第6話 黒い駆け引き Walking the Dog
脚本/Brian Tanen
監督/Tawnia McKiernan
——————————————————–
*****
マリソルは弁護士のアイダにフローラが殺される前に妊娠して
いた証拠を持っていくと、アイダは検察に対して、被害者が
妊娠していたことは明らかだとして訴える。エディは父親では
ないと。そんな中エディはフローラと付き合っている当時、
電話で何者かに怒鳴っているのを聞いていたのを思い出す。
スペンスはペリに対してタッカーの為にも今の関係を壊したく
ない事を告げ、互いを縛るルールを緩めることも一つの手だと
語る。ペリは浮気相手のコーディに私の為に彼がそんなことを
話したとするが、男がお互い遊ぼうなんて言うのは妻の為では
ないとし、旦那は浮気していると語る。カルメンはサムに対して
夫が来た事を告げる中、サムはカルメンを助ける為に彼女の
夫と戦う。しかしカルメンはサムとは友達だとして付き合うこと
は出来なかった。レミはアリソンとの関係を結ぶ。ジャンヴィエ
ーヴは、今度のセラピストは天才で私に安定剤が必要だという
ことを5分で見抜いたと語る。
*****
ゾイラとジャンヴィエーヴは帰宅すると、ゾイラは彼女に対して
この世の終わりなんかではない事を語る。欲しいドレスが無か
ったのだとヴァレンティナに語る。ジャンヴィエーヴは店員から
太ったと言われたこと。サイズが2つも上がってしまったとして、
あなたの料理を食べ続けたら醜くなったのだとしてゾイラを
責める。落ち着いたら話そうと語るが、ヴァレンティナはその
前に聞いて欲しいことがあるという。庭師が給料を払うまでは
働かないと言っていること。小切手が不渡りになっているのだという。
プール係も同様のことを言っていたとすると、資産係に連絡
して欲しいと告げる。マイロン・モイヤーに電話すると行方不明
である事を知る。資産管理人が全額持ち逃げしたのだとし、口座に金
は一セントも残っていないという。
カルメンは冷蔵庫を漁っている女性・ジュリーを目にする。
黒人の男に卵を貸して欲しいと頼んだら入れてくれたのだという。
私は隣のヒギンズ邸で働いているメイドであり、シェフだという。
学費に6万ドルをかけたし、私はパリのル・コンドンブルーを卒業
したのだという。卵ならばスーパーに行って買ってくれば良いという
カルメン。問題は車を持っていないのだというジュリー。
ジュリーは以前はキャノン通りのクランプ邸で働いていたが、
犬アレルギーであるのに、クランプ夫人が犬を飼い始めたので
辞めざるを得なくなったのだという。彼女に私か犬を選んでと
言ったら犬を選んだとのこと。サムはその話を聞いて、オレが
買い物に付き合おうか?と告げると彼女も喜ぶ。サムはカルメンに
対してジュリーって可愛いだろうとして、デートに誘う気満々だ
った。
ロージーはスペンスと体の関係になっていた。
“最高だった”というスペンスに対して、ロージーは夫が亡くなって
から悲しかったとし、息子も置いてアメリカに来た事。それでも
泣かなければそれだけでハッピーだと思っていたが、今では
もっとハッピーなことが見つかったと語る。
弁護士をしているスタッポード家のマイケルがジャンヴィエーヴ
の財産の件で相談に乗ってくれる。マイケルによると金を持ち逃げ
したマイロを見つけたが、ブルネイに居るのだという。しかし
問題なのは犯罪者の身柄引き渡し条約のない国だということ。
つまり全財産を持ち逃げしたが手出しは出来ないのだという。
ウチの事務所が解決を図っているが、先行きは暗いので家を売る
ことになるかもしれないと語る。ジャンヴィエーヴはこういう
時こそ国のセーフティネットが有るのではないかと問うが、
国が助けるのは貧しい事だけだという。ジャンヴィエーヴは
ストレスが溜まったのでハンスがマッサージ師をしているスパに
行くというが、ゾイラはその為の金もない状況だと語る。
レミはボクの信託財産から捻出出来ないのかと問うが、その
金も持ち逃げされている事を語る。それを知ったレミは
アリソンが残して行ったドラッグを吸う為に自室へと引き籠もる。
マリソルはアイダに電話する。
エディはフローラが以前に証拠となりそうなDVDのことを話して
いたということ。それを使って誰かを脅していたらしいこと。
パウエル家の何処かに有るハズだという。
マリソルはパウエル家でDVDを探していた。すると一枚のDVDが
発見される。再生すると何故かマイケルとテイラーがセックスして
いるのを隠し撮りした映像だった。エヴリンは赤いバックを
