[終] DOC あすへのカルテ2 DOC – NELLE TUE MANI 第16話 未来に Mutazioni (Mutations)

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DOC(ドック) あすへのカルテ2
(DOC – NELLE TUE MANI)
制作:2022年 イタリア
原作:Pierangelo Sapegno、Pierdante Piccioni

https://www.nhk.jp/p/doc-karte2/ts/LRPGKZ9NQY/

第16話 未来に Mutazioni (Mutations)

脚本/Francesco Arlanch、Viola Rispoli
監督/Beniamino Catena

【STORY】

■アンブロシアーノ総合病院

病院では院内で感染症が流行していた。
肺炎桿菌(かんきん)という致死率50%の危険なもので
内科にいた患者からその感染症が発覚した為に
内科は隔離されて、医師たちもいつ自らがその感染症
にかかって亡くなるか分からない状態だった。

仕事人間だったリッカルドが熱で倒れ、肺炎桿菌だと
分かり、倒れた状態で発見されたことも有り一度も
目を醒ますことがなかった。
そんな彼のことをつきっきりで看病していたアルバ。
アンドレアはアルバに対してリッカルドの母親から
電話が有り君と話したがっているという。

「気をつけろ。約束はするな」
「私は事実しか言わない」

アンドレアの権威はウソによる発覚によって失墜して
いた。

院内では内科は隔離され規制線が貼られる。
内科は隔離されたので今後は一切出入りは禁止である
ことがジュリアから発表される。出来るだけ早くに
いい形で終わらせる為にも全ては私達次第である事を
語る。まずは「薬剤感受性検査」をするというジュリ
アだが、テデスキはモニタ越しに既に検査室で検査
している状況だと語る。

そして何よりも「感染源」を見つけける必要があり、
それについてはエリーザとガブリエルに頼む。

ダミアーノとカロリーナには「対処療法」をして患者の
症状悪化を防ぐよう求める。

話を聞いていたアンドレアは一つ提案したい事が
あるという。
周りの視線は冷たいながらもアンドレアは発言する。

この肺炎桿菌の致死率は50%。何もしないと患者の半数
を無条件に失う。
ジュリアはその為に感受性検査をしているとし、抗生剤
を決めなければならないのだという。
アンドレアは抗生剤を使うのは間違いないが、
「カルバペネム系」「セファルスポリン系」は効果が
無かったので他のものを試したらどうかというもの。

ジュリアは試すなんて危険だとし対処療法で十分だと
いう。薬剤感受性検査は1日か2日で出る。

テデスキはモニタ越しに話を聞いておりアンドレアの
後押しをする格好となる。
効果がありそうなものは少なくとも2つある。
「チゲサイクリン」と「コリスチン」

「どうやってその2つを選べというのか?」
というジュリアだが、患者を2つに分けて、それぞれに
「チゲサイクリン」か「コリスチン」を与えるのだと
いう。しかしジュリアは患者を実験動物だと思って
いるのかと反論する。
リッカルドを含めて複数の患者が深刻に状況であり
待つ余裕がない一刻を争うというアンドレア。
テデスキはアンドレアの案で進めてくれというと
ジュリアは凄い形相でアンドレアを見て退室する。

●アンドレアとアニェーゼの電話

アニェーゼはアンドレアに色々と質問する。

「みんなはどうか?」「カロリーナはどうしてる?」
「あなたは大丈夫か?」

アンドレアは院内捜査の件がまるで進んでいない事
を不思議に思う事を告げると、その件は進展がありそう
だから大丈夫だという彼女。

「何か必要なものは?」
「タイムマシーンかな」

と語って笑わせる。

電話後、アニェーゼはテデスキと共にカルーソが何故
アンドレアを目の敵にしているのかを考える。
テデスキはその辺を調べないといけないとして
アニェーゼと共闘する。

●検査室

アンドレアはガブリエルとエリーザの元にいく。
感染源の特定について尋ねると、ガブリエルは
窓のブラインドを調べることにしたという。医者も患者
も触れるもので消毒が十分ではないもの。
エリーザは培養の準備をしてくるとして出ていく。

