LAW & ORDER : 性犯罪特捜班 シーズン4 第19話 バーチャル・ポルノの罠 Appearances

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February 14, 2003
第19話 バーチャル・ポルノの罠 Appearances

脚本/Stephen Belber、Liz Friedman、Vanessa Place
監督/Alex Zakrzewski
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バスに乗る少年・少女を引率する教師。ステイシーはケイレブ
と席を取り合う中、運転手に自然史博物館に停車するのか尋ね
る教師。
そんな中ケイレブはスーツケースの忘れ物があるとして動かそう
とするがあまりに重くて動かなかった。教師はそれを知り、
警察に通報する。
単なる忘れ物の可能性も有る・・対策班はスーツケースを開けず
に中身を調べる為にX線で中を見ると爆弾ではなく、少女が
入って居ることが分かる。
メリンダは現場で遺体を調べる中、少女が殺されたということを
聞いてオリビアとエリオットがやってくる。
捜査官によると8歳から9歳の少女で、スーツケースが置かれたの
は14丁目から147丁目の何処かだという。
メリンダに死因を尋ねるが今は分からないとするが、手首と
足首のアザが濃いという。犯人は別の場所で縛って運んできた
のだろうと。とてもキレイにマニキュア、ペディキュアが塗られて
いること。更に髪の毛はキレイにしてあり、茶髪を金髪に染めて
いること。そこから連想するに美少女コンテストに出ていた少女
なのではないかという。エリオットはジョンベネ事件か?と問う
と美少女殺人事件だというオリビア。

モルグで検死の結果、レイプ後に殺人されていることが判明する。
精液が検出されたこと。また死因は自分の吐瀉物による窒息死だ
というメリンダ。縛られてレイプされ殺害された。
カヤツリグサが服についているという。フロリダの沼地に生える
草とのこと。鼻骨に沿って瘢痕があることから整形しているのだろう
という。スーツケースは全土で売られて10年前には製造中止になっ
ているという。指紋は不完全なものだけが見つかったとクレイゲンに
報告する。目撃者は?と尋ねると、マンチはビンラディンを見た
と言い張る人物だけだという。失踪届は出ていないのかと問うと、
フロリダもニューヨークでも出ていないという。コンテストの運営
組織に写真を送って情報を募っている事を語る。しかし今の所
最近2年間で決勝まで進んだ人物の中で該当者は居ないというマンチ。
クレイゲンは予選者まで調べようと。
オリビアによるとここ二ヶ月で美少女コンテストは二回有り、
今週末にも一つあるという。
オリビアには病院を探すよう告げ、クレイゲンとマンチはコンテスト
会場を回るという。

3月4日(火)・バナー・ホール、コンテスト会場。
コンテスト前の訓練が行われている中、それを指導している
シルヴィアから話を聞く。訓練は人格形成にも役に立つという。
これまでにも数百人指導してきたという彼女に写真を見せる
が覚えて居ないという。情報はここに有るとしてファイルを
提供してくれる。このコンテストには入場券が必要で有り、
25ドルの入場券とのこと。そんな中一時間前にナッソーで捜索
願いが出たとしてクレイゲンの携帯が鳴る。

被害者はシェリー・レイサン(9歳)。バレーストリーム在住。
このコンテストにも資料を送ってきているとのことだった。

エリオットとオリビアはシェリーの両親の元にいく。
4年前からコンテストに出場している事を告げ、友達が出場した
のが娘も出たいと言い出したのだという。三ヶ月前に出たのが
最後で、その後整形をしたという。娘はどうしても勝ちたいと
言ったのだとすると、妻は夫が言ったんだと訂正する。
捜索願いが遅れたことを尋ねると、昨夜は娘は友達のエイミー
の家にお泊まりに行ったので、今朝はそこから直接学校にいく
と思っていたので今頃学校にいるとおもっていたのだという。
最近フロリダに行った事はあるかと尋ねると、クリスマスで
家族で行ったと語る。エリオットは夫のDNAの提供を求める。

3月4日(火)・エイミーの家。
エイミーの母から話を聞くと、今朝エイミーは風邪を引いたの
で学校を休んだという。シェリーはバスで一人で学校にいくと
して出て行ったとのこと。バス停はここから4ブロックのところに
あるとし、私が車で送っていくべきだったと嘆く。エイミーに
対して最近シェリーにつきまとっていた人は居たかと尋ねると、
10年生(15歳)の子・ケビンがよく「君ってセクシーだね」と言って
来たり体育の授業を見ていることが有ったという。

