HAWAII FIVE-O シーズン4 第11話 イブの届けもの Pukana(Keepsake)

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第11話 イブの届けもの Pukana(Keepsake)

脚本/Bill Haynes
監督/Bryan Spicer

【ストーリー】

ホノルル12月23日。
カハクモア通り。泥棒は手際よくセキュリティを突破して窓硝子を
破って家に侵入。金庫を開けるが開けた途端に何者かによって射殺
される。

ビーチではゴミ拾いをするダノやグレイス。
タマラママからはダノに対して今年も参加して良いパパなのねと語る。
グレイスはダノに気が有るというが、タマラのママはみんなが好き
なんだとしだから3回も結婚しているのだという。ルー隊長も来ていた。
娘・が悪さしたので反省の意味で地域奉仕に参加しているという。娘って
のは大きくしちゃダメだという。
グレイスが素手で何かを触っているのを見てダノはゴミを素手で触れて
はダメだと語る。しかしゴミではないとしパズルボックスだという。
グレイスはダノに開けて欲しいとし、この箱の中身が見たいという。
金貨とか宝の地図とか無人島の人からの手紙が入っているかも知れない
としダノは知りたくないのかと問われる。
そんな中スティーブから電話が鳴り迎えに行く事に。

現場のスクラップ場にいく二人。
チンはダノの服装を見てカジュアルデーだったっけ?としてからかう。
グレイスのお供で掃除していたとしそれが正しいイヴの過ごし方だという。
チンは被害者は男性で頭に銃創が有り9mm口径の弾で撃たれたものだろうと
いう。犯人の功績はなく着衣もなく更に財布もIDもなく防水シートに
巻かれていただけだという。発見は犬のフリッツだという。臭いに気が
ついてご主人に知らせたのだろうと。
車が来たのは3日前でその時に遺体はなかったという。誰かが侵入して
遺体を置いたのだろうと。裏のゲートの錠前が切られていたとし、現在
鑑識が指紋を調べているという。
車は潰された後中国に送られてスクラップとして売られるそうだと。
フリッツが遺体を見つけたせいで休暇が丸つぶれだと嘆く。

●ワシントン州シアトル
コノはチンと電話で話す。アダムの手がかりはまだだが、アダムの母の
旧姓でカナダ銀行から引き出しが有ったので行って確かめるという。
チンはコノに対して”メレ、カリキマカ”と語る。

マックスは遺体の頭部から銃弾を取り出していた。
そこにスティーブとダノがやってくる。指紋、DNAは鑑識に回して置いた
というマックス。二人に早めのクリスマスプレゼントだとして、面白い
ものを被害者の爪の中から取り出したという。ラテックス・・手袋だろ
うとし、プロ仕様のものだという。被害者は医者とか歯医者、ワンランク
上の検死官だろうと。マックスは銃弾を取り出す。キノコ状・・・ホロー
ポイント弾だというスティーブ。撃つと先が潰れるようになっていて殺傷
力が高いという。線条痕も破壊されるというマックス。犯人は殺しが
初めてじゃないなというダノ。

●ファイブオー本部
被害者の指紋のデータベースはないがDNAはヒットしたというキャサリン。
12件の未解決の侵入事件の泥棒だという。侵入された家は全てセキュリ
ティシステム完備し隠し金庫が設置して有ったという。完全にプロの
仕業だと。ガラスカッター、アルミホイル、シリコンを使っていること。
ローテクで複雑なアラームを切断するなんて凄いというキャサリン。
痕跡を残さないで盗まれたことに気がついていない被害者も居るはずだと
いう。住民と鉢合わせして撃たれたのか?でもその場合正当防衛になる
のに何故遺棄したのかというスティーブ。犯人と被害者は共犯・仲間
なのだろうとし金の分け方でケンカしたのではないかという。これぞ
友達だというダノ。そんな彼を見てキャサリンは今日はシニカルねと
語ると休みを潰されたと語る。

カマコナに写真を見せる。
地元の島の悪党全員を把握している訳じゃないという。でもノースショ
アに犯人を知っていそうな知り合いがいるかも知れないとし盗品扱う
質屋をしているとのこと。知り合いに聞いてくれというスティーブ。