アンドレアと離れた後、彼女はガブリエルに対して
優しくしすぎるのを辞めるよう求める。

「私にもドックにもみんなにも・・」

「隔離中なのでみんなで助け合うしか無いだろう」

しかしガブリエルの発言に対してエリーザは

あなたは何時でも出ていける立場であることを語る。

●リッカルドの病室

カロリーナとアルバがそこでは働いていた。
患者はリッカルドだけでなくジェラルドの姿もあり
二人にはそれぞれチゲサイクリンとコリスチンを
投与していたが、数値を見る限りチゲサイクリンに
効果はない。
ジェラルドは意識が戻った為に今の気分を尋ねると

「真っ暗闇にずっと置かれたままの花の気分」

という。

ずっと働き詰めのアルバに対してアンドレアは
リッカルドの事は自分が見ているので少し休むよう
告げるが、任せられないとしてアンドレアの言葉を
一蹴する。

・ジェラルドが悪化

酸素飽和度が下がりヘルメットをつけることになる。
カロリーナきコリスチンも正解ではないみたいだと
いう。アルバは検査を待つべきだったと語る。

●医局

ジュリアはテレーザに今夜は内科の隔離メンバーは
ここで寝る事を語る。
酸素器具を緊急時に使えるように考えるよう言われ
る。私達も悪化したら入院しななければならなくなる。
テレーザはみんな感染はしてても特に不調は無さそう
に見えることを語る。しかしジュリアは新型コロナ
のときも始めははそうだったという。
男性用、女性用に部屋は分けられる。
ダミアーノがやってくると分ける意味はあるのかと
問い、どうせ消灯したらガブリエルはエリーザのベッ
ドに潜り込むに決まっていると語る。
エリーザはガブリエルがここに残るなんて馬鹿げて
いる事を告げる。私の為ならば特にそうだという彼女。

・ガブリエルがやってくる

感染源の検査の結果、ブラインドではない事がわかっ
と報告する。

エリーザとガブリエルは何処が感染源なのかを改めて
考える。

「満足度調査の紙は?」
「みんなが触れるが消毒はしていない」
「しかしそれぞれ別の紙を使っている」

「食事のトレーは?」
「日によって使う患者が違うし私達も触れている」
「しかしそれなら病院全体で感染していなければおか
しい。内科だけにあるもので、みんなが無意識に触っ
ているものだ」

手に持っている飲み物を見て・・「自動販売機」
思いつく。みんなが毎日何か買っている。如何にも
消毒を忘れがち。

「これで馬鹿げた状況が終わると良いけど・・」

それを語るエリーザに僕とも離れられるからか?
と問うガブリエル。
エリーザはそうではないと告げ、あなたはここに居る
必要がないし私達の関係もとっくに終わっている
のに彼女は引き止めてしまっているのではないかと
思い込む。
ガブリエルはそれを察してエリーザの為に残った
訳ではなく、これは新型コロナの時に逃げたから
その埋め合わせがしたいのだという。だから僕と
組むのが嫌ならばジュリアに言って他の人と組んで
欲しいと告げる。

●夜の病室

アルバはリッカルドのベッド脇にいた。
アンドレアはここで寝るつもりなのか?と問うと、
眠れるとは思っていないという。呼吸困難が続いて
いるのだという。シフトを組んでリッカルドを見守
ろうというが、彼のことは私が診ると語る。
今は無理するのは良くないこと。君も感染している
状態だという。しかしアルバはコロナの時と同じ
で母親を病院まで付き添うことが出来なかった事を
後悔しており、だから絶対に離れない・・今度は
絶対に助けたいというアルバ。

