[E] 女王ヴィクトリア2 愛に生きる Victoria 第10話 聖夜の贈りもの(後編) Comfort and Joy

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第10話 聖夜の贈りもの(後編) Comfort and Joy

脚本/Daisy Goodwin
監督/Jim Loach

【STORY】

アフリカの王からの贈り物として連れて来られた少女の
サラ。アルバートはヴィクトリアに対して養子にするの
か?として勝手に決めたことに失望する。ヴィクトリアは
身寄りが無いのだから・・と語る。ハノーバー国王となっ
たカンバーランド公爵が突然現れ「母親から譲り受けた
もの」を取りに来たという。アルバートはヴィクトリアに
対してただのネックレスだろうというが、彼女は夫が
自分に味方してくれないことに失望する。サラはフォー
ブスのおば様のことを引き合いにする。「泣いても何も
解決しない」と。

◆バッキンガム宮殿 / 使用人部屋

クリスマスが近づく中、忙しくなる前に毎年恒例の
【使用人部屋の舞踏会】が開かれ、主であるヴィクトリア
やアルバートも招待される。着飾ってやってくる二人に
使用人達は感動し頭を下げる。
ペンジは使用人舞踏会へようこそと語り、陛下に踊って
くれますか?と告げる。エルンストはハリエットの視線に
気がつきながらもクリアリーに踊ってくれるかと問う。
ヴィクトリアはペンジの踊りの上手さに改めて驚く。
ケント公妃はケンジントンの使用人舞踏会も楽しかった
わねとヴィクトリアに告げるが、私は長居させてもらえ
なかったとし10分で追い出されてその後に子供部屋に
レーゼンと共に閉じ込められたと語る。ケンジントン
に良い思い出はないのか?とケント公妃は語る。

レオポルドはアルバートの元にやってくる。
昨日ハノーバー国王がやってきてネックレスの件でいざ
こざが有った様だなと語る。アルバートに間に入って
いれば折り合いがついたのではないか?と問うが、アルバ
ートは向こうが正しいと語る。そして衣装係と踊るとして
その場から立ち去る。
何故私を招いたのか?とレオポルドはアルバートに尋ねる。
クリスマスだから声をかけただけ。家族で祝うもの。話を
したかった訳では無いという。すっかりイギリス人になっ
たなと。

ペンジは受け取った手紙に目を通していた。
そんなペンジにアルバートは声を掛ける。今夜はもうポル
カは踊らないのか?ペンジも鉄道熱にかかっているのでしょ
うとしその熱病のお陰で懐も温かいのでしょうとアルバー
ト。

ゲルトルート姫の相手をしろとレオポルドはエルンストに
語る。コーブルクの為だとし借金は全て返せるし、その後
も遊んで暮らせるという。しかしエルンストは遊んで暮ら
すことは望んでいないとし望みはただ一つだという。

ウィレミーナはアルフレッドの元に行くと踊らないのか?
と問う。みんながあなたに誘われるのを待っているのだ
という。最近足が重たくてねというアルフレッド。
そんな彼に不作法だけど私から誘いますと語るウィレミー
ナ。

酒を飲むエルンストの部屋にハリエットがやってくる。
二人は盛り上がりベッドの上で関係を持ちそうになるが
突然彼はその手を止める。

「後悔する前に帰ってくれ」
「後悔なんて絶対にない。あの人と結婚しても愛が無い
のを知って居る」

そういうハリエットだがエルンストは彼女を確実に遠ざ
ける為に厳しい言葉を投げかける。

■Impression

いよいよクリスマスの日(正確にはイブだったのか)。

クリスマスに良い思い出がない感じのヴィクトリア。
アルバートは「家族で過ごすもの」をコンセプトにして
もの凄い飾り付けを主導して幸せを演出しようとする。

それぞれに現実と向き合おうとする中で、

・アルバートとヴィクトリア、
・ヴィクトリアとケント公妃
・アルバートとレオポルド

は関係を取り戻す事は出来るのか。

次のシーズンも制作されているようだけど、まぁこの
シーズンで結ばれた人が多かったな。

子供の言葉にヒントをもらうも選択・答えを導き出すのは
常に大人で有る。その大人の言動には責任が伴うものが
あるけれど自らのピンチや悲しみを通して他人の気持ちに
触れたりするシーンが多かった。

■シーズン2の最終話のイベント

クリスマスと言えばプレゼント。
子供たちは一刻でも早く欲しいとばかりにヴィクト
リアに向かってがっついていったりするし、アルバート
が力を入れているクリスマスの飾り付けに関しても関係者
以外立入禁止の中、外から覗こうとしている。

