ダウントン・アビー ~貴族とメイドと相続人~ Downton Abbey シーズン2 第6話 謎の負傷兵 Episode #2.6

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第6話 謎の負傷兵 Episode #2.6

監督/Andy Goddard 脚本/Julian Fellowes
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マシューとウィリアムは戦場で重傷を負う。マシューは足の調子
がおかしいことに気が付く。クラークソン医師はロバートに
対して脊椎損傷で性生活は無理で子供を作ることは出来ない事
を話す。それを知ったマシューはラビニアにも死んだと思って
別れて欲しい事を告げると、ラビニアは彼と別れたら死ぬと
メアリーに語る。ウィリアムはデイジーに死ぬ前に僕と結婚して
欲しいと言われ、結婚をした後に息を引き取る。ヴェラは
ベイツに対して離婚すればメアリーと外交官の件を暴露すると
脅す。メアリーはそれを知り残る手は一つだとして、リチャード
に力を借りる。独占記事としてヴェラに秘密保持契約をさせた
後に、実はリチャードはメアリーの婚約者であることを告げ
フィアンセを守る為にはどんなことでもするとしてヴェラを
脅す。メアリーはリチャードに大きな借りを作ってしまう。
そんなリチャードは未来の妻なので幾らでも甘えてくれれば
良いと語る。
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車椅子のマシューはメアリーに押されてダウントンの庭を散歩
する。私の腕がボクサーみたいに太くなりそうだというメアリー
に自分で車椅子くらい動かせると語る。マシューはウィリアム
のことが頭から離れない事を告げ、彼の勇気ある犠牲こそ報われる
べきだと語る。しかしメアリーは二人共に勇敢だと告げ、起きた
ことは受け入れるしかないことを語る。ロバートはリチャード
を城に招き、メアリーとマシューのことを観察しながら大人の会話
をしていた。リチャードはメアリーを明日ハクスビーパークへ
連れて行こうと思うとし、その家を購入して二人で住むことを
語る。イーディスはハクスビーパークと言えばラッセル家のもの
だったが売りに出されたのかと問うと、現在空き家になっている
という。ロバートもラッセル家とは何代にも渡って付き合っていた
だけに複雑さを吐露する。メアリーもまた幼少期から何度も
遊びに行っているので複雑だろうと。内装には手を加えて最新式
の暮らしやすい環境を整えるというリチャード。

そんな中カーソンとクラークソン医師がロバートの元を尋ねて
くる。カナダ人の少佐がクローリー家と親戚関係にあるので
こちらの療養所に移りたいことを語っているという。彼の居る
連隊の将校を前に何度か受け入れている事を告げ、名前は
パトリック・ゴードンという人物だという。パトリシア王女
カナダ軽歩兵連隊所属で、爆撃を受けかなりのヤケドによる
損傷を受けているとのこと。ロバートは戦争の英雄だとして
受け入れは構わないと語る。

使用人達は会話していた。
ジェーンは従者(ベイツ)とメイド(アンナ)が結婚してる家なん
て初めてだという。話に参加していたオプライエンは不公平だ
と告げ、みんながここで雇われているのにあなたたちだけ家を
与えられること。アンナは嫉妬心なのかと問うと、和が乱れる
のだという。しかしベイツは今まで仲良しだったか?と語る。
デイジーがやってくるが無言で立ち去ってしまう。アンナは
もう少し彼女には時間が必要だと語る。

コーラとイザベルとヴァイオレットは会話する。
マシューが回復してきたことに喜ぶ一行。イザベルは他の患者
もリハビリが不十分である事を告げる。コーラはもうすぐ
彼らは居なくなる事を告げ、話ではオスマン帝国は降伏寸前
であり、オーストリアも破れるって話だという。そうなれば戦争
は終わるだろうと。来年には屋敷を本来の形に戻すと意欲を
見せるコーラとヴァイオレットだが、イザベルは反対する。
また着飾って狩猟してその肉を貪るような生活をしたいのかと
問う。イザベルはもっと人の役に立ちたくはないのかとして、
ダウントンを療養所施設として役割を続けさせてと語る。
モールズリーはどう思うかと話題を振られると、私は今の仕事
で満足だという。使用人は雇い主よりも保守的だという。
ヴァイオレットはそんな常識は当てにならないと語る。

