犯罪捜査官アナ・トラヴィス2
Above Suspicion (2010)
原作/Lynda La Plante
第2話 模倣犯 The Red Dahlia: Part 2
脚本/Lynda La Plante
監督/Gilles Mackinnon
製作総指揮/Liz Thorburn、Lynda La Plante
【STORY】
・バー
唯一の目撃者に事情聴取していなかったことを後悔するマイク。
しかし逆に有力な情報の可能性であり、交通課がこのエリアを
取り締まって居たら些細なことが糸口になり得る。
シャロン・ビルキンに何度も電話しているがジラされている。
■捜査本部
マイクはポールと共に映像を見るが全く証拠らしきものはない。
「黒っぽい四駆」なんて一台も通っていなかった。
「ナイトクラブの映像から何か出たか?」(Langton)
(2009年6月12日・金曜日 20時の映像)
アナは言い忘れていたがルイーズに会いに来ていた男の事を大家
が覚えていた。石はカーネリアンで左の小指にはめていた。
映像ではルイーズがカウンターに座っていた。
シャロンの話では相手の男はケバケバしいのを嫌っていた。
怒らせる為にやったのではないかと。
ジョーンは連絡を受ける。
求人広告への応募は二件だったこと。ただし発信源は特定できて
いない。
ラングトン宛てに荷物が届く。
「LPは死んで当然。また一人が代償を払う」
同じ新聞から切り抜いたフォントだが、綴りに間違いを見つける。
ブラック・ダリアと同じ。
ロサンゼルス・エグザミナー誌にも同じような手紙が届いている。
ラングトンは封筒を鑑識に回す。
そして彼の元に記者レイノルズから電話が鳴る。
ラングトンは報道規制を破れば即逮捕すると一方的に忠告。
アナはバーバラに頼んでシャロンに連絡を取り続けてみる。
ラングトンはアナに対して彼氏が被害者のバッグを持ってくると
して同行を求める。
・リチャードが来る
ラングトンは荷物の中身については調査してから知らせると
するが、リチャードは自分も知る権利があると語る。
アナとリチャードは廊下に待たされる中、仕事以外の話をする。
リチャードは食事に誘うが仕事の都合上予定が付きづらかった。
アナは手料理なんかどうかと問う。
・警視長・ジェーン・リー (Nadia Cameron-Blakey) が来る
ラングトンが二人の元にリーを連れて来て紹介する。
更に鑑識から作業が見られることを告げられる。
バッグの中身を見る。
「化粧コンパクト」「口紅が二本」「小さい鏡」
「使用済みティッシュには口紅付」「グリーンの為替アドレス帳」
犯人が選び抜いて送ったもので、捜査に役立つものはないだろう
とリー警視庁は語る。
バッグは上等な物だが古い。チャリティ店で買ったものか。
パウダーが付着している。古い香水の匂い。シプレChypreでしょう。
祖母が使用していたがもう製造していない。
口紅の赤は若い子にも珍しいし古い。ヴィンテージものだ。
元一方の口紅は根元まで使っているがブラシでこそげた跡がある。
そしてバッグの包まれていた紙。切手の上に一つだけ微かな
指紋が見つかった。
それを聞いてリチャードは自分のものかも知れないと語ると
指紋を取らせてもらうというラングトン。
エリザベス・ショートの事件についてリー警視長は色々と
読んでいる事を告げる。手紙にしろ脅迫状にしろこのレッド・
ダリア事件に似ている。これがブラック・ダリア事件の模倣
ならばもう一人犠牲者が出ることを考えないと・・。
エリザベス・ショートの後にもう一人殺されている。
名前はジャンヌ・アックスフォード・フレンチJeanne Axford French。
2人目は体にリップスティックで汚い言葉を書かれていた。
エリサベスの4週間後のこと。
ラングトンはブラック・ダリア事件の文献は全て手に入れたこと
を語る。エリサベスTシャツは無いけどな。