持ち、ジャンヴィエーヴと共にスパに行ってくるという。彼女は
今経済的にピンチなのでウチは大丈夫だということを示してくる
のだという。エヴリンはマリソルがDVDを見つけたことに気が付く。
ペリはロージーを呼ぶと、シルクのシャツを何処にやったのか
と問う。現在クリーニング店だというロージー。今日、ビリー・
ブッシュからインタビューを受けるのだとし、ダサイ服を着て
は出られないという。クローゼットの中には黒色系の服しか
なかった。ペリはそれにしても最近ロージーは仕事が雑になっ
ているとして指摘し、ウチの仕事に不満でもあるのかと問う。
シンクには洗い物が貯めっぱなしで、棚には埃が積もっている
という。午前中なんて布団のシーツを変えただけでしょと問う。
ヴァレンティナはレミが落ち込んでいるかと思い部屋までスイーツ
を運ぶ。元気出してという彼女に対して、レミはウチにとって
は寧ろ良い事なのかも知れないとハイテンションで語る。
小さな家に引っ越しすれば、会話も増えて一緒に過ごす時間も
増えて絆が深まるとし、前向きの考えを持たなければ駄目だろう
と語る。レミがあまりに元気なのでヴァレンティナとしても
虚を突かれる。
——————————————————–
●●スタッポード家
夫・マイケル (弁護士)
後妻・テイラー (女優を目指していたが・・)
元妻・オリヴィア (インテリアデザイナー)
メイド・マリソル
関係者・マリソルの息子・エディ (服役中)
今回はなんと言ってもマイケルがある意味メインだったのかも。
マリソルはパウエル家に入り込み息子が話していたフローラが
目にしているDVDを探しに行く。その際にパウエル家に有ったのは
マイケルとテイラーがHしている際の盗撮映像だった。
マイケルとテイラーはパエウルが引き合わせたものが有り、
テイラーは元々女優志望でビバヒルに来たけど、結局ウェイトレス
をしてそのまんま芽が出ず、エイドリアンを通して結ばれたこと
が語られていたことが有ったよね。ただテイラーは売春婦のように
金をもらって関係を持っていたということも有り、あまり強くは
言えない立場だ。
マイケルは今回、弁護士としてジャンヴィエーヴの件でも絡んで
いるけど、これまでに見たマイケルは良い人にしか見えなかった。
この人は、酒に弱いようで、酒を飲むと途端に豹変する感じ。
マリソルからDVDの存在を聞いて家から飛び出しパウエル家に
押し入り、エイドリアンを殴り飛ばしていた。
決別した感じにも思えたけど、その後、ラストでマイケルは
エイドリアンに電話する姿が有った。どうやらフローラと関係を
持っていたのはエイドリアンだけでなくマイケルも該当するようだ。
●●パウエル家
夫・エイドリアン
妻・エヴリン
子・バレット ((死亡)・生きていれば21歳)
メイド・フローラ (死亡)
パウエル家でマリソルが発見したDVDを巡り、一悶着有る話。
エヴリンはエイドリアンの趣味を知っているみたいだけど、まさか
DVDコレクションがあることまで知っているとは思わなかった。
マリソルがまたしても息子の冤罪を晴らして行きそうなDVDをこの家で
発見したけど、あっさりと見つかってしまうという辺りは、
前回メモを見つけた時と全く同じ状態。
マリソルが部屋でDVDを探していたのかも知れないことをエヴリン
はエイドリアンに語る。マリソルは前から何かを企んでいたのは
二人共感じて居た様では有るけれどね。
エイドリアンは首にしようとしていたけど、エヴリンはなかなか
メイドが見つからないことを理由にマリソルを簡単には首には
しようとはしなかった。
エヴリンはエイドリアンに対して、「メイドに裏をかかれて自分の
秘密を守れないような夫なのか」として、そんな人物は「私が夫に
選んだ変態とは言えない」と言われたことで、エイドリアンと
しても変態心に火が付いた様子。
マイケルに事実を話したら途端に乗り込み、エイドリアンをフル
ボッコ。しかしエヴリンはそんなマイケルを追い返すために、
バッドを手にしてDVDは全て渡すので大人しく帰るよう指示。
その際にエヴリンはマリソルをDVDの秘密部屋に入れたけど、
そんなことを彼女に見せて良いのかって感じがする。
しかしそれ以前にフローラが死んだ際に、この家を捜索しなかった
んですかね。アメリカの捜査って、家宅捜索するにも、令状には
事細かく記載されていて、余計な部屋は見られないことになって
いるドラマが多いので、見つけることが出来なかったのだろうか。
エヴリンがマリソルにこの部屋を見せたのは、実はエヴリン自身も
今の現状から逃れたい意識も現れていたりして?