二人は車で走行しているとダノはパズルボックスの箱を開けようとする。
スティーブは気になる中、これはビーチでグレイスが見つけたものだと
いう。ダノはナイフを使って壊そうとするが、スティーブはそんなの
ダメだという。ズルはダメだ!と。情けないヤツだとしてスティーブは
車を駐めると、箱をあける。どういたしましてという。中にはロケットが
入っていて子供の写真が入っていた。子供は日本人の子供。
キーデューンズのあの辺りは日本からの漂着物が付くからなという。
3年くらい前のあの災害か?小箱が太平洋を何年も流れてきたんだという。

カマコナは「タイニー・バブルス」作曲:レオン・ポバー、1966年ドン・
ホーがリリースした曲をウクレレを使い流れ歌っていた。
ファイブオー本部に戻るスティーブたちにカマコナは300ドルの領収書
を渡す。ユアの木のウクレレだとし、良い情報は安くはないという。
調べてもらった結果、死んだ泥棒はヴィクター・ドブスだという。
高いものしか盗まないとしダイヤモンドや宝石など。最後の仕事は
ワイラナ・エレクトロニクス・サプライ社のマネージャーだったとし、
この時にセキュリティを切る方法を覚えたのか。弾の避け方は知らない
なと。

●カアアヴァ・ヴィクター・ドブス自宅

●日本・石巻、仮設住宅

■感想

先日感謝祭のエピソードが有ったので当然その後に続いていくイベント
の一つクリスマスイヴに因んだもの。アメリカのドラマでこのイベント
を逃すはずもないって感じですね。

驚くべきはシーズン4は日本ネタがやたらと吟味されているということ
か。
アダムらヤクザの話で東京を訪ねていたことも有ったし、先日は世界大戦
に於ける日系人の話だった。
そして今回は何と東日本大震災のネタをクリスマスのプレゼントとして
描いたものだった。

ダノは毎年ボランティアとして海岸のゴミ拾いして良い父親だよね。
そこで何の因果かルー隊長ともばったり。
ルーの娘のサマンサがちょっとした若さ故の悪さをして父親を困らせて
いるけれど、環境が変わったこともあるのだろうし、そもそもルーの
妻ってどうしたんだっけか。

「娘ってのは大きくしちゃダメだ」
ということで、ルーを牽制していたダノとしては急に好感度を覚えた
瞬間かも知れない。

グレイスが拾ったパズルボックスの中には何が入っているのか。
今回は容疑者の部屋の金庫の中身とそんなパズルボックスの中身の
謎に迫っていく物語で、二つのまるで違う件を追いかけていくものだ
ったけど、それぞれに抱えるエピソードが散見されているね。

パズルボックスを強引に開けようとしたダノに対して「ズルはダメ」
と言っていたけど、先日ダノがスティーブに対して「柔になった(人間的
になった)」
という言葉を使ったけど、普段頭を使う方はダノで、
直感的・感覚的に動くのがスティーブという構図なのに、ここでは
立場が逆転していた。普段のスティーブなら間違いなくパズルを開けら
れずに壊すよな~

■事件

事件の入口自体は視聴者も冒頭から目にしている。
ファイブオーが被害者を調べているけど、実際にはその裏に潜んでいる
闇というものに迫っていくもので、その闇とは一体何なのか。

ドブスの家から発見された銃はグロックだったが、摘出された銃弾は
チャーリーの奇跡の復元によって腔線の山はブローニングで撃った為に
違っていることまでは分かっていた。

捜査中にFBI捜査官のレベッカ・コンウェイがやってきた。
防水シートや銃火器を使った事件は本土で起きている連続殺人事件と
同様の手口であり、その網に引っかかった様だ。
まるでハワイは何でも引き寄せられる磁石のよう。上述した東日本大震災
に於ける漂着物がたどり着いたのもハワイだったし、何と連続猟奇殺人犯
を引き寄せたのもまたハワイという土地。
広末涼子さんが若かりし頃反町隆史&竹野内豊と共演した
「ビーチボーイズ」の中で、傷ついたものが流れついてくる場所として
マイク眞木さん演じる民宿「ダイヤモンドヘッド」の経営者が語っていた
ことが有ったのを思い出すな。