ケビンのことを調べるとネットに小説を公表していることが
分かる。フィンによるとその小説にはシェリーが出てきていて、
「新鮮で甘い果実の様だと語っていること。彼女にかぶりつきたい」
という文章を書いていた。6年生の生徒の水着姿を撮影して問題に
なったという。しかし15歳のガキならば普通なのではないかと
フィンは語る。
クレイゲンはDNA検査の結果、シェリーの父はシロだと報告。
しかし両親が娘を早熟にしたのは間違いないとのこと。

そんな中ケビンが父と共に署にやってくる。
フィンとマンチが彼らから話を聞く中、シェリーに触ったことは
ないとして否定する。彼は人権侵害だとして訴えるが父親がDNA
の提出を許可する。16歳以下は親が決定出来ると。
しかしケビンのDNAとは一致しなかった。

そんな中、犯人の血からプロゲステロンという女性ホルモンが
検出されたことが分かる。避妊薬として使われるもの。男性ホル
モンの抑制にも使われるし、前立腺がんの治療や性転換の治療
にも使われるというメリンダ。性犯罪者の治療にも使われて
いるとのことだが、同時に男性ホルモン剤も出ているという。
それを聞いたフィンとマンチは確実に再犯するハズだとして事件の
早期解決が求められる。

3月5日(水)・ジャージーシティ
3月5日(水)・ヘッジスの職場、マンソン&ブランチ AD代理社
3月6日(木)・サイバーラブ社
3月7日(金)・ライカーズ刑務所
3月11日(火)・第35法廷
3月12日(水)・第35法廷
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バスの中に置かれていたトランクを見つけて通報が有る。
当初は爆薬物かと思われたが中身を調べると、なんと中には
少女の遺体が有ることが判明。遺体には洗練された体の手入れが
されていることから美少女コンテストに出場している娘ではな
いかとして捜査していく。捜査している中で失踪者届けが出され
ることを知り、シェリー・レイサン(9歳)だと判明する。

今回は法廷メインという感じのエピソードだった。
全員のキャラがほぼ満遍なくバランスよく出演してきた話で、
敢えて特徴的だと感じるのは、法廷での起訴に於ける対決の
構図の中にキャボットの師弟対決というものを盛り込んだという
ものだった。
キャボットの恩師・バリー役を演じているのは、John Cullumで、
2014年現在、性犯罪特捜班では11エピソードに出演している。
「ザ・ミドル 中流家族のフツーの幸せ」で、母親が勤めている
車の販売店のボス役として出演している。

9歳の娘が整形しているということで、美少女コンテストに対する
過度に期待する大人のエゴを抓る物語かと思えば、内容の争点
としては全く逆で、子供が大人びた姿・形に対する非難する内容では
なく、大人を子供に見せる加工技術によるバーチャルなポルノが
果たして問題のあるものなのかというところで争われるものだった。

殺害した犯人が早い段階で逮捕されたこともあるので驚いたけど、
殺害の方法はインターネットのバーチャルポルノの小説に描かれた
方法で殺害されているということで、それが問題なのかどうかが
問われていく。
よく考えて見るとこの問題の法廷での争点は、小児性愛は根本的な
原因ではなく、表現の自由に対する是非に関するもので、
たまたま犯罪を犯した人物が小児性愛者だったというだけで、
内容を見ると殺害方法に関する影響力を問うような感じにも思える
ところが有った。

前半部は性犯罪の再犯率の高さと、アメリカで行われている性犯罪
に対する処置の方法の一端を知らしめるような内容だった。

性犯罪者の多くは常習性があるものなのかもしれないけど、
性犯罪者と言っても一括りには出来ないものがある。
対象年齢が低いものが一番嫌悪感をもたれている感じなのは
言うまでもないけど、抑制の利かないものたちは、ホルモン剤投与で
性欲を抑制していたり、また自分の決意を表すかのようにして、
問題となる”息子”を切ってしまっているという人物がいる。
その光景を目の前にしたエリオットはともかくオリビアも淡々として
いるところは流石だった。”息子”を切ってしまっているのだから
服を脱いでも公然わいせつには当たらないのかなとか思ったけど、
よくよく考えると睾丸を取ったといっていたので、竿(笑)の方は
ついているのか。排泄するのだからついてないと困るといえば
困るので当たり前なのかも知れないが。
またアメリカでは性犯罪者は住所や顔写真などが公開されていると
いうことも有り、前科のあるものたちの社会生活をよく、窮地に
追い込んでいる現実があって、抑鬱としたものの中に猟奇性を育てて
しまうものがないのかとちょっぴり心配するところも有る。
表現の自由以上に人権の問題なんかも絡んで来そうだけど、
犯罪者に人権なしとはこのことなのか。