イーディスは看護の仕事の為に負傷兵たちの世話をしていた。
パトリックに対しても何か用があれば遠慮なく言って欲しいと
告げると、パトリックは僕を見て驚かないかと問う。僕らは
親戚同士なんだという。イーディスは家系には詳しくなく、
父が調べたらゴードン家に嫁いだ叔母がいると言っていたと語る。
パトリックは違うと否定すると、僕の声に聞き覚えはないか
と問う。ずっと前に逢っているのだと。しかしイーディスは
シビルから手伝って欲しいと言われてその場から離れる。

デイジーに対してジェーンは遺族年金に関することが書かれて
いるとして資料を置いて行く。しかしデイジーは私は本当の妻
ではないとし、結婚したのは6・7時間だけだったという。
名字なんかも変えるのではなかったと後悔していた。パットモア
は受け取らなければウィリアムは悲しむとし、これは彼の遺志
だとすると、あなたは私に嘘を付かせたとし、思い出までも
嘘にさせないで欲しいと語る。

リチャードは秘書のブルックに引き下がらせる中、カーソンに
対して話が有るという。君に仕事を与えたいとし、大変だが
給料は上がる事を語る。メアリーと私はダウントンの近くに
家を購入することを告げ、ロンドンからは遠いが今の私には
買える買える額だという。メアリーは君の事に一目置いている
こと。明日ハクスビーパークを見に行くので手直しが必要だが、
そこで働いて欲しいという。メアリーはこの話を知っている
のかというカーソンだが、リチャードはメアリーを驚かせたい
のだという。カーソンはメアリーの指示を待ちますと語る。

バイオレットはロバートに対してリチャードの事は嫌いじゃない
が好きじゃないというだけだと語る。ロバートはこの家を元の
形に取り戻したい事を語る。しかしイザベルが何というか分か
らない事を告げ、今日も壮大な計画を延々と語っていたと
コーラは語る。バイオレットはここよりももっと活躍出来る場を
与えようと語る。

ベイツはアンナに対して仮判決は出てるので離婚できることを
繰り返し唱える。
一方戦争が終わったらトーマスはどうするのか?と問われ、まだ
決めていないことを口にするが、パットナムは突然みんなが何を
いるのか分かっていると語り出す。トーマスは突然のパットナム
の発言に何をするというのかと問うと買いだめだという。配給品
だけではやっていけないこと。今週の砂糖を手に入れるだけでも
大変な状況だと告げると、トーマスは彼女の意図を察して闇市
でも開けと言うのか?と問う。

メイドの宿舎・ヒューズの元に裏口からエセルがやってきて
食料を受け取る。そんな光景をカーソンによって見られてしまう。

コーラとロバートはランチの件で話合っていた。
ロバートはランチを一人でとるのは嫌なのでせめてコーラと
一緒に食事をしたいことを口にするが、コーラもまた療養所など
仕事が沢山有るのだとして一緒には取れないという。一人のランチ
が嫌なのか?と問われるロバート。

メアリーはリチャードはハクスビーパークのラッセル家へと
邸宅を見に行く。50平方kmの広大な土地。メアリーはあまりに
ガランとして人も何もないことにショックを受けて居た。
ラッセル家は息子のビリーが戦死して以降、家族は打ちのめさ
れてしまったのだという。メアリーは家具とか絵画については
どうするのかと問うと、全て買いそろえることを語る。
そんな彼にあなたには買えるが、私は相続するだけだと呟く。
リチャードはこの邸宅を救おうと告げ、この家に新たな息吹を
吹き込むことをメアリーに語る。

カーソンはヒューズを連れてエセルの件でコーラに説明しにいく。
エセルに食料品を与えていたこと。ヒューズは赤ちゃんがいる
ので気の毒だったことを語るが、男性が道を踏み外しても問題は
ないが若い女性が道を踏み外すと取り戻すのは難しいとし、
軍服に惑わされることはよくあるのだという。ヒューズはエセル
は十分に痛い目に合っていることを告げ、ブライアント少佐にも
手紙で子供の認知を求めているが無視されているのだという。
コーラはロバートに話して、再び少佐を招いてエセルと子供の件
を耳に入れてもらうか?としつつも、エセルはそれでも少佐に
言い寄られても拒むべきだったのだと語る。

