ダウントン・アビー ~貴族とメイドと相続人~ Downton Abbey シーズン4 第6話 誕生日の波乱 Episode #4.6

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第6話 誕生日の波乱 Episode #4.6

監督/Philip John 脚本/Julian Fellowes

【前回までのあらすじ】

ギリンガム子爵の婚約の報道を知り、プロポーズを断ったことを後悔
するメアリー。そんな折りメアリーに好意を抱く王族のイブリン・
ネイピアと再会する。そんな中イーディスはドイツに行った婚約者
のグレッグソンと連絡が取れなかった。イーディスは密かにロンドン
の病院を訪ねる。新しく入った侍女のバクスターはトーマスの企みに
利用される。アンナに避けられるようになったベイツはアンナが乱暴
されたことを知る。再び固い絆で結ばれた二人。ヒューズは解決した
ことに安堵するが、何も解決していないとしてベイツは悲劇を忘れる
のは彼女だけで良いと語る。

【ストーリー】

デイジーは出来たトーストをアルフレッドの元に持って行くが、
カーソンはデイジーに私が先なのではないかと告げる。ジミーや
パットナムはアルフレッドだけ特別扱いなのかと問う。
デイジーはここに残ってくれたアルフレッドのことを密かに喜ぶ。

メアリーはネイピアとブレイクが近々お見えになることを語る。
手紙には「本当に滞在しても良いのか」と書かれていること。
二人は経営難になる領地の調査中だとすると、アンナはダウントン・
アビーは大丈夫ですよねと語る。ネイピアには相談に乗ってもらいたい
と語る中、メアリーはアンナが少し元気になったことを指摘する。
深く追求することはしないが元気になって何よりだという。

イーディスは自分宛の手紙が来ないことを悲しむ。
ロバートはハロルドから手紙が来ていて窮地にあるという内容だと
いう。石油開発に絡んだこととのこと。ローズはハロルドは誰なのか
と問うとコーラの弟だという。ビジネスの才能は有るかと思ったが
しくじったみたいだという。トムは養豚の資料を見ていた。
ローズはダンイーグルの家でも豚を飼っていたことを語る。
我々にとっても養豚は未知の冒険だというロバート。メアリーは認めて
くれたのではないのかと問うと、認めても不安にはなるという。多角
経営に乗り出すのだから・・と。

アンナはベイツに対して何を考えているのかと声を掛ける。
悪いのはオレだとしこれがクセなんだという。物思いに耽ること。
それなら私のことを思ってというアンナ。

デイジーは魚のスフレを作る中アンチョビソースを作るという。
アルフレッドに作り方を見るかと声を掛けるが今は良いと断る。
アイビーはアルフレットは料理人を諦めたのかと告げるとパットナム
は一度挫折したら立ち直るのに時間がかかるだろうと語る。

コーラの元にいくローズ。伯爵の誕生日に驚くことを用意したと語る。
楽しみだというコーラにそれにはカーソンに協力してもらいたいのだ
と語る。秘密の相談ならばヒューズの方が適任よというコーラ。

スプラットはヴァイオレットに郵便だとして届ける。
ヴァイオレットは彼にここに有った根付彫刻を知らないかという。
象牙に漁師の姿を彫ったもの。貴方以外に部屋に入ったのは誰かと
問うと、メイドとペグが鉢植えに水をあげにきたこと。しかしベティ
も一緒だという。根付の価値が高いこと、そして小さいので持ち去る
ことが出来るのは理解しているというスプラット。ヴァイオレット
はこのままでは全てのものを持ち去られる気がすると語る。

トムとメアリーは養豚に関して正確に試算しないといけないと語り合う。
時には賭けも必要だというメアリーに対してアメリカ的な考えだという
トム。アメリカには本気で行くのかと問うと、養豚事業を投げたりは
しないという。メアリーは向こうのツテを紹介するとし、祖母と
ハロルド叔父様だという。その叔父さんから今朝手紙が届いていたとし、
何か悪い知らせのようだったと語る。メアリーはヨットとか女性問題
ではないかとするが、そんな感じではなかったみたいだと語る。

トーマスはバクスターから報告を受ける。
ローズからヒューズに秘密の相談があるみたいだという。その秘密は
何かとするがバクスターはそこまでは知らないと語る。

イザベルの元にジョン・ペグがやってくると、首にされたことを聞く。
庭師長のメイリーさんはもう来なくて良いと言われたという。イザベル
は横暴すぎると語る。温室管理や観葉植物の手入れはきちんとしていた
つもりだという。真相を確かめるというイザベル。

