LAW & ORDER : 性犯罪特捜班 シーズン4 第5話 秩序のない世界 Disappearing Acts

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May 10, 2002
第5話 秩序のない世界 Disappearing Acts

脚本/Judy McCreary
監督/Alex Zakrzewski
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男性社員の二人は社長アマンダのオフィスへと向かう。
社長のパワハラが酷く、楯を突けば首は必至。人事部に話す
べきかと相談する中、オフィスにいくと異変に気が付く。
室内は荒らされていて小便臭かった。物音が聞こえると
アマンダが裸のまま襲われて倒れて居るのを発見する。

医師によるとレイプされソドミーによる裂傷が見られるという。
首、手首、足首に擦り傷、殴打されたことによる頭皮の傷が
あるが致命傷ではないという。コンドームを使った跡がある
とのこと。病院に駆けつけたエリオットとオリビアは被害者
と面会させてくれというが、既に別の捜査官が尋ねて来ている
ようだと言われる。そこにいたのはFBI捜査官だった。
オリビアたちは彼女はレイプの被害者である事を告げるが、
彼女は証券詐欺、州間及び国際銀行法違反、犯罪組織の為の
資金洗浄、脱税の罪で逮捕するのだという。連邦検事補の
クラウディア・ウィリアムスはエリオットたちの前に現れると、
FBIが捜査中の案件には触れないよう告げる。レイプは組織
の人間による仕業ではないとし、私に許可なくアマンダとの
面会を拒否するという。以上の条件を受け入れれば面会させ
るというが・・・

アマンダから昨日の行動を聞く。
ジムの後に出勤し、午後は会議だったこと。ジムは会社近くに
あるワークアウトスタドオだという。ランチは部下に買って来て
もらいデスクで食べたという。襲われたのは午後23時前で、全員
が帰宅したと思っていたが、物音が聞こえたのでドアを開ける
と襲われたという。顔はホンの一瞬しか見えなかったが白人で
中背だったという。犯人は「これは仕返しだ」と言っていたと
いう。雇い主からのメッセージだと思うかと問うと、その可能性
も有るがセルゲイならば喉を引き裂くのではないかという。
セルゲイの話になるとクラウディアが止めに来て面会を中断
させるのだった。

10月15日(火)・アマンダの会社、Jamison , Sheehan & Jewel。
鑑識によると、尿が大量に採取、指紋も多数検出されたという。
マンチはどのようにしてビルに侵入したのかと問うと、変装した
可能性が高いという。清掃員の作業着が入り口に捨ててあった
という。アトラス社の作業着だったとのこと。また短い毛が
有り、それを調べた結果、過去に2件のレイプ事件を起こしている
人物だという。犯人は糖尿病の初期状態に有り、中年男性だろう
とのこと。本人は糖尿病だということを自覚していないハズで、
インシュリンを打っている跡がないという。

半年前にブルックリンでペトラ・イバレコフをレイプしている
人物だった。ロシアマフィアが経営している店のストリッパー
の女性で、セルゲイの女だという。取り調べを受けた後、彼女は
殺されたという。2人目の被害者はセルゲイの妹のタチアナだ
という。三ヶ月前に子宮がんで亡くなっているが、レイプされた
ことでがんの進行が早まったとのことだった。今回の被害者のアマ
ンダもセルゲイに関係しているとし、犯行が過激化していること
を指摘するオリビア。フィンは組織犯罪対策局から捜査情報
を聞いてくるという。アマンダが襲われた当時、ビルの通用口
にはニュージャジーナンバーの車が塞いでいるとのこと。
車種はフォード社のフォーカスだという。エリオットはロシア人
街で聞き込みしようというが、FBIが介入してくるのではないか
という。クレイゲンは、ペトラとアマンダは同じジムの会員だ
ったことを語る。