レベッカが長年追いかけている事件で、被害者は大抵拘束して24時間
以内に殺害される。拷問も殺し方も一緒。頭に銃弾を一発。9mm口径の
ホローポイント弾。
しかし被害者が狙うのは常に20代の女性で、「男性じゃないと出来ない
行為が有った」としていた。

■チンが捕まる

やっぱりアメリカの地下室は怖い(笑)

備蓄室には便利なのだろうけど、こういう事件の場合監禁に利用される
ことが多い。叫んでも気がつかれない場所だしね。

強靱なチンも流石にビビッている部分が有っただろうけど、クリスマス
に悪い結末が待っているハズもない。何処かで偶然とか奇跡と言った
プレゼントが届くような流れは存在していると思った。

ここでは被疑者・ゲイリーが恋人にしていたエミリーが来てくれたお陰
で結果的には助かったけど、正直エミリーはチンの身代わりになって
しまうのかと思った。

キャサリンとチンが一件ずつ被害者の家を調べる競争をしていた事も
助かる要因になった。

■その他

・ダノとグレイスは仮設住宅へ

この演出は悪くないんだけど、ストーリーとしてはもう少し最後は
感動的な流れを求めたかった。子供を失うこと、家族や家など全てを
失うことへの切なさと、蜘蛛の糸のようにして唯一家族の痕跡として
娘の写真がハワイで見つかったというのは悪くないんだけど、ダノ
たちが黙って静かに帰っていくというのもちょっと物足りない。

・レベッカ役のMonique Gabriela Curnen

やたらと名前が長い女優さん。FBI捜査官として一瞬しか出なかった。
映画「ダークナイト」(バッドマンシリーズ)でのアンナ・ラミレス刑事
役が代表作。
「ライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語る」ではワロウスキー刑事役として
シーズン3ではレギュラー出演。
とにかくお堅い印象があるのか刑事役か弁護士役が多い女優さんだ。

・久しぶりにレイラニ

チンが肩口に刺されていたのでヤバイなと思ったけど、流石チン。
あれだけの傷だったのにもう二人で浜辺でまったりとしている光景が
有った。

■使用された曲

・Hawaii Five-0 Main Title Theme by Brian Tyler
・Merry Christmas Baby by B.B. King
・Hawaiian Christmas Song by Sam Sims
・Say When by Generationals
・Tiny Bubbles by Taylor Wily

■出演者

スティーヴ・マクギャレット (Alex O’Loughlin) 元シールズ部隊
ダニー・”ダノ”・ウィリアムズ (Scott Caan) 刑事
チン・ホー・ケリー (Daniel Dae Kim) ホノルル警察の元刑事
コノ・カラカウア (Grace Park) チン・ホー・ケリーの従姉妹

Dr.マックス・バーグマン (Masi Oka) 検死官
カマコナ (Taylor Wily) 友達、エビ店
sgt.デューク・ルケラ (Dennis Chun) 警察官
キャサリン・ロリンズ (Michelle Borth) 海軍情報局・大尉
グレイス・ウィリアムズ (Teilor Grubbs) ダノの娘

ルー・グローヴァー (Chi McBride) SWAT隊長
レイラニ (Lindsay Price) チンの恋人
チャーリー・フォン (Brian Yang) 鑑識

ゲイリー・ネーサン (James Urbaniak) 連続殺人犯
レベッカ・コンウェイ (Monique Gabriela Curnen) FBI捜査官
サマンサ・グローヴァー (Paige Hurd) ルーの娘
エミリー (Heather Dubrow) ゲイリーの恋人
ティム・サポリ (Scott Subiono) ケーブルTVの設置の仕事、共犯
ミツエ・タナカ (Shiro Kawai) ロケットの写真の子、東日本大震災被害者
タマラの母 (Melanie Molnar) みんなに声を掛ける離婚歴3度の女性
ビクター・ドッブス (Danny Barclay) 死んだ泥棒
— (Scott Mielock) FBI捜査官
— (Nel Venzon) Beachgoer

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