キャシーのbig C ~いま私にできること~ The Big C s3 第3話 新しい自分を探す道 Bundle of Joy

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キャシーのbig C ~いま私にできること~
The Big C (シーズン3)

制作/Melanie Marnich

第3話 新しい自分を探す道 Bundle of Joy

脚本/Jenny Bicks
監督/Adam Bernstein

【STORY】

●前回までのあらすじ

・ポールの心臓発作
・ポールのブログ製作、記憶が鮮明の内に書く
「俺は光を見たんだ」
・「祈りは届くと思う?」・・聖書の勉強会に入る
アダムはジェシーと知り合う
・妻になってというミックの言葉に騙されるアンドレア。彼は永住権を
得る事が目的だった。
・ショーンの元に電話が鳴り始める。俺が1分4ドル99セントも払う
のは君だけだと言われ、これはビジネスになると考える。
・腫瘍が縮小していると医師から言われたキャシー。最高だとして
傷口に”C”というタトゥーを入れる。

■ジェイミソン家

キャシーはリビングの壁に絵具で装飾する。
それを見たポールには落書きしているようにしか見えなかった。
キャシーによると今の壁の色は安くて時間がないと追っていた
から買ったものなので、好きな色が見つかるまでペンキで試し
塗りをしているのだという。

「凄く贅沢な時間」(Cathy)
「イカれてるよ」(Paul)

今の私は健康な人がやる事で、こんな時間が持てる事がまさに
それを証明していることを語る。ペンキを塗り変えればまた別の
目標が見つかるかも知れない。
そんな彼女に対してポールは折角生き延びたのだからテーマパーク
などで気楽に遊んだらどうかと語る。

●ポールに携帯の音が鳴る。

Alec Baldwinの書き込み(ツイート)を知らせる連絡だった。
「僕の100万人目のフォロワーは誰かな」

彼のツイートに対して自分は7人なのになぜだと憤るポール。
しかもその7人は親戚だった。

彼は有名人だからよ。
そんなに”ツイッツ”の数で彼に勝ちたいのか?と告げるキャシー。
“ツイート”だと訂正すると俺は3分間死んだ男であり、同じブログ
をやっているなら負けないと誓う。

●キッチン

アダムはサンドイッチを作る母に対してあの壁は何なのか?と尋ねる。

キャシーはみんなの朝食に”ハッピーバレンタイン”仕様のハート形
のパンケーキを作っていた。

アダムは母に今夜遅く帰ってもいいかと問うとミアと一緒
ならばねという母。

●アバブーがやってくる。

真っ赤なドレスを着て来た彼女に素敵な服だというキャシー。
ゲス野郎に捨てられたってバレンタインは祝うよという
アンドレア。

「クリスマスかよ」(Adam)
「クソ男ね。今のはハートの声だから」(Andrea)

●二人は学校へいく

入れ替わるようにポールがキッチンにやってくる。

ハッピーバレンタイン奥様。二人は軽いキスをする。

キャシーからの贈り物。

ポールは歯列矯正器具かと問うが、それを否定。

パンフレットには、
「”自分の道を探す旅 Find Your path woth JOY”
ジョイ・クラインマン・・ガンを克服した喜び(ジョイ)の探究者」
夕べネットで調べたの。ジョイはガンを利用して自分を変えた人
だという。

「新しい自分に生まれ変わりたい」

確かに少し怪しげなセミナーだけど、とにかく参加してみなきゃ
いけないという。
ポールは気乗りしないというが、キャシーはホテルでセックスは
どうか?として旦那を誘惑する。

