バーン・ノーティス 消されたスパイ Burn Notice シーズン6 第17話 逃走の果て You Can Run

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第17話 逃走の果て You Can Run

脚本/Craig S. O’Neill
監督/Nick Gomez

【前回までのあらすじ】

カードはスパイからば結果を出すために手段は選ばない時が有る
と語ると、マイケルは彼を射殺する。ビルの外にいたフィーは本格的な
CIAのチームが動いているという。オリヴィア・ライリーが指揮を執っ
ていた。サムが捕まるがオレがしたことで逮捕される訳にはいかない
として助けるマイケル。ライリーは刑務所に全員ぶち込むのは私の使命
になったと語る。サムはただ逃げるだけでなく安全なところに落ち着い
たらじっくり考えて問題を解決するんだとマイケルに要求する。
ママさんが消えたという事を受けてマイケルはネイトの墓に行ったと
考え迎えに行く。するとそこには花束が供えて有り、カードが添えて
有った「話がしたい 友人より」と。

【ストーリー】

『スパイの人生は嘘をついてばかりでいつも大義のためだと自分に
言い聞かせている。』

マイケルは深夜フィーたちが寝静まると一人外に出て、”話がしたい友人”
と待ち合わせのダイナーに郁。そこにいたのはジェイソン・ブレイ、
中央保安部捜査官(CSS)だった。俺たち友人だっけというマイケルに
適当な言葉が見つからなかったという。あんたが逢いたがっていると
言ったらみんなに止められたと語る。今週はキツイ一週間だったのだ
というマイケル。ブレイは私が闇の中の希望の光になるかも知れない
として君に提案があるという。トム・カード殺害を捜査して分かった
ことが2つあるとして、カードはCIAの思っていたような正義の人では
なかったこと。それとこの一連の事件を収めるには君の協力が必要だと
いう。マイケルはオレへの見返りは何かと問うと、人を殺したのであま
り多くは望めないとし、見返りを得られるのは君ではなく友達や家族
を守れることだという。ライリーは必死で追ってくること。評判を
傷つけたからだという。レイモンド・モーズリーことシュガーは
ライリーが規則を無視して拘留したとし、何処に居るのかも分からない
のだという。同じことがフィー、サム、ジェシー、マデリンに起きて
も良いのかと。君を逮捕させろとし私が逮捕すればライリーは仲間に
手出しは出来なくなるという。保障は出来るのかとするとCSSの証人に
なるならばと。投獄はしないでくれとすると、罪を軽くすることは出来
るという。私の証人になる方が秘密の刑務所の小部屋に押し込まれる
よりずっとマシだと語る。
そんな中警察のサイレンが聞こえる。
ブレイが通報したものだが、逃亡者と密会したらマズイだろうとし、
たまたまマイケルと出会ったことに出来るという。75号線から来る
ので逃げ道は考えて有るだろうとし、どんな条件になっても受け入れる
ことだという。これが君にとって唯一の取引だという。これ以上の事は
望めないと語る。

マイケルは帰宅するとフィーが起きて待っていた。
ブライとは逢わない方が良いとみんな忠告したのに2時間何処に
行っていたのかとし、何を話してきたのか聞かせてというフィー。
私に嘘はつかないでというと、話を聞きたかっただけで、取引すれば
逃げずに済むかもしれないという。あなたはどうなるのかと問うと、
フィーは気持ちは嬉しいし感謝しているが自首させる為にここまで戦っ
て来たのではないと語る。しかし他に方法がないというマイケル。
絶望仕掛けた私を刑務所から出す為に全力を尽くしたあなたは何処に
行ったのかというフィー。今の状況では打つ手があると思えないという。
私もそう思って刑務所に入ったのだという。誰が捕まっても諦めない
のに自分が捕まる時だけ受け入れるとは何なのかというフィー。
新しい土地でやり直すと決めたでしょと。もう犠牲になる取引の話は
しないでと語られる。

一時間前に連絡し書類が出来たとしてマイケル、サム、ジェシー
は港に来ていた。相手には俺たちが脱税の罪で逃げると言ってある
という。

『密かに出国したいなら貨物船の業務員になるのが一番だ』
組合長の元に行き金を握らせると、少し問題が起きたという。予定の
船が出国できなくなったとのことで、別の船に乗ってもらうという。
今夜出るコンテナ船だとすると、何で最初の船は出ない事になったのか
とサムは尋ねる。抜き打ち検査をすると言われたのだとし、港湾局に
見つかりたくはないのだろうと。
ジェシーはサムに電話し防犯ゲートを通ったコンテナトラックが
警備員がノーチェックで通したという。組合長に普段にもこういう
ことがあるのかと問うと、高性能電子機器などの場合ノーチェックで
通過させることがあるという。しかしジェシーはコンテナからCIAが
一ダースほど出てきたぞと語る。組合長を問い詰めると、彼は携帯電話
を握りしめており、相手はCIAだとしてとにかく強引で断れなかった
のだという。フロリダ銃の港に手が回っていると語る。ジェシーは
ライダーだとする中で、ライダーもジェシーに気がついて逮捕される。
サムに先に行って逃走用の車を確保してくれと告げ、裏口の通りを塞
いでおくというマイケル。トレーラーに乗せられた荷物を裏口にこぼ
して通れなくするマイケル。しかしサムはディーンという捜査官から
手を挙げろと言われ銃を向けられる。急いで逃げようとすると突然発砲
され脇腹に被弾する。マイケルはディーンに発砲するが防弾チョッキの
上から撃っただけであばらが折れた程度だろうと語る。
ディーンはジェシーは捕まりそいつには医者が必要だとして投降する
ようマイケルに求める。