ローズはヒューズに対して伯爵の誕生日パーティーのサプライズに
バンドを呼びたいという。みんなの食事中にこっそりと準備をすること。
伯爵が食堂から出たら演奏を開始したいという。ヒューズはメンバーを
隠せと言うのかとすると、伯爵に見つからないようにする場所が必要だ
という。食事と寝床を準備するというと、ローズは多分メンバーは6人
だという。奥様から了承は得たのかと問うと、バンドのことは秘密だが
計画をしていることは話したという。
ヒューズが出てくるとトーマスは何を話し合っていたのかと詮索して
くる。私は謎の多い女性なのとして話そうとはしなかった。

ヴァイオレット邸にいくイザベル。
ペグが入った後にペーパーナイフが消えたのだという。今度は日本製
の根付が消えたのだという。それを聞いたイザベルはあなたはいつも
物ばかりだと言うと、そういう貴方は誰の味方なのかと問い返す。
私から物を盗むのは許されるというのかと問い、彼は無実だと言える
のかと問う。物よりも正義を重んじるべきだと言っているのだとする
と、物や富が憎いのであればいっその事ダウントンアビーに火を放てば?
と語る。それで良い効き目があるならばねという。
そんな中スプラットがベティの掃除用のバケツの中に根付が有ったと
して持ってくる。何かの拍子に紛れ込んだのでしょうと。
それを知りイザベルは安心したのか、それともガッカリしたのかと問う。
謝ってもくれないのかとすると、根付は戻ったがペグがこっそりメイド
のバケツに入れたのかも知れないでしょという。過ちを認めるのが嫌
なのかと問うイザベルに、どうかしら過ちとは縁がないと語る
ヴァイオレット。彼がナイフを盗んだのは確かだという。この話は
もうお終いよと。

コーラはイーディスに対してどうかしたのかと声を掛ける。
マイケルが消えたとし誰にも連絡がなく居場所も分からなくなっている
という。何か有れば知らせがあるわとコーラは励ます。

今日の最後の郵便はカーソン宛てとアルフレッド宛だった。
アルフレッドはリッツからだとし辞退者が出たので次点だったボクに
連絡が来たという。「惜しくも」は本当だったとし、「どうだ!ジミー」
と告げるアルフレッド。出遅れたが頑張りますというと、使用人たち
はみんな喜んでいると語る。カーソンさん次第でロンドンに行くと
語ると、明日にするのだとし、上の皆様にも知らせるのだという。
ジミーはお祝いを言ってやれよとデイジーに語る。
アルフレッドは不安だとすると、カーソンはアルフレッドに不安になる
のは知性がある証拠だとし、向こう見ずなのは愚か者だけと語る。

■感想

ドラマではこれまで以上にそれぞれの立場ごとに対立の構図という
ものを鮮明化させている事と、その対立の構図が比較的憎めない
ところで発信されているということで、殺伐化し過ぎず、安心して
鑑賞出来るところが有るかな。
バロー&オブライエンのコンビ全盛期の時には、目も宛てられない様な
緊迫感に溢れたところが有ったけど、今回起きている対立・葛藤点の
中ではそれ程怖いと感じる敵対者がいないことも有り、視聴者として
もどちらの意見が理にかなっているのかを冷静に精査しながら
この対立の構図を見守ることが出来たと思う。

ただ漠然としてはいるけど、大きな暗雲というものが立ちこめ始めて
いることは確かで、ダウントン・アビーの経営の問題で有ったり、
イーディスとマイケルの関係は勿論、イーディスの妊娠話であったり、
コーラの弟・ハロルドの石油の利権を巡る流れの中でフォール議員の
不正疑惑問題に一枚絡んでいるのではないかとする流れが有ったり、
何よりもベイツのアンナを傷つけたものへの復讐心がくすぶっている
辺りは今後ともに気になる点だ。

そんな中で、今回のテーマとしてあげるとすれば「プライド」では
無かろうかと。また色んな所で「画策」というのも挙げられるとは
思うけど・・
「プライド」の象徴としてこのドラマでは貴族としての立ち振る舞い
やそこで起きている上下関係、伝統などが挙げられるけれど、
それ以外の所でも多くのところでプライドを巡って激しい駆け引きや
やりとりが行われる。自分の信じる理念や信念を嫌でもねじ曲げよう
としている時代に有って、それを保つことがその人となりのアイデン
ティティの問題に直結していたりするので厄介なもの。

■プライドをかけた対立

・カーソンとモールズリーの対立
・アルフレッドを巡るデイジーとアイビーの対立
・イザベルとバイオレットの対立
・メアリーと役人・チャールズの対立
・トーマスとバクスターの意見の相違

