ダウントン・アビー ~貴族とメイドと相続人~ Downton Abbey シーズン2 第2話 変化のとき Episode #2.2

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18 September 2011
第2話 変化のとき Episode #2.2

監督/Ashley Pearce 脚本/Julian Fellowes
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マシューは一時帰国する際にラビニアを婚約者として紹介する
為にダウントンアビーに連れて行く。ベイツはアンナとの
結婚を考えていたが、ベイツの妻・ヴェラからはもしも別れた
ら伯爵家が破滅するネタを新聞社に知らせるとして脅す。
トーマスは戦争に於いて生き残る為に自ら敵兵に指を撃たせて
負傷兵として帰国することになる。シビルは病院で働き、
イーディスは運転手としての道を模索する中、メアリーは再び
戦地に戻るマシューを送り出す。彼女はベッドで愛するマシュー
の無事をただ祈るしかなかった。

1917年4月。
ウィリアムに手紙が届く。
ヒューズはカーソンがメイドのする仕事にまで手を出し始めた
ことに対して指摘する。ベイツの代わりに来たラングはロバート
の軍服を着せるがどうも合わなかった。ロバートは気が立って
おり、さっさと直せと思わず怒鳴るが、すぐに我に返り、前線で
戦って来た君を怒鳴る資格は私にはないとして謝罪する。
傷病兵として名誉の除隊をしてきたことを告げるが、ラングは
ここの周りの人たちは軽蔑されているだけだという。すると
ロバートは自分から注意しておくと約束。
パットモアもまた手紙が届いて意気消沈する中、デイジーはどうか
したのかと問う。ウィリアムはデイジーたちに召集令状が来た
として喜びを示すと、デイジーに対して来週には検査を受けて
それが通れば訓練の為にリッチモンドにいくことになるという。
そして戦地に行く事になると告げると、戦争が終わる前に前線に
行きたいという。その際ウィリアムはデイジーの写真を持って
行きたいとして君が写る写真が欲しいと語る。写真がないというと
半休を取って写真を撮影して欲しいと頼む。

コーラはオブライエンにトーマスが傷病兵として戻って来たこと
を知り彼は大丈夫なのかと問う。彼は病院で働きたがっている
事を告げると、コーラはそれならばクラークソン先生の元で
働けるよう話をしてみるという。

一方塹壕ではマシューは部下のデービスに対して、一緒にイギリス
に戻るかと問う。ストウッド将軍から部隊長の補佐を頼まれたと
し、北部で新兵を募るのでその助けをするのだという。大尉に
なれるし暫く故郷にも戻れることを告げる。

ダウントンアビーではウィリアムが兵役となる為に水曜日には
下僕が一人もいなくなる状況が訪れる。ロバートはそんなウィリアム
に対して戦地でもしっかりなと声をかける。ロバートはコーラに
対して下僕は皆戦地にいくのに私は式典でスピーチしているだけ
だと嘆く。士気を高めるのも大事だとするコーラだが、彼は
自分の誇りを持てる彼らがうらやましいと語る。

オブライエンはラングが作業をしていると嫌がらせに愚痴る。
それを聞いていたエセルが会話に割って入る。そこにモールズリー
がやってくるとラングに仕事は順調かと尋ね、アンナを探して
いることを告げみんなに尋ねる。リポンでアンナが探していた
本が見つかったとして渡して欲しいと語る。エセルはその本が
「エリザベスとドイツの庭園」だと知り鼻で笑う。

コーラはクラークソン医師の元にいきトーマス伍長の件で相談
するが、力になりたいが軍の件では私の一存では配属は決めら
れないと語る。

アンナかカーソンがワインのコルクを開けるのに苦戦している
のを目にする。

一方朝食の場で家族で食事をするクローリー家。
マシューが二週間帰国することになり将軍と国内を回ることに
なったのでロバートはディナーに招待しようと語る。メアリーは
リチャード・カーライルを土曜日から月曜日まで呼びたいことを
語ると、バイオレットはあまりこちら側から熱を挙げていると
思われてはダメだと語る。本心は関係無くどう見えるのかが問題
だという。その時にはロザムンドも呼ぶ事を語る。しかし下僕も
いないのにどうもてなせばいいのかということになる。
一方イーディスは村でドレイク夫人に会った事を告げ、ロング
フィールド農場で最後の働き手のものが招集され運転手がいない
と嘆いていたのだという。そこで私がトラクターの運転をしに
手伝いにいくことになった事を語ると、バイオレットたちは
あなたはレディーなのよとして訴えるが、イーディスはもう決めた
ことだとして意見を曲げるつもりはないと語る。

アンナはカーソンがあまりに働きすぎていて燃え尽きないか
心配だとパットモアに語る。するとパットモアはアンナに
手紙が届いた事を告げ、ランカシャーフェージリア連隊に所属
する甥っ子がいるが、手紙には「恐らく死亡」だという知らせ
が書かれていた事を告げる。それ以上言及されていないとし
どうにも居たたまれない気持ちだと語る。旦那様を通して陸軍省
の友達に聞いてもらったらどうかと告げる。

