DOC(ドック) あすへのカルテ2
(DOC – NELLE TUE MANI)
制作:2022年 イタリア
原作:Pierangelo Sapegno、Pierdante Piccioni
第15話 ウソと汚名 Stigma (Stigma)
脚本/Francesco Arlanch、Viola Rispoli
監督/Beniamino Catena
【STORY】
■陸軍士官学校
兵士のマルティーニ(Federico Pasquali)は階段の所
で隠れている彼女(Jasmin Abate)に呼び止められる。
彼はしばらく熱が有って休んでいた。二人は改めて
5時に物置部屋で会おうと約束する。
兵士の候補生は男性教官からの招集がかかる。
整列しているとマルティーニは突然倒れてしまう。
■アンブロシアーノ総合病院
カルーソはアンドレアの最後のテストは今日の午後
なのに連絡が無いことを心配していた。
男(Giacomo Martelli)に連絡するが大丈夫だと語る。
コスタンツァの元に行くとカルーソは電話は無かった
か尋ねるが無いという。
カルーソの妻から電話が鳴る。コスタンツァは今まで
ここに居たが居なくなったことを語る。
●食堂
アニェーゼはコスタンツァが食堂でため息をついて
いたところに声をかける。秘書の彼女はカルーソには
ついていけないとして悩みを吐露する。
少し前に彼は家で仕事をすると言って病院のパソコン
を持ち帰ったこと。それが「原因」だったのかも知れ
ない事を告げる。
アニェーゼは何の原因なのかを尋ねる。
奥さんと会話していて思い出したが、あの直ぐ後に
病院の『システム障害』が起きたのだという。
ウイルスが入り込んでいたとしたら? これは偶然とは
思えない。
そういうことがあるのでパソコンの持ち出しが禁止
されているのに・・わざと引き起こしたのであれば
尚許せないという。私の夫の命も危険に晒したのだと。
本人にそれを追求することは出来ない。私が悪者に
されるだけ。
それを聞いたアニェーゼは、
「この件は私に任せて」
と告げる。
アニェーゼは私が院長に復帰したらすぐに調べるので
ストレスしためないでと語る。今日からアンドレアが
医長になる。カルーソの負けだというアニェーゼ。
■アンブロシアーノ総合病院
運ばれてきたマルティーノの病状について話し合う。
エリーザによると彼は数週間前から倦怠感と周期的な
発熱が有ったとのこと。気絶は始めてたと本人が
語る。
アンドレアはどうして陸軍士官学校に入ったのかを
尋ねる。父親のミケーレ(Orlando Cinque)は病気と
関係があるのかと問い返す。関係は無いが興味がある
というアンドレア。自分には出来ないことだからだと。
マルティーノによると病気が嫌いだし規律の方が
過ごし易いと語る。
母親のダラッツィア(Cristina Pasino)は、息子の
背中を見てほしいという。カロリーナは斑点状の
皮膚病変であり、倦怠感や熱と関係する症状だ
という。エリーザは何時から有るのか尋ねると、
「何日か前から」だとし「不気味だろう」として
自虐的に言う。病気なのだから恥ずかしがることは
無いというミケーレ。
「服用している薬は?」・・無い
「一年以内に外国に旅行したことは?」・・行ってない
「避妊なしの性交渉は?」・・無い
ジュリアはまず血管炎の種類の特定だという。
カロリーナは皮膚生検はしますか?と尋ねる。
エリーザは免疫学的スクリーニングをすべきだという。
アンドレアはあれは免疫疾患じゃなく感染症だとし、
経路も見当がつくという。まずは本人に確認したい
ので両親が居ない時を狙うという。ジュリアは
カロリーナに対して名疫学的スクリーニングを求める。
アンドレアの医長の復帰をジュリアが喜ぶか?
