Major Crimes ~重大犯罪課 シーズン5 第17話 降ってきた死体 Dead Drop

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第17話 降ってきた死体 Dead Drop

脚本/Nick Zayas
監督/Stacey K. Black

【ストーリー】

サンチェスはマークにここで車の中で待っていてくれと語る。
マークは一人残していくのかとして反抗的な態度を取るが
警察官が付いていてくれるとし、この先に死体があるんだと
いう。マークは見たいというが、サンチェスはルールを作った
だろうとし、それを破ればipadを取り上げると語る。

エンジェルフォレストの火事騒ぎで消防士たちはみんな出払
っていてプロベンザは電話ではしご車が来るのを要請していた。
遺体はなんと木の上にありケンダルも消防局のはしご車が来る
まで検視が出来ないという。
サンチェスはこれから弁護士に逢いに行かないといけないのだ
という。マークの祖父母から法定後見人になって欲しいと
頼まれていたのである。しかしいつ気が変わるか分からない
為に法廷で書類にサインするまでどうなるかは分からなかった。

ノーランによるとジョギング中の人が見つけて通報。バズは
救命士が途中まで登って死亡したと判断したという。
事故か事件なのか・・
ケンダルは12m上の木の上に登って検視することは出来ないこと
を語る。タオは地面に滴下している血液と気についたコヨーテ
の引っ掻き傷から判断して一晩中木の上にいた様だが、自分で
登ったものかは分からなかった。サイクスはクスリかも知れな
いとし、ここから数m先にマリファナが落ちていたという。
サンチェスはマリファナにしては多い事。マリファナを入れた
ビニールは丘の上まで続いていた。梱包が解けたのかも知れ
ない。更に60cm幅の引きずった跡があることからも梱包の様だ
という。ノーランによるとこのマリファナは高級品であること。
サティヴァと呼ばれる水耕栽培で育てられる為に手がかかる
のだという。プロベンザはもしもこの
“Nash Bridges”(ノーラン)モドキが正しければデカイ麻薬取引
の縺れかも知れないことを語る。しかしどうして木の上に
遺体が有るのかとタオ。

モラレスは遅れて済まないとしてやってくる。
普段検視室を出ることはないドクターが何故かやってきては
父・エドワルド・モラレス(Emiliano Diez)を紹介させて
欲しいと語る。父も元警察官でモンテビデオの警察に
30年間勤めていた。ウルグアイから初めてL.Aにやってきた
のだという。父親の感想は、「天気は良いがドライバーは
悪い」という。”私たち”の捜査を見たいと言っているのだ
という。モラレスはプロベンザに耳打ちするようにして
自分の仕事の事は盛って話していたのだという。重大犯罪課
と組んで居ると。1週間私にくれないか?という。父には5人の
息子が居て警察にならなかったのは私だけだという。現場
捜査を手伝わせて欲しいとし、時々”私が責任者”だという
ことを思わせて欲しいのだという。それを聞くとプロベンザ
はモラレスが自ら木に登り遺体を検視してくれるそうだぞ
と語る。サンチェスはこの場から去る許可をもらう。

・モラレス、木に登る。
被害者は男性115kg、太い枝が右の胸に突き刺さって貫通して
いること。死亡推定時刻は午後23:29。腕時計が落下時に壊れ
ているとのこと。この傷は体重を考え、そして木の損傷具合
から見て落下はだいぶ上空からだという。その時間に航空機
が通過していないか確認するというタオ。マリファナも・・
とノーラン。
フリンに電話するプロベンザ。
「今週末の計画」だが殺人事件発生なので先に延ばした方が
良い事を語る。

・検視室
サイクスは被害者・フェリックス・ハンソン (Heath Hensley)
は麻薬所持の逮捕歴があること。高校生相手に売り2年間服役。
2015年に釈放されたという。シャロンは大物になった様ねと
し腕時計はRolexだという。車はMaseratiに乗っているという
サイクス。フリンは事故の可能性はないのか?と問う。梱包
を落とすときにうっかり自分から落ちたとか・・と。
「左手の指関節が3カ所骨折」「衝撃痕に固い靴の踵で踏まれ
た跡がある」「ブランド名も見える」と語る。元妻の
アンジー・ハンソン(Erin Pineda)に聞いて見たらどうか?
という。収監された1年後に離婚している。家庭内暴力(DV)
だとサイクス。いつも通り解剖が終わったら捜査に加われる
か?と問う。職務第一、指の骨折は犯人逮捕の鍵かも知れない
から・・とモラレス。