表現の自由の問題なのでその自由は何処まで保証されるべきものなの
かというところが問題の争点だった。
ポルノによって何らかの利益を得ているものたちにとっては、
これが性欲を抑える為の価値を主張するのだろうし、逆に犯罪を
犯したを擁護するものたちは、それがなければ性欲を煽ることも
なかったとして主張する。
殺害した本人を減刑してまで、バーチャルポルノ制作者を問い詰める
という光景が有り、いわゆる”見せしめ”的なものとなってしまった
感もあるけど、元々犯罪を犯した男性は過去にも1995年10月と
1999年に性的虐待で逮捕されているので、それも小説のせいなのか
と問う弁護側の主張が有り、自分の性癖を他人のせいにしていないか
というのもある程度は納得するものも有った。

最終弁論前に協議する際、弁護側は「検事補が立証責任を果たして
いないにも関わらず陪審員を感情的に誘導している」ことを主張
して感情的に陪審員が有罪と下したのであれば、判事の方で無罪
にして欲しいと語る姿が有った。

キャボットは最終弁論の中で「倫理的には有罪だが、問題なのは
法的にも有罪かどうかだ」として主張する姿が有る。

結果的にレイプ殺人の殺人幇助で有罪にはなったけど、
それは21回にも渡ってメールでの会員への勧誘を断ったにも関わらず、
止めようとしなかったことに対するものだったようだ。

「我々にとって大事なものは守られた。」
とのことだったけど、イマイチ解消した感じはなかったね。

日本の場合でいうと、二次的マンガでの創造物に於ける描写の問題
が取り上げられそうだね。現在そういうものは全て法律に抵触
するのかな。

エリオット・ステイブラー (Christopher Meloni) 刑事
オリビア・ベンソン (Mariska Hargitay) 刑事
ドナルド・クレイゲン (Dann Florek) 主任警部
ジョン・マンチ (Richard Belzer) 刑事
— (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)
アレクサンドラ・キャボット (Stephanie March) A.D.A 検事補
オダフィン・チュツォーラ (Ice-T) “フィン” 刑事
メリンダ・ワーナー (Tamara Tunie) 鑑識
ジョージ・ホアン (BD Wong) FBIにも精通する精神科医

ルーベン・モラレス (Joel de la Fuente) TARU Tech
レイトン (Jordan Gelber) CSU Tech

トレバー・ローガン (Peter Hermann) 弁護士
バリー・モアドック (John Cullum) 弁護士、キャボットの恩師
トミー・ヘッジス (Eric Thal) 性犯罪で保護観察
Mrs.ヘッグス (Susan Kellermann) トミーの母、息子の無罪を信じるが・・
Mrs.レイサン (Julie Boyd) シェリーの母
ジェフ・レイサン (Paul Doherty) シェリーの父
スタンリー・ビリングス (Brian Kerwin) エクセル社
ダニエル・ラーセン (Sheila Tousey) 判事
Mr.ロウメル (Michael Hobbs) ケビンの父
ケビン・ロウメル (Gabriel Millman) 15歳、シェリーを題材に小説
エイミー・プレスコット (Bailey Slattery) シェリーの親友、風邪で休み
Mrs.プレスコット (Ellen Whyte) エイミーの母
シルヴィア・プライス (Carolee Carmello) コンテストの監督
ロブ・カノッティ (Chan Casey) ジャージーシティーの図書館勤務、性犯罪歴
— (Richard D’Alessandro) Bartender
— (Scott Johnsen) Bomb Squad Detective
— (William Oliver Watkins) ESU Sergeant
— (Joe Rosario) Bus Driver
Mrs.マクナマラ (Sherry Anderson) 先生
ステイシー (Winslett Wilson) バスの少女
ケイレブ (Sean Sanders) バスの少年
— (Stephanie Schweitzer) Girl
— (Jason Madera) Young Man
— (Sandy Moore) Jury Foreman
— (David Barroso) Student

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