10月16日(水)・ワークアウトスタジオ
ペイラとアマンダ、そしてタチアナがジムの会員だったのか
どうかを調べると、運営しているギャビン・サイプスは
確かに三人とも最近入会した会員だという。キャンペーン案内
を見て入会していること。男性会員と職員のリストの提出を
求めると、会員は500人いて、フルタイム職員は10人いるという。
オーナーは父のピーターだが実質運営しているのは息子である
自分だという。このジムに40歳以上の従業員はいるのかと問う
と、父親だけで残りは30歳以下だという。父親の車は何かと
尋ねると、フォーカスだという。
ピーターの自宅へといくと、エリオットたちはピーターに署へ
の同行を求める。

NYPDに連れて行くと、マイケルという酔っぱらいの男性から
ピーターに対してグレゴリーじゃないかと言われる。彼は
人違いだとして一蹴する。

取り調べ室で一昨日の夜のアリバイについて尋ねると、イースト
オレンジの梱包工場で監督の夜勤をしていたという。午後10時
から午前6時までの勤務だという。スポーツジムだけでは規模が
小さいのでやっていけないのだという。一体何の捜査で連行され
たのかと問うとレイプ事件だと語る。DNA検査に協力して欲しいと
語ると、それならば令状を求めるという。
クレイゲンはアマンダにピーターの声を確認してもらい令状を
キャボットに頼もうと語る。

エリオットたちはFBI施設へと足を運ぶとアマンダに同行を求めた
いことを説明するが、職員はアマンダなどという人物は居ない
と言われる。アマンダの記録が全て無くなっている事を知る。
ピーターの指紋を調べたが逮捕記録も前科もないというフィン。
しかし社会保障番号が息子と続き番号だと知り、数年前の彼は
別の名前で証券詐欺で逮捕されているという。家族全員が証人保護
の対象になっているのだという。マイケルが彼をグレゴリーと
言ったのは間違いなかったのだと語る。

10月17日(木)・連邦検事補の事務所
10月18日(金)・連邦検事補の執務室
10月19日(土)・レストラン・ミラノズ
10月20日(日)・ライカーズ刑務所
10月20日(日)・連邦政府の拘束施設
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ワンマン経営をする女社長のアマンダが会議室でレイプされて
発見される。オリビアたちが捜査を開始しようとすると既に
FBI捜査官たちが彼らよりも早くオリビアを取り調べており、
彼女は被害者ではなく数々の連邦法違反の容疑者だとして逮捕
されてしまう。FBIが連邦検事補と協力してNY市警の捜査を妨害
している影に証人保護プログラムの存在が有ることを知っていく。

FBIと市警察の捜査権に於ける対立の構図。
犯罪捜査に於いて優先されるべきものとは一体何なのか。
より大きな組織の解明の為には個人の犯罪を見過ごさなければ成ら
ないのかなど、色々と考えさせられるものが有る。

このドラマは市警察の一部署であるSVUを扱っているので、視聴者的
にもFBI捜査官のような秘密主義の立場の人間が邪魔な存在でしか
ないのだけど、FBI捜査官視点のドラマを見ていると、こういう市警察
の存在が逆に犯罪組織解明に置いて邪魔に感じるシーンがよくある。
どちらが正しいとも言えないし、なかなか難しいものが有るよね。

ただアメリカのドラマを見ていると、司法取引が乱用されすぎては
いないかと思うところも有るので、遺族や被害者のことを考えると、
そんなに建設的に物事を運んでも良いのかというところは感じる。

比較的事件としては容易にレイプ犯は特定出来そうなところだった。
問題はFBI・連邦検事局が行っている証人保護プログラムの存在に
よって容疑者や被害者と面会出来ない状況に有ったこと。

