DOC あすへのカルテ2 第2話 家族 La guerra è finita (The War Is Over)

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DOC(ドック) あすへのカルテ2
(DOC – NELLE TUE MANI)
制作:2020年 イタリア
原作:Pierangelo Sapegno、Pierdante Piccioni

https://www.nhk.jp/p/doc-karte/ts/WL5QPY99G7/

第2話 家族 La guerra è finita (The War Is Over)

脚本/Francesco Arlanch、Viola Rispoli
監督/Beniamino Catena

【STORY】

 

■通勤時間帯の交差点

身晴らしの良い交差点。
電動キックボードで出社前の男が二人、交差点でぶつ
かり、救命機動隊(S.Andrea Soccorso)がサイレンを
鳴らして出動してくる。けが人はヘルメットをして
いた為に大事には至らず、警察官も現場で交通整理を
している。

看護師の一人ジャコモ・ヴィッラ (Giacomo Poretti)
は、そんな二人に対して、

「勘弁してくれ。コロナが収まったと思えばこれだ」
「馬鹿がしょうもないことばかりしている」

そんなジャコモの暴言に対して一人の隊員
(Angelo di Figlia)がそれを止める。
負傷者もまたいい加減にしろとして、嫌味と罵倒を
繰り返すジャコモに言い返す。

「ふざけた乗り物で走り回って・・」

しかし次の発言から突然ジャコモの発言は混乱し始め
る。

「今のはダメだ。PKだろう。ウイルスに足を引っかけ
て倒した」
「そうだ肺だ、審判を呼べ」

そういうと暫くしてジャコモが倒れてしまう。

■Caffee MILANO

出勤前に店に立ち寄るアニェーゼとカロリーナ。
ようやくコロナ感染が一段落し店には客も戻って来て
いた。母は娘の異変に気が付く。

「不安なのか?。でも心配はない。新型コロナの拡大
を乗り越えた。あなたならば普段の病院は楽なものよ」
「パパが居なくても何とかできる・・大丈夫だ」

カロリーナは母の事も逆に心配する。

上層部では現在コロナ対応を巡りゴタゴタ。
そして里子として迎い入れたマヌエルの登校の問題。

アニェーゼはあまりうまく入っていないとすると、
娘はいつでも協力するという。しかし母もまた患者の
対応でそれどころではないでしょとし、新医長も
来るので、初の病院勤務医としての環境としては
難しい状況だった。

医長についてはアニェーゼが選んだものではなく、
更にジュリアがあんなことになったのでそのままには
出来ないから今の状況を受け入れざるを得なかった。

■アンブロシアーノ総合病院

医局に行くカロリーナに対して、リッカルドが声を
かける。

「残念だな。もうお終いだ。コロナを言い訳には
出来なくなる」
「普通の生活に戻るのだから君を研修医として
きっちりとしごかなければならない。これから
だいぶいびられるよ」

「それはリッカルドからか?」
「皮肉は評価が落ちる」

「事実上今日が初日なのだから困った時に頼っても良い
でしょ」

というカロリーナ。
リッカルドは自分とアルバの場合初日は酷かったとし
君の父親から追い出されるのが怖くてひたすら逃げた。
そのアルバが居なくて寂しいとし、今日はアルバにも
見守ってもらいたかったという。

・ガブリエルがやってくる。

おしゃべりは済んだのかとし、今日から病院は通常
常務だと聞いたことを告げるガブリエル。

「普通の生活に戻って良い事の一つはガブリエルんが
国に戻る」

というリッカルド。
更に彼は
「ここで一度も感染しなかったのは僕だけだと聞いた」
と語る。

そんな二人の皮肉を止めるようにして、カロリーナは
何か約束したことが有ったであろうことを語る。

感染が収まった時にみんなで開けようと言っていた
ワイン(Duchessa Lia – Roero Arneis)。しかし
新医長が来たことも有り集合がかかる。

「青い犬 / Cane blu」

(この意味を知るには8話まで見る必要がある。
知りたくない人はネタバレしていそうなところには
近づくな!!(^o^))
VANITY FAIRのサイトなどを見ると既に書かれている
ぞ。

・電話

マッシモ(Lorenzo Frediani)はエリーザと電話する。
エリーザは子犬が4匹産まれたのでマッシモに一匹
どうかと告げるが、彼は無理だと語る。
ガブリエルは電話しているエリーザにミーティングが
始まるとして声をかける。
ツンデラだった元彼女が電話で仲良く会話していた為
に、ガブリエルは

