DOC あすへのカルテ2 DOC – NELLE TUE MANI 第9話 魔女 Streghe (Witches)

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DOC(ドック) あすへのカルテ2
(DOC – NELLE TUE MANI)
制作:2022年 イタリア
原作:Pierangelo Sapegno、Pierdante Piccioni

https://www.nhk.jp/p/doc-karte2/ts/LRPGKZ9NQY/

第9話 魔女 Streghe (Witches)

脚本/Francesco Arlanch、Viola Rispoli
監督/Beniamino Catena

【STORY】

■刑務所

赤ちゃんの泣く声が監房内に鳴り響く。
一人の女性・アンブラ(Martina Cavazza)が枕を持って
近づく。何をしているのか・・そう言葉をかけられる
と6人の同房の女性たちが起きてきてアンブラを問い
詰める。

「”魔女”が私の赤ちゃんまで殺そうとした」

その母親の言葉で6人は今にも飛びかかろうとする。
アンブラは武器を手にして最初に来たやつの頭を
かち割ると警告するが、次の瞬間彼女は腹痛で
顔を歪めて、吐瀉する。

■アンブロシアーノ総合病院

●医局

アンドレアは内科のみんなとテレーザを前にして
話をする。

「テデスキがロレンツォの事で何かに気がついている」
(Andrea)
「診断書は回収したのではないのか?」(Elisa)
「他になにかがあったのだろう」(Andrea)
「ゼロ号患者だという証拠を見つけたのであれば動き
があるはず」(Riccardo)

それを考慮すると明確な攻撃材料がなくて探している
ところなのかもしれないとし、気をつけようと語る。

・アンドレアとジュリア

アンドレアが疲れていることを気にして彼女は
声をかける。アンドレアは各仕事が苦手。
ジュリアはロレンツォのための行動だとして感謝を
述べる。アンドレアはそんな彼女に尋ねる。

「診断書は処分しただよな?」

・ダミアーノ

その頃ジュリアの部屋で一晩を明かした際に机の
中で見つけた診断書をこっそり撮影していたダミア
ーノ。その診断書には、

「ラッザリーニ先生に発熱有り」

と書かれていた。

患者リスト(LISTA PAZIENTI)を検索してみるが、
該当者は居ない。

ダミアーノは看護師のゾエ(Virginia Bernardini)
その件で尋ねる。ゾエによると新型コロナのせいで
カルテの電子化作業が進んでいないと言われる。

「それなら紙のカルテは何処にあるのか・・」
「文書保管所です」

名前を言ってくれれば私がやっておくと言われたので
ダミアーノはロレンツォの名前を言おうとするが、
その時ちょうどミーティングから出てきたアンドレア
とジュリアと目が合った為に、急ぎではないので
後にするとして立ち去る。

テレーザはアンドレアに対して書留郵便が届いている
ことを告げる。罰金なのか?違う検察庁からよ。
アニェーゼのための召喚状でしょう。

●病院の屋上

アンドレアはアニェーゼと会話する。
召喚状が届いたことを告げると彼女は根こそぎ調べる
つもりだろうこと。それは魔女狩りみたいなもので
私は火炙りにされそうだという。
しかし今回の調査は普通の質問だろうこと。
安全対策や美品調達に関することで隠すことはない
という。
アンドレアは語る。

「質問に答えるのは最後のテストを受けてからに
したい」
「今みたいな医者未満の僕と内科医長の証言とどち
らが重みがあるというのか」

テストの残り一つ、口頭試験だけだった。

「僕は医長になる。テデスキは居なくなりみんな
安全だ」

●医局

エリーザはこの病院を辞めるガブリエルに対して
送別会/コロナ終息など何もしないのかと尋ねる。

「ただの最終日だ。」

リッカルドはだからこそお祝いしたいことを語る。
僕らはこの日を待っていたのだから・・

大袈裟なものじゃない。
「バーベキュー、生バンド、曲芸師、馬のパレード
etc…」

カロリーナもまた一緒な苦労した仲でしょとし、
逃げるみたいに消えないよう告げる。

「キダ~ネ~」と詰め寄る三人。

それに対してアルバだけは不機嫌そうに声を荒げる。

「いい加減にして、本人はいいと言っているのだから」

ガブリエルも自分のせいで争いになったことに罪悪感
を覚えて、後でコーヒーでも飲もうという。

「エチオピア流の別れの挨拶だ」

エリーザはアルバと何か有ったのかと問う。

・リッカルドとアルバ

リッカルドはアルバに聞いてほしいと話し合いをしに
いく。起こるのは当然だがそろそろ機嫌を直して欲し
いこと。それに大袈裟だというリッカルドに対して
アルバは言う。