【感想】

シーズン2の最終話。
毎週日曜日の23時放送していたドラマなので、
順当に放送されていくと最終話の日本放送日は
12月31日になってしまうが、流石に大晦日に
放送するはずもなく、1週間お休みの1月7日と
成人式(月曜日)にまたがる日付での放送が行われた。

年末にインターネットの情報としてシーズン3の
放送が行われる告知が有り、イタリア本国
での放送のことが書かれていた。日本でもいつか
放送されるのだろうが、できれば忘れない内に
放送して欲しい気がする。(カルーソ追求について
は相当中途半端な流れだったしね)

シナリオの流れとして最終話に残されていた問題の
解決事は多く、一番の問題はドックという存在を
どのようにして、互いに働いていたものたちの間で
信頼を取り戻していくのかという事にある。
言葉だけ取り繕ったところで誰も信用しない。
信頼を取り戻すにはアンドレア自身の行動と
過去から今に至る彼の行動の正当性を相手に分から
せる必要が有る。

冒頭から内科医のアンドレアに対する反応は相当
厳しかった。アニェーゼやテデスキ、ガブリエル
など、ほんの少数からしか信頼が得られていなかった。
(最後のハグシーンの連続でも何処かアンドレアが
その輪に入れなかった感じにも見えた)

ドラマのタイトルは「未来に」。
どんな困難な病気にかかろうとも人間の適応力に
よって解決してきた。時間はかかるかも知れないがDNA
レベルでウイルスも細菌も変異し、それに対抗する
手段も進化する。その間に少数の死は大勢の命の
代償となる。

そんな変異に対して本物の医者は変わらない
これはアルバが残した言葉だ。
そして彼女は今回のリッカルドを診るに辺り、アンド
レアの身に降り掛かったことを一番に理解したのでは
無かろうか。

ドラマでは、「未来に」対して「過去に」という流れも
無視する事は出来ない。アナログからデジタルへと
人類が移行するも過去の遺産は必ずその時になって
役に立つ。
アンドレアが最後に語る、
「脳は記憶を蓄える事を学んだ」

細菌の感染源は古書にあり、それを治す手段も医療
進化の過程で取り除かれた薬剤に有り、進化の原点
に立ち返って「セファコリン」を使用した。
万策が尽きたかと思われた時に出てきたアンドレア
の閃き的な判断。
この発想が出てきたのも病気が出てきたのも未来に
繋がる過去を経験してのことだ。

頭では誰もが分かっている。

少なくともこのドラマに出てくるキャラクターたちも
理屈では分かっているが感情がついて来ていないもの
が多かったのではないか。
医者は感情よりも理屈を優先すべきだが、時に
それが通じないこともある。

それぞれに大事な人がいるという設定付がなされ、
その人が居なくなった時になって今まで自分の中に
無かった相手の価値観や気持ちが分かるというような
ラグが有って成長していった。

ドラマでは突然に訪れた「致死率の高い院内感染」
と「治療法」「確定診断」、そして「感染源」で
ある感染者ゼロが何処にあるのかを探す必要が
有った。

病名は肺炎桿菌。致死率は50%にも至るものだとして
散々戦々恐々と煽っていたものの実際にそれで亡くな
ったものはゼロに近く、唯一亡くなった人物も
病気に打ち勝ち、そして抗生剤によって体を悪くした
というものだけだった。
薬・ワクチンの怖さというのが改めて分かる作りだ。

【患者】

病名は肺炎桿菌

内科の全体が感染し、隔離措置が取られた。

感染者数は52人。

当初見た限りではリッカルドとジェラルドが辛そうだ
が、それ以外の人はそう酷そうには見えなかったね。

12月30日に八代亜紀さんが急速進行性間質性肺炎
亡くなってしまったのだけど、今回の感染症は
これに相当似ている印象も有ったなぁ。でもドラマ
はドラマで亡くなる事は殆無かった。