エリーザとガブリエルは医長のあなたを避けて来た
こと。ジュリアの場合は逆だったから喜ぶ・・
・・なんて事はない。前とは上京が違うのだから。
・エリーザの携帯にガブリエルから電話
ガブリエルはマッシモと話したこと。命の恩人だから
お礼を言いたかったという。そしてエリーザには
謝りたかった。君が来ないのは当然だ。誰も信じられ
なくなるようなことをした。しかし君を失いたくなく
てウソをついた。「DOCには頑張れと伝えて」と語る。
●病室24号室
患者のジェラルド(Gigio Morra)を診察する。
ダミアーノは感染症、人工股関節置換術の後遺症で、
多分骨髄炎だがCTで確認するという。
それを聞いたジェラルドが骨髄炎だと聞いて怖いこと
を語る。骨の感染症です。俺はただ前みたく働きたい
ので手術を受けたが仕事が出来ない事を語る。
リッカルドは何の仕事をされているのか尋ねる。
庭師だ。君の家に出向きテラスや庭の緑の手入れを
するんだと語る。リッカルドはそれなら心配は無い
とし感染症さえ治れば復帰ができると語る。
息子のアレッシオ(Alessia Giangiuliani)はこれを
機会にもう仕事は辞めても良いのではないかと語る。
退屈ならば僕の本屋を手伝えば良いとするが、
ジェラルドはまだ引退はしたくないと告げる。
・隣のベッドの患者
バルトロ(Sergio Tardioli)はジェラルド親子を聞いて
いた。ダミアーノは二人のやりとりを聞いていると
父親のことを思い出すと語る。
バルトロはダミアーノに尋ねる。
「お父さんはそんなに息子を酷く扱う気むずかし家
だと言いたいのか?ジェラルドは酷い。息子にあんまり
だろう。アレッシオは良い息子だ」
リッカルドは喧嘩が始まったので退散させていただく
と出ていく。
●テスト待ちのアンドレア
アンドレアの様子が気になりエンリコが様子見にくる。
その服のままテストを行うのか?ただのテストではなく
お前の第二の人生で一番大事な日だろう。
赤ネクタイは大晦日用だろ?赤はエネルギー、力を
もたらす能力を証明させようという時にはもっこい
だろう。
「僕に言わせれば委員会から内科史上最も難しい話を
される日だ。」
「ズバっと答えて誰が医長に相応しいのか示せ」
【感想】
ウソと汚名がタイトル。
シーズン最終話前のエピソードなので大暴露大会の
様相を予感させるもの。
これまでにも小出しであるが嘘に嘘を重ねて来ており
状況は複雑化していた。
ロレンツォの流れには複数のウソを付くだけの素因
が有り、本来はロレンツォが失恋に乗じて病院に
来なくなり、来たかと思えばコロナを病院に持ち込んだ
人物としてそれを隠そうとしたこと。
更にロレンツォの問題はそれだけには留まらなかった。
問題なのはウソと汚名をそそがれてまでもその人にと
って守るべき何が有るのかということだ。
ウソのカードよりも手強いカード、UNO。
そのウソの中には人の生死に関わってしまう問題が
含まれている。
ロレンツォが起こした判断や決断は間違えたものなの
か、正しい判断だったのか今となっては分からないが、
医療は万物の下で平等で有って欲しいものだし、例外
ケースを作ると後々面倒なことになってしまう。
今回、宗教を交えて親子関係を描いたのは、アンドレア
がカロリーナを守るために未来を決めてしまったこと
と、その流れの中にロレンツォのボンベの一件が
含まれてしまっていることだ。
ロレンツォの決断はアンドレアの思想の元での決断
で有って本来の彼の医師から行ったものではないと
するジュリアが怒りの態度でアンドレアに突っかかっ
てくる。
アンドレアは娘だけでなく内科全てのことを考えて
行ったことだとしているが、この辺は複数の流れが
紐ついているのでどれが本命の意図をもっていたのか
を説得するのは難しい。
今回の患者はどれも親子の絆を超えて、規律を遵守
しなければならないとする親以上の宗教的な存在や
軍という特殊な関係の元にいることで、よりその人
本人の意思が何かを難しくさせる。
宗教の問題はどれ程信者の間でも統一感を持っている
のか分からないが、未来への決断に対して親か敷いた
レールに乗っかって行きたくないとする思いはどの国
にもどの世界にもあるようだ。
●アンドレアを愛したものたち
ドラマの中ではほぼアンドレアを一度は好きなもの
たちばかりで構成されている。
アニェーゼ、ジュリア、テデスキ。
ジュリアはロレンツォからの求愛を避けてきたものの
アンドレアがまたアニェーゼを思う気持ちに区切りを
つけてロレンツォを選んだ結果アンドレアによって
それを阻止される形となる。最後までアンドレアとは
対峙していきそうな気配も有るが、逆に彼のことを近く
で見ていた彼女だからこその光景というのがあるだろ
う。
アニェーゼとテデスキの間でも牽制しあっている関係
だが、テデスキの中の野心がどう働くかは全く未知数だ。
テデスキがアンドレアのしたことに対してアニェーゼ
に改めて確認した。アニェーゼはそんな彼女を信頼
してのことなのか病院のシステム障害の件でのカルーソ
の不審な動きについて口にした。