「朝から君を笑わせられる男の顔を見てみたい」

というと、彼女は見た事あるわよと告げる。

・アニェーゼが来る

彼女は新しい医長を紹介するとし、辛いが私たちは
前に進むしかないことを語る。新しい医長には全員
の支えが必要。

ハイヒールの音を立てながら医長がやってくる。
チェチーリア・テデスキ (Alice Arcuri)。元は
感染症科で検査技師だった。
テデスキはみんなに対して、私で良いのかと思う
かもしれないが、色んなことがこれから変わる事を
告げる。その例として、「組織の仕事のやり方」
「安全対策」「人の入れ替えも・・」
私をはじめみんなが試されているとし、全員替え
もあるという。

その場に居なかったジュリアは医長の話を聞いて
いるリッカルドに”緊急なので来て欲しい”と頼む。
テデスキとは院内でバチバチしているジュリアは
彼女の方針と合わなかった。カロリーナも一緒に
出て行く。テデスキは事情を察して後で報告する
よう求める。

●患者・ジャコモが運ばれてくる。

ジュリアとリッカルドとカロリーナが患者対応に
当たる。

効率化されたロンバルディア州(Lombardia)の病院
なのにどうしてこんなに待たなければならないのか
と言うのはジャコモ。妻のアンナマリア
(Stefania Felicioli)は、夫がどんな事にも口うる
さくいうことに我慢出来なかった。
娘のイラーリア・ヴィッラ (Alice Zanini)
父親に辞めてと頼むが、彼の口激は止まらなかった。
彼は「俺の体には触れさせない。俺は何とも無い
ので帰る」という。

しかし救命士は「せん妄状態だった」と言っている
という。

「頻脈」「最高血圧も高い」

本人はストレスだとし、自分は何か月も最前線で
コロナと戦ってきたのだという。君らの様な医者
とは違うという彼に対して、ジュリアも反論する。

私たちも戦っていたのだと。

そんな状況の中、ジャコモの足が動かなくなる。

●医局

ホワイトボードの前でジャコモの担当医が話し合う。

現在出ている症状をボードに書き出す。

・せん妄状態 / state confusiobale
・頻脈 / Tachycardia
・高血圧 / pressione alta
・すくみ足 / freezing

それを受けて病気名を推察してあげていく。

「脳血管疾患?」
「内分泌系の問題?」

ここはもうコロナ専門病棟ではないのでもっと患者
と話をしたらどうか。ドックならばそうするが
彼はもういない・・。

・テデスキがやってくる。

患者はどうなのか?と尋ねる。
ジュリアは原因を探っているとし、61歳男性患者だ
という。せん妄は認知症によるものなのか?
錯乱していたみたいだというジュリア。
それならばアルツハイマーで決まりだとし老年病科
へ回してというテデスキ。
しかし心臓にも症状が出ているので他にも何かある
筈だというジュリア。
そんな彼女にテデスキは、ここの人はいつもそれだ
が感染に気付かず死にかけたのだという。
診断は必要なことなのでそんな言い方はしないで
欲しいというジュリア。しかし聞く耳持たず彼女は
老年病科に連絡するよう告げる。

●受付

看護師長のテレーザはジュリアが受付を通りかかる
と頼まれていたものだとして黄色い封筒を渡す。
ありがとうとし、ロレンツォが喜ぶと語るジュリア。

入口からは男・ダミアーノ・チェスコーニ
(Marco Rossetti)がやってきてテデスキ先生と会い
たい事を告げる。しかし彼はアポを取っていなかっ
た為にテレーザは彼を待合室で待たせる。彼は
テレーザの耳元を見ると
「素敵なピアスだ」と語る。

●ICU / 集中治療室

テデスキはそこにやってくる。
ICU内には意識がなくチューブに繋がるルドヴィカ
の姿が在り、壁を隔てて、夫のジョヴァンニ
(Massimiliano Setti)と二人の娘が待っていた。
検査ではまだ何も分かっていないという。

テデスキの後ろからはエリーザとガブリエルも
付いてきていた。
もう二週間もここに居るというジョヴァンニからの
クレーム。
外国にいる間、特殊なものに感染したのではないか
というガブリエル。
夫は娘たちを傍に行かせたいというが、それは
危険な行為だとして感染症科だったテデスキは
拒否する。代わりにエリーザは娘たちが描いた絵を
預かるという。

【感想】

シーズン2-1が新しいドラマの始まりというものでは
なく、これまで描いてきたシーズンからの脱却と転換
としては寧ろ今回の2-2が新たな物語の始まりのような
流れを感じる。

