第4話 奪われた記憶 Consequences
脚本/Kristen Reidel 監督/Nick Copus
——————————————————–
【ストーリー】
ロシア終身刑務所(VK-240/2 Prison)。
女性は看守に対して男に会いたいとしてやってくる。
女性は元ディヴィジョンのアンで男性もまたガーディアンを
していたオーウェンだった。オーウェンはアンが殺しに来た
物だと察して殺せというが、彼女は「スケルトンキー作戦」だ
と語る。それは大昔の作戦だろうとすると、装置を探している
のかと問うと、ここから出してくれたら装置の在処を教えると
いう。看守に賄賂を握らせるアンはオーウェンを出所させる。
するとオーウェンはアンに襲いかかるが、アンは彼を制圧する
と生きたまま生け捕りにする。
手足を縛った状態で車に乗せるとアンは運転しながら、何処に
連絡を入れる。するとオーウェンは上手い事自分の手足を縛る
ものを利用して、後ろからアンの首を絞めるのだった。
そして車から降車して逃げる。
ニキータとマイケルの結婚の祝いを行う。
アレックスが怪我したことで少しその祝いの席が遅れたが、
今夜は逃亡エージェントに邪魔させないという。今日は二人の婚約
祝いだという。マイケルとニキータはもう離れることはないとし
命がけで働き続けた結果、これからは楽出来るわよねと語る。
アレックスはニキータの為ならば何でもするというが、ショーン
はニキータを庇ってアレックスが撃たれたことを指摘する。
するとニキータは私もアレックスを庇って撃たれた事を告げ、
しかもアレックス本人にだという。防弾ベストをしていたが・・
手加減して銃を撃つのも愛情表現の一つだというと、ショーンは
毒づいて何故まだオレを撃たないのかと問う。結束できれば全てに
打ち勝てるだろうとして、ニキータは乾杯する。
しかしタイミング悪くニキータの元にメールが届く。
休みが取れなかったバーコフからだとして、彼が仕事に戻れと
言っていると語る。
ニキータとマイケルが先に戻る中、アレックスはショーンに対して
どうしたのかとして、悪態をついて不機嫌なことに問いかける。
ショーンはアレックスに対して今すぐディヴィジョンを辞める
のだとし、ニキータに恩があるのは分かるが・・と。しかし
アレックスは聞きたくないとして話の途中で出て行ってしまう。
バーコフはソーニャにちゃんと話合いをしないかと語る。ディナー
でもどうかと誘うが、ソーニャは誘いは嬉しいが同僚として
付き合った方が良いという。やっと穏やかに仕事が出来る様に
なったので関係を壊したくないのだという。
マイケルたちはバーコフの元にいく。
するとオーウェン・エリオットが発見されたのだという。オーウェ
ンの名前を聞くとニキータは彼とのことを思い出す。
「私たちには色々と共通点が有る。私もディヴィジョンに全てを
奪われた」としてオーウェンと語り合うことが有ったのである。
半年前に姿を消したのにどうして見つけたのかと問うと、モント
リオールの銀行強盗をした為にマスコミによって取り上げられた
のだという。2年前に銀行強盗をした同じ銀行だとし、彼は金を
盗まずに姿を消したのだという。ニキータはそれを聞いて
銀行強盗ではなく、私ヘのメッセージだと語る。
しかしライアンはこれは彼の罠ではないかとするが、俺たちのアジト
は燃えたので向こうから連絡が付かず、こっちが探すように仕向けた
のだろうと。ニキータき行き先は分かっているという。
ニキータたちはアルファチームを連れて廃校にいく。
2年前にあの銀行から逃げて来たのがこの学校だという。
武器は持ってきたが殺傷能力はないものだというマイケル。
オーウェンの元にいくニキータだが、オーウェンはこいつらは
ディヴィジョンだろうとして、諜報員たちに敵意を燃やす。
しかしニキータはこれまでに色々と有った事を告げ、パーシーが
死んでアマンダは逃げたという。何もしないから、彼を放して
くれとニキータは語るが、手を放した途端オーウェンが暴れた
為にマイケルはスタンガンを使ってオーウェンを気絶させるの
だった。
ニキータたちはオーウェンをディヴィジョンの施設に連れて行く
と、これまでどうしていたのか問う。ゴーゴリに捕らわれた
後ロシアの刑務所に入れられたと言っていたでしょという。