ただクリスマスを悪いように扱うことはまず無い。
あるハズがない。例え途中に難題が待っていたとしても
だ。

結末はプレゼントと称して必ず洒落たものになると
いうのが万国共通のもの。それを打ち破れるのは今では
長期シリーズのアメリカンドラマくらいではないか。

イベントと言えばまぁクリスマス系のダンスパーティー
なりディナー会だったけど、幾つか変則的な流れが
有った。

・親子の絆 / ヴィクトリア

ヴィクトリアはフォーブス大佐夫婦がアフリカで助けた
サラのことを本当の子として育てようとする。
サラの寂しそうにする姿にヴィクトリア自身の幼少期を
見たのかも知れない。
サラはみんなから無視されるような状況でケント公妃は
特に冷たい。
サラが居ないことに気がついたヴィクトリアは、
ケント公妃の言葉でスケート場にしている池に行った
のかと思い、自ら赴く。するとそこに居たのは優雅に
スケートするアルバート。
しかしそのアルバートも池が崩れて中に落ちた。
助かる助からないはともかく寧ろヴィクトリアの方が
危険なのではないかと思わせた。池の中の反応が無く
なったアルバートは死んだかと思ったけどなんとか抜けだ
してきてヴィクトリアが助け上げた。

その後サラはオウムの居る琥珀の間で一人蹲っていた所、
スケレットが一緒に遊んでいた事が分かる。

サラの幸せを考えた場合、やはりフォーブス夫婦に返した
方が良いと考える。ヴィクトリアは当初身寄りのない子
なので育てるべきだと考えた。しかし「家族全員」「祖国」
「友達」の全てを失った。その上フォーブス夫妻から
取り上げる事こそ不幸だと後に悟る事になった。
ただサラとフォーブスの関係って助けた恩義はあるけど
そんなに長い時間を過ごした訳でも無さそうだけど、
サラって妙に懐いているよな。確か夫人は長年子供が
欲しかったって人だったのでまぁ収まり処は良い。

一連の辞退を見て愛していてもヴィクトリアは当時の
ケント公妃の気持ちに触れたのか。

・親子の絆 / アルバート

レオポルドとアルバートの関係は実に微妙だ。
クリスマスということで城には招待したが助言が欲しくて
呼んだ訳では無く形だけのものだとしていた。
ヴィクトリアとハノーバー国王カンバーランド公爵が
争っていることを知っても妻に味方することのないアル
バートに一言・二言・・。

その後二人が仲直りした後のディナーの時。
カンバーランド公爵がやってくるがダイヤのネックレス
の件はもう良いと言って一緒に食事をしていった。
助けたのはレオポルドなのか。それともバクルー公爵夫人
なのか。バクルーはこのシーズン当初馴染めるのか不安
だったけど気がつくと裏の権力者みたいになってるな。

そして兄のエルンストの件でもハリエットが落ち込んで
いるところに行っては事実を語っていた。

■恋愛、パートナー、家族

今回は結ばれる人が多かったね。

・ウィレミーナとアルフレッド。

ゲイだと知って居たみたい。フローレンスが送って来た
ドラモンドの遺髪。ロケットの中に「女の愛に勝る愛」
と書かれていた。これをウィレミーナは見たのかな。

その後アルフレッドの方からプロポーズした。
「愛の形は一つではない」。
まぁ少々無理していて愛の別の形で結ばれた感が強い
けどね。お似合いだと思う。

・スケレットとフランカテリ

スケレットは遺産を放棄したことを彼に語った。フラン
カテリとしても相談してくれれば正しい方に導いたと
語る。そもそもの二人の関係って何だったのだっけ?
そしてスケレットにも正しい決断を求めて一緒になる
よう求める。スケレットって子供のことを預けていた人
が居なかったっけ?あの人がめついから遺産の件を知った
ら怖そうだったけど・・

「チャールズ」「ナンシー」の関係に・・

・サラとフォーブス夫妻

確かアフリカの国王からの贈り物と称してサラをヴィク
トリアに渡したんだよね。奴隷の子を助けたと言えない
からだけど・・もうこの辺はどうでも良くなっていたの
か。

・ハリエットとエルンスト

後腐れ内容にエルンストがハリエットに厳しい言葉で
別れようとしていた。
「禁断の果実じゃないとそそられないみたいなんだ」

でもその辺はレオポルド伯父さんのアシスト。水銀剤
のことについては知って居るというハリエット。
その件で気持ちは変わらないとしていた。エルンスト
は寧ろ彼女の為に別れようとしていたんだけど・・
「そういう巡り合わせなんだ」
これって結ばれる運命だったという意味なのか、所詮は
結ばれない運命だという意味か。
最後に肩を組む姿は良いシーンだったけどね。

