May 11, 2012
第23話 儚き夢 Homecoming
脚本/Juan Carlos Coto 監督/Eagle Egilsson
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パーシーは”紳士”に対して、自分も一員にするよう求める。
ついにパーシーは核武装したこと。
マイケルはパーシーの狙いは初期の弾道ミサイルは衛星ナビ
でターゲットを捕捉することを語ると、ニキータは衛星自身が
武器なのかも知れないと語る。
大統領に対してパーシーは”アフガン大統領とタリバンの和平
交渉は決裂したと発表しろ”と迫り、デモンストレーションとし
て核の実験施設を破壊するのだった。
ニキータは衛星を制御不能にするとして、ディヴィジョンに
潜入することを語る。アレックスとショーンには侵入経路の確保
を求め、マイケルと私でサーバールームに侵入すると語る。
しかし二人での侵入は難しいと分かるとニキータ一人で侵入
するが、マイケルも心配になり中へと入っていく。
ニキータはディヴィジョンのある部屋を通ると、当時のことを
思い出す。
8年前、ここから出たいととして暴れた際にマイケルからココ
以外に行く場所などないと言われたこと。
マイケルはニキータがサーバールームに爆弾を設置した後、マイ
ケルに爆発させる。しかしその後二人は無線での交信が取れなく
なってしまう。
ソーニャとパーシーは第二サーバールームがニキータによって
破壊されたが、コアシスタムには被害はないと語る。
パーシーはディヴィジョン内に侵入者が居るとしてエージェント
たちに探して抹殺するよう求める。殺した者にはそれ相応の
報酬を用意するとのことだった。
アレックスとショーンはディヴィジョンの強襲チームと戦って
いた。更に一度は捕まえイスにくくりつけていたマーガレット
がアレックスに襲いかかってくる。アレックスはなんとか彼女
を殺害する。
ライアンはバーコフと連絡すると回線が通じなくなっていて
ニキータたちと連絡が取れないことを語る。粒子ビームを
止められたかどうかは分からないという。
ライアンはグレーソン大統領に対して、パーシーには閣僚の
合意が得られないと言って時間を稼ごうというが、原子炉が
一機破壊されている状況の中、リスクは冒せないと語る。
副大統領のスペンサーに対して、ライアンは仲間のエージェント
がディヴィジョン内に潜入している事を告げ、海兵隊を送る
のは暫く待って欲しいというが、大統領は自分が終わるならば
パーシーも終わらせるとして、仲間には自力で対処させろと
言われる。
マイケルとニキータは警備回線を使って交信する。
しかしその交信は当然秘密回線ではない為にディヴィジョンの
誰もが聞ける状態だった。「みなさんただいま」と皮肉る
ニキータ。ニキータはマイケルに対して「唯一楽しかった思い出
の場所で会おう」と語る。
ホワイトハウスなら生中継が行われる。
グレーソン大統領は、「平和条約交渉の中止を宣言」する。
国益に反する為だった。
それを受けてパーシーは紳士に連絡すると「求めよさらば与えら
れん」と語ると、「たたけよされば開かれん」と返信が有り、
加入は認められたが新たなトラブルが発生している事を告げ、
海兵隊がディヴィジョンを取り囲んでいることをパーシーに
伝える。
ソーニャは衛星でマルチスペクトル解析によると205人の海兵隊
がディヴィジョンを囲んでいるという。ディヴィジョンは政府
の組織のハズなのに何故ディヴィジョンを襲おうとしているのか
と問うと、ニキータら暴走を出さない為だという。
ショーンたちはいよいよ海兵隊の侵入が始まった事を告げ、追い
込まれるのを待つしか無いとアレックスに語る。シューンは
彼女に対して全てが終わったらデートしないかと語る。
希望を持っていた方がやりがいが有り、最後のご褒美だろうと
語る。アレックスは否定するが・・・
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アメリカ大統領に対する影響力を誇示して、パーシーは紳士と
呼ばれる人物と接触し、彼が所属している組織に自分も加入
したい事を告げる。紳士はパーシーの功績を認め加入させるが、
大統領もただでは退かないと考え、パーシーらの居るディヴィ
ジョンに海兵隊を使って制圧を考える。ライアンは二人の味方の
エージェントが内部にいるのでその案に反対するが・・・
取りあえずパーシーとローンを含めた旧態形式のディヴィジョン