・アンジーを聴取。ノーランとフリンが話を聞く
アンジーは妻の役目は果たしたがもう離婚したと語る。
フェリックスはトラブルメーカーだという。私のサロンの
稼ぎ頭の座を犠牲にする気はないとし周囲の重荷だったこと。
そんな中エドモンドは「犯人は元妻に決まっている」と語った
のをプロベンザは逃さず耳にする。

■事件

エンジェルフォレスでの火災騒ぎで消防士の人員が足りない
中、遺体は地面から12m上の木の枝に刺さって発見される。
プロベンザは遺体を降ろすためにもポンプ車を要請するが
それどころではなくなかなか来ない。サンチェスはマークの
件で法廷に行かねばならない中、モラレスが珍しく現場へと
やってくる。なんと彼はウルグアイから来た元刑事の父の
エドモンドに仕事ぶりを見せたいとして現場を仕切るプロベ
ンザに色々とお願いしていく。

■感想

親子関係は相変わらずテーマとして続いているが、今回
取り上げられたのは何とモラレスの父と子の関係だった。
モラレス家というのはウルグアイ系の人物だったのか。
首都のモンテビデオで警察官をしていたようだ。
5人居る子供の中でモラレスだけが検視官を選んだ訳だけど
職業としては立派なものだし、重犯課と密にやりとりしている
事実はこれまでにもあるので実質的に「ウソ」を付かなくて
もやり過ごせるような感じがする。

刑事の世界ではウソは悪い方向に働くことが多く、犯罪者は
何とかして嘘を突き通して無罪になろうとする仲で、今回は
そんな重犯課内でのウソが優しい方向へと導かれていくこと
でこのドラマらしさというものを感じるものとなった。

またそこで働いている「家族」の流れはモラレスだけに非ず
新しい要素として存在し始めたマークとサンチェスの流れに
も受け継がれている。
マークは祖父母がネグレスト状態だったことに怒り心頭だった
が、それでもサンチェスは祖父母を愛することを求めた。
祖父母も孫のマークが憎くて放ったらかしにしている訳では
ない。「私たちがもう少し若ければ・・」という祖母の言葉
に涙が出るところがあるし、ウソでもマークはサンチェスに
言われた通りに「祖母はボクの家族、いつだって会えるんだ」
という言葉を以て円満解決へと導いていった。憎しみを抱えて
生きて行くよりも繋がりがあると思って生きて行った方が
良い。

■麻薬は人を嘘つきにさせる

マリファナを初めとして自分は合法・違法問わずそういう
ものを服用したことはないので分からないが、マリファナは
相当気分が良くなるものなのか。
末期癌の人にマリファナを合法的に使うとか聞いたことが
あるけど日本ではどうなのかな。

今回はそんなマリファナを巡り麻薬の密売ルートを暴く感じ
のものだったけど、こういう高価なものが関わってくると
大抵は怖い組織が付きものだよね。そして高価なものだから
こそ失った時には多数の死者が発生する。調達するにも密売
するにもハイリスクなものだからね。

皮肉にもマリファナという不純なものを純粋な水耕栽培で
育てて出荷しているところは憎たらしいところだ。

■事件なのか事故なのかそれが問題だ

シェイクスピア「ハムレット」の一節ではないけど今回の
遺体は、事故によるものなのか事件なのかである意味重要な
意味を持つものたちが居る。

・サンチェス

サンチェスは裁判所で法定後見人としての手続きがあるので
事故として処理されればある意味裁判の方に集中出来る。
懸念していたけどその辺は杞憂に終わった。

・フリン

フリンはシャロンにプロポーズしようと考えて居た。
その為に事故ならばこれ以上重犯課の出番もない訳で、
プロポーズが出来る。
ただフリンが考えて居たプロポーズはロマンチックなものと
はほど遠かった。ラスティの助言と演出によって上手い
ことお膳立てをすることとなったが・・

■ジェネレーション

やはり捜査にも市民の力の大きさというものを感じさせる
ことになった。誰もが目撃者になりうる可能性。国民総監視
社会となりつあるソーシャルネットワークの役割。

今の時代ネットワークシステムは欠かせないハズであり、
犯人も必ず大なり小なり何処かネットワーク上に痕跡がある
ハズ。

・ジオフェングシング/Geofencing Software

優先的にシステムを使用させてもらった。
これを使うことによって遺体発見現場付近のSNSの書き込み
などの集積・分析を行うもの。

「CSI」シリーズだったか忘れたが、そういう情報を元に
して現場の3D再現システムが確立して捜査に役立てていたよな。
「BONES」のアンジェラシステムの方かな?

