたようでダニーもポールも
想定内のことのようだったみたいだ。極刑でなければ良かった
のか。

■その他

・サンチェスの元にマークが・・

祖父母に引き取られたけど、結局祖父が倒れて祖母は病院
に行くばかりでマークの生活は疎かになっている。
その為にマークはサンチェスに助けを求めた。
児童保護局を通さずに何かしても大丈夫なのかな。

■使用された曲

■出演者

シャロン・レイダー (Mary McDonnell) FIDから特捜班へ
ルイス・プロベンザ (G.W. Bailey) ベテラン
アンディ・フリン (Tony Denison) プロペンザの相棒
マイク・タオ (Michael Paul Chan) 分析力
フリオ・サンチェス (Raymond Cruz) ギャング捜査に強い
バズ・ワトソン (Phillip P. Keene) カメラ、特捜班
エイミー・サイクス (Kearran Giovanni) 特捜班から異動
ラスティ・ベック (Graham Patrick Martin) 母親が失踪中
Dr.フェルナンド・モラレス (Jonathan Del Arco) 鑑識
ケンダル (Ransford Doherty) 検視官

アンドレア・ホッブス (Kathe Mazur) 検事
リンダ・ロスマン (Jeri Ryan) 弁護士
マーク・ヒックマン (Jason Gedrick) 元警官、調査員
グローブ (Ron Marasco) 判事
レオ・メイソン (Leonard Roberts) 警視、犯罪情報課
マーク・ジャーヴィス (Henry Kaufman) 子供
ブルック・チャンドラー (Bianca Kajlich) トーマスの妻、再婚
リチャード・ブルーム (Jordan Belfi) 弟、最初の夫
ポール・ブルーム (Johnny Sneed) 兄
ダニー・ブルーム (Matthew Glen Johnson) 息子、15歳
Mrs.ウルズア (Lidia Porto) マークの祖母
ジェニファー (Jennifer Jalene) 法廷書記官
トーマス・エドワード・チャンドラー 被害者、
リサ・カーク 上司
ウィニー・デイビス
ブルーノ・ロス

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