アメリカに於けるマフィアの存在の問題が背景には有って、アメリカ
は町中にはギャングが蔓延り、組織犯罪ではイタリア系や南米系、
ロシア系、中国系のマフィアが入り交じっていて、弱者から金を搾取
する悲しい社会の構図が出来上がっている感じ。
裁判に於いて証言出来ない程に勢力が拡大しているというのは、
ちょっと社会全体が問題がありすぎる。
連邦検事局に掛け合って証人保護プログラムに該当しているピーター
のDNA採取を求める。FBIが自分たちの捜査の利益の為にDNA採取に
市警察を立ち会わせることは出来ないとするのも、内部に於ける
マフィアとの繋がりが有るからだという。逆に市警察に於いては、
FBIは自分たちの捜査の都合で証拠が何処かでねじ曲げられる
のではないかという思いが有り、同じように犯罪を捕まえる立場
の人間でも、こんなに違いが出てしまうという皮肉があった。

いよいよピーターたちに接触しようとするも、残念ながら殺害され、
エリオットとオリビアはFBIによって逮捕されてしまった。
72時間は911の名残によって、人権を無視した捜査が可能だとして
根掘り葉掘り聞かれる姿。エリオットはFBIから年収を問われ、
68940ドルだと語っていた。6人の家族を養うには大変だろうとして
金を受け取っているのではないかと思いっきり疑われていた。

結果として犯人はピーターの息子のギャビンであり、ピーターのこと
をマフィアに売ったのもまたギャビンだった。
キャビンが幼い頃から妻がマフィアに手を貸して横領した結果、
証人保護を受けることになり、引っ越しの日々。その間に自己の確立
が行われず、皮肉な形で保護した人物が犯罪を犯す人物を育てて
しまう結果となった。

しかしこれだけ犯罪を犯しているのであれば、マフィアのセルゲイ
も取りあえず逮捕すれば良いのではないか?なんだかセルゲイの姿を
見るとマフィアっぽくない人物だったな。

エリオットとオリビアは冒頭でのレイプ事件が発生した際に、
ピーターと容易に接触出来たけど、ある意味これだけ容易に接触
出来たのは今回のドラマを見ると奇跡の状態だったような感じにも
思えるね。

エリオットとオリビアの首がかかる中、地方検事補のキャボットと
しても連邦検事補と対決しなければならない状況だったし、難しい
状況だったな。

エリオット・ステイブラー (Christopher Meloni) 刑事
オリビア・ベンソン (Mariska Hargitay) 刑事
ドナルド・クレイゲン (Dann Florek) 主任警部
ジョン・マンチ (Richard Belzer) 刑事
— (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)
アレクサンドラ・キャボット (Stephanie March) A.D.A 検事補
オダフィン・チュツォーラ (Ice-T) “フィン” 刑事
メリンダ・ワーナー (Tamara Tunie) 鑑識
ジョージ・ホァン (BD Wong) FBIにも精通する精神科医

ピーター・シペス / グレゴリー・ロッソビッチ (John Heard) 父
ギャビン・シペス / ニコライ・ロッソビッチ (Tom Guiry) 息子
マーク (Michael Kelly)
アマンダ・カリー (Caprice Benedetti) 社長、詐欺、レイプ被害
ジョー・トゥチ (Joe Maruzzo) レストランミラノズ、違法カジノ
クラウディア・ウィリアムズ (Pam Grier) 連邦検事補
— (Brian Delate) U.S. Marshal
— (David St. Louis) U.S. Marshal
— (Laura Poe) FBI Agent
— (Craig Mathers) FBI Agent
セルゲイ・パールマン (Grigori Gurvich) ロシアンマフィア
アーネルス・ホルペ (John Henry Redwood) 連邦検事補の執務室にて判事
リン・ムーディ (Barbara McCulloh)
— (Frank Rodriguez) Guard
マイケル・カーリング (Michael Peter Bolus)
— (Keith Reddin) Lab Tech
— (Kelly Kirklyn) Doctor
— (Kevin Corstange) Waiter
— (Brian Cahill) Paramedic
— (Karen Joy Mobley) Secretary
— (Lou Carbonneau) CSU Tech Supervisor

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