●アルバが倒れる

一番酷かったのはリッカルドの看病をして
いたアルバだった。
栄養剤とヘパリンを投与するも、酸素飽和度も血圧
も低い。エコー検査では重度の肺炎だと分かり
リッカルドと同じだと分かる。

リッカルドの次にアルバが倒れたことで医師たちの
間にも緊張が走る。

倒れた後にセファコリンを使用して意識は戻るが、
鼻血が出る。ヘパリンの副作用7日。血小板が減少
しているのか。

アルバは夜にも急変していく。

せん妄状態、出血傾向、黄疸
肺炎桿菌とは関係ない。

セファコリンの使用によって恐れていた副作用が出る。
「急性肝不全」

しかしこれは想定内のことだった。
寧ろ何故アルバだけがこうなったのか。
凝固検査と肝機能検査を進めて人工肝臓による治療
を始める。肝臓移植の申請の為に移植センターに
連絡。更に彼女の父にも連絡を入れて助けを求める。
内科チーム全員も適合しないか調べる。

・結果

アルバの父は先天性代謝異常症なので移植は出来ない。
移植センターには彼女よりも優先する人が多く登録
されている。内科のメンバーも誰も適合しなかった。

・アルバとアンドレア、カロリーナの会話

アルバが次に女猿た時にはバイオ人工肝臓をつけて
血液浄化が行われていた。彼女も医者なので自分の
状態が分かっているようだった。

そんな状況の中、アルバはアンドレアに対して
ロレンツォの亡くなった時のことを聞く。

「本当に彼がボンベを他の患者に譲ると言ったのか」

「あなたの教え子は患者を思いすぎる」

しかしリッカルドが倒れて看病しながら考えた彼女。

・リッカルドの行動

まだ完治ではないがベッドから抜け出してアルバの
病室に向かう。

「聞いたんだ。意識のない間、ある医者がつきっきり
だったって。誰だろう。凄い美人らしい」

・アルバの医学部に入った理由

「母と居る為。」

彼女はこう答えたのだけど、大事な人を助ける為って
ことでリッカルドの眼の前では彼の名前を出すかに
思えた。やはり彼女は母の影を追いかけていたの
だろうね。

・最後の面通し

リッカルドは医局で休む医師たちに、アルバが呼んで
いるとして呼びに来る。
アルバは父親とは既に電話した後だった。

「私に姉妹は居ないけどみんなが居た」
「青い犬」

まるで青い犬は乾杯の音頭にも思えるね。

● 医療手順

内科を隔離し、薬剤感受性検査をしてどんな抗生剤
が効果的なのかを調べることになる。

病気は呼吸困難に陥る強烈な肺炎みたいなものなので
検査している間に患者の体調が悪化した場合に備えて
対処療法をする。

その方法論では時間がかかる。

「カルバペネム系」「セファロスポリン系」の抗生剤
は効果が無かったので、その間に「チゲサイクリン」
「コリスチン」を投与することになる。

しかし検証されていない状況での投与は実験動物と
同じだとして反対の声があがる。

時間に余裕がないので新たな抗生剤の投与が行われる。

結果としてどちらも効果が無かった。
更に薬剤感受性検査に於いても効果があるのは
「チゲサイクリン」「コスチリン」という投与した
ものばかり。

細菌が抗生剤に耐性があるのは変異して適応した
からだ。でもそれによって古い抗生剤への耐性
を失ったかも知れない。
「セファコリン」という結核に使われていた抗生剤。
肝毒性があるので今は使われていない。
しかしどの抗生剤にも副作用はある

半数は亡くなる可能性。それか何人かの重度肝障害。

この決断をテデスキは自ら診療経験不足だとして
経験豊富な人物に任せる。
案を出したのはアンドレア。ダミアーノはこのまま
の方が良いとするがジュリアはアンドレアの案を
採用した。