■その他

・鉄道株

ペンジが購入していた。
「リーズ・サークス鉄道」。
残念ながら既に会社が無くなっていてペンジさんは全て
を失ってしまった。自分はスケレットがこの金を補填
してあげるのかと思っていました。

・カンバーランド/ハノーバー国王

ヴィクトリアの叔父さん。ヴィクトリアの誕生石はエメ
ラルド(生年月日は1819年5月24日)だとしていた。

いつの間にかダイヤのネックレスとなっていたな。
ルビーじゃなかったのか。

・プレゼント

アルバートは自分がデザインしたティアラ。
ヴィクトリアは髪の毛を垂らした肖像画。先日はいか
がわしい画風のように言われていたけどこれまでで一番
本人に近いと言っていたよね。

・声優さん
ケント公妃 = 深見梨加さん。「Once Upon a Time」のレジーナ(悪い女王)
ハリエット = 冬馬由美 (きりがないのだけどロードス島戦記のディードリット
役だったよなぁ)
主人公のヴィクトリアは蓮佛美沙子さんだった。
海外ドラマ好きの人は俳優さんが声を充てるのを嫌うけどしっかり浸透した
感じだね。

■Used songs

・The Holly and the Ivy by Jenna Coleman
・Jamaica
From John Playford’s The English Dancing Master, 4th edition 1670
・Cuckolds All A Row
From John Playford’s ‘The English Dancing Master’, First Edition (1651)
・Portsmouth
From John Playford’s ‘The English Dancing Master’, Eleventh Edition (1701)
・O Tannenbaum by Tom Hughes
・Silent Night
Music by Franz Xaver Gruber
English Lyrics by John Freeman Young
Hummed by Nell Hudson

■Cast

アレクサンドリーナ・ヴィクトリア (Jenna Coleman) ハノーバー朝の第6代女王
アルバート王 (Tom Hughes) レオポルトの息子、弟
ルイーゼ・レーゼン (Daniela Holtz) 家庭教師から
ケント公妃 (Catherine Flemming) ヴィクトリアの母、ドイツ人
LADY エマ・ポートマン (Anna Wilson-Jones) 顔が広い夫人・女官
ハリエット (Margaret Clunie) サザーランド公爵夫人、ホイッグ党
ウェリントン公爵 (Peter Bowles) トーリー党員、ハノーバーの王様

コーネリアス・ペンジ (Adrian Schiller) 王宮の使用人長
バクルー公爵夫人 (Diana Rigg) 女官長
ウィレミーナ・コーク (Bebe Cave) バクルーの姪
スケレット(ナンシー) (Nell Hudson) 王宮の衣装係長
ブロディー (Tommy Knight) 王宮の使用人
Lord アルフレッド・パジェット (Jordan Waller) 馬車でヴィクトリアに
コーブルグ大公公爵(エルンスト) (David Oakes) アルバートの兄

レオポルド王 (Alex Jennings) ベルギーの王様、ヴィクトリアの叔父
サラ (Zaris-Angel Hator) エグバド族の子、奴隷として売られそうだった
フレデリック・フォーブス大佐 (Ben Lamb) イギリス海軍大佐
Mrs.フォーブス (Catherine Steadman) 大佐の妻、サラ
ゲルトルート公女 (Nina Pavlovic) メクレンブルク=シュトレーリッツ
ヴィッキー王女 (Hallie Woodhall) 娘、ヴィクトリア&アルバート
アリス王女 (Bessie-Rose Bell) 娘、ヴィクトリア&アルバート
バーティ(Mac Jackson) 息子、ヴィクトリア&アルバート
ウィンターハルター (Oliver Walker) 絵描き
フリッチ (Andy de la Tour) リンカーンズ・インの弁護士
ハノーバーの王 (Peter Firth) “カンバーランド叔父さん”

イライザ・スケレット (Samantha Colley) スケレットの子を育てる、秘密を知る
クリアリー (Tilly Steele) 衣装係助手
フランカテリ (Ferdinand Kingsley) 厨房係

イオス 犬 / ドイツより
アイラ 犬 / ヴィクトリアの愛犬

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