キャシーのbig C ~いま私にできること~ The Big C 第7話 親子の絆 Two for the Road

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第7話 親子の絆 Two for the Road

脚本/Hilly Hicks Jr. 監督/Alan Poul
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【前回までのあらすじ】
芸術家・レニーとキャシーはHする関係になる中、彼から尻に
しこりがあることを指摘され、トッド医師に除去してもらうこと
に。ショーンは寝袋を奪われたことで争いになり肋骨にヒビ
怪我が治るまでキャシーが面倒を見るという。それを知りポール
はショーンは家に住めてオレはダメなのか?と問うが、兄は
庭に住むのだという。そんな中キャシーとポールは再び気持ち
が高鳴り始めるが、ポールはキャシーと別居している間に
テディに手コキしてもらったことを告白。二人で乗り越えよう
とするが、キャシーは知らなければ乗り越えられたのに・・
としてガッカリする。

【ストーリー】
キャシーはマーリーンの元にいく。熱帯魚の名前は何なのかと
尋ねると「黙って動くな」って名だという。しこりを切除して
もらったのに、有っても無くても嫌だという。手術は一時間で
終わり絆創膏の張り替えには一週間、キズが消えるまでは一ヶ月
かかるとし、今年の夏はこんな予定ではなかったと語る。しか
しマーリーンと深い付き合いになれたことを喜ぶ。マーリーンは
迎えに行くことを忘れたのでその償いなだけだと。
マーリーンはキャシーに死ぬ事は恐くないのかと尋ねると
キャシーは死ぬ事自体よりもやり残す事が有るのが恐いという。
それは誰でも同じでしょというマーリーン。そんな彼女は
手慣れた感じで絆創膏を取り替えてくれていた。手慣れている
ことを指摘すると旦那が大腸がんだったし、末娘は脂肪吸引
をしたのだという。尻の世話にかけてはプロだという。キャシー
は娘がいるとは思わなかったと言うと、マーリーンは2人居る
ことを語る。一人はユダヤ人と結婚した子で、もう一人はレズ
ビアンの子だという。一ヶ月に一回電話が鳴るが、バカみたいに
いつも同じ話をしてくるという。「家はどうか?」「薬はちゃん
と飲んで居るか?」「腰の具合はどうか?」と。キャシーは
そんな話を聞いて切ないと感じると共に自分の父との関係も
考えさせられる。
しかし切なさで言えばあんたは旦那を追い出し、子供に去られて
兄はホームレスだとし、泣くのはあんたの方だという。今週、
兄は庭で寝ているのでホームレスではないと語る。

キャシーはショーンに逢うと最後に父に逢ったのは何時かと
問う。だいぶ前のことでオレにクソは関係ねえって思想を
持ち始める前だという。キャシーはクリスマスに逢ったきりで
誕生日にも行かず、父の日のカードを送っただけだという。父さ
んは避けられていると思っているかもしれないと語ると、実際
避けているのだろうとし、お前は父が大嫌いじゃないかという。
しかしキャシーはそんなに酷い人ではないという。ヤツにどれだけ
酷い事をされてきたのかというショーンは、そろそろ出かける
とし、自然の光と空気が欠乏して体内時計がやられるという。
化学の毒にまみれた部分は有ったにせよ毎日面倒を見てくれて
ありがとうという兄。キャシーは父さんに逢いに行こうというが、
行くくらいならばペニスに針を刺した方がマシだという。

キャシーはアダムと一緒に父の元に行こうとしていた。
しかし一泊だと行ったのにアダムはまるで用意していなかった。
カードに名前をかけば良いだけだとし、モールでオレのことを
下ろして欲しいというアダム。行ってもつまらないと。
しかしキャシーは今から出ると電話してしまったのだという。
母さんと二人でドライブなんて嫌だよというアダム。
そんな中ショーンは家に戻ってやることがあるとしてやってくる。
これで二人きりではなくなったとしてアダムに行こうと誘うが、
ブレントとフレックスと遊ぶ約束をしたので行けないという。
それを聞いたキャシーはそれならば好きにしなさいとして家を
出て行く。アダムはお腹が空いたーーと語るが・・。

ショーンとアダムの車での実家への道が始まる。
やっとアダムのへその緒を切ったかとして良い事だという。
マジで腹が減れば本能で何とかするが、本能をママが全部潰して
いなければなと語る。
キャシーはポールに電話すると、ポールはやっと電話に返信して
くれたのかとして感謝する。しかし今のは皮肉ではないという。
俺って皮肉で攻撃するんだよなと自覚していたポール。キャシー
はまだセラピストの元に通っているのかと問う。ポールは俺は
何でまだ姉貴の家に居るのかとすると、これは皮肉だと告げ、
皮肉を言うのは既婚でありながら外に性的な満足を求めたという
事実を自分で受け入れられないからだというポール。キャシーは週末
父のところに行くのでもし手コキで忙しくなければ留守中アダム
と一緒にいてあげてと語る。ポールはアンジェラはテコキ事件が
起きた原因は俺が切り裂かれているからだと言っているのだと
語る。

