第10話 深まる疑惑 Long Day’s Journey Into Night
脚本/Curtis Kheel
監督/John Scott
【前回までのあらすじ】
ジャンヴィエーヴの母ヴェルマがやってくるとこの屋敷は娼婦の
館みたいにドアの多い所だという。ジャンヴィエーヴはみんなに
丸ポチャ弾丸娘と呼ばれていたとゾイラに話すが、そう言っていた
のは母さんだけだという。誰かあの人の世話をしてくれとして
ジャンヴィエーヴはゾイラに任せて家を出て行ってしまう。
ペリはヨーロッパに引っ越すのでタッカーを連れて行くという。
スペンスは親権は渡さないとして法廷で戦うことを告げる。
負けるだけだとしてあなたはメイドとやってたクズなんだからと
言われる。ニコラスは手術前にマリソルに対して頼みがあるとし
結婚して欲しいと告げる。ロージーは手紙が来たとするとレジー
はケネス叔父さんはディディと離婚したいのだという。裏切りが
明らかになった以上は終わりだとするが、その手紙の封筒が
レジーのバッグの中から沢山見つかる。カルメンはタイに対して
興味あるのは大人の男だけであんたはとっち散らかった坊やだと
語る。タイはイーサンたちに叔父の家を襲う様告げる。なんで
それで女が手に入ると思うのかとすると、ボクが彼女を助けるから
だという。イーサンがカルメンを人質に取る中で、タイが助けに
入ろうとするが転ばされる。カルメンはケーキ用のナイフで
イーサンの腹部に向けて刺すのだった。そんなイーサンはヴァレン
ティナの元に助けを求める。
【ストーリー】
15分後、ヴァレンティナはイーサンを乗せて車を走らせる。病院
に行った方が良いとするがダメだという。取りあえずヴァレンティナ
は自宅へと連れて行く。何が遭ったのかと問うとただのケンカだと
しとにかく血を止めたいという。助けを呼んだとしてレミがやって
くる。内緒にしてと頼んだから大丈夫だというが・・
レジーはロージーにタイしてこの壁の絵が20万ドルもするなんて
信じられるかという。叔父は自分たちを助けてくれなかったとし
母が失業したときもボクが学費に困っていた時もこういう美術品を
買うのに忙しくしていたという。これは売り払うとするとロージー
はそんな事をして許されるのかと問う。代理権があるのだとし、
この家のことや調度品も含めて決められるのだという。ケネス様の
寝る時間だとすると、レジーは寝かせたらボクの部屋に来ないかと
誘われるが、ミゲルの居ないときに・・とやんわり断る。
レミはこれで血は止まるハズだとすると、イーサンは嫌みをいうが
こういう時は「ありがとう、命の恩人だ」だろうと語る。これは
君の為ではなくヴァレンティナの為だという。君の血の付いた手で
彼女に触れることはないと語る。レミはヴァレンティナに対して
イーサンの体温を20分起きに調べて熱が出たら絶対に病院につれて
行くのだと語る。レミにありがとうと感謝する。レミはヴァレンティナ
にケンカして刺されたというのは絶対にウソだと語る。
ヴェルマはベルでゾイラを呼び出す。
プールサイドで日光浴をしていたヴェルマはトップレスだった。
今更おっぱいを見るのは初めてじゃないだろうというヴェルマに
対してそんな垂れパイを見た事はないという。ゾイラに対して
ブラッディメアリーを持って来てという。私は貴方のメイドではない
として雇い主はジャンヴィエーヴである事を語る。娘はどうせ
どっかの豪華なスパに隠れているのだろうとしトイレが金で出来て
いるところだという。病気を癒すためだというが、あの子は暫く
放って置けば帰ると思っているとし何処にも行かないというヴェルマ。
テレビではここ数ヶ月で3回目の強盗事件が発生し勇敢なメイドの
カメルンが対峙したという報道が行われる。インタビューに答える
カルメン。私が一人をケーキナイフで刺したとし他の強盗も刺そう
としたが怯えたウサギのように逃げていったのだという。カルメンは
スペンスと共にテレビニュースを見ながらカメラワークがどうとう
セリフはこうした方が良かったなど語っていた。
そんな中スペンスの元に離婚弁護士から電話だと語る。ペリがタッカー
を欧州に連れて行ったら何ヶ月も会えなくなるという。ジェフに
裁判官からの判決を聞くと、親権はペリに渡ったことを聞く。
スペンスは暫く一人にしてくれと語る。
ニコラスは痛み止めを一時間に3錠も飲んでいることをマリソルは
数えていた。飲み過ぎには気をつけないといけないという。
オーパルが出て行ったので退院すれば私たちは二人きりになれると
語る彼女。
病室を出ると刑事のフィゲロアとウルフが来ていた。今回の一件で
ご主人から話を聞きたいという。ひき逃げは初動捜査が重要だと
言われてマリソルは取りあえずニコラスの様子を見てくると語る。
ニコラスに警察が来ている事を告げる。事件のことを聞きたいそうだ
と話すと突然彼は「信じて、ボクはあんな事になるとは思わなかった。
目の前に居たんだ。殺す気は無かった。申し訳ない」という。
その発言にマリソルは何の話だったのか疑心を覚える。
ケネスのリハビリが順調なことに喜ぶロージー。またお仕事が出来る
様になるという。しかしケネスは特に急ぐことはないとして管理のこと
はレジーがやってくれているという。しかし彼は模様替えをすることを
言っていたとし、絵を売るのも言っていたという。
この家も銀行口座もケネス様が代理権を渡されたのでレジーの思いのまま