シーズン1では実話を元にして制作された物語だと
されていたけど、シーズン2は何処まで実話が反映
されているのだろうか。

シーズン1では主に、アンドレアの失われた記憶と
医療従事者としてのスキルの問題が取り上げられて、
医長として働いていた時の記憶をごっそり奪われる
中、記憶無き後に彼に残ったものは何があるのか。
彼の持つ医療スキル。そして記憶を失う前に存在して
いた人間関係。これが重要なものだった。

そして第二段階として、そもそも記憶を失うに至る
アンドレアが患者の遺族から撃たれた背景には何が
有ったのか。
その理由を陰謀説と共に描いていく過程。
そして少しずつ変化する周りの人たちの心境の変化を
肌で感じて、誰が見てもアンドレアの良さという
ものが伝わってくるものだった。

記憶を失うことによって彼の元々有った性格という
ものに再び脚光が浴びて、その時の性格を含めて
彼に共感・好意を抱いてきたものが彼を中心として
求心力を取り戻し、頭を抱えていた病院での立場や
患者との距離感を通して信頼を取り戻していくもの
だった。

そういう意味では今回の患者の一人、看護師だと
いえ61歳の男性・ジョコモに起きた変化とそれを
見守る家族の物語はとても似ていて、崩壊前の
ファンティ家を見ているような状況と似ている
ような印象がある。
怒りっぽい性格がもたらす変化は、自分から周りの
人を遠ざける。アンドレアと違って彼に残されてい
るもの。

冒頭ではどういう状況なのか分からない。
私はコロナ禍での病院の状況を描いていくと思って
いたので少し驚きました。

興味深い流れは幾つか有ったけど・・

まず最初に気になるのは、
コロナウイルスによって誰が命を失い、誰が
助かったのか。コロナ禍では医療従事者だって
多くの命を落としている。

冒頭ではアンドレアは死んだものとしての扱いみたい
なセリフ回しがしたし、単純に院内を見まわして
居なかったのは、アンドレア以外にもロレンツォ、
アルバ、エンリコだった。

しかし最後まで見ているとロレンツォとジュリアの
お腹に宿した赤ちゃんが亡くなったことが判明する。

そして前回新たに登場した感染症科のテデスキ医師
とダミアーノ医師、そしてコロナと戦っていた
アンドレアの娘のカロリーナが医師としての戦力
に加わることになる。

そしてドラマの時間の経過はコロナが猛威を振るって
いた時をすっ飛ばして、その後の世界を描いていく
こと。上述したけど、そこを細かく描いていくと
思っていただけに虚を突かれた。

前回の感想の中でシーズンを跨いだシナリオの流れ
の中で、人間関係を通した分裂の危機というのは
既に存在していた。

アンドレアはアニェーゼとの関係を修復しようとした
事で、ジュリアは振られた格好となり、ジェノバ
の病院に移ろうとしていたし、アニェーゼは
アンドレアと修復しそうな所で、ダヴィデとの間で
里子/マヌエルを授かることになり、そのマヌエルは
今回のドラマの中では学校に戻ったようなことを
語っていた。

ガブリエルはエチオピアに帰国することを考えて
いるが、コロナで延期し、そして今回のタイミング
で帰ろうとするも、まだまだ存在する必要性に
迫られていく。エリーザとの関係は気になるけれど、
なんとなく別れたみたいで、エリーザが会話して
いたマッシモという男性は一体誰なのか。
ビデオ通話をしようとするもマッシモは拒否していた。
まさか泥棒だったりするのかな。

【病院】

・テデスキは何を求めるのか?

テデスキと事務長のカルーソは裏で手を引いて
病院改革を進めようとしている。
相変わらずアニェーゼは飾りだけの病院長になって
いるところが悲しい。

この病院は前シーズンでもそうだったが、

シーズン1 = アンドレア、アニェーゼ、マルコ
シーズン2 = アンドレア、アニェーゼ、テデスキ

アンドレアの大学時代の同窓生たちが病院で足の
引っ張り合いをしている。

テデスキに未来について尋ねる。

「医長として実績を残したい」

医長争いはマルコとアンドレアの間にも有ったこと
だけど、今回のドラマを見ると決定的に違うのは
マルコは大事なことを隠してアンドレアに別の薬を
盛っていたこと。それはマルコが処方した薬のミス
がカルテに有ったからだ。
そして今回のシーズンではカルテに間違いは無いの
だが、真相究明に関係して、カルテの中に書かれて
いる不都合な部分をアンドレアらが隠そうとして
いること。