「相手は狂暴な殺人鬼・・心配だというリー。手紙はマスコミ相手
のおふざけに見えない」
「犯人からの接触には全て真剣に取り組んでいる」
「自覚がないようだが正体不明の殺人犯にすっかり煽られている。
あなた自身が・・ルイーズの知り合いが手がかりを持っている
筈だ」
ようやくリーが立ち去った為にアナはラングトンと車に同乗する。
「鑑識のアホ(that prat)が何を言い出したと思うか?」
「匿名の手紙を徹底的に分析した結果、文字の大きさがバラバラ
である事からみて犯人は音楽家の線が強い。コンサートピアニスト
だと」
「あのバッグはルイーズのお祖母さんのものです。家政婦さん
があげたもの」
■捜査本部
マイクは求人に応募した人が分かった事を告げる。
リサ・ハルステッド(Miriam Heard)。
彼女はロンドン北部カムデン・ロンドン特別区にある
ハムステッドHampsteadに住んでいるという。
それを聞いたラングトンは部下に指示をする。
アナにはハルステッドに行けと命じる。
ポールにはシャロンに会いにいけと命じる。
犯人が模倣犯ならばもう一人犠牲者が出る。
ブラック・ダリアでは一か月後だった。
犯人は40年代のロサンゼルスではなく現在のロンドンに居るんだ。
■シャロンの賃貸アパート
ポールは上司に言われるまま彼女の家を訪れるが、ベルを鳴らして
も誰も出てこない。ドアに備わる郵便受けにメモを残していく。
■ハムステッドHampstead / リサが働くプールバー
アナは容疑者の似顔絵を彼女に見せる。
確かにこんな顔をしていたと語る。
ホテルのバーで会った。先に写真を送ってあったこと。
彼の方から声をかけて来た、リサ・ハルステッドかと。
自らをエドワーズMr Edwardsと名乗っていた。
席について履歴書を見せたら、「パスポートはあるか」と
「住所を聞かれた」「何時から働けるか」など聞かれた。
家族とスキーに行くことになっていたので二週間後から働ける
というと態度が良かった人が態度を急変させて次の面接がある
ので連絡すると言ってた。
他にもホテルの外に女の人がいた。
ホテルには出入口は二つあり帰る時はオックスフォード通り
に近い裏の方から出た。そしたら女性に話しかけられバー
の場所を聞かれた。人と会うと言っていた。エスカレーター
を上がるとカクテルバーが2軒あり、大きな方は・・
あの子も面接だったのか?
その子は入口を間違えたと言っていた。
おとなしそうで緊張していた。
アナはルイーズ・ペネルの写真を見せるが、この人とは違うと
いう。髪の毛はこんなに黒ではなくブロンドだった。
凄く防虫剤mothballsの匂いがした。
■鑑識
被害者の体を細かく見るヴェロニカ。
「大陰唇は無傷だが、膣から大きな皮膚片が見つかった。それ
は上半身の皮膚だ」
「右胸が一部切り取られて広げられて傷だらけの肛門に乳首が
突っ込まれている」
「胃の中からは糞便が見つかったが口から入れられた。死ぬ前
に食べさせられていた」
アナはそれを聞いて涙する。
それに気が付いたマイクはラングトンに話すとアナを室外に
退室させる。
「体はブラシで磨かれ、内臓は漂白剤による損傷」
ラングトンはアナに水を与えて落ち着かせる。
もう平気だが、友達みたいな気がするとして涙する。
今日はもう帰るようアナに気遣うラングトン。
かなり残忍な強姦を受けている。直腸も膣も裂傷、擦過傷がある。
・アナが再びラングトンの元へ。
国道A4号線の脇で白人女性の遺体が見つかったと報告が有った
事を告げる。「赤いコートがかけられている」とのこと。
一同被害者発見現場に急行する。
■感想
シーズン2の2話目。
ルイーズが惨殺された事件は、40年代にアメリカ・ロサンゼルスで
起きたブラック・ダリア事件の模倣犯の仕業ではないかとされ
ルイーズの事件はレッド・ダリア事件だとして警察・マスコミは
扱う。事件が複雑化することを避けて、警察官には絶対に情報を
外部に洩らさぬよう捜査官に命じられる。
