スーツ / SUITS シーズン2 第1話 闘いの始まり She Knows

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19 Dec. 2012
第1話 闘いの始まり She Knows

監督/Michael Smith 脚本/Aaron Korsh
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マイクはジェシカにディナーの際、レストラン”イアーゴス”に
呼びだされる。

マイクはハーヴィーに対してハーバード大の件で嘘を付いている
ことがばれていると語るが、ハーヴィーはそんなの気にせず
スウィントンの件はどうしたのかと問う。マイクはそれよりも
大学の件がバレたら首になるとして不安を吐露するが、ハーヴィー
はバレていたらとっくに首になっているとし、ワトソン、
クライマン、ギャロ、ゴールドバーグ、スペクターの5名は
シニアパートナーだが、みんな新人の時にはジェシカに食事に
誘われている事を語る。それを聞いて多少安心するマイクは
着ていく服の心配をする。それよりもスウィントンの合併の件
はどうしたかと問われ、マイクは嫌がらせの訴訟を片付ければ
問題はない事を語る。マイクは会話していると再び首にされるの
ではないかとする不安感が浮かび上がると、ハーヴィーは
首にするならば食事に誘うと思うのか?と問う。映画「グッドフ
ェローズ」のジョー・ペシも油断した所を襲われたと語る。
マイクは「カレン、金は何処だ、カレン」としてモノマネをして
見せる。

マイクはジェシカと食事をする。
ジェシカは自分がハーバードのロースクール時代のことを語る。
ネットが発達していなかったことを告げる。マイクはジェシカ
がそんな年齢には見えないことを語ると、よく言うじゃないと
するジェシカは「美女は老けない」と言おうとするが、マイクが
先に「黒人は老けない」と思わず言ってしまう。
ジェシカからハーバードのことを聞かせて欲しいと言われると、
マイクは自分が他人と違うと気が付いたのは3歳の頃で、授業が
ばかばかしく思えたこと。まるでノートも取らず復習もしたこと
はなかったと告げ、周りからは来年にはこうはいかないと言われた
という。それでも周りよりも成績がよく、マイクはハーバード
に行けば自分よりもずっと出来るヤツがすると思ったが、実際に
行ってみると変わらなかったという。自分が特別とは思っていない
ようねと言うと、マイクは周りが賢く見えないだけだという。
何故法学の道に進んだのかと問うと、11歳の時に車で帰宅する
両親が飲酒運転してきた車にぶつかられて亡くなったことを語る。
祖母が育ててくれたが、それから暫くして成長した際にあの時
闘っていればという思いが湧いてきたのだという。レストランにも
責任が有り、フェントンは車で来たことを知っていたのに酒を
どんどん提供していたのだという。しかし自分には当時何も出来なか
った事を告げ、もうあんな思いはしたくないのだと語る。

ジェシカはハーヴィーの元へ。
マイクはとても優秀な子だとし、それを見抜いたハーヴィーは
流石だという。しかしジェシカはマイクについて、ハーバード
処か何処のロースクールも出ていないとする情報が有って記録
を調べたがクリーンそのだったという。首席で卒業していた
とし、だから食事に誘ったのだという。ハーヴィーは彼の何処を
買って雇ったのか知りたかったという。大した子であり私たち
以上の人材かも知れないと語る。しかし記録はクリーンでも
あの子には問題が有るとし、ロースクールを出た事になっている
のに学部卒の記録が一切ないのだという。
ハーヴィーに知らなかったことにするので、上司として彼を解雇
しなさいとジェシカは告げる。

ハーヴィーはドナに対して、「悪いがシャーマンに電話してくれる
かい」と頼む。ドナはハーヴィーが頼み事をするなんて・・と驚く。
シャーマンからの電話を136回も無視したのに何か後ろめたいこと
でもあるのではないかと告げる。ラベンダー色のシャツは弟が入院
した時以来のものだと告げ、母親のことなのか、それともマイク
のことなのかと問う。マイクのことがバレてしまったことを語り、
現在マイクはそのことを知らないのだと語る。

マイクは音楽を聴きながらノリノリで出社する。
オーディオブック「ローマ帝国の滅亡」を聞いているのだとして
レイチェルに語る。随分とご機嫌な理由は何かと問うと、女性と
ディナーしたのだという。ジェニーなのか?と問うと、ジェシカ
だという。レイチェルはキスしたことが忘れられないとして
マイクの留守電に入れておいたことから彼のリアクションを気に
していたが、何も無いかのように接せられたので違和感を覚える。

ドナはハーヴィーに対してどうするのかと問うと解雇するよと
語る。
そんな中ノリノリのマイクがハーヴィーのオフィスへとやって
くる。ドナは自分は席を外すとして出て行く。
マイクは早速出版社の合併問題に対して、元社員がアイデアを
盗まれたと思い込んで訴えているのだという。訴えている人は
マイラ・ハリソン。マイクは自分がハーヴィーならばどうする
かを考えて行動を起こすという。するとハーヴィーはなんでマネ
をするのかと問う。