ラングが縫い物をしているとエセルとオブライエンはその腕の
良さに関心する。特にオブライエンは意外だとして驚くが、
実は母もあなたと同じで侍女であり習ったのだという。
カーソンはラングにサー・リチャードとマシューが来る事を
告げ、メイドはパーティー会場に入れられないので給仕を
頼むという。

パットモアは甥の件でロバートに話す。
甥の名前はアーチボルト・フィルポッツで、北フランスで戦って
いたこと。手紙には詳細が書いていないのでどうなったのか
知りたい事を語る。ロバートは書かれている通りに戦死である
可能性は高いことを告げると覚悟はしているという。

アンナの元にモールズリーはやってくると渡した本は呼んだかと
問う。昨日受け取ったばかりだというアンナ。読み終えたら
感想でも言い合えたらどうかと思ったというモールズリー。
するとそれならばみんなで読書会でも開くかと問うと、二人きり
で話がしたいという。
一方ロバートはコーラに対して、クラークソン医師に手紙を書いた
事を告げ、トーマスの件で圧力をかけておいたと語る。
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戦争が激化する1917年の4月、イギリスでも負傷兵で溢れていた。
前線で国の為に命を捧げて貢献したいとするもの、武勲を挙げた
いとしていたものたちの士気は少なからず失われていた。
マシューはストラット将軍と共に北部での新兵を募る為に、2週間
イギリスに戻る機会を与えられる。先に負傷して帰国している
トーマスは二度と前線に戻りたくなく、ダウンタンの土地での
医療従事を希望する。相変わらずエゴが突出しているトーマスだが、
ドイツ軍が新たに導入した毒ガス兵器によって失明し、目の前で
夢を絶たれて絶望する兵士の姿を見て、諦めないよう励ましていく。

パットナムの甥っ子が実は敵前逃亡して射殺されていたということ
が今回のドラマを象徴しているように、目の前の現実から目を逸らそ
うとしているものたちに色々と投げかけることの多い今回のエピソード。
その現実から真正面から立ち向かおうとするものも居れば、
それに抗うことをもってその人となりの性格というものを感じ取れる
ものが有る。

至る所に戦争に対する傷ついたものたちで溢れており、その痛みも
間接的では有るがダウントンにも影響を及ぼしている。
ここで働く使用人たちは、普段は世間と隔絶された環境に置かれて
不幸な印象も有るけれど、こういう時には城という防御壁によって
守られており、この状況を鑑みれば、幸せの中で生きているという
感じもする。もっとも当時の人にしてみれば、城で働くことの
名誉さというのを感じて居るのかも知れないけどね。
そんな隔絶された状況に於ける良い面と悪い面が表れている。

正確な情報が入らず、錯綜してしまうところがあるのはネガティブな
一面だ。
この状況の中で正確な情報をもたらすのが如何にも難しいことは
感じるけど、情報が正確に伝わってこないことで、人の中に
ある不安感が頭の中で膨らんでしまう。パットナムの甥っ子のエピ
ソードを通して、その一端が描かれたけど、戦争に於ける真実の伝達
が必ずしも知りたいと願い人の心に平静さをもたらすものではないと
いうところに繋がって居た。

またドラマでは階級社会がもたらすプライドと、その人となりが
持つプライドとは何かを色んなところで葛藤させている。
真の誇り高きプライドとはどんなものなのか。

城を守ること、職務を守ること、階級に見合った行動をとること。

それぞれが出来る限りの役割を持とうとして努力する姿の中にそんな
プライドを見出すことが出来たり、またそれが邪魔してやりたいこと
も出来ない流れが有ったりして、なかなか難儀なものとして存在して
いる。
プライドを守るが為に金や力を顕示するものにすり寄っていくメアリー
の中に一抹の寂しさを覚えるものがある。

心の変化によって揺れているのは、メアリーだけでなく、トーマス
やオブライエンの中にも見出すことが出来る点でも今回は興味深い
流れが有った。
トーマスとオブライエンは戦争で傷ついたものたちを目の前にして、
自分の中に有る普段は隠しているような感情に触れた話ではないのか
な。
トーマスが今のように捻くれたものの見方をするように至る経緯が、
兵士のコートニーとの間の会話を通して見られる流れが有ったり、
オブライエンもまた弟を失った流れと同様に戦争後遺症に苦しむ男性
に弟を見るような優しい視線を投げかけていく。

出来る限りの事をするということで、倒れるまで働こうとしている
カーソンの姿が有ったり、倒れて尚プライドを持とうとしている
プロ意識に溢れる執事の姿がそこには有る。前線に立つことこそ
名誉だとするロバートもまたかなり極論では有るけど、特権階級に
見合うだけの行動を取りたいと思っている人物なのだろう。