そんな状況の中、容疑者を目撃したシャロンと連絡が付かなくなる。
警察では改めてルイーズが最後に目撃されたカメラ映像を精査し
犯人に繋がる情報を得ようとする。
その時、シャロンらしき遺体が発見されたという通報が入る。
アナの救いようもないバカさ加減に「父ちゃん情けなくて涙が出て
くら~」と”あばれはっちゃく”の東野英心さんの気持ちがよく
分かるシチュエーションであると共に、デイリーテレグラフ
記者のリチャードには捜査妨害の罪で是非捕まえて欲しいと祈る
ばかりの内容だった。
もちろん冷静に考えれば、アナはシャロンが殺されたことに
ショックを受けて普通の状態ではなかったこと。
リチャード側は犯人からの情報を仲介して、その情報を丸ごと
警察に渡してくれた協力者だということで、知る権利はありそう
だけど、正当に手に入れた情報ではなく、女性をワインで酔わせた
上で彼女の家から情報を盗み出していたのであれば、これ
程ゲスいことはない。私はワインのアイテムの使い方はワインの
製造年がヒントになって何かを思い出す事に繋がるのではないかと
思ってその後の展開に期待したのだけど、そうはならなかった。
シーズン1で、アナのデート相手に偽情報を流布して上手いこと
誘導したので、今度は逆にやられてしまったというパターンか。
このドラマが何処に行こうとしているのか分からない。
特に人間関係に関しては謎過ぎる。
アナとラングトンの間に起きる不思議な感情の芽生え。
当初はラングトンがアナにだけベクトルが向かっているのでは
ないかと思った。
ラングトンとリー警視長が食事しているシーンに出くわした
り、アナのことを過剰に心配しているのか、それとも恋心がある
のか私生活の中でも偶然とはいえ目にしてしまうシチュエーション
はちょっぴりドキっとさせられる。
しかし別の角度から見ると、シャロンの死を知り、彼女の家を
訪ねたアナやポールが激しく精神的なダメージに有る二人を
かばうラングトンの光景を見ると父親的心理みたいなものを感じ
られる。また大して捜査に加わっていないにも関わらずリー警視長
が雄弁な物言いで現場で語る姿にアナが苛立ち、自販機をバンバン
叩く光景は笑えるものがあるが、その後の展開の中でもリーの独壇場
となるところはまるで校長先生の朝の朝礼の悪魔の構図だ。
この二人に恋愛感情を持ち込ませるというには少々無理がある。
この辺の関係がもう少しリアルに突き刺さってくると面白くなるの
になと思うと残念な感じ。
実際のドラマの中の年齢差は分からない。
アナを演じるKelly Reillyは1977年生まれの47歳。
ラングトン演じるCiarán Hindsは1953年生まれの72歳。
25歳差。ラングトンはアナの父親と仕事をしたことがあるという
のだからまさに父と子という感じなのだろう。
アナの両親は既に他界している。
ラングトンに求める父親的な感情はあるのだろうか?
見ているとそう思えないし、増してや恋愛対象にも思えない。
しかし今回はある意味ラングトン劇場だったと思う。「その他の
項目」のところに色々と彼の見せ場を抜粋してみる。
さて事件の方は前半は足踏みし、終盤になってドラマが動き始めた。
シャロンの死だけでは動かなかったけれど、彼女の体には屈辱的な
言葉が口紅で書かれていた。何故犯人はそのような事をするのだろう
か。被害者の口が引き裂かれるような事は無かったのが
ブラック・ダリア事件の2人目の被害者とは違う点。口が裂かれる
のは告げ口をした事への罰みたいな意味合いが有りそうだけど
シャロンもかなり警察に話はしていたよね。
またルイーズの写真を見ていると何処かDavid Lynch監督のドラマ
「ツイン・ピークス」(Twin Peeks ‘1990)で冒頭で殺されて発見
されたローラ・パーマーのことを思い出す。
■重要なロケーション
事件捜査の為に色んな場所に足を運ぶ。
メモがてらその場所に言及して置こう。