マイクは出て行った後、ドナはどうしたのかとハーヴィーに
尋ねると、アイツの変わりを探すのが面倒だから考え直したと
して首は言わなかった事を語る。しかしどのみちジェシカが
首にするのではないかとする中で、出て行ったマイクが落ち込んだ
顔をしていた理由を尋ねると、オレがホメたからだろうという。

マイクはマイラが勤めている本屋にいく。
ジェームズ・ジェンキンスの新刊を探していると語ると、その
新刊のスペースにあるというマイラ。訴状によるとあれを書いたのは
あなたでしょ?と問うと自分はドレッカー出版の代理人だという。
デタラメな訴訟だというマイクは、ハーヴィーっぽく強引に押し切
ろうとして切り出していく。アイデアを盗まれたとしているが、
例えそうでも雇用契約書にサインしている事を告げる。「作業の
成果物は全て出版社に帰属する」というものだった。会社は合併
話の妨げになるとして訴訟を厄介払いしたがっている事を告げ
今訴状を取り下げれば金を無駄にしないで済むと語る。
警告して出て行こうとすると、マイラはマイクに対して「あなたの親
が見てみたいわ」と語る。「スーツ姿で話しも聞かずデタラメだと
決めつけている」ことに対して、貴方には心がないのかと問う。
私は5年間アシスタントをしてやっと小説のアイデアを思いついた事。
そこでボスだが友人でも有るレスリーに話したのだとし、そしたら
彼女はアイデアをジェンキンスに渡して私を閉め出したのだという。
あれだけのアイデアはもう一生浮かばないかも知れないとし、
正当な対価が欲しいだけだと語る。
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マイクの携帯電話の中にレイチェルからの留守録を聞いたトレ
バーは、マイクがジェニーと同時にレイチェルとも関係を持っ
ていることを知り、マイクの人生を滅茶苦茶にしようとして
ジェシカに密告していたことを知る。
ハーバード大ロースクールを卒業していないと”ピアソンハードマン”
事務所では雇わない方針である為、解雇される危機に陥る。
マイクはハーヴィーについにバレてしまったことを告げ、助けを
求めるシグナルを発するが、ハーヴィーは大して心配することでは
ないとして、ジェスチャーを交えて、お前のパニックよりも合併
話の方が優先だとして、仕事をする様伝える。
そんな中、弁護士事務所”ピアソンハードマン”ではある転機を迎え
ようとしていることが発覚する。

いよいよ始まりましたSUITSのシーズン2。
今年の年始にWOWOWの方で放送されているので、契約している人に
とっては今更感も有るかも知れないけど、私もWOWOWを契約している
のだけど、最近録画したものが溜まり過ぎているし、Dlifeの方に
完全に同期しているので、WOWOWを解約しようかなと思っていたりする。

このドラマの良さは一見冷たそうな態度を見せてビジネスライク
な関係を築いているかと思えるところだけど、実際には相手のことを
思いやっている部分が垣間見られるところなのだろう。
マイクが現在大変な状況にあるにも関わらず、ハーヴィーは目の前
の仕事をしろとして聞く耳を持っていないような態度を見せるし、
アソシエイトの人事件を持つルイスも合併後の余剰人員リストを作れ
とマイクに求めてくる。

ツンデレのドナにしてもいつもボスよりも権限を持っていそうな
態度に出るも、実際にはマイクの事を心配していたり、何よりもハー
ヴィーの異変に気が付いている辺りは流石はハーヴィーの秘書だなと思う
ところ。ルイスがそんなドナを秘書として求めている気持ちも分かる
よね。ドナとレイチェルのガールズトークなどなかなか面白い
シーンだなと思う初回だった。

マイクがクビになるとは思わないけど、どのようにしてその流れを
食い止めるのかということは一つの問題として浮上する。
経歴詐称がバレるのではないかと心配しているマイクとハーヴィーの
間に皮肉るようにして、互いにジェスチャーを使って優先度に於ける
高低差を表現しているやりとりとか何気に面白かったし、相手の心理に
つけ込むかのようにして、「相手の台詞を同じように繰り返しオウム
返しをする」というシーンが面白く機能していた。