「ハッピーバレンタイン Mr.J」

■ショーンの家

電話で対応する。
体が燃えるように熱いよ。一緒に風呂に入ろう。
そしてテレフォンセックスするショーン。

●そこにキャシーがやってくる

・彼女はパンケーキを持ってきてくれたが、ショーンの言動に悲しい
表情を見せる。

・シロップで射精した? (Cathy)
・ゲイの電話セックスビジネスだ。文句あるか (Sean)
・言葉も出ない (Cathy)
・反応する前に言っておくが俺には才能があるらしい。
電話セックスは天職だよ (Sean)
・学校の主事じゃなかったの? (Cathy)
・ゴミ掃除は精神にいいしゲイの妄想の相手は想像力が鍛えられる。
ゲイのふりをしているだけ。アレはしゃぶれない。
いろいろ見て来たけどやっぱりプッシーが好きだ。でもゲイの金は
喜んで受け入れる。これはタマか? (Sean)
・やめて、ハートよ (Cathy)
・ごめん職業病だな (Sean)
・ポールと出かけるからアダムを頼みたいの。でも未成年に悪影響
かしらね。 (Cathy)
・だからフリをしているだけだ。出るぞ、今日は6本目だ。ゲイの
バレンタインは孤独らしいからしぼり取ってやらなきゃ。
ウィリーになりきり、ジム帰りの男の相手 (Sean)

■ホテル / セミナー

キャシーとポールは車(フォード)でホテルに向かう。

・ダンスと青汁でがんが治るわけないのに2万3千人もフォロワー
が居る。 (Paul)
・批判しない約束よ (Cathy)
・心は広くだな。このベッドみたいに。キングサイズは最高だな。
雲の上でセックスする気分だ (Paul)
・30分後にセミナーが始まるわ。ジョイからのギフト。
“冒険者たちへ 喜びと達成への旅立ちを祝福します。滞在中常に
リュックを背負っていて喜びに出会えるはず” (Cathy)
・石ころ?最悪のギフトだ (Paul)
・私の方が多い (Cathy)
・なんで石なんか背負うんだ? (Paul)
・何か食べて気を取り直しましょ・・これは重すぎ(Cathy)
・フォロワー23000人?(Paul)

■ウエストヒル高校 WESTHILL

アパブーは学校へ。
ハッピーバレンタインとして同姓の女性から花をもらう。

・アバブーが投稿したのを見てショーンが声をかける。
花は生き物だから肥料になるんだぞ。態度はクソだけどその服は最高
だな。ショーンの元にはここでも電話が鳴る (Sean)

・アダムにライブにいかないかと誘うジェシー
・今夜は予定が有るんだ (Adam)
・彼女がいるってことね
・なんで? (Adam)
・バレンタインだもん。普通はデートでしょ。8時には帰れる
・8時に終わるライブ? (Adam)
・気になるでしょ 彼女を誘えば?
・ライブのあとに会うよ (Adam)
・迎えに行く
・これバレンタインだから・・と花束を渡す。 (Adam)
・彼女はいいの?
・君にあげる (Adam)

■ホテル / セミナー

・腹にたまらない飲み物(雑草ジュース??)
・参加費が割引だから
・これ体から出ていく時も同じだぞ。まったく同じ色形だ

●ジョイがやってくる

・ハロー 冒険者たち!
リピーターもいるけど初めての参加者もいるから私のことを
簡単に説明させてもらうわ。8年前私は忙しく働いてた。
中堅の会計士。仕事が嫌でたまらなくて不幸だった。それが
ある日突然乳がんを宣告された。心にも体にも衝撃が走ったわ。
そこで私は・・

「セドナへ!」

そうよ、セドナへ行った。11:51
レッドロックをハイキングして深呼吸をした。
久しぶりにゆっくり呼吸した。
そして気が付いた。自分の抱えていたストレスや不満がガンを
生んだんだって。悪いのは自分だった。私はすぐに仕事を辞めて
そのエグイ青汁を飲み始めた。
そして高級デパートへ行きこの靴を買った。赤いヒール。
これを履いて化学療法を受け6回目の投与でガンが消えた。
化学療法より靴のおかげよ。これは男を誘う靴じゃない。
“クソくらえ”パンプスよ。
ガンにクソを食らわせたの。私は生き残ったわ。
毎日幸せに目覚めてる。収入は以前の10倍。
皮肉にもガンのおかげで私は生き方を見つけた。
夢を形にすることができた。皆さんにも喜びの道を見つけて欲しい。
みんな生まれながらに呼吸の数が決まってる。無駄にして
いいの?