●●ウェストモア家
夫・スペンス (男優)
妻・ペリ (女優)
子・タッカー
メイド・ロージー
関係者・ロージーの息子・ミゲル (メキシコの母の元)
関係者・ロージーの故夫・エルネスト
今回は結構視聴者サービスショットが多かった。
ペリにしてもロージーにしても下着シーンが有った。
ロージーのたどたどしい英語が相変わらず憎めないところだけど、
ついにロージーはスペンスと体の関係になった。
スペンスとしても暫く夫婦関係がなかったことも有り、
急激に運動と称して、セックスし始めたことが予想以上に心臓に
ダメージを与えたようだ。
Hして倒れた際に、快感で倒れたのではなく心臓発作だろうなとは
思っていたけど、それにしては気まずい状況で倒れたものだ。
これで死ねばいわゆる腹上死というヤツなのか。
ロージーとスペンスがHすることで時間を取られて、メイドとして
の仕事が疎かになる。ペリとしてもそれに気が付いていたけど、
まさかロージーが夫と浮気していたとは思わないだろうね。
ペリはスペンスが病院に運ばれたのを見て、改めて彼への気持ちが
蘇ったとしていたけど、スペンスは46歳なのに心臓発作なんて
おかしいと疑い、何をしていて倒れたのかどうかをロージーに
問い詰めていた。エクササイズです!と語るロージーに罪悪感は
有るのかどうか。ロージーには夫がいるのかなと思っていたけど、
既に他界しているのね。
●●デラトゥア家
母・ジャンヴィエーヴ
息子・レミ (大学生)
メイド・ゾイラ
メイドの娘・ヴァレンティナ
メイドの夫・パブロ
関係者・アンリ叔父(ジャンヴィエーヴの弟)、シンシア叔母(アンリの妻)
今回はジャンヴィエーヴ家の金が財産管理をしているマイロン・モイ
ヤーに持ち逃げされたということで、無一文になるという話。
こういうのってその財務を担当している会社が責任をもって金を
返金してくれないのかな。
息子の信託財産まで持ち逃げしたみたいだけど、そんなの勝手に
本人の承諾無しで持ち出せるのか。
ジャンヴィエーヴとしては世間知らずで、今までどうやって生きて
来たのかよく分からない。元々は資産家の家庭で育ったのだろうか。
現実離れしたやりとりを見ていると、現実逃避の行動なのか、
元々常識知らずなのかよく分からない。
ゾイラは自分にも生活が有るので無給だと働けないという。
しかし以前にもらったダイヤをジャンヴィエーヴに帰して、これ
を売って当面の資金にして欲しいという。2番目の夫がくれたダイヤ
でそれを投げつけて彼の目が傷ついたダイヤだと語っていたし、
それを受け取ることは出来ないと告げる。
ゾイラからは働いたらどうかと言われる。
“真剣なのに茶化さないで”という辺りのジャンヴィエーヴの返しが
笑えたけど、リッチな友達からもらえば良いとアイデアを出す。
ゾイラもリッチの元夫は奥さんに負い目があるハズなので、受け取れる
かもしれないとのこと。
フィリップに電話して再会。
彼はフランス人のようで、浮気するのは想定して結婚していたらしい。
彼は”時間が教えてくれた、もう許して欲しい”として復縁する
ことを望んでいる様子。マネの絵(100万ドル相当)が欲しいか?とした
際に、あの人と寝ることが条件だということで、彼からは
「何よりも官能的な乗り物は君だ」と言われるも、生活の為に品位
は落とすことは出来ないとしてジャンヴィエーヴはゾイラに語る。
ゾイラも自立を学ぶべきだとするが、働く事を再び言われたことで
乗り物として頑張ってくるとあっさり、品位を落としてしまった。
「どうせ乗車時間は長くない」とのこと(笑)