ロバートは一人で昼食。
カーソンも居なくなり見捨てられたと給仕に来たジェーンに話
かける。ジェーンにここでの仕事は慣れたか?と語り、子育てと
上手く両立出来ているのかと問う。ロバートは子供は生活の中心
だとすると、息子さんは何歳なのかと問う。12歳だという
ジェーンは奨学金でリポン中学に進ませようと思っていることを
語る。算数が得意で教師からも薦められたという。ロバートは
それならば私から推薦状を書くぞと言われると、ジェーンは
普段は息子に人を頼ってはいけないと教えているが、こればかり
は断れないとして嬉しそうな声を上げる。そんな中カーソンが
戻ってくると、伯爵に気軽に話しかけるのではないとしてジェーン
をしかり飛ばす。ロバートは私から質問をしたので彼女に
責任はないと語る。

ヒューズはエセルにコーラに事情を話したこと。そしてコーラ
はロバートから少佐にこの一件を話してくれるかも知れないこと
を報告。それを聞いたエセルは希望を口にする。少なくとも子供
のことが耳に入り、グランサム伯爵にこの件が知られたという
ことが社交界に伝われば影響はあるのではないかという。
しかしヒューズは今は昔と事情が変わっており、少佐は欲求を
満たしただけだという。都会にでも行ってやり直すべきことを
提言し、ここでは一度道を踏み外せば元に戻るのは難しいこと
を語る。

ベイツの元に弁護士から電話が鳴ったとしてカーソンが呼び
にくる。トーマスはカーソンが来たのを知るとメアリーが
呼んでいたことを告げる。カーソンはいつその情報を聞いた
のかと問うとメアリーが屋敷に戻った時だという。カーソンは
どうして黙って居たのかとしてトーマスを睨み付ける。
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いよいよ第一次世界大戦も終戦に近づき新時代の足音が見え隠
れする。メアリーはリチャードに借りを作ってしまった(ヴェラ
がメアリーとトルコ外交官との情事の件でマスコミに情報リーク
しようとしたのを阻止)ことも有り、婚約は避けられないものと
考える。リチャードはダウントンにも近いハクスビーパークの
元ラッセル家の邸宅を購入することを話す。
しかしメアリーとしてはマシューが脊椎を損傷し、自分の足では
立てない現状を知りどうしても見捨てることが出来ず付きっきり
で看病していた。それを快く思わないリチャード。
一刻も早くダウントンでの静寂の暮らしを取り戻したいクローリー
家だがイザベルは、戦争が終わった後にも戦争後遺症に苦しむ
人がいる限りは療養所として活用すべきだと提言する。無下に
扱うことも出来ないコーラとバイオレットは頭を抱えるが、
イザベルには療養所以上に必要だと思わせる役割を持たせれば
良いとして追い出し策を考える。
そんな中、突然ダウントンの療養所に転院したいとするものが
現れる。クローリー家の親戚だとするカナダ人・パトリック・ゴー
ドンだという。ゴードン家という人物に心当たりは無かったが、
彼の所属する部隊の将校を何人か受け入れたことも有り、ロバート
は快く受け入れていくが、実は彼はクローリー家にとって
鍵を握る人物(限嗣相続制の相続権の最上位に当たる人物)だった。
現在グランサム伯爵の爵位を相続する最上位に当たる人物は
遠縁でもあるマシューで有ったのだが・・・

いよいよ戦争が終わったということで、身内の生存状況や生死の
知らせというのを人づてに聞くことも無くなりそうなので喜ばしい
限り。
しかし早くもドラマでは、戦争が終わった後のことを想定して、
それぞれの人たちが新時代に向けて新たに行動を起こし始めると
言ったドラマが展開されていく。

ドラマではやはり新時代に向けてこの混乱期をどのように過ごす
のかによってその後の人生が大きく変わるという転換点でも有る。
多くの戦争による後遺症に苦しむ人が存在する中でも、非情なまでに
権利を主張し利益を勝ち取る為の行動を起こすものたちが勝者に
なってしまうという事情が有るのだろう。
そういう点では下働きとして働いているものたちが、下克上と
ばかりに、この機会にのし上がるというチャンスでもあるところが
戦争の恐いところ。

なんと言っても悲しいのは、イーディス嬢が語る様に、身内や家族
のものたちを利害の衝突によって追いだそうとしている流れがある
ということ。骨肉の争いの予感を感じさせるけど、基本的には争いには
なっておらず、ただ静かに自分たちに不都合だと思われるものを
体の良い言葉と論理を使って追い払うといったことが行われている。