「理屈に従っただけであなたに(従った訳)じゃない」

・セファコリンは効果絶大

なんと全員が回復した。
アルバも回復したかに思えたが、彼女は鼻血が出る。

■感染源の特定

その特定を行うことになったのはガブリエルと
エリーザだった。

「ブラインド」
最初に疑われたもの。患者も医者も窓を開ける
ときなどに触れるけれど、消毒が不十分な可能性
がある。しかし検査は陰性だった。

「自動販売機」
ブラインドからは菌が検出されなかった。
そこで思ったのが手にしたドリンクを飲むため
の自動販売機。
このドラマでは結構自販機前で会話することが
有ったし患者も利用していた印象もある。

ガブリエルがエチオピア語で会話している際に
検査結果が出て自販機でもないことが分かる。

「感染者の読む本」
酸素チューブを入れながらベッドの上で本を見て
いた女性患者を目にする。
本のページをめくる際にめくりやすいように唾を
つけて紙に触れる。
それを見て話を聞くと、ジェラルドに借りた本との
ことだった。息子さんが持っていた小説。
全て処分することになった。先週の流れの中で
ジェラルドは息子は今後も本屋で商売出来ないで
あろう事を知って守っていた。古書から古い細菌が
出てきたのか、単純に本を介した感染だったのか
は分からない。でも本は全て焼却されてしまうの
ではないかな。

■カルーソの問題

アニェーゼとテデスキと秘書のコスタンツァが
解明する為に動く。
カルーソが何故アンドレアを追い出そうとしている
のか。

テデスキはカルーソが出社して来た際に、衛生管理
の手順について相談があるとして足止めする。

「はじめて!(cominciate)」というテデスキから
メールの合図。

「Mission: Impossible」の如く、アニェーゼが
カルーソのオフィスを調べる。PCのデータを全て
抜き取る作業だけだったが、28Gのデータで4分かかる。

その間に弁護士のノーヴィが来て秘書のコスタンツァ
が止めたり、カルーソが途中で手順の書類チェック
を辞めてオフィスに来た時にはコスタンツァが時間
を稼いだり、アニェーゼを室内からタイミングを
見て逃したりした。

・メールを調べる

保存メールの多くは「PNS Diagnostica (PNS医療機器)」
からのもの。世界有数の医療機器メーカー。
テデスキはカルーソからやたらとこのメーカーの機器
を勧められたこと。

・ホームページ

PNS医療機器メーカーの事務所がルビーニ通りに
あるという。(Milano , via Rubini)。
ここかせ酸素ボンベを発注していた。

・いよいよ終盤

アンドレアの停職処分をカルーソと弁護士のノーヴィ
が言いに来る。

「法務部はカルテの改ざんに加担した者も調査する」

「必要ありません。ボンベを外したのは私(カロリ
ーナ)です。それに改ざんの事も全て知っていました」

それに追従するように内科のメンバー全てが改ざんの
ことを知っていたことを語る。

そして駄目を押すようにしてPNS医療機器に頼んで
病院のシステム障害を起こしたこと。
その中には酸素ボンベの価格のつり上げ。
わざと酸素ボンベの発送を遅らせたことによる
人為的なコロナ禍での死。普通に酸素ボンベの供給が
あればロレンツォは死んでいない。

最後にカルーソが語るのは、どの医療ドラマにもある

「医療機器・医療運営に於ける財政問題」

【その他】

●アルバの思い

アルバも感染しているが症状が出ていないだけ。
潜伏しているだけでいつ発症するかは分からない。
しかしリッカルドは既に発症して意識が一度も
戻らずに居た。
彼女はコロナ当時病院に居なかった。
そして母親が病院に行くのも付き添えなかったと
いう後悔を感じ、リッカルドを絶対に助けるという
思いで彼の傍から離れない。

いずれリッカルドに語っていた”仕事依存”のように
してアルバも倒れてしまう。

●ガブリエルの思い

彼も新型コロナで人々が亡くなる光景を目にして
明日は我が身だと感じて感染したことを偽装して
逃げてしまった人物だ。
その思いのまま逃げるようにして母国エチオピア
に戻ることは出来ない。
エリーザはまだ自分に気があるので助けようとして
残っているのではないかと感じるが、実際には
ガブリエル本人がやり残したことをやる為に残った
とされる。