事実はいずれは白日の下に晒らされるというという
ドラマの法則に従って、それが時限爆弾の様なもの
となってしまいそうだ。

ここでのアンドレア側に不都合な真実とは、
「病院内にコロナ感染のゼロ号患者を招き入れた事」
「熱がある事を知っていたにも関わらず適切な行動
を取らなかったものがいる」

・新たな医師

前回書いたようにカロリーナが前線で働くように
なった。あれだけ否定していたけど、結局は
この病院のインターンになったのかな。

そして新たにもう一人。「From ヒゲ to ヒゲ」

テレーザがぞんざいに扱ってしまったが、待合室
で一日中待たされた医師のダミアーノ・チェスコーニ。
テデスキに呼ばれた一人だが、内科医の中でも
優秀な医者な感じ。

・コロナウイルスの件で病院長を責めるのは筋違い

イタリアは確かに一度凄い勢いでコロナ感染者が
増えたことが有ったけど、医者が悪いというよりも
国民性で有ったり、ウイルスそのものが未知のもの
で有ったことで適切に対応出来た国なんてそうは
無い。
当の中国は自画自賛だし、日本はよく対応したと
いうけど、もっとうまく対応出来たのではないかと
いう反省はそれぞれにあるのではないか。
院長のアニェーゼばかりに責任を負わせるのは
可愛そうだね。まぁそういう立場なのかも知れない
けど・・明らかにキャパオーバーだったからなぁ。

【患者】

● ジャコモ・ヴィッラ (61歳)

担当者 : リッカルド、カロリーナ
家族構成 : 妻・アンナマリア、娘・イラーリア

元々は病院で勤務する看護師だったようで、病気の
症状が出て怒りっぽくなり、病院勤務から救命機動隊
として救急車で現地を飛び回る役職だった。

運ばれてる時には怪我人に悪態をつく。
そしてサッカーとコロナウイルスのネタが一色汰
となって会話の中に出て来る「せん妄状態」

その後病院で発覚したのは、頻脈、高血圧、すくみ足
更に心臓にも症状(心疾患)が有る。

当初は脳血管疾患、何分泌系、認知症が疑われて、
特に医長となっているテデスキから専門医/老年病科
の仕事だとして回されそうになる。

アルツハイマーなのか。

ジャコモには高いプライドがある。
コロナ流行時に最前線で働いたこと。

アルツハイマーかどうかを調べる為に記憶力の試験
をする。

「犬・パン・ネコ」「今日は何曜日?」
「100から7ずつ引いて行ってくれ」

テストしている内に手が震える。

そして彼は会話中にズボンに尿漏れしてしまった様で
これが妻が語っていた秘密なのだろうか。

手が震えたことによりパーキンソン病の可能性が出て
くる。アンドレアによると、

「唾液の量の多さ」
「表情が乏しくて目だけで笑う」

レボドパを50mg投与して症状が収まればパーキンソン
病だとされた。

患者のジャコモからはオーダーがある。

・娘の入れたゼニアオイのハーブティーが楽しみ。
・朝食の量を増やして欲しい。
・部屋が暑い

エンリコからは脳のCTと髄液検査をすべきことを
指摘される。しかしどちらも陰性でアルツハイマー
は否定される。

現状では症状はパーキンソン病だけどパーキンソン
病ではない。薬剤性パーキンソニズムという薬の
副作用なのではないか。
向精神薬とか鎮静剤を飲ませている人が居ないか
どうか。

娘は介護施設の管理部に居るので高齢者用の薬が手に
入るのでそれをお茶に入れて飲ませていた。
最初はそれがよく効いていたのだという。そして
別に悪気が有って使用したものでもなかった。

しかしその薬が原因ではない。
ダミアーノからも疑問が呈され、アンドレアも納得
していた。
アンドレアは触診で顎の横のリンパを調べるとしこり
が有った。そうしている間にも症状が悪化して、
フレカイニドを投与する。

彼は甲状腺線種だと判明する。
数か月前からホルミン過剰で、頻脈、発汗、食欲過剰、
そして体重の減少を招き、怒りっぽさも出ていた。

線種を手術で取り除いて、ベータ遮断薬とホルモン剤
で治療する。ただし治療をするのが遅すぎたので
治るかどうかは分からない。

● ルドヴィカ

担当者 : ガブリエル、エリーザ
家族構成 : 夫・ジョヴァンニ、娘2人

チューブで呼吸を維持している状況のルドヴィカ。

検査でなかなか結果が出ず、2週間も入院していて
夫のジョヴァンニもイライラが募る。ガブリエルは
特殊なものに感染しているのではないかと言うしか
ない。
感染症ならば、傍に居てやりたいという願いも
叶えることが出来ず、娘たちが描いた絵を預かる。