マシューに相続権が無くなると自然とこの城でのイザベルの
立場も失いそうな感じがするけど、コーラとバイオレットが協力
してイザベルの市民の論理・無償の善意を排除しようとして貴族の力で
追いだしていく狡猾さというものを感じさせる。上品ぶって色々
と焚きつけているが、実際には非常にえげつなさが有る。
憎めないと言えば憎めないのだけど自分の立場や利権を守る為に
相続権以外のところでもまたこういった争いが発生しているのだから
何とも言えない。男性と女性で戦っているのではなく、同姓同士で
戦いを見せている作りは上手いところかも。
ただマシューが車椅子によって傷ついている状況の中、息子のソバ
から離れてでも難民支援のために行動を起こそうとするだろうか
という感じにも思える。

そして今回はなんと言っても謎の人物として負傷兵がダウントン
にやってくる。いつかこんな形で戻ってくるだろうことは
想定出来ていたけど、このドラマの第一話の段階でタイタニック号
沈没によって亡くなったとされるジェームズの息子のパトリック
だった。パトリックは案の上タイタニック号の沈没の際に記憶
を失っており、皮肉にも爆撃での怪我の衝撃で記憶を取り戻して
6年ぶりにイギリスに帰郷するという人物だった。

ドラマとして上手いのは、この人物が今の状況を象徴する人物として
登場してきたことだ。
顔も手足もヤケドしていて姿形は変わってしまっているが、本人で
あることには違い無い。一見するとダウントンの城や町並み、そして
人となりも姿形は変わっていないが、実際には多くのものが変わって
いること。
働くスタッフたちの内情も変わっていれば、人の心も変わっている
事情が存在する。戦争による傷跡が至るところで散見されている
ので、変わらないでいるというのも酷な話だと思うし、ある程度
仕方がないところなのだろう。伝統とは変わらない形としてそのまんま
後世に受け継ぐものだと思うので、時代や戦争による世情の変化
によって、ダウントンを守るものとしては変わるべきものと変わる
ことは出来ないものがあるように思う。

パトリックに対して寄り添う形のイーディス嬢。
メアリーやロバートにして見れば、マシューの今の状況があまり
に悲惨過ぎることも有って、パトリックに対する扱いにも大きく
差が出てしまうものがあるけど、どの流れもまた不可抗力の形で
発生したものが有る分だけ難しい選択を強いられている感じが
する。
ただ一連のパトリックを通した流れを見ると、聞く耳を持たない
クローリー家の人たちの行動は、見方によってエセルの話を聞こう
としないブライアント少佐の流れにも共通する部分が有るので
なんとも言えないところが有る。
そんな少佐は天罰とばかりに、ビットリオベネトの戦いで戦死
したことが告げられていた。

自分が自分であることを証明出来ないドラマというのは今日でも
意外と多く描かれる。パトリックが証明出来るものは、記憶と
言う名の本人の言葉から発せられる言葉だけという状況であり、
金を持つ伯爵家にとっては、資産を狙う為に近づいてくる数多くの
野心家の一人として見られてしまうのも仕方が無いけど、
これまでロバートが身内を守る為に固執した態度を見せていた
姿を考えると、やや無粋な形で処理されてしまったようにも思う。
ただ調べていない訳では無く、情報が錯綜している状況なので
仕方がないけど、色々と証明するには時間がかかりそうだね。

イーディスはパトリックのことを好きだったということも有り、
特に彼の事に関しては見ていた部分も多いのだろう。
一時はイーディスの中にも開放されたものが有るかと思ったけど
またしても固執するものが出来てしまったのだろうか。

シビルの動きも気になるがブランソンとの件では戦争が終わった
後の話だとしていたので、来週から本格的に動き出しそうだ。
カーソンが使用人たちと食事をしながら会話する中で、
「ドイツが共和制なんてあり得ない。今の皇帝や皇太子が退くような
ことが有っても変わりに摂関政治が行われる」と語り、
「君主制はヨーロッパには欠かせない」とするも、ブランソンは
「国王や皇帝の時代は終わったも同然」だとして意見を違わせる
シーンも有った。