息子のレミはドラッグをやりはじめてしまった。
金持ちの息子はこうやって堕落していくという典型なのか。
ヴァレンティナが気づいて止めてあげられれば良いけれどね。
因みにジャンヴィエーヴは過去6人結婚していたみたいよ。
●●ルビオ家
主人・アレハンドロ (ラテン系音楽家)
側近・サム
メイド長・オデッサ
メイド・カルメン
元メイド・ボニータ
メイドの夫・オスカル
カルメンはサムに彼女・ジュリーが出来た事を知る。
隣のヒギンズ邸でメイドしていて、料理に関しては相当な腕が
ありそうなことを口にしていた。
カルメンとしてはジュリーは下品で、サムには合わないことを
口にしていたが、カルメンとつきあえない以上は、別の人との
付き合いを望んでいる様だ。
ルビオ家でHしていることを知り、主人のアレハンドロに密告
し、しかも相手は普通の女じゃないことを告げるも、主人はサムが
ここに働き始めてから4年間浮ついた話もなかったので見守ろうと
告げる。
カルメンはジュリーが犬が苦手だということを思い出す。
ちょうどアレハンドロと会話していた際にキャノン通りに住む
クランプ家(ジュリーが元働いていた家)の女主人がロッドワイラー犬
を連れて散歩していることを知り、散歩のバイトをいつでもする
という名目で犬を借りて、サムの部屋のベッドの上で遊ばせておく。
いざサムとジュリーがHという時に、アレルギーのある彼女は
倒れてしまう。この辺は流れは、スペンスの流れと平行したところ
が有るのかな。
カルメンはその後嫉妬していたことを認め、サムとの関係を
結んでいく。その瞬間、夢を諦めたということなのか。
マリソル・スワレス (Ana Ortiz) スタッポード家のメイド
ロージー・ファルタ (Dania Ramirez) ウェストモア家のメイド、子供が
カルメン・ルナ (Roselyn Sanchez) 歌手志望、アレハンドロのメイド
ゾイラ・ディアズ (Judy Reyes) ゾイラのメイド、ヴァレンティナの母
エヴリン・パウエル (Rebecca Wisocky) 意地の悪い妻
エイドリアン・パウエル (Tom Irwin) 浮気性の夫
ジャンヴィエーブ・デラトゥア (Susan Lucci) 母、精神不安
ヴァレンティナ・ディアズ (Edy Ganem) 娘、レミにアプローチ
レミ・デラトゥア (Drew Van Acker) 大学生、ジャンヴィエーブの息子
テイラー・スタッフォード (Brianna Brown) マイケルの後妻
マイケル・スタッフォード (Brett Cullen) 主人
ペリ・ウエストモア (Mariana Klaveno) スペンスの妻。女優
スペンス・ウエストモア (Grant Show) 夫、ソープオペラ賞の男優
サム・アレクサンダー (Wole Parks) アレハンドロの側近
アレハンドロ・ルビオ (Matt Cedeno) ラテン系歌手
オデッサ・バラコフ (Melinda Page Hamilton) 足が悪い
エディ・スワレス (Eddie Hassell) 息子
ジュリー (Jolie Jenkins) メイド
フィリペ・デラトゥア (Stephen Collins) ジャンヴィエーブの2番目の夫
Mrs.クランプ (Victoria Loving) 元ジュリーの雇い主、犬を飼う
Dr.ケーガン (Ravi Naidu) スペンスの容体を見る医者
— (Angel Tolentino) メイド
アイダ・ハイエス (Maria Howell) マリソルの弁護士