テデスキに味方に戻るよう求める。
●アンドレアの魅せ方がいまいち
これまでアンドレアが守ってきたものが何かを感じさ
せる。それはトラウマにも近いがマッティアを亡く
したことによる人生のバランスが崩れたことにより、
コレ以上の被害を広げないために過度ではあるが
“予防”的行動と、”徹底”した患者との関わり合いに
よって病気を見逃さないことだ。
それは誰にでも多かれ少なかれ経験している。
アンドレアが何故この病院の中の内科で必要なのか
ということがあまり強調されていない。
エンリコは長い間の付き合いがあるためにアンドレア
のしたことに有る一定の理解は示したものの、最初に
アンドレアを強く否定した際には、寧ろエンリコこそ
が一番の理解者なのではないか。どんな立場が悪化
しても最後まで守るもの。
ロレンツォは命を他人に譲った。
その思考はまるでアンドレアの洗脳のように見える
扱いだ。やたらと宗教観が出てくるのはこの辺の行動
倫理が近いものとして写るからなのだろう。
生きる上での性格・心情は強制されるものではない
という意図こそ感じるが、悪意にしか映らないところ
も有る。
アンドレアとロレンツォは立場的にも大きな開きは
無かったはずだ。知識多きものから学ぶことと、
患者と向き合う流れの中で命の選択にはそれぞれの
信念や心情こそあれ、彼の教えをそのまま反映した
結果での出来事だとされたら、本人不在のマニュアル
化されたような人にしか見えない。彼の部下はみんな
似たような行動を取ってしまう。
アンドレアが病院に残るべき人物として、各々重要
な選択の分岐に於いて彼がしてきたことの正しさと
いうものを描いてほしいものだ。
【患者】
● マルティーノ
家族構成 :ミケーレ(父)、母(ダラッツィア)、恋人
担当医 : アンドレア、ジュリア、カロリーナ、エリーザ
陸軍士官学校に通っている最中に倒れる。
学校に通い始める数週間前から【倦怠感】【周期的発熱】
がある。
背中には斑点状の皮膚病変がある。
「海外には行っていない」「性行為は行っていない」
「服用している薬はない」
血管炎の種類の特定をする。
その際に皮膚生検をするか免疫学的スクリーニングを
するかと検査の順番は変わってくる。
アンドレアは免疫疾患ではなく感染症なので
スクリーニングは必要ないとするがジュリアはオーダー
する。
マルティーノは性関係を否定するが親の前で言えない
だけで嘘をついたのだろうと考えている。
親は厳格な牧師で婚前交渉は認められておらず見つか
れば即結婚となる。
士官学校に行ったのは親から離れたい。
親は息子が宗教の教えを守っていると思っている。
マルティーノは同級生に親が牧師だということを
隠している。
しかしこの時点で免疫学的スクリーニング検査は陰性
と出ている。
しかしアンドレアは性感染症の可能性が高いと思って
いるとし梅毒の血清検査で赤銅色の皮疹が出ている。
・梅毒検査待ち
熱せん妄が出てうわ言を語る。
「僕が決めた。彼女と寝るって」
本人には解熱剤を投与し、話は母親グラッツィアから
聞くことになる。
彼はセックスを隠していた。
その原因は自分たちにあるという。自分たちは婚前
交渉をして知り合ったばかりで妊娠してしまった。
そのために過ちを繰り返さないためにも厳格さを
息子に押し付けるような格好となっていた。
母親グラッツィアはブラジルに行きボランティア
活動をしていた。妊娠した時点で夢も自由も終わって
しまった。しかしその母親はまだ何かを隠している。
・ダミアーノはエリーザに助けを求める
残業する必要性。
血清検査の結果が出て梅毒ではないが、免疫疾患
でもない。リンパ腫、生検はやったのか。
セザリー症候群は疑ったのか。
倦怠感、皮疹、発熱は当てはまるが梅毒ではない。
性感染症とは別のことを。
セックスした件については母親だけが知ることとなる。
病名は分からずもっと深刻なものになる可能性を示唆
したのはダミアーノだった。皮膚生検をして確かめる。
解熱剤が効果なく、酸素飽和度は低いまま。
血液ガス検査と酸素投与をしているが朝から同じ様な
状況で徐々に体力だけが奪われる。
・アンドレアとカロリーナが来る
患者の視力がかすみ始める。
手に突起物を刺すが痛みを感じなくなっていた。
目のかすみ、神経障害。
生検では何も確定していない。
ダミアーノは全身性の感染症なのか・・それならば
原因は何なのか。
「熱帯性ウイルス」ではないのかとして外国に居たの
かを改めて母親から確認する。
グラッツィアにブラジルに居たことは聞いたが今では
どうなのか?両親が旅行に行った先で感染して潜伏して
いた可能性を語る。息子の危機感を煽って正直な答え
を引き出した。
母には愛人がいる。
その男はブラジル人で結婚した後すぐに知り合った事。
既に不倫して19年が経過している。離婚しようにも
既にマルティーノが居たし家族も離婚を許さなかった。
それでも彼だけはずっと傍にいてくれていて母親に
とってはブラジル人男性が救いでも有った。
年に一度か二度会っている。
・ブラジルのウイルス最新情報は?