ベイツの件もまた色々と面倒臭い展開が用意された。
ヴェラに金を渡したことが結果として不利に働くようだけど、
ベイツはこれまで何度も念じるようにして仮判決が出ていること
を口にしていたのにね。
ベイツとアンナが幸せになることにオブライエンは不公平という
妬みが現れ、相変わらず二人の動向を気にして聞く耳を立てて
いるシーンが挿入されたけど、自分の幸せを見つける為に
オブライエンも他人の不幸ばかりを願って行動を取らねば良いのに
ね。言い争いをしている姿をトーマスが嬉しそうに眺めている
シーンというのがまた憎らしい(笑)
ヴェラが殺されるとは思わなかったけど、ベイツの額の傷との
関係はどうなっているのだろうか。

トーマスはパットナムの意見に沿って闇市を開いて金を儲ける
様子。オブライエンは金の貸し借りに関して感心しないという
倫理感を持っていたところが驚き。

金と言えばウィリアムと愛していないのに結婚してしまった
デイジーは相変わらず罪悪感によって傷ついている。パットナム
にも敵意を向けている感じだけど、ヒューズもまたデイジーに
対して説得する立場の人間だった。

新たなキャラクターとしてジェーンがやってきたけど、彼女は
子供がいると嘘を付いて城に戻り込んだのかなと思っていたけど
本当に子供がいるみたいだね。
エセルはそんなジェーンに対して不公平さを唱えていた。
この辺はオブライエンと通じるところが有りそうだけど、自分が
犯した軽率な行動に対してあんまり反省していないというか、
責任を他人に押しつけるタイプの人なんだよね。

カーソンがダウントンから出て行くことになりそうだ。
といってもメアリーの従者として務めることになるようで、
ロバートはメアリーに対して「人の使用人を盗むなんて不作法
として良い様がない」としながらも、周りに居た人たちはみんな
最後はカーソンが決めることだとして際に、「みんなグルかっ」
と言ったロバートとベイツ、コーラ、メアリーのやりとりは
面白かったかも知れない。
そんなカーソンに対して、「我々の船の船長になってくれるか」(Ric)
「あなたが舵を取ってくれたらこの先安心だ」(MARY)

といったセリフを見ると、どうしてもパトリックに見る
タイタニック号沈没の流れを皮肉っている感じにも思えるね。

未来の足音が近づいてくるとは言うけど、マシューの足の感覚が
戻り始めているであろうことも感じさせる中で、確信が持てない
のかまだぬか喜びは禁物とばかりに語らない辺りもまた憎い演出
かもしれない。

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Downton Abbey – The Suite
Performed by The Chamber Orchestra of London

ロバート・クローリー (Hugh Bonneville) グランサム伯爵
シビル・クローリー (Jessica Brown Findlay) 三女
イーディス・クローリー (Laura Carmichael) 次女
メアリー・クローリー (Michelle Dockery) 長女
コーラ・クローリー (Elizabeth McGovern) 伯爵夫人
バイオレット・クローリー (Maggie Smith) ロバートの母
マシュー・クローリー (Dan Stevens) ロバートの遠縁
イザベル・クローリー (Penelope Wilton) マシューの母

Mr.カーソン (Jim Carter) 執事
ジョン・ベイツ (Brendan Coyle) 従者
サラ・オブライエン (Siobhan Finneran) 侍女
アンナ・スミス (Joanne Froggatt) メイド長

ウィリアム・メイソン (Thomas Howes) 第二下僕
デイジー・メイソン (Sophie McShera) メイド・新人
トーマス・バロウ (Rob James-Collier) 第一下僕
Mrs.ヒューズ (Phyllis Logan) 家政婦長
Mrs.パットモア (Lesley Nicol) 料理長
エセル・パークス (Amy Nuttall) 新人メイド
ジョセフ・モールズリー (Kevin Doyle) イザベルの従者
トム・ブランソン (Allen Leech) 運転手

ジェーン・ムアサム (Clare Calbraith) 子持ち、メイドの面接に・・
Sir リチャード・カーライル (Iain Glen) メディア王、メアリーと婚約
Dr.クラークソン (David Robb) 医者、少佐
パトリック・ゴードン (Trevor White) カナダ人、少佐、実は・・
— (Cara Bamford) メイド
ヴェラ・ベイツ (Maria Doyle Kennedy) ベイツの妻
— (Giles Spencer) Officer

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