恋愛に於ける人間関係を通した流れがドラマとしてもメインのもの
として描かれている。

アンナがベイツとの恋愛に対する思いは、まさに一途なものが有り、
例えを挙げて(「子供が月に連れ去られても別れることはない」みたい
な例えだった)は今回モーションをかけまくるモールズリーに、
自らの不変的な愛の形を説く姿が有った。
イーディスは相変わらず愛に飢えているような役割をもっており、
自分を必要としてくれる人に無節操に寄り添おうとしている姿が
有る。次女という性格上、親からの愛情が希薄だったというところ
も有るのだろう。

そして何よりもメアリーの恋愛を巡るやりとりは最も興味深いものと
して描かれている。如何にも怪しい金の亡者のようなメディア王
のリチャード・カーライル。ロザムンドは自らの境遇と今のメアリー
が似ている為なのか、母・バイオレットとの間でその件で言い争う
姿が有る。
ロマンスの必要性を説き、「ハートというのは血液を体に送る為
だけのものではない」とするバイオレットのロマンチストっぷりと、
メアリーが持つ”汚点”とも言うべき外交官との一夜の噂を打ち消す
為の現実的行動もまた必要であることを説いていた。
ロザムンドが結婚した相手は製造業者で金を持つが爵位の位の低い
マーマ・デュークであり、バイオレットはプニンタジネット王家
には叶わないとして無駄なプライド感で対峙していた。

そんな話題の渦中にあるメアリー本人が色々とマシューとの関係
で頭を悩ます中、ベイツやアンナから激しく説かれる姿が有る。
ベイツは「万一のことが有っても悔いが残らないように、マシュー
に愛しているというべき」ことを言われ、「言わずに居たら一生
後悔する」と言われていた。
メアリーがカーソンの助言をついて自信が付いたと語る中、
ヒューズが皮肉交じりに「あの方に自信がないなんて驚きだ」と
語っていたけど、今の彼女が自信を持てずにいるというのは
誰の目から見ても明らかだと思うんだけどね。
またメアリーはアンナと二度くらいアドバイスが有り、メアリー
に真実を話すべき後押しをしていたけれど、ドラマとしては
憎らしい程にメアリーの告白を挫こうとする流れが有って、
その辺の駆け引きは恋愛ドラマに於ける楽しさの一つでは有るけど、
切ないものがあるね。

それにしてもメアリーって色が白いですね。
サー・リチャードお出迎えの際の彼女の透き通るような白い肌が
荘厳な建造物を背景に美しいミドリ色の芝生と共に映えるところ
が有った。

前回のエピソードと同様に駅で出発するものを見送る姿。
今回はサー・リチャードを送っていった訳だけど、プロポーズされ
てしまった。
リチャードとラビニアが昔からの知り合いで、しかも言い争う姿が
有る。ロサムンドは彼の素性を気にしていたけど、まさに戦争成金
のような人物でかなりきな臭さは有りそうだ。

■検索用キーワード

Downton Abbey – The Suite
Performed by The Chamber Orchestra of London

ロバート・クローリー (Hugh Bonneville) グランサム伯爵
シビル・クローリー (Jessica Brown Findlay) 三女
イーディス・クローリー (Laura Carmichael) 次女
メアリー・クローリー (Michelle Dockery) 長女
コーラ・クローリー (Elizabeth McGovern) 伯爵夫人
バイオレット・クローリー (Maggie Smith) ロバートの母
マシュー・クローリー (Dan Stevens) ロバートの遠縁
イザベル・クローリー (Penelope Wilton) マシューの母

Mr.カーソン (Jim Carter) 執事
ジョン・ベイツ (Brendan Coyle) 従者
サラ・オブライエン (Siobhan Finneran) 侍女
アンナ・スミス (Joanne Froggatt) メイド長

ウィリアム・メイソン (Thomas Howes) 第二下僕
デイジー・メイソン (Sophie McShera) メイド・新人
トーマス・バロウ (Rob James-Collier) 第一下僕
グウェン・ドーソン (Rose Leslie) メイド
Mrs.ヒューズ (Phyllis Logan) 家政婦長
Mrs.パットモア (Lesley Nicol) 料理長
エセル・パークス (Amy Nuttall) 新人メイド
ヘンリー・ラング (Cal Macaninch) ベイツの変わりの従者

ラビニア・スワイアー (Zoe Boyle) マシューの婚約者、ロンドン在住
ロサムンド・ペインズウィック (Samantha Bond) コーラの
ジョセフ・モルズリー (Kevin Doyle) マシューの従者
Sir リチャード・カーライル (Iain Glen) 新聞社、戦中に富豪になる
トム・ブランソン (Allen Leech) 運転手
エドワード・コートニー (Lachlan Nieboer) 中尉、毒ガスで失明、兵士
ジョン・ドレイク (Fergus O’Donnell) ロングフィールド農場主
Mrs.ドレイク (Cathy Sara) 妻
Dr.クラークソン (David Robb) 医者、少佐
デービス (Stephen Ventura) 軍人
— (Peter Brown) Villager
— (Giles Spencer) Officer

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