ショーンは後部座席にビールパックが有るのを知る。
面会をビールで乗り切ろうというのかとすると、父さんはそのビール
が大好きだが高いからって買わないからだという。親の愛を金が
買いますかと嫌みを言うショーン。キャシーは一緒に来てくれた
ことを感謝するが、ショーンは15歳の時に庭に埋めたタイムカプセル
を堀に行くだけだと語る。
そんな中、カーラジを再生すると、キャシーの車にはエックハート
という精神科医のCDが入って居る事を知る。完璧な娘になろうとして
いるのかと問うと、父に逢うのは家族ならば普通の事なんだという。
ショーンは突然神妙な面持ちになると、知らないのかと問いお前も
やっているかと思ったという。お前が父親を大好きなのは知っている
とし、いつもお利口ちゃんだったが、オヤジは俺に虐待をしていた
んだと語る。
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キャシーは未だに家族にガン/メラノーマの事実が伝えられず
にいた。病気になったこの夏、キャシーにとっての唯一の収穫
は隣人のマーリーンと深い関係になったことだった。それを
言われたマーリーンは手術後に迎えに行くのを忘れたからだ
と照れ隠しのように語る中、その彼女から死ぬことに対して
恐くないのかと問われる。キャシーはそれ以上にやり残すこと
が有るのが恐いと告げる。マーリーンには二人の娘がいること
を知るが、月に一度の電話が鳴ると決まって同じ事しかやりとり
しないのだとして、素っ気ない関係に辟易しているところが有る。
キャシーは自分も父親とは疎遠の関係に有り、マーリーン家
の事情よりも酷く、最後に逢ったのはクリスマスで、誕生日には
逢いに行かずただカードを送っただけだった。ガンの告知も
有るし、一度父親の元にいってこれまで長年見解の相違で
親子の絆が薄くなった原因についても話合う覚悟も有ったが・・

キャシーは亡くなる前に”やり残すことの一つ”として、親子の
関係の修復にあると同時に自分の病気のことを話そうと考えて、
実家に帰省することを考える。アダムと一緒に戻ろうとしていたが
アダムが拒絶した為に、兄・ショーンが同行してくれることになる。

二人が何故実家に帰省することに躊躇いを感じているのか。
キャシーは自分と兄は父親から愛情を求めるが為にそれぞれの方法
論で頑張って来た事を告げ、私は”お利口さん”で兄は”ヤンチャ”だ
と語る姿が合った。しかしそれに対してそんな二人を育てた父親
とは一体どんな人物なのかというところに興味深さが有った。

ドラマとしては色んな要素がてんこ盛り。
一番気になるのは、今週のフジテレビのドラマ「戦う!書店ガール」
の5話と被るところが有るのだけど、閉店すると分かっている店
の店長になった主人公がどうやってやる気を奮わせ部下にもそれを
伝えるのかというところにあった。未来のない店で頑張ることに
どれ程の意味が有るのか。
このドラマに於いてもガンにかかり、未来への時間は限られている
状況の中で、夢を持つことは愚かなことなのか、そしていよいよ
このドラマの本題ともなる病気の告知に関する地ならしの意味合い
で、父親から事実を話すのが筋であり、それを話していくのかなと
思って見ていた。

リアルなところで動いているドラマだけど不思議な感じがする所
も有って、その変がこのドラマの特徴にもなっている感じがする。
今回はあらゆる意味で、人間断ちする話で、キャシーはアダムとの
関係に対して生きる為の本能を促す為に取りあえず週末には投げっ
ぱなしの展開にしたし、兄からは「ようやくへその緒を切ったのか」
と指摘されていたけど、これはNHK翻訳版の優れた表現だった。
逆にキャシーは子供だけでなく、今回は父親からの解放という意味
で、上手い事脱却する為の流れを作ったのかなという感じ。

父親が自分のことしか考えていない性格だからこそ、キャシーや
ショーンがこれまで親からの関心を惹くために努力していたのか
と思わせる父親のやりとりを通して見ると、現在に至る二人の入れ
違った性格などにも繋がって、ドラマは上手く設定されている感じ
がする。

「父さんに逢うのが最後かも知れないの」(キャ)
「殺すなよ、そんなに俺は年じゃない。」(父)
「いつも自分のことね。」(キャ)

