BONES – 骨は語る – シーズン7 第11話 一族の争い The Family in the Feud

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November 3, 2011
第11話 一族の争い The Family in the Feud

脚本/Pat Charles、Janet Lin
監督/Dwight H. Little
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ウェストバージニアの田舎の町の森の中をブタのペニーを引き
連れて農民の一人がトリュフを探していた。ブタはその嗅覚
からトリュフを探りだすが、同時に目の前にぶら下がる遺体を
発見する。なんとその遺体の骸骨の目が赤く光った為に悲鳴
をあげて逃げ去る。

ダイナーでは、ブースとブレナン、そしてスイーツがあること
について話有っていた。クリスティーンのベビーシッターの件
で誰を雇うのかについてブースとブレナンでは意見が割れてい
た。ブースは4人目の候補者はまさに「メリーポピンズ」だった
としてあの人で良いのではないかとするが、ブレナンはモンテ
ッソーリとシュタイナーの違いも知らない人だったという。
スイーツはラボの託児所ではダメなのかと問うと、ブレナンは
クリスティンには一対一の方が集団の探求よりも良いという。
しかし実は託児所は退学(停学)になったと語るブース。
赤ちゃんがもう停学を受けたのかと驚くスイーツに対して、
母親(ブレナン)が色々と託児所の関係者に要求したからだと
語る。スイーツは「あ~あ(なるほど)」と語ろうとすると、
ブレナンは彼の言葉に敏感に反応する。ブースはブレナンの
せいで他の保護者たちもうるさく要求するようになり、多言語
での歌の時間も必要だと言ったみたいだと語る。「あ~あ(な
るほど)」という言葉に、ブレナンは二度も言ったわねと
スイーツは睨む。現在は医学生が診てくれているが今日で辞め
ると言っていること。それを聞いたスイーツはブレナンに対し
て、「あなたが世話係を決められないのは娘と離れることに
不安を感じているのではないか?」と分析。”バカみたいだ”と
ブレナンは一蹴するが・・
そんな中、ブースの携帯に事件が発生したとの知らせが入る。
ブースはシッターの問題は俺に任せろとし、俺のことが信用
出来ないのか?とブレナンに尋ねる。

ブースとブレナン、そしてホッジンズは現場へと向かう。
相当な田舎町で、発見者はブタを使ってトリュフを探して
いた人だという。死体がまるで立っているようだというブース。
状態を見るとオーバーオールが枝にひっかかり貼り付けの
ような状態になっていた。
ブレナンは乳様突起が大きく突出していて顎が太く、鼻根が
高いことから被害者は白人男性だという。
ホッジンズは、ソベルメラノスポルムがリクシービルで採れる
のは知っていたけどここまで胞子が飛んでくるとは思わなかっ
たという。ブースは何の事だ?というとブレナンはトリュフの
ことだと語る。報告書によると発見者は死体の目が赤く光って
いたという。ホッジンズは眼球を調べると、コレオプテラフェ
ンゴディダイのせいで、レイルロードワームと呼ばれる虫の
雌は光るのだという。雄を誘うときには緑色で敵を威嚇する
時には赤い色になるとのこと。
ブレナンは尺骨が穴だらけなので、年齢は80歳以上だと語る。
服には大量の乾いた血痕が付着していることから殺人だと
語る。大血管を貫通する外傷を負っているとのこと。

ブレナンは突然ブースに対してキスをする。
虚を突かれたブースはどうしたのかと問うが、アナタのこと
を信じているということを伝えたかったのだと語る。満足した
というブレナンに対して、ブースは寧ろ欲求不満になる。

ラボに遺体を運ぶと、ブレナンはデイジーに対して服を
脱がせて骨を洗うよう指示する。ホッジンズが微粒子を
採取するという。そんな中アンジェラは復元するので、
被害者の年齢はどのくらいかを教えて欲しいという。
ブレナンは80歳、カミールは40歳だという。カミールは
40歳だとする根拠に筋付着部がしっかりしていることを
挙げる。ブレナンは骨が穴だらけであることを指摘すると
カミールの見立てが間違っているという。カミールは私は
16年間筋肉や軟部組織を鑑定してきているとし、見極めを
誤っているのはブレナンの方だと語る。デイジーはベビー
シッター問題が解決するのでは両者のイライラ問題は解決
しないだろうという。
カミールは意地になり横紋筋に於けるミオシン繊維の弾力性
を調べれば年が分かるという。ブレナンもまた骨の炭素年代
測定はすればそれ以上に正確な値を出せるとして一歩も引か
なかった。
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ウェストバージニアの田舎の森で木に吊された遺体が発見
される。この辺の森ではトリュフが採れることから、ブタを
使ってそれを掘り起こしにきた人物が遺体を発見したもの。
遺体の状態を巡りラボ内では意見が対立する。
骨そのものは80歳代の男性だというブレナンだが、カミールは
筋付着物から見れば40代の男性だとして一歩も譲らない姿が
有った。しかしデイジーは被害者が多指症で6本もあることを
発見したことから、被害者は65歳のタグ・バブコックだという
ことが分かる。話を聞きに行くと、バブコック家の人たちは
容疑者像として迷わずモブリー家の人物だとして声を荒げる
のだった。

ドラマとしては120年以上前から起きている隣人同士のトラブル
を背景とした一族の抗争を描いたもの。
都会に於けるギャングの抗争と同様にして、今回はその田舎バージ
ョンって感じのものだ。

抗争の原因となるべきものは実は些細なもので、誤解から発生
したものだったという所に行き着く訳だけど、ブレナンが語る様
に部族間の争いは一度発生すれば怨みの連鎖でなかなか解決する
ことは出来ないものが有るのだろう。