ライアンは事実とは限らないとしてオーウェンのことを警戒する。
尋問して何を企んでいるか確かめる必要があると主張するライアン。
あの男が黒幕なんてことはあり得無いとマイケルは語り、
これまでゴーゴリが彼のことを隠していたのだろうと語る。それ
ならば潔白を証明する為にも尋問するよう告げる。ニキータは
彼とは親しすぎるので尋問には適さないとし、冷静に話せる人が
話すべきだという。
オーウェンに話しかけに行くのはアレックスだった。
オーウェンはアレックスを見ると、ニキータとは仲違いしていた
のではないかと問う。仲直りした事を告げると、ロシアの刑務所
からどうやって出たのか放して欲しいという。ディヴィジョンの
クリーナーの手引きであり、アンが現れたのだという。
逃亡エージェントの独り・・・アンとは友達なのかと問うと、
アイツに友達なんて居ないという。彼女はミッションの情報を
欲しがっていたのだという。「スケルトン作戦」のこと。
国家安全保障局がお抱えの天才に絶対に解読できない暗号化
アルゴリズムを開発させていたが、ソイツはその解読方法も
開発していたのだという。それをパーシーは嗅ぎつけ、違法では
ないにしても国家への反逆だとして天才を脅したのだという。
オーウェンが死を偽装して拉致すると、パーシーがディヴィジョン
で彼を囲ったのが例のエンジニアだという。ブラックボックス
の設計者であり、バーコフは目の前で完成したと共に首を折られて
殺されたという。「クリプトグラフ」というマスターキーの
ことで、世界中のどんなシステムにもアクセス出来るものだ
という。FBI、CIA、国家安全保障省、そしてディヴィジョンの
システムにも侵入出来るとし、隠して置く必要が有ったのだという。
その在処を知るのは、パーシーとエンジニアとオーウェンだけだと
いう。そして現在生きているのはオーウェンだけだった。
オーウェンはニキータに遭うと、オレが居ない間、随分と首を
切ったのだなと語る。髪の毛も切ったわとニキータ。オーウェン
はナキータに対してディヴィジョンの閉鎖をやり残していること
を指摘すると、一体ここで何をしているんだという。仲間に
生き直すチャンスを与えているのだとすると、殺さず助けている
事を語る。オーウェンはそれで何人助けたのか?と問うと、3人
見つけたとするが、生きているのは何人なのかと問うとニキータは
沈黙してしまう。新しいディヴィジョンは昔のそれとは何が
違うのかとするが、ニキータはまだこのディヴィジョンは始まった
ばかりだとして、理解を求めるが・・・
——————————————————–
ニキータとマイケルの婚約祝いをしていたところ、バーコフから
の連絡で、半年前に失踪したオーウェンが銀行強盗を起こした
として現地ニュース記事として配信されていることを聞かされる。
しかし銀行に入っただけで金は何も盗まれていないということを
聞いて、ニキータはすぐに私に宛てたメッセージだとし、遭いに
いくことを告げる。ライアンは罠かも知れないとして行くのは
危険ではないかとするが、ニキータは行き先は分かっているとして
2年前に銀行を襲って逃げた時の廃校だろうと告げる。
彼から話を聞くと半年間ロシアの刑務所に収監されていたが、
元ディヴィジョンのクリーナーの一人、アンがやってきて情報と
引き替えに釈放してくれたのだという。彼には「スケルトンキー
作戦」を決行した際に天才技術者に作らせたブラックボックスの
暗号を解くことの出来る「クリプトグラフ」を求めているのだと
いう。それはあらゆる暗号を解くことの出来るマスターキーであり
それがあればどんなシステムにでも侵入出来てしまうというもの
だった。
バーコフがニキータとマイケルの婚約の祝賀会に呼ばれないのが
ちょっぴり寂しいエピソード(笑)変わりに呼ばれたのは無愛想な
ショーン。
ディヴィジョンを知るものたちにとっては、トップを崩壊させた
今でもその組織が存在していることに対して疑惑の目を持っていて、
ショーンにしてもオーウェンにしても維持することには違和感が
有る様子。解き放ってしまったエージェントの回収と称して、
現在のディヴィジョンはエージェント狩りをしているのではないか
として、これまでのディヴィジョンと形は違えど似たような組織