「私が大袈裟? 何度も約束をすっぽかしておいて
よく言えるわね」

約束を破ることは悪いことだが、それも仕事で有った
ことを語る。楽しそうに働いていたからねという
アルバの嫌味に対して、リッカルドは語る。

「もう彼女(カロリーナ)とは組まない」
「そんなことをしたら殺す」
「君のためなら死ねる」
「そしたら許せる」

・アンドレアとリッカルド

アンドレアは彼に頼み事があることを告げる。
カロリーナの事が心配であること。
リッカルドは彼女とヴァレンティとのことなのかと
尋ねる。アンドレアはロレンツォを死なせてしまっ
たことは伏せて、今は誰にとっても難しい時期である
ことを語り、君のような友人が傍に居て欲しいという。

・テレーザが来る

若有患者がこれから運ばれてくるので来てほしいと
言われる。

●患者、アンブラ・タディーニ (24歳)

・カンファレンス

刑務官(Polizia Penitenziaria)二人によって彼女は
手錠をはめられた状態で連れてこられる。

彼女の症状は腹部の痛みと嘔吐。
救急外来で低血圧と呼吸困難も確認されている。
ジュリアは手錠は必要なのかと問うと、彼女は殺人
未遂なので・・という。その事情はわかるが手錠を
していたら診察するのに邪魔になるというアンドレア。

テデスキはもし他の患者に何かあったら困るとして
外せないことを告げる。
するとアンブラ自身も不気味なことを告げる。

「患者も医者もみんな殺してやろうと思っていた。
植木も全部引っこ抜いてね」

テデスキは警備体制が整うまで手錠は外さないよう
求める。

【感想】

「嘘をつく」「知っていても黙る」「正直に話す」
「限界まで隠す」

今回はあらゆる場面で、以上のどれかに該当する人
たちの綱引きが行われた話だった。

これまでにも言及しているので一部は被って語る
内容もあるかと思う。

事実をすべて話す必要があるかどうかは考慮すべき
ものは有るのだけど、それが人の生死に関わることや
有罪か無罪かに於ける人生を左右する境目の状況に
あるときには慎重な判断が必要だ。

人間とは弱いもので、司祭で有っても話せないこと
もあるし、司祭として話を聞いた囚人からの事情を
聞いて人生が進むこともある。

また今回は約束するという事は人の行動を限りなく
制限してしまうことが描かれた。

約束といえば、リッカルドとアルバの関係。
そして更に時を遡ればガブリエルはエチオピアの村民
たちとの約束をしていて今がある。
その約束は人生の枷となり、彼が混迷することの
流れが形成されてしまう。

上述したパターンを分類分けしてみる。
複数の項に該当することもあるので仕分けるのは
難しいところもある。

■1) 嘘をつく

嘘をつく人の傾向は色々とあるんだよね。
自衛のため、誰かを守るため・・まぁ考えたらきりがない
がやはりいずれは事実は明らかにされるはずだ。

・ロレンツォの問題

彼が亡くなったときの状況はアンドレアとカロリーナ
だけが知っているものだ。当初の流れだと彼がコロナ
のゼロ患者であり、病院を感染症を持ち込んだことを
医師が周知されてその事実を隠しているだけかと
思われた。
しかしそれ以上に問題を抱えていることが先日のエピ
ソードの中で描かれた。
嘘を隠すために嘘をつく。