イスラエルに於ける民族間の複雑な抗争の歴史まで進んでしまえば
容易に解決出来ないと思うけど、家族間の抗争であるならば、
仲介者を通して今回の様に解決して欲しいところがあるよね。

親同士、先祖同士の対立の構図とは逆に、若者世代の間に
バブコック家とモブリー家として争いは関係ないとばかりに
敵対するもの同士が愛する姿が有った。禁断の恋という面では
まさに「ロミオとジュリエット」だけど、結果として分かって
みれば祖父で被害者のタグも孫同士の関係を喜んでいた様子が有り
雪解けの姿は見え隠れしていた。そしてそれを阻んでしまったのが
嫁いできた血のつながりの無いバブコック家の妻であり弁護士であり
訴訟で金を稼いでは土地から出て行くことを考えていたというなんと
も言えないものが有った。

今回のテーマはそんな抗争が元になっている様だ。
ラボ内で発生するブレナンvsカミールのそれぞれの見地から見た
プライドの対決。そして何よりもベビーシッターを巡り、久しぶり
に登場するマックスとブレナンの構図は、家庭内・親子内でも
意見を違わし、信頼の置けない関係であることを示唆しているところ
など、人間同士の関係の難しさを感じさせる。
ブレナンの場合は極端な例だとは思うけど、結果的には身から出た
錆びだと思うので、マックスとしても打たれ続けても尚信用される
為の行動を繰り返し行わねばならないというところなのかな。

今回のインターンはデイジーだった。
いつにもましてウザさ全開で空気が読めないところまっしぐらって
感じだった。カミールの前で、「二人とも年齢が外れで残念でしたね。
そういうのって場の空気が凍りますよね」と語る姿を見ると、
なんで突然火に油を注ぐような台詞を言えるのかよく理解出来なかった
けど、それがデイジーのデイジーたる存在価値なのかも。

常識外れという面ではブレナンの存在はやはり欠かせない。
赤ちゃんがラボの託児所を退学になったという前代未聞の姿を見せた
かと思えば、父親をシッターから首にするという言葉遊び的要素も
含めた奇異的状況を描いた格好だった。

部族間の抗争に対してブレナンは
「インドのガロ族は敵対する一族に決闘を挑んで倒した相手を
食べた」という。「彼らが残した素晴らしい人間の調理法は今の
料理に活かされている」として、ブースからは凄いプラス思考だ
と皮肉な尊敬を受けていた。

しかし今回はデイジーの活躍も同時に光るものが有った。
粉砕された骨を見事に組み立てた姿。
そして何よりも過去に於ける一族の争いの解決の為に
「長い抗争には特有の起源がある」ということで、その争いの
起源として存在している1893年に起きた土地を巡る争いの中で
毒を飲まされて殺されたというストーンウォールとカーリーンの
死を巡り、土壌調査をホッジンズと共に行った。

結果的にはトリュフが銅によって汚染されてとても食べられる
味ではないとしたように、土地一帯が有害物質で汚染されている
姿が有った。
ウンコ味のするトリュフということだけど、ウンコの味って
食べたことがあるのかと小一時間。

久しぶりにジュリアン検事補も登場。
田舎の事件で以前にも登場した気がしていたのだけど、どうやら
自分の勘違いの様で、その勘違いのネタは何だったのかなと思い
浮かべていたのだけどどうやら「ハリーズロー」のキャシー・ベイツ役の
ハリーが田舎に狩りの言った時のエピソードと混乱していた様だ。

ホッジンズとアンジェラの対立は可愛いもので、現場でトリュフ
を見つけたいばかりに現場に落ちているハズの銃弾を探しにいく
ことを志願するホッジンズの姿が有った。実質的に弾を探していた
のはアンジェラだったけど、トリュフを探す土壌探知機ってある
のかな。

結果として犯行を裏付けることになったのは、ドリュフの胞子が
服に付着しているか否かということだったけど、私有地とはいえ
胞子くらい服についていてもおかしくないと思うし、これだけで
罪だと問うのは難しそうな気がする。

■検索用キーワード

・ハットフィールド家とマッコイ家の争い
・放射性炭素年代測定器
・トリュフの生活環は複雑な共生関係の上成り立つ。
・1892年記録的な大雨で小川が氾濫

■使用された曲

テンペランス・ブレナン (Emily Deschanel) 骨
シーリー・ブース (David Boreanaz) FBI捜査官
アンジェラ・モンテネグロ (Michaela Conlin) 骨格から似顔絵
ジャック・ホッジンズ (T.J. Thyne) 知識が豊富、実家が金持ち
カミール・サローヤン (Tamara Taylor) 博士、”カム”
キャロリン・ジュリアン (Patricia Belcher) 検事
ランス・スイーツ (John Francis Daley) 心理学博士

マックス・キーナン (Ryan O’Neal) ブレナンの父
デイジー・ウィック (Carla Gallo) インターン、スイーツの彼女
ノーバート・モブリー (William Sanderson) モブリー家の父
スーボブ・モブリー (Mackenzie Mauzy) ノーバートの娘
クレア・バブコック (Rebecca Tilney) エフレムの妻・弁護士”コニー”
ジュニア・バブコック (Joe Adler) エフレムとコリーの息子
エフレム・バブコック (Ezra Buzzington) タグの息子
デニー・ティモンズ (Tico Wells) 銅の鉱山の採掘権
— (J.P. Manoux) Farmer
— (Lewis T. Powell) Cop
クリスティーン (Patience Kemper) 赤ちゃん
クリスティーン (Ali Louise Hartman) 赤ちゃん

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