一番面白かったのはやはりイザベルとバイオレットを巡る争いかな。
バイオレットは今回も彼女が語るバイオレット節は健在。
「ああ言えば上祐」ならぬ、「ああ言えばバイオレット」。
しかし対立関係も長引けば相手に対する固定観念にも繋がってしまい
柔軟性を見せることが出来なくなってしまうという落とし穴も
存在していた。その罠にハマってしまったイザベルの画策と失態は
色んな教訓を与えてくれた感じもするし、あの「過ちとは縁がない」
とするバイオレットに「過ち」を教えたイザベルの存在もまた
貴重な存在であることも教えてくれる。しかしバイオレットが語る
ように、

■プライドを巡る面白いやりとり

今回2カ所で対照的であり、皮肉に富んだ面白いやりとりが見られた。

・一つ目はアルフレッドがリッツ料理学校に補欠合格から繰り上がりが
決まった際のアルフレッドの行動だ。

アルフレッドとしては一刻も早くロンドンに行きたいとしていた
けれどカーソンとしては上の人たち(伯爵家)にも挨拶してから行くべき
ではないかと声を掛ける。
ここの所カーソンとしては時代の変革に押されて、上下関係のボーダー
がまるでなき者として扱われて、下僕が好きかってすることや、まるで
礼儀を弁えないものたちのせいで、執事としてのプライドを崩されま
くりだけど、伯爵家のみんなが集まる中で、アルフレッドは感謝の念を
ロバートが目の前に居るにもかかわらず、カーソンに向けて発していた
こと。
「カーソンさんは寛大で素晴らしい先生でした。」
その場にいたロバートのばつの悪さ。
そして今までジミーとかモールズリーがまるで自分に尊敬の念を示さず
に居る事とは対照的に、伯爵家の前で顔を立ててくれた”天然で不器用な”
アルフレッドのお陰で、カーソンとしては自尊心も満ちたことだろう。

・二つ目は庶民にはちょっと高級なレストラン”ネザービー”での
ベイツとアンナを助けたコーラの行動だ。

ベイツとアンナは心に傷を背負っており、なんとか関係の修復の為に
努力しようとしている。そんな中、Simon Loweさん演じる支配人が
伯爵家など格式高い人たちが集まっているということでレストラン
をリザーブしていたにもかかわらず追い出されそうになった。

しかしそこで二人の救世主のようにして登場したのはコーラだった。
支配人の罰の悪そうな表情。今後ともこのレストランに顔パスしやすい
様に伯爵夫人の知人ということを支配人にも示して、配慮する姿を
見せた。

伯爵家の夫婦してまるで違う状況が訪れたね。

■努力・本気・熱心

アルフレッドを巡りデイジーとアイビーが争う構図が有り、結果と
してデイジーがジミーを取った為にアルフレッドは別の道を歩む
結果となった。デイジーとしては悲しみを場違いな形でアイビーに
ぶつけていたけれど、最終的にはアルフレッドはデイジーから
あなたならば成功するという言葉をもって送られたことで、最高の
励ましになったとして感謝する姿となった。

アルフレッドはS4-8までクレジットされているけれど、残りの
エピソードでどんな存在感を見せるのか。

対するジミーがまた薄っぺらい役で、なんともお粗末だった。
ただジミーが手紙に細工していなかったという点では良かったとは
思う。
しかし日本だけでなくイギリスでも結婚する前に性的関係を持つ事
は禁止とされていたのね。

日本といえばバイオレット邸で盗まれた根付が日本製だと語っていたね。
こういうところで日本のものが出るとなんか嬉しい。

■迷い事・お悩みはヒューズ悩み相談へ。

守秘義務もお約束します・・・と言いたいところだけど、アンナの事
をベイツに話してしまった。
ローズが秘密の相談をヒューズにすると聞いたトーマスは、一気に
ピラニアの如く食いついていく。

更に今回はモールズリーの件で、カーソンのプライドを満たす為に
モールズリーにはお茶くみをさせてカーソンに雇え!的オーラを
ヒューズが発していた。
この二人の関係は、バイオレットvsイザベルの構図に似ている感じ
だね。
カーソンも根負けして結局モールズリーを雇うことになった。
下僕になった彼は、伯爵たちに下僕になったのでジョセフと呼んで
欲しいとしたけれど、モールズリーという名前で定着しているので
カーソンに許可を経てそのままでいることになった。こうしてまた
カーソンとしては使用人・下僕の長として存在している執事として
のプライドを傷つけられていく。

■その他気になること

■映画「シーク」を見に行く

ルドルフ・ヴァレンティノが出演している作品「シーク」を見に行く
ジミーとアイビー。今の時代の恋人関係ならば、そろそろ関係も
一歩進んでって感じなんだろうけどね。あっさりと「体が目的なのね」
的断られ形をした感じで、ジミーもまた「見返りを寄越せ」的
傲慢な態度(笑)
パットモアはルドルフの名前を聞いて「体がうずいちゃうよ」と語り、
カーソンは「想像させんでくれ」と語る。