ガブリエルは検査室での結果がなかなか出ないことに
怒りを感じて電話でも激怒していた。

そうしている間にもルドヴィカの体調は悪化していく。

病名が分からずご主人などにどう説明すれば良いのか
病院としてはこういう所の方が、コロナウイルスの
問題よりも改善すべきところのような感じ。

受付の所で来客をずっと待たせているテレーザの
姿も有ったしね。

テデスキも意地悪を言っているのではなく、何の
ウイルスに感染しているか分からないので家族を
患者の傍に入れることは出来ない。

彼女のことを聞くと、彼女は元々スーパーマーケット
での冷蔵庫の倉庫で働く職員だった。更に少し前に
エジプトにも行っている。
冷蔵倉庫で働いていると聞いて「末消循環」がどうか
調べたのだろうとしてアンドレアはガブリエルたち
に尋ねるも、テデスキからウイルスが有れば危険だと
されて患者に容易に触れることについては禁止されて
いた

足の指は凍傷で壊死していた。
動脈がつまり少しずつ壊疽が進んでいった。
小指が原因で敗血症を起こして熱が出ていた。

小指の切断をして抗生物質を投与。

【その他】

● アニェーゼの現状は?

現在でもダヴィデと一緒に居るのか分からない。
ただ最後に里子に出されていたマヌエルの消息に
ついてはカロリーナとの会話の中で出て来た。
ただこのマヌエルには母親が居たような感じだった
けどね。
アニェーゼは病院長だけど、相変わらず立場は
弱い。病院の経営陣、特に事務長であるカルーソ
とか、テデスキとの関係は悪そうだね。

●公園診療 / 街頭診療プログラム

アンドレアは公園内に仮設テントを作り、そこで
患者の為に無料で診察を行っていた。
医療従事者としての免許が戻ったのかどうかが
気になるが、本人は医者ではないと言っているので
戻らなかったのかな。
最後にリッカルドも手伝ってくれるようになった。

・老人に眼科に行って眼鏡を変えるように診断

●その他いろいろ

今回のエピソードを見ていると色々と繋がりが
有って面白く作られている。例えばリッカルドと
チームの会話の中で現状を打開する為に「保健省に
襲撃するか」「毒を盛るか」というキーワード
を聞いていると患者のジャコモの事を示唆している
ようにも感じる。この人は妻とか娘に毒を盛られて
殺されそうになっているのか。人の性格とか態度が
変わるには何かが有るはず
だからね。

リッカルドが公園に居るアンドレアを呼びに行く際
彼が運転していたのはPeugeot 208 シリーズ1という
2015年に発売された型の車。

・ロレンツォの死

ロレンツォ・ラッザリーニ(1984/6/5 ~ 2020/3/23)
36歳で亡くなってしまったのか。
彼の聴診器を墓石にかけていく。
妹のスザンナの姿を見て最初は誰かと思った。
スザンナの隣には彼氏のアレッサンドロ・モレッティ
(Massimo Ciccotti) の姿が在る。

ロレンツォは隣人の老女の世話をしているシーンが
有った。前回の感想文のなかで「死ぬのと支払いは
急がなくて良い」という名言として取り上げたけど
まさかその人がウイルスを運んでくるとは思わなか
った。そしてロレンツォは病院にウイルスを持ち込
んだゼロ号患者としての扱いになってしまう。

亡くなったのは仕方がないとしても、またしても
賠償の問題というワードが浮上し、それが公になれ
ば妹のスザンナに被害と責任が及ぶとされた。
しかし家族の責任になるのかな。

・テレーザのイヤリング

二人の人物から綺麗だと褒められていた。
アンドレアと新任のダミアーノ医師だ。
果たして誰からもらったものなのか?