その後二人は結婚する運びとなる。
エリーザもアンドレアのことを再び信頼し始めた。

「最高の先生に学んだ」

エリーザとガブリエルの結婚式が行われる。
司祭はもちろんマッシモだ。

最後にアンドレアのセリフが有るも、校長先生の
話は貧血で倒れる人続出だ(意味不明)

●ダミアーノの皮肉なやりとり

「残業代は全額支給だって」

「静かにして電気を消して、早く眠りたい」
「ハイ、ママ」

「君とまた一晩過ごせるなら早く感染するんだった」

●頼りがないのはいい便り

テレーザが自宅に電話しても誰も電話に出なかった
際にエリーザが語る。
祖母から聞いたというエリーザのセリフ。

●エンリコの役割とテレーザの娘たち

テレーザの娘は現在、21歳、18歳、12歳。
自閉症の子供も居る。

今回普通にしていればエンリコの出番はない。
彼は娘たちは大丈夫だと信じてくる。

しかし無謀なのは感染していないのに感染した
隔離室に入ってきてしまう行動。

「閉鎖された環境で極限状態の集団心理を観察したい」

「今の状況は?クソみたいだ」
「細菌は下痢も引き起こす。だけど医療がある。
確か「死」というクソ野郎から患者を守るんじゃな
かったか」

●君らには敵わない

最後にテデスキとアニェーゼが無実を証明した際に
アンドレアが語った言葉。
コスタンツァを加えれば「Charlie’s Angels」見たい
だ。
しかしテデスキとアニェーゼが最後になって何処か
容姿も似ている感じがしてくるから不思議だ。
これがアンドレアが好む女性像だったのかな。

【SOUNDTRACK】

・Firestones by Tony Brubdo / Nico Brundo
・Breathe
・Nothing but you
・Kryptonite

・I’ll Find you in the dark
・Need you right now
・Changed at all

【CAST】

アンドレア・ファンティ (Luca Argentero) 元内科医長
ジュリア・ジョルダーノ (Matilde Gioli) 医師、アンドレアの恋人
アニェーゼ・ティベリ (Sara Lazzaro) 外科医、元アンドレアの妻
マルコ・サルドーニ (Raffaele Esposito) 内科医長、秘密を持つ

エンリコ・サンドリ (Giovanni Scifoni) 精神科医
ロレンツォ・ラッザリーニ (Gianmarco Saurino) 内科医
リッカルド・ボンヴェーニャ (Pierpaolo Spollon) 医師、アンドレア慕う
アルバ・パトリツィ (Silvia Mazzieri) 研修医
エリーザ・ルッソ (Simona Tabasco) 研修医
ガブリエル・キダーネ (Alberto Boubakar Malanchino) 研修医

テレーザ・マラルディ (Elisa Di Eusanio) 看護師
カロリーナ・ファンティ (Beatrice Grannò) アンドレアの娘
チェチーリア・テデスキ (Alice Arcuri) 感染症科
ウンベルト・カルーソ (Massimo Rigo) 事務長
Dr.ルチーア・フェッラーリ (Giusy Buscemi) 心理士

ゾエ (Virginia Bernardini) 看護師 il piccolo
エドアルド・ヴァレンティ (Gaetano Bruno) 外科医
ダミアーノ・チェスコーニ (Marco Rossetti) 医者

ダヴィデ (Simone Gandolfo) アニェーゼの現在の夫
マッシモ・ジェンティーレ (Lorenzo Frediani) 元患者アジソン病
マヌエル (Virgilio Mongelli) 里子
コスタンツァ (Alessia Giangiuliani) 秘書

ジェラルド (Gigio Morra) 患者、息子は本屋
ノーヴィ (Guido Roncalli) 病院の法務

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