●パディントンのペンブルックホテル
a hotel The Pembrook in Paddington
ルイーズがアルバイトしていたホテル。
支配人 (Jimmy Roussounis)に話を聞く。
ラングトン聞きたかったのは彼女がそのホテルで売・買春をしていた
のかどうか・・ということ。
ラングトンはルイーズが24歳のブロンド女性故にホテルで働かせる
以上のことがあるのではないかと疑う。
しかし支配人は、彼女を以下のように評価している。
「痩せてて爪も嚙むし髪の毛も体も汚らしく役に立たず追い出した。
人を見下す態度もいけなかった」
また先日のエピソードの中でマーゲイトMargateの家の使用人が「銀製品
が盗まれた」ことを口にしていたが、ルイーズは首になるのを避ける
為に支配人に対して銀の蝋燭を渡そうとしていたらしい。
●アナの家でディナー
記者のリチャードとは20時に約束していたが、彼が来たのは21時。
花束とワインを持ってくる。
食事はパスタを作って用意していたが、1時間も遅れたので麺は
相当伸びきっていたであろう。
彼はやたらと自分が持って来たワインを飲まそうとしていたので
実は何かドラッグでも入っているのではないかという心配も有った。
21時に来たのは計算なのか。ワインで酔わせようとしたのもまた計算
なのか。
イギリスの事情を分からないが、あえて時間を遅らせ泊まる気満々
だったのではないか。ワインで酔わせて情報を盗もうとしていたのでは
ないかという疑問はぬぐい切れない。
案の定夜中に彼は彼女の捜査資料を盗みて翌日は朝刊に事件のこと
を掲載してしまう。
テレグラフ日曜版「レッド・ダリア事件で第二の遺体発見」
犯人しか分かりえない情報でさえも遠慮なく載せてしまう。
「マスコミには気をつけろとあれだけ言っただろうが。
想像を絶するバカだ。
お前は凶悪事件を扱う刑事で有りルールを知りながら破った。
超極秘の情報を報道関係者に教えるなんてワインの飲み過ぎか」(Langton)
当然アナは懲戒処分となりそうだったし、職場で白い目で見られて
居ずらくなり自分から退職願でも出すのかなと思ったけど、
あやふやなまま時は流れていく・・・るるる。
●ウィッケナム家
これは奇跡か偶然か。
テレグラフ日曜版を見た人からの情報提供者なのだろうか。
一人の女性から犯人を知っているという連絡が入る。
しかし女性は怯えていてパニック状態。
感情移入が出来るアナが電話対応に出て、その女性から情報を引き出す。
電話している間に回線の逆探知をする。
イギリスでもこの逆探知ネタってあるのね。
犯人の名前はチャールズ・ヘンリー・ウィッケナム大佐。。
逆探知に成功。
電話はギルフォードの電話ボックス phone box in Guildfordからのもの。
ウィッケナム家はペットワースから15、6kmのところ。
living in a small village 10 miles from Petworth
マイヤリングMayerling Hallという大邸宅。由緒正しい建造物。
ヘンリー8世がハンティングの時に泊まったとか。
■容疑者・ウィッケナム
ウィッケナムに逮捕歴はないが元陸軍の軍医だった。
未だに地元の名士。
彼は二度結婚している。
最初の妻には先立たれて、二度目は離婚。子供は娘が二人と跡取りの
長男。30歳のエドワード。
まず娘から当たる。アナは通報者の声を聴いているので来てくれ。
●エミリー・ウィッケナム (Hannah Murray)家
ポールとアナが会いに行く。
彼女は半年で2回空き巣に入られた。CDを全部持っていかれた。
ルイーズ・ペネルの写真を見せる。見たことが無い。
シャロンの写真を見せる。見たことが無い。
6月15日は何処に?
2人とも殺された。
父とは仲が良いのか?お兄さんとは?
大して仲がいい訳ではない。腹違いだし。
お父さんが若い女性を家に連れ込んでいたか分かる?