の崩壊ということで、一応の決着を付けた格好だった。
ディヴィジョンを操っていた議員・財界らの消滅と同時に本来ディ
ヴィジョンの流れはアメリカ政府にも公開されて、処理・解体すべ
き案件だったのに、延命措置のようにしてパーシーがディヴィジョン
のエージェントを騙しては、組織を操る流れは少々けだるさを生んで
いたのも確かだった。
ただ今回のドラマでも見られるように、最後の悪あがきをする
パーシーの姑息さは上手いものがあり、自分のことを殺しに来た
ニキータに対して今度は自分を政府から守らせるというシチュエー
ション作りはよく出来ていたのかなって感じ。この辺確かに強引だけど、
アメリカの脚本家の上手い引き延ばし方だなと思う。
そもそもディヴィジョンのエージェントたちに人権がなく、
この組織に拘る理由というのも全く分からないでもない。
外の世界にいることが幸せなのか、それともこの組織の中で
強力なリーダーシップ性のある人物の下で共に行動を取るのが良いのか
は、人間の倫理感を超えた人としての心理的なものが左右して
いそうだ。それはニキータの中でも同様のものがあり、シーズン2
の後半にかけてニキータの過去が描かれるようになったけど、
その多くが彼女の人生の全てがディヴィジョンにあるということを
示唆する流れとして繋がって居る。
アレックスとショーンのデートの約束件も最後の最後までよく
分からない流れとして存在してしまったので、出来れば最後は歯切れ
よく返事して欲しかったな。
ローンはクリーナーだけど、まるでドーピングしているガーディアン
レベルの強さが有ったな。最後に電源を殴って感電死するローン
だったけど、施設内では銃は厳禁だとしながらも、ローンが持って
いたプルトニウムは大丈夫だったんですかね。
それとは対象的にバーコフがディヴィジョンに戻って来たときには
誰がエンタープライズ号に変えたとしながらも、いよいよモニタ越し
にしか会話することができなかったソーニャと触れる事(キスすること)
が出来て良かったと思う。
ニキータにキスした罰として、早いところマイケルに尻を蹴られろ
と小一時間でも有ったがそれは流石に無かった(笑)
シーズン3は静かにディヴィジョンという組織を終息させる為に
エージェントを少しずつ処分していくのだろうか?
こんな危険な組織をそもそもライアンの一存で残せるものなのか。
エストニアのタリンで、残った一つのブラックボックスが解析され
たようだ。アマンダが再登場って感じだけど、このブラックボックス
がどう利用されていくのか。
ニキータ・ミアーズ (Maggie Q) 暗殺者
マイケル・ビショップ (Shane West) ニキータの仲間
アレックス・ウディノフ (Lyndsy Fonseca) ニキータと精通、組織員
シーモア・バーコフ (Aaron Stanford) IT関係、ニキータらと手を組む
ヘレン・コリンズ “アマンダ” (Melinda Clarke) ディヴィジョンのトップ
パーシヴァル・ローズ “パーシー” (Xander Berkeley) 組織のドン
ショーン・ピアース (Dillon Casey) オーバーサイト
ソーニャ (Lyndie Greenwood) ディヴィジョンの分析官
ローン (Rob Stewart) ディヴィジョンのクリーナー
ライアン・フレッチャー (Noah Bean) 元CIA
モーガン・ケンドリック (Brian Howe) CIA長官、ライアンの上司
フィリップ・ジョーンズ (David S. Lee) “紳士”
チャールズ・グレイソン (Cameron Daddo) 大統領
キャスリーン・スペンサー (Michelle Nolden) 副大統領
マーガレッド・ゴワー (Casey Hudecki) ディヴィジョンの見張り・農家
— (Brett Donahue) Polo Guard
— (Steve Lund) Marine Guard
— (Geoff Williams) Industrial Worker
— (Darcy Lindzon) Hacker
— (Yuri Koller) Alpha Team 5 Leader
— (Karl Ang) Tech
— (Nicole Dos Santos) Tech
— (Jenny Jacoya Chowles) Computer Technician
— (Tazito Garcia) Marine