・患者のアンブラ

内臓の一部損傷は、同房の囚人から殴られたものだ。
これが直接の病名ではないことは明らかだったが、
彼女は身を守るために嘘をついたし、悪態をついた。

しかし後になってその嘘は嘘ではないことも発覚する。

・アンドレア

今回はロレンツォの話になったことによって守りたい
人の為に色々と嘘をついた。

1) ロレンツォがゼロ号患者だった
2) 熱があることを知りながら彼は仕事を続けた
3) その事実を記す証拠を隠滅した
4) その事実は内科のみんなが知っている

しかしその先にあるロレンツォの死については
テレーザを含めた三人しか知らないけど、テレーザ
はその詳細までは踏み込んでいない。

・リッカルド

悲しいことにアルバとの約束をすっぽかしてしまい
繰り返し彼女を傷つけている。シナリオを見れば
約束を守ること自体が難しいことも有るが、常にその
タイミングの中にカロリーナが関わってしまう所が
もどかしい。

■2) 知っていても黙る

・患者のアンブラ

彼女は他の囚人たちから暴力を受けていた。
その事実を話せば余計に殴られることも有って
黙っていた。

・テレーザ

エリーザがテレーザに勤務を一時間早く帰らせて
欲しいと頼む。デートがあるとしてそのデートの
相手をスマホの中の写真から見せる。
エリーザは彼氏のマッシモは大企業の人事担当だと
しているが、テレーザはカトリックの司祭である
ことを知っている。

・ダミアーノ

ロレンツォの死亡診断書が見たいので、ゾエに言って
みせてもらおうとする。しかしカルテの持ち出し
には申請書が必要。

更に内々に調べている内にカルーソからも説明を
求められる。

・マッシモ

「僕は司祭だ・・つまり司祭だ」
エリーザにいよいよ話そうという時になって病院から
電話が鳴る。結局彼女の責任という形で会話は延期。

患者がアンブラだと知りマッシモは刑務所慰問の際に
知り合っている。

■3) 正直に話す

恋愛的要素が絡むことで正直さを引き出した部分が
大きい項目。

・テレーザとエンリコの関係

最後のパーティーは色んな人がツーショットで親密さ
をアピールするような場になった。
テレーザは周りの人物がみんな仲良くする相手が
いるだけでなく、エンリコが病院の看護師のゾエと
仲良くしているのを目にして思わずみんなの前で
暴露した。

・ダミアーノ

彼はジュリアを屋上に呼び出すと、ロレンツォの
診断書の件で調査していたことを語る。

「とんだクソ野郎ね」

一度はそう言ったジュリアだがダミアーノのもとにいく。

ジュリアもまたダミアーノの正直に話そうとするが、
彼から止められる。
「正当な理由が有ってやったのだろう。」
「僕は何もみなかった」

●ドラッグは人をどのように導くのか。

日常暮らしている人の中でも少なからず薬を飲んで
いる。
常習的に飲んでいる人もいれば、健康体で飲まない
人生を送れる人も居るのだろう。
ただそれらのドラッグは副作用がなければなんの
問題もない。禁止されているものでもない。

一番厄介なのは現実から逃避する為に、自分が自分
だと認識出来ないようにまでパンチの効くドラッグが
あることだ。

利用するケースとして、

・嫌なことを忘れたいため
・痛みを抑えている内に常習化するもの
・疲れを取るために使用する人。

ガブリエルはフィアンセの死に対する罪悪感と、
抑えきれない恋愛的感情が爆発して、自傷行為に
使う薬の使い方をしてしまった。

追い込まれるまで誰にも心情を吐露することは出来
ない辛さ。繰り返される人生の選択のミスによって
それに至るものがあるが、そうなる前に周りに居る
人が気が付かないところもまた寂しさを覚える。

今回の件で共通することが見られて興味深いシーンや
要素が有る。

それは「ドラッグに対する人々の考え方」だ。
ドラッグに興じているものに関しては、該当する人
「目」を見るとある程度分かるようで、瞳孔の広が
り方は他人とは違っている。