分からない。パパは毎週末パーティーを開いているが私は
いかない。私は前は寄宿学校にいたし離婚後はママと住んでいた
から。
二人の写真をもう一度見て、惨殺されたんだ。
お父さんは若い女性と付き合いがないか? 兄さんも一緒に・・
エミリーは取り乱し始める。
●・ジャスティン・ウィッケナム (Victoria Grove)の元へ
ラングトンとマイクが会いに行く。
二人の写真を見せるが知らないと。
パパはケバイ子が好きだ。
彼女の死体が近くで見つかった。
新聞に載っていた事件ね。毎朝馬で通る道だから驚いた。
でも事件の時、母とミラノにいた。
私の家はすぐ近くでアパートを借りている。
家賃は父が払ってくれているがそれだけ。ずっと会っていない。
兄はとうしている?腹違いだ。
エドワードとは何か月か遭っていない。
兄はドラッグで学校を追い出された。頭が良くないので父によく叩か
れている。エドワードの妻は自殺。
エミリーから何か聞いたんでしょ?あの子の話はまともに取り合わないで。
あの子は病んでいる。摂食障害。死にかけた事もある。
・捜査会議
チャールズ・ウィッケナムは最有力の容疑者だとリー警視長
どんな夫かを知るのが重要。別れた妻から話を聞いて。
犯人は女性を嫌悪し恐らく社会病質人格的傾向sociopath tendencies
があり誰かに苦痛を与えずにはいられない。
また薬物に依存しておりハイになる為のアンフェタミンや落ち着く
ためのモルヒネを使っているかも。自己中心的で自分に容疑が
及ばないと思っている。拷問の道具は彼の身近にある。
道具は常に手入れが施されている。容疑がかかったことを
彼は楽しむでしょう。警察より自分の方が優秀だと確信している
から・・彼は追い詰めれば追い詰めるほど窮地を脱しようとじたばた
する。逮捕するときにはくれぐれも十分な証拠を揃えて臨んでくだ
さい。彼には有力者の友人がいるハズ。
●4人でチャールズの元へ
とにかく邸宅が大きい。
マイヤリングホール以外にフランスには別荘villaが有る。
ここには親子三代が住んでいる。
土地はチャールズの父親が戦後に二束三文で買った。それが大化けした。
His father bought up the land just after the war for peanuts.
Made millions from it.
・豪邸へ。
家には従者(Sylvia Syms)が住んでいた。
客間に待機ざせられてる。
アナは電話の声はあの人ではない。もっと柔らかい声で上品だった。
・長男エドワードがやってくる。
お父さんに話があるがいます?
何処かにね。
ひょっとして渋滞税の件?
bloody congestion charges
bloody = イギリス英語で、感情を強調する言葉として使われることがある
払うと言っている。毎週倍々になっていく。
こんな田舎に住んでいると何処に渋滞税がかかるのか分からない。
税の件ではない、父親と直接話したいので呼んでください。
彼も背が高く浅黒い。
馬小屋にいるかも。
しかし居ないという。ポールを残して見に行くことになる。
女性の使用人は他に居ますか?
いいえ、でもウィッケナムの恋人がいる。エドワードのフィアンセ。
ゲイル・ハリントンGail Harrington。今はジムにいっている。
裏庭から、先にチャペルを見る。居ない
馬小屋かな。
おはようフランクリン(庭師)。
父は来ているか?と少年と女性に聞く。
ベルマーシュBelmarshで出たのかな。
牧場だけ見ていこうというと、道中で白馬に乗った男性が来る。
ウォルターに言ってくれ。馬の前足がおかしい。蹄鉄の具合だろう。
彼が豪邸の持ち主のチャールズだった。
若い女性が殺された事件を捜査している。
「小指に指輪」を目にする。
ルイーズ・ペネル(=レッド・ダリア)
シャロン・ビルキンという女性が殺され、犯人が同じではないかと。42
アナは大家が言っていたような指輪をしているとラングトンに語る。
2人の写真を見せるが見覚えはないという。
別の証人2人から作った似顔絵ですが似ていると思いませんか?
この人を通して話を聞くために探している。背が高く、肌が黒く、
白髪。あなたと驚くほど似ている。署に同行し面通しをして欲しい。
ルイーズの元を数回訪れたことが事実か違うか。それを確認する為。
最初は4月19日。
書斎から日記を取ってくる。セントジェームズのクラブでランチ
を取っていた。その後、別れた妻と金を巡る長丁場の話し合い。
弁護士も同席していた。
軍医をしていたのは本当の事ですか?