そんな非情な父親から母親を解放すると共に母親が夢に描いていた
些細な夢でも有る、ニューオーリンズへの旅行の夢を叶えてあげる
ということで、遺灰を川に流した。

「ボンボヤージュ、母さん。ファーストクラスでミシシッピーを
下って。月曜日までにニューオーリンズに着くわ」。(キャ)
「石油まみれになってな」(ショ)

キャシーが何故ポールのような人物と結婚したのか分からなかった
けど、基本的にDNA的には、母親が愛した男が父親なので娘の
キャシーの中にも父親的性格を持った人物に惹かれてしまうところ
が有るのだろうか。
ポールが泥酔してしまうところは相当だらしなさを感じて親失格
だとするところもあるのだけど、この行動がキャシーに別居を
切り出された行動故のことなのかどうかが分からないところも
有ってやや微妙なところでドラマが触れていく。カウセンリング
にも掛かっているというポールなりの努力する姿が有るけど、
冒頭での電話でのやりとりを通して見ると、自分のことはさて
おいて「皮肉」と称してキャシーを責めるポールの姿を見ると、
やっぱりこの人も他人にばかり責任を押しつけているような感じ
にも思えてしまう。

酒とかタバコについてはアメリカのドラマでは色々と制約がある
という話はよく聞くし、酒に関しては、息子にそれを飲ましている
父親の姿が有ったり、また今のアメリカの条例だと車の同乗者で
さえも酒を飲んでいると検挙の対象にされるのではなかったっけか
という思いも有ったので、やや違和感は有る。

道中はとても楽しい兄と妹のやりとりだった。
この二人、人間としてのプライバシーはともかく兄妹としての
最低限のプライバシーさえもその領域を侵していくところが
面白いし、微笑ましいのか気持ち悪いのかというところが上述
する不思議な感覚にも繋がって居て、興味深いところ。

啓蒙CDを妹が聞いていること。
妹だけは浮気などしない「お利口さん」だと思っていたショーン
だが、レニーと浮気していた事実が発覚してしまうこと。
ジョークも笑えるもの笑えないものが有るけど、兄のショーンの
ジョークは毎回度を超えたところで起きているにもかかわらず、
いざ自分がジョークだと称してガンの事実を聞かされた際には
相当なダメージを受けて居る現実が有る。キャシーとしては
ここで事実として話せれば良かったのだろうけど、その破壊的
リアクションを見ると、とても真実のことだとは言えない様だ。
これは今後話すであろうアダムやポールへの告知の流れでも
同様のものがあり、どうなってしまうのか気になるものが有るね。
そして何よりも野外でオシッコする中で、キャシーは車の物陰に
隠れてオシッコしているのに、ショーンは意地悪して車を移動
させてしまうところが有ったり、「Dingleberry川」と書かれた
街の看板を引き抜こうとして、兄妹で協力する姿が有る。
Dingleberryに関して、NHK版では「ケツ毛」と訳していたし、
VODで見ると「おちんちん」と訳されていた。

最後にキャシーは死んだ後の処理のことを語っていた。
「火葬が合理的だということは分かるがもしも感覚が残っていたと
したらどれだけ苦しいだろうと思うとやっぱり土葬を選んで
しまう」。

キャシーにガンだと聞かされたショーンは
「人は死ぬもんだ絶対に何かで死ぬ。お前はそれが何かが判明
した。俺にはまだ分かっていない。でも人は死ぬ。それがこの世の
道理だ。だからお前も死ぬ」と。

ウソだと言われた後に怒らず「凄いよ、ウソが上手すぎる」と
していた兄の発言の中には安堵感から来たのか、それとも日頃から
そんなジョークをキャシーにしてきたことなので、自分がウソを
つかれることもまた仕方がないとしてのことなのか。

「愛している。父さん最悪だけどね。」
キャシーの残したセリフにどれだけ父親は感じるところがあるんだろうね。

■使用された曲

・Say a lot by Buddy
・I built a fire by Solomon’s Seal

キャシー・ジェミソン (Laura Linney) 42歳、妻、高校の教師
ポール・ジェミソン (Oliver Platt) キャシーの夫
アダム・ジェミソン (Gabriel Basso) 高校生
ショーン・トルキー (John Benjamin Hickey) キャシーの兄
アンドレア・ジャクソン (Gabourey Sidibe) 生徒、デブ
マーリーン (Phyllis Somerville) キャシーの隣人、夫が他界

— (Brian Cox) 父
ジョシュ (Zack Wall) アダムの友達

ブレント () アダムの友達
アレックス () アダムの友達
レニー () キャシーの浮気相手
アンジェラ () カウンセラー
トッド () 医師
シャロン () 継母

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