しかしディヴィスからは重犯課は金を使いすぎているとして
非難された。確かにこのドラマは、金金金と称していつも
テイラーがいた頃には金が無いことを口にしていたよな。
たまにプロベンザが提唱したコピー貯金のシーンがあったり
するんだけどまだやっていたのかと思わずニヤリ。

・プロベンザと気が合いそうなモラレス父

FacebookやInstagram.、”Twitterチュイッター”、Snapchatなど
モラレスの父・エドワルドは気に入らないとしていた。
それでも事件当日は流星群が有り天文台は人が多く訪れ
写真をネット上に投稿していたものがいる。

グリフィスパーク上空を飛ぶ航空機の画像は無かったが、
「神秘の魂輝く」という人物の書き込みの流れから死亡時刻
にパッタリと投稿が止まっている人物が判明していく。

■クローズド

このドラマではありがちなオチになったかな。
容疑者を捕まえて司法取引しようとするも、実際には重犯課/
市警の捜査範囲と連邦捜査の違いを利用して、市警では
逮捕しないが連邦捜査官(今回はDEA/麻薬取締局やFBIだった)
に容疑者を引き渡した。州をまたいだ犯罪はFBIの管轄だ
というのは、日本では「Twin Peaks」が初めて放送した際に
WOWOWが散々解説していた。

またアメリカの犯罪ネタでありがちだけど、低空飛行では
レーダーに引っかからないとか、総重量に於ける燃料計算
などを駆使した犯罪組織のトリックの流れが有った。

■その他

・正義のバッジ

マリファナの偽物を作ってGPSの発信器でおびき出そうとする
流れが有る。これもある意味「ウソ」だ。
フリンは相変わらずタオが正義のバッジについて語り出すと
不機嫌になり、それをみて居るサンチェスがクスクスと笑う
シーンが可愛らしい。

・ありがとうセルピコ

モラレスが突然アル・パチーノが演じた「セルピコ」ばりの
サングラスをし初めて、「クサが車内に・・」と語ったこと
でプロベンザが皮肉に語ったこと。

・靴跡

モラレスが出来るのは靴跡の照合くらいとなってしまった。
しかし最後に犯罪者を問い詰める際に、モラレスに見せ場
を作る重犯課の面々が良いね。

■使用された曲

・Fall With Me by Meredith Lockwood

■出演者

シャロン・レイダー (Mary McDonnell) FIDから特捜班へ
ルイス・プロベンザ (G.W. Bailey) ベテラン
アンディ・フリン (Tony Denison) プロペンザの相棒
マイク・タオ (Michael Paul Chan) 分析力
フリオ・サンチェス (Raymond Cruz) ギャング捜査に強い
バズ・ワトソン (Phillip P. Keene) カメラ、特捜班
エイミー・サイクス (Kearran Giovanni) 特捜班から異動
ラスティ・ベック (Graham Patrick Martin) 母親が失踪中
Dr.フェルナンド・モラレス (Jonathan Del Arco) 鑑識
ケンダル (Ransford Doherty) 検視官

アンドレア・ホッブス (Kathe Mazur) 検事
ウィニー・デイヴィス (Camryn Manheim) 本部長補佐
マーク・ジャーヴィス (Henry Kaufman) 子供

ウェス・ノーラン (Daniel di Tomasso) 特捜班 / 潜入中”キャピー”
ローランド・ジェニングス (Noah Weisberg) 運び屋の弁護士、メガネ
エドワルド・モラレス (Emiliano Diez) フェルナンドの父、元
カリーナ・ヴォリスキー (Amy Bailey) 遺体現場から流星群を撮影していた
“ガーデナー” (Richard Portnow) 通称:植木屋
アンジー・ハンソン (Erin Pineda) フェリックスの元妻、29歳
Mr.クラヴィッツ (Patrick Cox) GPSでブツを追う男
Mr.ジェラルド (Antonio D. Charity) GPSでブツを追う男
ダニー・ウィルソン (Anton Narinskiy) “フライトブラザーズ”
アレックス・ウィルソン (Matt O’Leary) “フライトブラザーズ”
(Lyn Alicia Henderson) サンチェスの弁護士
(Susan Grace) マークの祖母
フェリックス・ハンソン (Heath Hensley) 被害者、麻薬所持で逮捕歴
クリス “正義のバッジ”の責任者
ザヤス 無線の声の警察官

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