個人的にシークは見た事がないのだけど、会話を見て居ると、
アイビーは「不気味。私ならば一目産にイギリスに逃げる」としていた。
アメリカの様な資本主義を否定しているかどうかは分からないけど
トムがアメリカに渡ろうとしている流れとある意味では精通した
流れがあるのか。

■イーディスの妊娠

誰にも相談できずにいる彼女。まだお腹は大きくないので悩む時間
は有る。ロバートはイーディスが悩んでいる姿を見て、

「我が最愛の娘よどうした?」(rob)
「私は最愛の娘ではない。平等なんて不可能」(Ed)

としてイーディスが次女故の苦難をここで吐露した感じにも思える。

コーラもイーディスの異変に気がついていた。

「母親だから分かる」

いつ相談するのか。相談するならばヒューズさんですよ。

■チャールズとメアリー

チャールズは貴族を嫌う立場の人間。初対面での挨拶でもまるで
礼儀は無視してメアリーを怒らせ、パーティーの場では少しは気の
利いた話を・・と求めていたがまるで無視して嫌な口を叩く。

「豊かさを当然の権利と考えて努力しない。目的のために戦わない者に
生き残る資格はない。」
(cha)

しかし恋愛の構図からすると案外無難なネイピアと結ばれるよりも
こういう人と結ばれるという構図があるんだよね。

因みにチャールズ役のJulian Ovendenは、現在NHKBSで放送中の
「刑事フォイル」で主人公の息子のアンドリュー役で出演している。

■集団カウンセリング

シビーやジョージの元に逢いに来たイザベル。
そこにいたのはトムとかメアリーだった。
みんな大切な人たちを失っている人物なので、そんな愛する人への
思いを馳せつつ、思い出話に花を咲かせていた。

「私が婚約したときのレジナルドにそれは夢中だった。」(IS)

そんな言葉にトムもメアリーもみんなが共感していた。

■サプライズパーティー

ローズから説明があり伯爵のパーティーにバンドマンを呼んだので
それまでの面倒を見るよう言われた。ロータークラブから呼んだ
のはジャック・ロスだった。
みんなバンドメンバーの世話など経験無いでしょうとしながらも
カーソンは「都会の生活のことなら多少は心得ている」と語る。
そんなカーソンは元は二人でコンビを組んでいた劇場のコメディアン
だからね。

■イザベルの復活にコーラは・・

「元気になればなったでまた新たな戦いが始まるのよ。」(Vio)
「自分の信念の為の戦いなら良い兆しだ」(Rob)
「戸締まりを厳重にした方が良いというの?」(Vio)
「彼女は戦うのが好きなんです。」(Rob)
「好き処ではない。生き甲斐よ。世の中には欲や野望や愛のために
生きる人もいるけど彼女は怒りを活力にしているの。」(Vio)

■使用された曲

・Downton Abbey – The Suite by The Chamber Orchestra of London
・I’m Just Wild About Harry by Gary Carr

■出演者

ロバート・クローリー (Hugh Bonneville) グランサム伯爵
シビル・クローリー (Jessica Brown Findlay) 三女
イーディス・クローリー (Laura Carmichael) 次女
メアリー・クローリー (Michelle Dockery) 長女
コーラ・クローリー (Elizabeth McGovern) 伯爵夫人
バイオレット・クローリー (Maggie Smith) ロバートの母
イザベル・クローリー (Penelope Wilton) マシューの母

チャールズ・カーソン (Jim Carter) 執事
ジョン・ベイツ (Brendan Coyle) 従者
アンナ・スミス・ベイツ (Joanne Froggatt) メイド長
デイジー・メイソン (Sophie McShera) 料理人
トーマス・バロウ (Rob James-Collier) 副執事
Mrs.ヒューズ (Phyllis Logan) メイド長
Mrs.パットモア (Lesley Nicol) 料理長
ジョセフ・モールズリー (Kevin Doyle) 無職->下僕
ジミー・ケント (Ed Speleers) 新しい第二下僕、イケメン
アルフレッド・ニュージェント (Matt Milne) 下僕、オブライエンの甥
アイビー・スチュワート (Cara Theobold) キッチンメイド
トム・ブランソン (Allen Leech) シビルの元夫

LADYローズ・マクレア (Lily James) 18歳、スーザンの娘
Dr.クラークソン (David Robb) 医者
バクスター (Raquel Cassidy) エドナの代わりの侍女
ジョン・ペグ (Joncie Elmore) 庭師見習いとしてヴァイオレット邸で
スプラット (Jeremy Swift) バイオレットの執事
— (Simon Lowe) Maitre d’
チャールズ・ブレイク (Julian Ovenden) イブリンの上司
イヴリン・ネイピア (Brendan Patricks) 政府の土地調査の仕事
ジャック・ロス (Gary Carr) ジャズシンガー

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