そうです。前世と言っていいくらい昔。医者は10年前に辞めた。
金には不自由していなかった。子供たちとの時間を大切にしたかった。
アナはピアノの音を鳴らして気を反らす。
ピアノを弾くのか?
母は私をコンサートピアニストにさせたがっていた。
過剰な期待を押し付ける人だったので私は外科医の道を選んだ。。
大したタマだ。犯人の匂いがプンプンだ。
■その他
・The Black Dahlia Case
Los Angeles in 1947
・コーヒーの自販機
海外ドラマの自販機は出てこない事が多いよね。
リーは明らかにアナを無視して自分だけの見解を述べ、それを
ラングトンが容認していた為に、自販機をバンバン叩いて
プレッシャーをかける。
・ラングトンのハンカチ
涙するアナは鼻水が出ていたので差し出す。
するとアナはそのハンカチで鼻をかみ、そしてそのハンカチを
そのまま返そうとする。
・貴様俺をコケにしようってのか!?
仕事後に独りで捜査するラングトンは犯人の録音データを
聞いた際につぶやく。
・「お前はやるべき事はやった。落ち度はない。反省すべきはお前
ではなく俺だ」
シャロンの死を知って彼女の捜索に関わったアナとポールが自分の
責任だと自問し落ち込んでいる際にラングトンが語ったセリフ。
ボスとしては合格。
・くそったれ彼氏に聞いてみろ!
アナの捜査資料をリチャードが盗み見てテレグラフ紙に勝手
に掲載されたのを知ったラングトンは激怒してアナに語る。
・とんでもない悪夢だぞ。ピンク、ブルー、イエローのダリアが
出て来て・・これに懲りて足も口もしっかり閉じておけ。
記者の彼に情報を盗まれ記事として掲載されたことに対して、
アナが知らずに寝ていたところ、ラングトンが家まで押しかけ
セクハラっぽい言葉を投げかけた。
・ブラック・ダリアの記事
Marilyn Monroeの文字が見えた。
・吹き替えの声優
トラヴィス・・岡寛恵
ラングトン・・菅生隆之
ルイス・・高瀬右光
バローリ・・かぬか光明
バーバラ・・田村聖子
ジョーン・・瑚海みどり
■使用された曲
・
■出演者
アナ・トラヴィス (Kelly Reilly) DC 刑事
ジェームズ・ラングトン (Ciarán Hinds) DCI 主任警部、”ジミー”
マイク・ルイス (Shaun Dingwall) DI 警部補 殺人捜査班 金髪
ポール・バローリ (Celyn Jones) DS 刑事巡査部長
バーバラ・マッドドック (Michelle Holmes) DC 刑事
ジョーン・ファウクランド (Amanda Lawrence) 捜査官・内勤の女性
ジェーン・リー (Nadia Cameron-Blakey) 警視長
モーガン (Stuart Organ) DCI 警部
シャロン・ビルキン (Holliday Grainger) 被害者とルームメイト、2人目被害者
ルイーズ・ペネル (Ty Glaser) 被害者 LP、24歳
ヴェロニカ・マリンズ (Thusitha Jayasundera) 監察医
リチャード・レイノルズ (Edward MacLiam) デイリーテレグラフ記者
チャールズ・ウィッケナム (Simon Williams) 元陸軍の退位
エドワード・ウィッケナム (Edward Bennett) 30歳、跡取りの長男
エミリー・ウィッケナム (Hannah Murray) 次女・後妻の娘
ジャスティン・ウィッケナム (Victoria Grove) 長女・馬の厩舎・後妻の娘
リサ・ハムステッド (Miriam Heard) 求人広告に応募
ビル・ハドソン (Richard Cant) 監察医?
Mrs.ヘッジス (Sylvia Syms) チャールズ家の従者
アシュカール (Jimmy Roussounis) パディントンのペンブルックホテル支配人
ヒルダ () 使用人
フランクリン () 屋敷の庭師
ゲイル・ハリントン () エドワードのフィアンセ
ウォルター () 馬の世話役
エリザベス・ショート () 22歳、1964年1月、ロサンゼルスで殺害される