・アスタラビスタ

「Hasta la vista」。リッカルドが叫んでいた。

・リッカルドを巡るカロリーナとアルバ

リッカルドはカロリーナを指導する立場なのかな。
カロリーナは密かにリッカルドに好意を寄せている。
彼女が彼を夕食(ピザ)に誘う姿が有ったけど、
そのシーンがまた病院の受付で行うものだから、
テレーザとかアンドレアも見ていたりもしてね。

アルバは最後に出て来る。
海辺にいる彼女。祖父母の家に母親を送り届けた
とかなんとか言っていた。父と来ていること。

「早く戻ってあなたと一緒に居たい」

カロリーナはリッカルドとアルバの関係を知っている
ので、ここでささっと身を引いた。両親の事を見て
いる分だけ賢いぞ。

・ジュリアのお腹の子

ジュリアがまた険しい顔に戻ってしまった。
お腹の子は妊娠したばかりだったけれど、それだけ
でなくロレンツォまで失ったからね。
ただ気になるのは夢・幻覚の中でロレンツォを殺した
のがアンドレアではないかというシーンが見られた。
口を押えてとどめを刺したけど、症状が重症化して
頼まれて殺したとかあるのかな。

・エンリコは生きていた

シーズン2の初回を見るとエンリコが引きこもりで
鬱状態の様になっているのかと思って心配していた
が、アンドレアが誘導尋問して彼が誰かとデート
している事を突き止めた。
その事実の裏付けも語っていた。

「新しいネクタイは15年ぶり」
「身だしなみを気にして香水も付けている」

誰なのかは分からない。
個人的にはテレーザじゃないのかなとも思うけど、
テデスキの可能性もある。

・「青い犬」(イタリア語でCane blu)

みんなが集まると掛け声のようにして「青い犬」
と語る。
このネタが分かるのは8話まで待たねばならない
ので無理にネットで情報を探さず静かに待とうと
思う。多分この犬を巡ってチームが元気を取り戻す
ようなコロナ時の出来事でも有ったのかなと。

またウイルスとの闘いに於ける勝利のワイン
いつ飲まれるのか気になる(笑)

・ガブリエルは残る

理事長からのオファーで延長戦になる。
ただし理事長側に付くことになるのかな。
「問題を放置したままでは帰りたくない」

アンドレアは会議中にカルーソたちの元に行き
医長として戻りたいことを語る。まだその権利は
有るみたい。

テデスキは今回の二人の患者に対して二件とも見立て
違いの事をしたのに問題にはされないのだろうか?

【SOUNDTRACK】

・Firestones by Tony Brubdo / Nico Brundo
・Breathe
・Nothing but you
・Kryptonite

・I’ll Find you in the dark
・Need you right now
・Changed at all

【CAST】

アンドレア・ファンティ (Luca Argentero) 元内科医長
ジュリア・ジョルダーノ (Matilde Gioli) 医師、アンドレアの恋人
アニェーゼ・ティベリ (Sara Lazzaro) 外科医、元アンドレアの妻
エンリコ・サンドリ (Giovanni Scifoni) 精神科医
ロレンツォ・ラッザリーニ (Gianmarco Saurino) 内科医

リッカルド・ボンヴェーニャ (Pierpaolo Spollon) 医師、アンドレア慕う
アルバ・パトリツィ (Silvia Mazzieri) 研修医
エリーザ・ルッソ (Simona Tabasco) 研修医
ガブリエル・キダーネ (Alberto Boubakar Malanchino) 研修医

テレーザ・マラルディ (Elisa Di Eusanio) 看護師
カロリーナ・ファンティ (Beatrice Grannò) アンドレア娘
***マッティア・ファンティ (Luca Morello) アンドレアの息子
*ダヴィデ (Simone Gandolfo) アニェーゼの現在の夫
チェチーリア・テデスキ (Alice Arcuri) 感染症科
ウンベルト・カルーソ (Massimo Rigo) 事務長
ゾエ (Virginia Bernardini) 看護師 il piccolo

ダミアーノ・チェスコーニ (Marco Rossetti) 医者
イラーリア・ヴィッラ (Alice Zanini) ジャコモの娘
ジャコモ・ヴィッラ (Giacomo Poretti) 61歳、看護師
マッシモ・ジェンティーレ (Lorenzo Frediani) エリーザの電話の相手
スーザン・ラッザリーニ (Alice De Carlo) ロレンツォの妹
ジョヴァンニ (Massimiliano Setti) ルドヴィカの夫
アンナマリア・ヴィッラ (Stefania Felicioli) ジャコモの妻
コスタンツァ (Alessia Giangiuliani) 医長の秘書
(Angelo di Figlia) 救命士
アレッサンドロ・モレッティ (Massimo Ciccotti) スザンナの彼
(Igor Chierici) マッシモの友達
Dr.ノーヴィ (Guido Roncalli) ヒゲ、理事会に居る

マヌエル
ルドヴィカ 患者
ルドヴィカの二人の娘

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