■今回のミッション、流れ

・マイケルに接触してきた友達とは、中央保安部捜査官のブライ。
・マイケルが自首して仲間を救うことを求めてくる。最大現の
処分の減刑することを約束される。
・いよいよ書類が揃うということで港から乗務員として海外への
出国を試みようとする。
・しかしCIA/ライリーの手がここにも及んでおり、ジェシーは
捕まりサムも脇腹に銃弾を被弾する。
・ジェシーが捕まった変わりにディーンを人質に取り、ジェシー
たちの居場所を聞き出そうとする。

■感想

いよいよシーズン6も残り2話。
マイアミから離れたらこのドラマではなくなってしまうので、まぁ
逃げない/逃げられないとは思ったけど、ここまで状況が悪化する
というのは如何にも終盤を思わせるね。
劇的に状況を改善させる為の方策が見あたらない辺りもまた、今後
の展開を期待させる感じで上手く出来ている。

マイケルの事情とかこれまで散々見て来ているし、そもそもCIAが
汚い組織であったり、またCIAの諜報員・スパイを陥れるものたちが
多い現状があるのに、何故ライリーを含めたCIAは近視眼的な視線
でしかマイケルを見られないのかまるで分からない。

ブレイが今回マイケルの味方として登場する。
毎度おなじみ、この人の役の例を挙げるときには必ず「CSI:科学捜査班」
のバルタン刑事を引き合いに出すけど、「NIKITA / ニキータ」での
ファイナルシーズンに出てきたAlex Carterの役所が、当初は悪人
だと思われたが、人体を入れ替えられていた人物で元々は良い人
だったので、それと同様の展開を期待して見るしかない。

「バーン・ノーティス」ではS1-6、S1-7、S2-13、S6-1
そして今回のS6-17とS6-18に登場する。

ブレイのS6の初回でのフィーへの取り調べシーンは記憶に新しいところ
だけど、S1ではマイケルのことをずっとFBIの変わりに追いかけ回して
いたし、S2ではその過程でブレイを助ける行動が有ったりもした。
長いこと敵対している人物だけど、その分CIAやFBIとは違ってNSA
の職員故に、CIAの汚職的流れとは違った視点でマイケルを見て居る
かも知れない。しかしブレイが出てくるとS1にまた引き戻されて、
結局巡り巡るマイケルの逃亡生活の連鎖の終演を感じさせるな。

幾らCIAとはいえライリーは異常だ。
潔白さを証明する為にマイケルたちがCIAに攻撃出来ないのに対して、
相手は容赦なく発砲してくるのだから勝負になるハズもない。
怪我をさせないようにプロのスパイと対峙しなければならないという
ハンデは相当重くのしかかる。マイケルたちが制圧するのは簡単な
ことだけど、それをしたら本当に国家反逆罪になってしまう。

これまでライリーのことを何度も倒す機会が有ったがその都度逃がし
ている。三国志演義の諸葛亮孔明の戦術ではないけれど、
七禽七縦のように敵を捕まえてはその都度逃がすことで、相手の心の
広さに感服して懐柔されるということはないのだろうか(笑)

今回はマイケルの尋問とライリーの尋問が待避する形で描かれた。
力尽くでジェシーを尋問し、そしてジェシーのウィークポイントを
突くようにして9歳の時にアトランタで殺された母親の件の秘密情報
提供者の書類を持っているという。そもそもこの事件もそんなファイル
があるのであれば何故逮捕しないのかが謎でもあるしきな臭い話では
有ったんだけど。結局ジェシーは騙されそうになるも、マイケルたち
への義理を貫く男を演出した。

対してディーンを泳がすマイケル。
相手は同じ訓練をしているのでマイケルもどんな作戦を使っても
駆け引きに勝てるハズはない。そもそも上述したように力業が使えない
事情が有るので、上手いこと泳がして、相手と逆探知の対決になった。

強力な鎮痛剤・スフェンタニルを使って敵を眠らせて助けたけれど、
そんな物質を使えば、出所がキャンベルであることもバレてしまいそう
な気がするけどね。

ライリーにだけは拮抗剤を使いたくないとするフィーの気持ちがよく
分かる流れでした。

そして今回は何よりもサムですね。
あれだけの負傷を負いながらも作戦に自分も加えて欲しいという。
いつもあれだけ陽気な人物が死ぬハズはないと思っているだけに、
彼の精気が失っていくところをみるとかなり緊迫感に富んだ内容に
なるな。

■使用された曲

■出演者

マイケル・ウェスティン (Jeffrey Donovan) スパイ
フィオナ・グレナン (Gabrielle Anwar) 元・彼女”フィー”、武器商人
サム・アックス (Bruce Campbell) 元相棒
マデリン・ウェスティン (Sharon Gless) マイケル母
ジェシー・ポーター (Coby Bell) 民間の警備員

オリヴィア・ライリー (Sonja Sohn) CIA捜査官
ジェイソン・ブレイ (Alex Carter) 中央保安部捜査官(CSS)
ディーン・ハンター (Patrick Kilpatrick) ライリーの部下
ジョン・キャンベル (Gary Weeks) フィーの元彼の救命士
— (Brett Rice) Union Rep
— (Brian Brightman) CIA Interrogator
— (Jeff Brozovich) Burly Operative
— (Daniel Dasent) Tall Operative
— (Dave Duda) Truck Driver

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