眼球のアップのシーンは何度もドラマの中で訪れた。

ここで不自然なのは、患者がそういうドラッグに興じて
いるのではなく医者の多くが服用しているところに
あることだ。

【患者】

● アンブラ・タディー

24歳の女性。
担当した医師はエリーザとリッカルド、ジュリアと
アンドレア。

刑務所の監房内で突然「腹部に痛み」を感じ、そして
「嘔吐」して運ばれてきた。
救急外来では、「低血圧」と「呼吸困難」も起こして
いる。

患者は生後間もない自分の赤ちゃんにモルヒネを
盛って殺そうとした罪で囚人となった女性だ。

色々と問診するが適当にしか返答してこない。

「アレルギーはあるか?」「食べられないものは?」
「ドラッグをやったか?」

・ジュリアが触診をする。

明らかに痛みのある患部で顔を歪めた。

テデスキは薬物検査後に警察に返せばいいとし
薬物で肝臓を痛めたのだろうと語る。

薬物をしていれば「発作」「離脱症状」があるだろう
とのこと。

バッグの中から隙をついてドラッグを一錠飲んでいた。

・薬物検査

結果では尿からモルヒネが検出される。
モルヒネの過剰摂取だというジュリアだが、
アンドレアはモルヒネによって腹部の痛みは出ない
ことを語る。
裁判記録では精神障害はない。

ジュリアはアンドレアが患者の肩を持つことに疑問
を持つ。しかしアンドレアは逆になぜ薬物を接種し
たのかを知りたいと考える。

・点滴

アンブラが点滴するのに対してそれを設置し調整する
のはアンドレアだった。彼女から色々と話しを聞こう
とする。
患者が考える「悪夢」とは娘の具合が悪くなり、
彼女が毒を盛ったと言われて捕まるものだという。
事実とは違う言葉。
しかし検査は嘘をつかない。娘からもアンブラから
もモルヒネは検出されている。

・神経精神科

アニェーゼが彼女の診察をすることになる。
直前にアンドレアが夢について尋ねたものだから
逆効果となる。

「助けたい? 違うね、イカれてるって証明したいんだ」

協力を拒むことは心神喪失ではないという事の確認と
いう形となる。うつ病や他の精神疾患とも該当しない。

しかしモルヒネ接種を否定する理由が分からず。

・マッシモからの情報

偶然では有るが彼女がドラッグを摂取していることを
認めないことを聞いて、マッシモは同じ部屋の人たち
から暴行を受けてひどい目に有っていることを聞かさ
れたことがある。
腹部の痛みは暴行を受けた傷なのか。

それでダメージを受けた臓器は何処なのか。
腎臓なのか肝臓なのか。血尿はないので腎臓ではなく
肝損傷で痛みの説明はつく。しかし貧血の兆候と
肝酵素の上昇がある。

・腹部のCT検査

内蔵に複数の外傷が有る。
肝臓、脾臓、膵臓。
痛みを消すためにモルヒネを使ったのかと尋ねたが
やはりそれを否定する。
アンブラは飲んだ薬として鎮痛剤を取り出した。
これは刑務所でも飲んでいて、娘が生まれた後に
飲み始めたもの。
出産での痛みではなく、一緒に暮らしていた娘の父
が子供を産んだことにより、アンブラを殴り始めた
からだった。

彼女は告白後に窒息しそうになった為に酸素マスク
をつける。昏睡状態になった。

モルヒネを接種したとする数値が現れているが、
そもそもそれを何処で手に入れているのかも疑問と
なる。

「依存者は信用できない」
ジュリアは母親との経験でそう告げる。

・ガブリエルは帰宅せずに調べる

帰りたくない為にガブリエルは担当する患者以外に
アンブラのことについても調べる。
彼女が飲んでいる鎮痛剤の副作用は何か。
彼女の飲む鎮痛剤の科学成分表有効成分はコデイン
が主だった。

○結論

アンドレアはガブリエルからの話を聞いてピンと
来る。
彼女が飲んでいるのはコデイン系のものなのに
検査で検出されるまはモルヒネ。

それは『遺伝子多型』。
「チトクムロP450」
特定の薬を阻害する遺伝子変異がある。
コデインを飲んだつもりだがモルヒネに変換される
というもの。

娘の場合、母乳を通じて体内にモルヒネが行き渡って
しまった。

治療は「血液透析」「遺伝子治療」となる。

タマーラという娘とテレビ電話で会話する事になり、
彼女も釈放される事となる。

● フィリッポ・デゼイ

「クマがいるぞ!食われるぞ~」と裸で病院にやって
来た患者。ダミアーノは彼は株のトレーダーだとし
相場が下落することを「ベア」と呼ぶからだとされる。

担当した医師はアルバ、ガブリエル、カロリーナ、
ダミアーノ

症状として「幻覚」「目眩」「感覚過敏」

彼の体には白い粉がかぶさっているのでコカインだと
思われた。しかし小麦粉だった。

症状を見ると「向精神薬」「LSD」「幻覚キノコ」
ろうとし、生理食塩水の点滴をすればいいことを
語る。

・フィリッポが退院したい事を申し出る

しかしカロリーナはここに来た時の奇行の数々を
語り、薬物でもしていない限りはそんな行動は
しない事を告げる。

重要な情報として彼は私生活を語りだす。
株のトレーダーなのでストレスには慣れていること。
しかしコロナで在宅勤務になり四六時中メールが
来る。昼も夜も分からなくなり倒れた。
現在は田舎暮らし。有機栽培で小麦やライ麦を
育て、そしてパン作りを学んでいる。