形態・組織系統が有り、結局政府の裏の組織として利用されて
いるのではないかとする疑惑を払拭出来ずにいる。
それだけインパクトのあることをしてきたので、嫌悪感を示す
人が多くても不思議ではない。
ただ最も嫌悪感を示していたマイケルとかニキータがそのシステム
を利用して、行動を起こしていることに難色を示す人が多い
ということもまた理解出来るところが有るのかも。
今回は久しぶりにシーズン2以降、初めてアマンダの出演が有った。
現在はアリ・タサロフとルクセンブルクに潜伏していて、復活の
時を伺っている様子。正直アマンダはディヴィジョンを率いていた
シーズン2の時にもロクな行動を取れなかったので、何処まで
出来るのか分からないけど、個人的に関係の清算の為に動いていた
りするのかな。
アマンダにとって見ると、オーウェンにしてもニキータにしても、
彼らを育てたのは自分だとする自負が有る中で、見捨てられた
ことへの憤り感と同時に自ら生み出したある種の”怪物”たちを
殲滅させようとする意図が有ったりするのだろうか。
オーウェンの出演もシーズン3では初の登場だ。
最後に登場したのはS2-11。
ニキータとオーウェンが話していた銀行強盗に於ける廃校の流れ
は、S1-5の「ブラックボックス」で行ったときのものだ。
ニキータがどのような経緯でアマンダによって育てられたのか
その一端が描かれたことも有ったけど、今回はオーウェンの闇と
いうものにクローズアップしたものだった。
彼は戦場で壊れていて隔離されていたこと。それを見つけた
アマンダが治したのだという。そんなオーウェンのことをサムと
呼んでいたけど、彼らは本名があるようで、その本名を捨てる
ことになったことはディヴィジョンに入ったからなのか、それ
とも戦争に於ける喪失感からなのかが気になる。それと同時に
オーウェンに施されている脳の手術のことが気になるね。
その手術によって記憶は消されたみたいだけど、それ以外にも
オーウェンの行動を操るような芸当が出来るのかどうか。
アマンダの前に現れたオーウェンは銃を手にいながらも、彼女
を殺す事が出来なかったということを考えれば、そういう一種の
洗脳が施されている可能性は否定出来ない。
内通者の存在が現れたことと、何かか関連がなければ良いのだけどね。
パーシーを殺すことに生きる意味を持っていたオーウェン。
ようやくニキータとしてもエージェントの回収に成功して一歩
踏み出したという格好だけど、オーウェンの挙動次第ではそれが
意味のあるものかどうかがまた問われてきそうで、今後の興味と
なっていきそうだ。
ショーンはついにアレックスに告白していましたね。
アレックスはニキータの言う事を何でも聞く子となっているけど、
そのニキータはマイケルという相手が出来たワケで、アレックスに
とっても何れニキータ離れの時が来そうだ。
前回撃たれた後遺症から、アレックスは「ソベレックス」という
痛み止めに手を伸ばしたけれど、彼女がかつて依存症のような
状態にあったことを考えると、あまり手を出して欲しくないもの
のように思うが・・・
■使用された曲
・
■検索用キーワード
・
ニキータ・ミアーズ (Maggie Q) 暗殺者
マイケル・ビショップ (Shane West) ニキータの仲間
アレックス・ウディノフ (Lyndsy Fonseca) ニキータと精通、組織員
シーモア・バーコフ (Aaron Stanford) IT関係、ニキータらと手を組む
ヘレン・コリンズ “アマンダ” (Melinda Clarke) ディヴィジョンのトップ
ショーン・ピアース (Dillon Casey) オーバーサイト
ソーニャ (Lyndie Greenwood) ディヴィジョンの分析官
ライアン・フレッチャー (Noah Bean) 元CIA
オーウェン・エリオット (Devon Sawa) 元ガーディアン
アリ・タサロフ (Peter Outerbridge) 元ゴーゴリ
アン (Sarah Allen) アマンダの部下、元ディヴィジョン
Dr.ハジリ (Raoul Bhaneja) ディヴィジョンの医師
— (Costa Tovarnisky) 看守
— (Ian Peters) ディヴィジョン諜報員
— (Brianna Goldie) ディヴィジョン諜報員