外で遊びましょう。袋を受け取る。

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■感想

それぞれ人生に苦悩する人たちの物語。
人はどのようにして苦悩・苦行から心を解き放ち、人生を謳歌
していくのか。

今回はバレンタインデー(2月14日)という設定の上でドラマが
回っている。
こんな日にあまり悪いようなオチを用意するとは思えないので
ある意味では安心出来るかな。ただこのドラマは皮肉に富んで
いるところも有り、強烈に刺さる現実を突き付けてくるから
油断はできない。苦しさの中にだって愛はある。

キャシーはアイリッシュバーの人間との関係をもっと深く
築いていくのかと思ったけど、今回はそれとは別の流れとなる。
まぁ常に行動を共にする訳はないし、病院に行っていたから
こそあのバーにも行っていたからね。

・キャシーとポールが行動を共にする。

この二人は一度は死を意識する事を味わい、現在の人生は
セカンドチャンス的な意味合いもある。
しかし自分が何をしたいのか。いざそういわれても簡単に
決められるものではない。

がんを克服した女性が行っているジョイ・クライマン
「自分の道を探す旅」に参加してみる。
怪しげな女性・ジョイを演じているのがSP GUESTとして
クレジットされたSusan Sarandonだったりするから驚きだ。
色んな印象的な映画に出演しているが「テルマ&ルイーズ
Thelma & Louise (1991)」が代表作かな。
この作品のように「解放・自由の先にある結末」同様に
二人の結末にも有る意味不安は常にある。
そもそも人は誰でも生きていく上で不安とは切っても切れない
ものではないか。

「自分の抱えていたストレスや不満がガンを生んだ」
とジョイも語っている。

そこで不安を和らげるためのいくつかの要素を抜粋してみる。
どの流れもその人の個々の事情によって突き刺さるものと
バカらしく思えるものがある事は否定できないが、人が何を
信じて付いていくかは誰にも邪魔は出来ないところである。

●神頼み

キリスト教徒の多いアメリカの場合、「聖書の勉強会」のような
ものが高校の中にも存在する。
自分で何かするというよりも聖書に込められた言霊を信じて
いるのか。神からの言葉の代理者として司祭を信じていくのか。

日本に神社や寺院が多いのも目には見えない大地の
精霊だったり先祖を頼るために仏像やご神体に手を合わせる。

アダムは祈りを捧げたことで母の容体の快方に向かったと
信じる心と非科学的なところで彷徨っている。

●医者

病気を患う人がまず頼りにするのが医者であり、もっとも
ポピュラーな存在である。

ただ化学療法を6回した寛解したというジョイは、がんの
原因は自分自身のストレスに有り、回復したのはセドナに
いき、そして化学療法よりもデパートで赤い靴・パンプス
を購入したところにあるとしていた。物欲を満たす事も
また不安を解消させるものなのかも知れないね。

「”クソくらえ”パンプスよ」
「ガンにクソを食らわせた」

●ルーツ

アフリカ出身であるアンドレアが求めているのは同じ郷土や
民族的な意識の共有だが、マイノリティ故の壁に阻まれている。
同じ価値観の共有は民族に集約される場合が多いのだろうけど
多感な時期にあり、それが大事だと思わないものも居る。

アンドレアは人が集まらないのでネット回線で
「自分より悲惨な人をネットで探す」
その悲惨さを聞いて喜びを得ていた。

●回線の先にあるもの

主にショーンが行う事業の一つとなりつつある電話を使った
性的欲求を満たす為の行動・行為。
ショーンだけでなくポールもまた回線を使ったブログの存在
がある。
臨死体験によって、光の先にあるものの体験を彼は人に話して
そして共感してくれるものを探している。

●セミナー

自分の成功体験を他人に伝えようとするものが居る。
ただ多くの場合、胡散臭いもので、騙されたものかどうかは
本人次第だ。
その人が都合よく個々の人たちの道しるべとなるとは限らない
が、何か一つでもヒントを得ることが出来たらそれはそれで
良かったのではないかと思う。
キャシーから誘ったものだがセミナーで行う事は馬鹿らしい
ことばかり。
石をもらったり、青汁を飲まされたり、袋に両足を入れて
跳ねたり・・。
最初に気になったのはキャシーの視線だ。
ジョイのことを見ていたけど、あまりいい顔をしていない。
彼女は乳がんを患っていた割に胸が切除されていないという
不信感が有ったのではないか?