シーズン1のメインとして描かれて来たのはルイスとハーヴィーの対立
の構図だけど、シーズン2ではシーズンを通して登場する弁護士との
関係に焦点が当たっていきそうだ。なんと言ってもこの弁護士事務所
の看板名ともなっているピアソンハードマンのハードマン側の人物
の登場ということも有るので、相当手強い相手に思えるところ。
「グッドワイフ」でもパートナー弁護士を追い払う際には相当苦労
したと記憶しているけど、ダニエル本人がどんな人物なのかは
暫く彼の仕事ぶりや交渉術を通して眺めていくことになりそうだ。
素行に問題が有った彼のことをハーヴィーとジェシカで追い出した
みたいし、妻が亡くなり、娘にも自分の弱みを全てさらけ出して弱点を
取り除いた彼には捨てるものがないという強さが有りそうで、守る
べきものがあるものたちに、敵意をむき出しにしてきそうで恐いところだ。
そんなダニエル役を演じているのは、「ダメージ」でメッサー刑事
役を演じていたDavid Costabileだ。

さて今回の案件は、出版社の合併案件だった。
しかし合併に際して、一社員であるマイラが上司や作家に自分の
アイデアを盗用されたとして訴えを起こしているというもの。
マイクがハーヴィー流を貫いて強引に話をまとめようとしたが、
相手から「親の顔が見たい」「心がないのか?」と問われ、話を
聞こうともしないマイクを問い詰める。マイクはハーヴィーでは
ないのだから、やはり同じものを求めてはいけない。

ドラマとして上手く出来ているのは、それぞれの流れが今の
マイクやハーヴィーのことを上手く示唆している流れがあることだ。
マイラは親友だと思っていた上司のレスリーに裏切られたことに
ショックを受けて居たけど、この流れはマイクとハーヴィーとの
関係を暗に指摘しているところにも繋がって居るし、マイクとトレバー
との関係にも言及しているかのように見える。
また信頼関係とか信用という意味では、シーズンテーマとして存在
していきそうなダニエルとの関係を通して、互いに信頼関係を築いて
いけるのかというところに繋がっていきそうだ。

またマイクは仕事が行き詰まった際にイーディスの元に話しに行く。
かつて家出して時のことを話し合う中で、祖母が語った家出話は
実は「ヘンデルとグレーテル」の物語をいじって話しただけの作り
話だったことを聞かされ、「新しいものなんて何もない」とされた
ことで、今回のアイデア盗用騒ぎの一件も解決に導いていくものが
有った。

ダニエルの妻・アリソンが亡くなってしまい葬儀に出席。
ルイスは「あんな奴にへつらうか」としながらも、相変わらず長いもの
にまかれるところは笑える。更にハーヴィーからは良い様に利用され
マイクがジェシカとディナーを共にしていたぞと吹き込まれて、
誘導されていた。

そんなダニエルは戻ってくる際に、かつて自分がトップにいた頃の
ことを全て暴露する。

「エクスロー口座から金を借用した。クライアントに気が付かれる
前に返したが、横領に当たる行為で犯罪だということ。あの頃の私が
何をやったか知った上で今の私を見て欲しい。」
という。

また
「やってきたことを隠したままだと弱みが出る。誰かに秘密を知られ
まいとすることにばかり気を取られてしまう。そうなると替えって
状況を悪化させることになる」

ということで、完全にマイクのことを指摘している感じだったね。

トレバーが最後に出てきた所には驚き。
こんな人物とまだ連んでいるのかという気がするけど、マイクが
苦しい時に助けてくれた人だからこその繋がりがあるというところ
だろうけど、やはり断つべきところはきっぱりと決断すべきところ
なのかも知れない。

因みに社会保障番号は990367249とのこと。
これを知られるだけで人生を滅茶苦茶に出来るものなのかな。

・Greenback Boogie by Ima Robot
・Smoke And Mirrors by Wally De Backer
・Chapel Song by We Are Augustines
・End Credits Theme by Christopher Tyng
・Ain’t Nothin by Danny Lutz

マイク・ロス (Patrick J. Adams) 記憶力が天才的
ハーヴィー・スペクター (Gabriel Macht) 弁護士、シニアパートナー
ジェシカ・ピアソン (Gina Torres) 弁護士事務所”ピアソンハードマン”経営
ルイス・リット (Rick Hoffman) 弁護士、ハーヴィーのライバル
レイチェル・ゼイン (Meghan Markle) パラリーガル
ドナ・ポールセン (Sarah Rafferty) 弁護士

イーディス・ロス (Rebecca Schull) マイクの祖母
トレバー (Tom Lipinski) マイクの親友
ジェニー・グリフィス (Vanessa Ray) マイクの親友
ハロルド・ジャコウスキー (Max Topplin) 弁護士

ダニエル・ハードマン (David Costabile) “ピアソンハードマン”経営者
サラ・ハードマン (Natalie Krill) ダニエルの娘
マイラ・ハリソン (Joanna Douglas) ドレッカー出版
レスリー・ベックマン (Tammy Isbell) ドレッカー出版
クリフォード・ドナー (Neil Brown Jr.)
— (Johnny Larocque) Bike Courier

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