「夜明けに起きて夕暮れに寝る。昼は昼、夜は夜」

精神科にも週に2時間通っている。

それを聞いたダミアーノは退院させる事を告げる。

「疲れていたんだよ。薬物をしていたとしても、
馬鹿じゃなければ辞めるさ」

・再び発作

24時間で2度めの発作。薬物はやっていないというが
信用できない。LSDやマヤクキノコの類のものなのか。
薬物検査をしたいと改めて語るが、暴れているので
大変そうだった。

○ 検査結果 / 結論

ガブリエルによると彼は「エルゴット菌」の中毒。
「麦角菌」というイネ科の植物に寄生する菌
特にライ麦に寄生するのでそれを使ってパンを作れば
麦角中毒になる。

過去に集団中毒の例が何件もある。
いちばん有名なのは「セイラムの魔女」も麦角中毒の
犠牲者だとされている。

「火炙りにされるところだった」
「僕が火をつけていた」
「結論を急いであなたの話をろくに聞かなかった」

一番反省しているのは上述したやりとりをした
ダミアーノだった。

【その他】

● アルバとリッカルド

アルバはリッカルドとカロリーナの関係に嫉妬する。

・カロリーナとは3時間22分喋っていない
・カロリーナとは32時間12分6秒話していない

「カロリーナは友達。大事だけど愛しているのは君だ」

● 患者を同等に扱うべきか

コロナのときには命の選択として、重症者、高齢者
を助けるよりも、治る可能性が高い人を優先する
べきではないかという議論が有った。

今回は刑務所に収監された患者に対する待遇の是非
に関するものが描かれる。

● 誰でも馬鹿なことをする可能性はある。

でも乗り越えられるのは友達のおかげだ。

以上のセリフはアンドレアがアンブラに対して発した
もの。彼女は娘にモルヒネを与えて逮捕され、
アンドレアは娘に向精神薬を与えた事実を話して
相手の心を掴もうとした際に言ったもの。

● アニェーゼが自信を喪失する

アンブラの診断を行う際に娘のことを言われた為か
随分と彼女に対する偏見に満ちた言葉を発する。

ただしその場に居たテデスキやエリーザも意外と
厳しい言葉をしている事からも第一印象で決めて
しまうところがあるみたいな感じ。

「予定して居なかった子を一人で育てるのは大変。
子育てから逃れ刑務所からもこうして出てきた。
ずる賢いのよ」

● ダミアーノは情報の提供を求められる

ゾエからテデスキに対してダミアーノの行動が
明るみにされる。文書補完所からカルテを持ち出し
申請書がいると言ったのに提出してくれないこと。
しかもそのカルテがロレンツォであり、それを聞いた
彼女は何かを知っているものだとして彼に接触。

「何かに気づいたのに隠していたら共犯になるのよ」

● 同窓生・三人組

アニェーゼのオフィスにテデスキとアンドレアが
来る。テデスキは来てもらった理由として関係を
見直したかったから。

大学時代の話になる。

・試験後にウォッカを飲んだ
・図書館から追い出されるまで一緒に勉強した
・自動販売機であの不味いココアを飲んだ

もちろん同窓生だという事を利用して、アンドレア
たちが隠している何かを聞き出そうとする。

● 「真実を頑なに隠す人たちの事情について」

ダミアーノとジュリアの興味深い会話が有る。

ダミアーノは患者のことだとしていたが、ジュリア
たちに向けて発したものであることは確かだった。

「事実だって言いにくいことが有る」(Giulia)
「言いにくいなら隠してもいいのか?」(Damiano)
「僕らは医者だ。正直でいた方が楽だろう、違うか?」
(Damiano)