■その他

・ショーンの電話ビジネス

性的マイノリティを相手にした詐欺行為をしている彼。
その内しっぺ返しがないか冷や冷やしているが、彼は何が
有っても最後まで生きていけそうなバイタリティがある。

キャシーがパンケーキを持っていった際にショーンは電話先
の相手と言葉のやり取りで関係を持ち、そしてケーキに
シロップを塗ると同時にイッてしまった。その姿をみる
キャシーの悍ましい顔。
「シロップで射精した?」

・セドナよ

ジョイの信者が語るセドナとはアリゾナ州の州立公園がある
都市のひとつ。赤い砂岩の渓谷が特徴。セドナからずっと北に
いけばグランド・キャニオンがあるがこの辺の地層は何処も
赤い砂岩である。
ジョイはガンの発覚後にアリゾナ州セドナにいったのかな。
ジョイを演じているSusan Sarandonは「テルマ&ルイーズ」
の中でメキシコを目指して逃亡していたが、警察に囲まれ
グランド・キャニオンでダイブした。

・ガーリックハウス

バレンタインデーに予約なしで入れるレストラン。
そこで愛のある幸せを掴めずにいるアンドレアを誘って
ショーンが食事に行く。
デザートのチョコムースは予約のみで売り切れ。
勝手に食べてしまうが、そのムースの中にはサプライズで
プロポーズしようとしているカップルがいた。

店の客がプロポーズよ
と叫んだ為に、ショーンはアンドレアにプロポーズしたフリ
をして店から逃げるが、二人は本気で結婚するのだろうか?

・瞑想の後

セミナーに出席したキャシーとポール。
キャシーが見たのはアダムが生まれた時の事だったのか。
そして赤ちゃんが欲しいと言い出す。
ポールが瞑想で見たのは中3の時の授賞式の光景で、
「最も成功しそうな人で賞」をもらった時の事なのかな。

■使用された曲

・View From The Top by The Wrecking

■出演者

キャシー・ジェイミソン (Laura Linney) 43歳、妻、高校の教師
ポール・ジェイミソン (Oliver Platt) キャシーの夫
アダム・ジェイミソン (Gabriel Basso) 高校生、15歳
ショーン・トルキー (John Benjamin Hickey) キャシーの兄
アンドレア・ジャクソン (Gabourey Sidibe) 生徒、デブ

ジョイ・クラインマン (Susan Sarandon) がん克服、歓びの探究者
リック (Michael Chernus) 牧師
ジェシー (Kailie Torres) 聖書勉強会・ブロンド・ロング
(Eryn Murman) 女性
(Pilar Witherspoon) セドナ!と叫んだ人?
(Sarah Saltzberg) ウェイター
(Jennifer Perry) セミナー参加
エリック (Mark Gessner) “ガーリックハウス” 客
エリックの彼女 (Kate Wetherhead) プロポーズを受ける
本人出演 (The Wrecking) 歌う

(Gina Naomi Baez) 聖書勉強会・学生
(Alex Hartman) 聖書勉強会・学生
(Michael I. Haber) 現代感覚に敏感な教会信者
ベティーナ (Michelle Hopkins) ジョイのスタッフ
(Rosemary Howard) “ガーリックハウス” 客

(Christian Massa)(Jennifer McEneaney)(Ilmar Molder) 高校生
(Christina Sciongay) 女生徒
モーガン (Caine Sheppard) 聖書研究会・髪型

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