黄熱、マラリア、デング熱、ジカ熱。
しかしどれも完全に一致しない。特殊な感染症なのか、
考えているものとは全くの別物の病気か。
血清検査をする。
・ガブリエルも病院にやってくる
エリーザと電話している最中、彼女から忙しいとして
電話を切られたが彼は既に病院に来ていた。
ジェラルドの院内感染疑惑の状況で忙しい中、エリーザ
はマルティーノの家族がブラジルと関わっていた
ことを知る。黄熱、マニリアではなくジカ熱なのか
どうか。
アンドレアがそんな状況の中でハンセン病だろうこと
を指摘する。最近母親が感染したものとばかり思って
いたが何年も前に本人がブラジルで感染していた。
ハンセン症の菌培養で確定させようとする。
両親がいる前で彼はハンセン症を引き起こしたのが
ライ菌である事を告げる。感染力は低い。人には写る
ことが無い。1940年代から治療は可能になっていて薬を
投与すれば感染率はゼロになる。
● ジェラルド
家族構成 : アレッシオ (息子)
職業 : 庭師
担当医 : ダミアーノ、リッカルド、アルバ
感染症の一つ。人工また関節置換術の後遺症で骨髄炎
の可能性が高い。感染症が治れば仕事も出来る。
骨髄炎の疑いがある。
CT検査で人工股関節への感染を確認したら取り外す
ことになるが、何の最近が培養しているか特定しなけ
ればならない。
リッカルドは骨髄炎はブドウ球菌抗生剤での治療を
すれば良いのかの判断を求める。
ジェラルドが仕事に固執しているのは息子のアレッシオ
が本好きで本屋で働いているためだった。
家系は皆ハムを作って稼いでいた。
息子を助けられるのは自分だけで、社会人になる頃に
はハムの生成業で働くように説得すべきだったと後悔
している。
・病状が悪化
マルティーノの目のかすみが出始めた頃だろうか。
テレーザからの知らせでジェラルドの悪化の知らせ。
・バルトロ
バルトロはジェラルドに悪口を言っていた同じ部屋の
患者だ。
ダミアーノは彼も体調が悪化しているのを聞いて
院内感染を疑う。調べないと患者全員が危険に鳴る。
感染症の専門家のテデスキにも話したいところだが、
現在病院の経営陣と問題について話し合っている。
ダミアーノとアンドレアで細菌特定を急ぐ。
・院内感染が現実味
ジュリアを病院に呼び出したアンドレア。
忙しい中でも言いたい事はチクリと語る。健全な
職場か。
「内科には君が必要だ」
「よく考えたらここを去るのは私じゃない。あなたよ」
「そうだな」
厳しいやりとりが有った後に院内感染について急いで
細菌培養する。
・肺炎桿菌感染症(クレブシエラ感染症)
2人は肺炎桿菌感染症てせはないかとして検査していた
アルバとリッカルドは話す。
「KPC(カルバペネマーゼ)に耐性を示す肺炎桿菌」
ならば大惨事になる。
セファロスポリンは効かない。肺炎かせ重症敗血症に
移行している。
そうしている間にもバルトロは亡くなった。
・ダミアーノの報告
KPCの感染であることを報告する。
カルバペネマーゼ産生肺炎桿菌、多剤耐性菌の中でも
最も強く致死率の高い最近。
拡大を裂けるために24号室は隔離し入るときには必ず
防護服を着ること。医療従事者全てを検査し、この
2週間に病棟に足を踏み入れた人全員を検査する。
リッカルドが熱を出して倒れていた。
この状況は新型コロナの時のロレンツォの状況と
似ている。
【その他】
●テストに真剣を挑め
エンリコがアンドレアのことをなんだかんだ言って
心配していた
服一つを見ても面接に適したものなのか。
●アンドレアが医長になることに意義はあるか
●試験より前に明かされるべき謎
試験会場にいくと調査官が来ていてアンドレアを呼ぶ。
今日のテストは中止。ノーヴィ医師から一緒に院長室
にいって説明を聞こうと言われる。
テデスキ医師がカルーソの前で語る。
ロレンツォのカルテを調べたがその結果酸素ボンベ
を隣に移されている。そのミスの流れからカルテの
改ざんに繋がったのではないか。ロレンツォは酸素
吸入中に死亡したとあるがそれはありえない。装着
したばかりのボンベ。死んでからつけられたという
ことになる。
当時のカルテの筆跡にはアンドレア。
改ざん正当性は理由があるのか。
カルーソは朝から色々と走り回っていた。
そしてついにアンドレアの違法行為、停職相当では