「じゃあ言って、パスタはどう?」(Giulia)
「美味ししいよ」(Damiano)
「ほらね、本当は不味いのに夜を共に過ごすって相手
には言いづらい」(Giulia)

● 内科の「アジト」

エリーザの元彼のガブリエルと今彼のマッシモ。
この二人は住まいが近いようで電話番号の交換を
していた。
マッシモとエリーザの関係は、本当に恋人なの
だろうか。まだ恋人未満だったような気がするけど
彼女がグイグイ迫りマッシモとしてもなかなか素直
に言い出せずにいる。

医師が夜を過ごす場所としてジャンクフードが置か
れた食堂に案内する。

ガブリエルはエリーザと二人で来た時のことを話す。

・甘いもので血糖値をあげる。
・眠ければ塩気の有るものを食べて喉を乾かすか
コーヒーを飲む。

● 送別会

ガブリエルになんとかしてcaffe Milanoに来てもらう。
サプライズで用意した送別会。
ガブリエルの国ではコーヒーがちゃんとした儀式に
使用される。

「ブンナベット」
(エチオピア語で、「コーヒーのイエ」の意味)

そして途中でコロナ問題が終息した際に約束した
ワインも開けた。しかし本当に終息したのだろうか。
問題は山積していて何一つ解決していない。
ただコロナ感染者が減っただけ。

職場の混乱を招くのが怖かったテレーザとエンリコの
関係をテレーザの嫉妬心が後押ししてみんなの前で
告白することになる。

「愛しているわ私のクマちゃん」
「クマちゃんも愛している」

アルバとリッカルドもまたいつものように喧嘩が収ま
る。

● ガブリエルがOD (オーバードーズ)する

パヴィーア通りに住んでいるガブリエルは送別会を
抜け出して、一錠で良いはずの薬を大量に飲む。
マッシモに電話している辺りは、死にたくない思い
もあるのだろう。
この人も帰りたいのに帰れない・・もとい故郷に
帰りたくないのかなぁ。

● ダミアーノの事情

最後にカルーソに呼び出されて色々と聞かれる。
ダミアーノには何か弱みがあるのかなと思っていたら
彼の父親はどうやら移植手術が必要みたいだ。

【SOUNDTRACK】

・Firestones by Tony Brubdo / Nico Brundo
・Breathe
・Nothing but you
・Kryptonite

・I’ll Find you in the dark
・Need you right now
・Changed at all

【CAST】

アンドレア・ファンティ (Luca Argentero) 元内科医長
ジュリア・ジョルダーノ (Matilde Gioli) 医師、アンドレアの恋人
アニェーゼ・ティベリ (Sara Lazzaro) 外科医、元アンドレアの妻
マルコ・サルドーニ (Raffaele Esposito) 内科医長、秘密を持つ

エンリコ・サンドリ (Giovanni Scifoni) 精神科医
ロレンツォ・ラッザリーニ (Gianmarco Saurino) 内科医
リッカルド・ボンヴェーニャ (Pierpaolo Spollon) 医師、アンドレア慕う
アルバ・パトリツィ (Silvia Mazzieri) 研修医
エリーザ・ルッソ (Simona Tabasco) 研修医
ガブリエル・キダーネ (Alberto Boubakar Malanchino) 研修医

テレーザ・マラルディ (Elisa Di Eusanio) 看護師
カロリーナ・ファンティ (Beatrice Grannò) アンドレアの娘
チェチーリア・テデスキ (Alice Arcuri) 感染症科
ウンベルト・カルーソ (Massimo Rigo) 事務長

ゾエ (Virginia Bernardini) 看護師
エドアルド・ヴァレンティ (Gaetano Bruno) 外科医
ダミアーノ・チェスコーニ (Marco Rossetti) 医者

*ダヴィデ (Simone Gandolfo) アニェーゼの現在の夫
マッシモ・ジェンティーレ (Lorenzo Frediani) カトリック司祭
*マヌエル (Virgilio Mongelli) 里子
*コスタンツァ (Alessia Giangiuliani) 秘書 秘書

アンブラ・タビニ (Martina Cavazzana) 囚人
(Paola De Crescenzo) 看護師
フィリッポ・テゼイ (Sebastiano Gavasso) 株のトレーダー

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