ないかとして理事会で検討する。
●公表するにはいい機会と思う
カロリーナは父親の意図を知っているからなのか
意外と父親に反発心を持たずに接してくれている。
カロリーナも正直に話せば良いし、それを信じる
かどうかは他人に映る彼女の性格・人格なのでは
ないか。
「言えることは一つ、夜して欲しい」
「利己的なのは僕だけかと思った」
●エリーザとマッシモ
ガブリエルの後押しも有ってエリーザはマッシモと
電話で会話する。当時起きていた心情を全て吐露し、
現在は教会前で捨てられていた子猫6匹の世話をして
いるとのこと。
マッシモもエリーザの心情は理解していた。
「僕に恋していると思おうとしていた。本当は他の誰
かを愛していたのにね」
最後に子猫の件がウソではないことを示すように
黒猫の画像を送信する。
●ジュリアの失望
筋トレして強い女性を演じる彼女。
彼に10年も恋してずっと耐えてきたこと。
記憶喪失も受け入れてそれでも好きで居た。
やっとロレンツォと幸せになろうと思ったらぶち壊
された。
●アニェーゼはシステムエンジニアに相談する
システム障害時のことでメガネの男性
(Filippo Giacomelli)と色々と話し合う。
彼もアニェーゼと意見は一致していた。意図的に
ウイルスを誰かが持ち込んだ可能性。内部情報に詳しい
ものの仕業。
【SOUNDTRACK】
・Firestones by Tony Brubdo / Nico Brundo
・Breathe
・Nothing but you
・Kryptonite
・I’ll Find you in the dark
・Need you right now
・Changed at all
【CAST】
アンドレア・ファンティ (Luca Argentero) 元内科医長
ジュリア・ジョルダーノ (Matilde Gioli) 内科、アンドレアの恋人
アニェーゼ・ティベリ (Sara Lazzaro) 精神科、元アンドレアの妻
エンリコ・サンドリ (Giovanni Scifoni) 精神科医
ロレンツォ・ラッザリーニ (Gianmarco Saurino) 内科医
リッカルド・ボンヴェーニャ (Pierpaolo Spollon) 内科、アンドレア慕う
アルバ・パトリツィ (Silvia Mazzieri) 内科
エリーザ・ルッソ (Simona Tabasco) 内科
ガブリエル・キダーネ (Alberto Boubakar Malanchino) 内科
テレーザ・マラルディ (Elisa Di Eusanio) 看護師
カロリーナ・ファンティ (Beatrice Grannò) アンドレアの娘
チェチーリア・テデスキ (Alice Arcuri) 感染症科
ウンベルト・カルーソ (Massimo Rigo) 事務長
*Dr.ルチーア・フェッラーリ (Giusy Buscemi) 心理士
ゾエ (Virginia Bernardini) 看護師 il piccolo
*エドアルド・ヴァレンティ (Gaetano Bruno) 外科医
ダミアーノ・チェスコーニ (Marco Rossetti) 医者
*ダヴィデ (Simone Gandolfo) アニェーゼの現在の夫
マッシモ・ジェンティーレ (Lorenzo Frediani) 司祭
*マヌエル (Virgilio Mongelli) 里子
コスタンツァ (Alessia Giangiuliani) 秘書
(Giacomo Martelli) CEO PNS Diagnostica(PNS医療)
ジェラルド (Gigio Morra) 庭師、24号室
ミケーレ (Orlando Cinque) マルティーノの父
アレッシオ (Alessia Giangiuliani) ジェラルドの息子
Dr.ノーヴィ (Guido Roncalli) 医師・調査
(Vittorio Ciardo) 警察官
(Jasmin Abate) 兵士候補生
マルティーノ (Federico Pasquali) 兵士学校生
ダラッツィア (Cristina Pasino) マルティーノの母
バルトロ (Sergio Tardioli) 患者、24号室
(Filippo Giacomelli) IT Manager