になっている事を語る。ケネス様が元気になればいつでも取り戻せる
と語る。
カルメンはスペンスに対して気分はどうかと棟。子供を取られて平気
な訳がないとすると、ペリが親権を取ったなんてまだ信じられない
という。スペンスは裁判官がペリにサインを頼んだ時に負けは見えて
いたという。一人で夜通し深酒なんてダメだという。スペンスはカル
メンに一緒に酒を付き合ってくれと語る。一杯付き合えば皿洗いは
しなくて良いとすると、皿洗いは食器洗濯機で簡単に洗えるという。
明日一日暇をやるというと、それならばウォッカにオリーヴを入れて
飲みましょうと語る。
■パウエル家
夫・エイドリアン
妻・エヴリン
子・バレット ((死亡)・生きていれば21歳)
ボディガード・トニー・ビシャラ
メイド・ヴァレンティナ
プール係・イーサン
エイドリアンとエヴリンの争いは今回はまるで無し。
ネタ的にはイーサンの刺し傷に対してヴァレンティナが介抱するが
その治療を元彼のレミに頼むこと。イーサンが病院にいけないとした
ことがそもそもの発端。背に腹は代えられないというところだろうか。
しかしレミは新聞記事を見て最近強盗事件が多発していること。
そして昨日の事件ではカルメンが強盗の一人を刺している事を知り、
レミはヴァレンティナに対して、彼は単なる怪我ではないとして
ちゃんと話を聞くべき事を語る。自分たちは知らなかった事とは
いえ、下手すれば彼の強盗の逃亡の幇助をしたことになるという。
ヴァレンティナはイーサンに話を聞くと、強盗したことは認めた。
俺たちは馬鹿な高校生で不公平を正す為に金持ちから盗んで貧乏人に
分け与えたかったこと。誰も傷つけるつもりはなかったという。
そんな彼にヴァレンティナは許すというが、「ちゃんと責任を取ったら」
だという事を語る。自首することは出来ないとし、ルビオの件に関わって
いると知れたら人生は終わりだという。
タヒチか南アメリカに一緒に逃げようとし、人生をやり直したいと
するが、私にも人生があるとしてヴァレンティナは拒絶。
「オレに選択肢はない」
「正しい選択肢は有ったのに間違った選択を続けている」
イーサンは母親の件で口を閉ざすことになったトラウマもあるし、今度
は自分の殺人でも口を閉ざすことになるのか。
ヴァレンティナが捕まりそうなので、その流れから発覚しそうだ。
■ウェストモア家
夫・スペンス (男優)
妻・ペリ (女優)
関係者・ロージー
新メイド・カルメン
関係者・タイ (スペンスの兄の息子・17歳)
親権はペリ様勝利。しかし全く登場しないのが切ない。
久しぶりに冒頭のプレビューで顔を見た気がする。
タッカーの件はシーズン1では面倒を見ないで完全に家政婦任せだった
し、浮気のことを言えばペリはやりたい放題だっただけにスペンス
にとってはちょっと可哀想だな。
カルメンは強盗を助けたことで例えニュースでもカメラに写ってご満悦。
スペンスは忘れる方法として毎晩深酒。
カルメンに対して毎晩色々と条件を出しては一緒に飲む姿が有る。
「この泥棒ネコ!刑務所にいくことになるよ。」
「私の車のトランスミッションを直すのに2千ドルかかるって言われた」
マリソルから話したい事があるとしてランチに誘われるが、今回は
スペンスもカルメンも二日酔いの状態が多かった。
スペンスに至ってはトランクス姿でマリソルの前に現れるという
失態。カルメンとスペンスがそういう関係になったのではないかと
疑われるもそれはないと語る。やはりスペンスの場合、ロージーとの
関係性を残しておくためにもここで間違いは犯せないよな。
またカルメンの車が故障という流れを見て、何かニコラスの流れに
繋がってしまわないかと一抹の不安を覚えたが、それはないか。
マリソルはカルメンが飲み過ぎたことで彼女から良いヒントを得た。
「人って酒が入ると心の壁が消えて本音が出てくる。」
「みんな、秘密を話したいのよ、背中を押す者があれば・・」
■デラトゥア家
母・ジャンヴィエーヴ
息子・レミ (大学生)
メイド・ゾイラ
メイドの娘・ヴァレンティナ
メイドの夫・パブロ
ジャンヴィエーヴの母・ヴェルマは相変わらずの健在、
この人たちだけのエピソードを見て居ると、何処か「ONCE UPON・・」
を感じさせる(笑)
冒頭から放送事故。80歳を越えるヴェルマの垂れパイ。
衝撃的なものを見たゾイラ。
ゾイラに対してもヴェルマは容赦がない。
ジャンヴィエーヴに対して戻って母親と向き合うよう告げるゾイラ。
スパでのやりとりは面白かった。
「腎臓の為に療養しないとダメなの」
「フェイシャルエステでは治りませんよ」
「16歳の時から母を避けているでしょ。私も立ち向かいたい。でも
思いをぶつける度にやり込まれる。無力な子供に戻って気分になる。」
帰宅したジャンヴィエーヴは母親に対して、
「余所の母は自分の子を貶さないって気がついたのは7歳の時。長い
愛だ私に悪いところがあるから邪険にされると思ってた。事実は違う。
あなたの機嫌が悪かっただけ。心が怒りと不満で一杯で近くに居る
誰かにそれをぶつけたいだけだ。」
ヴェルマが倒れた時には、ジャンヴィエーヴは
「ただの狭心症だ。大した病気じゃない」
「不謹慎だ」
「それでも死んでキレと思ったのに」
「奥様ったら・・」
「ゾイラの方が余程ママみたいだ。」
「私より年上って知ってますよね。」
「母ってどんなに存在か?子供を大切にしてどう振る舞えばいいか
教えてくれて、安心感を与えてくれる人でしょう」
ゾイラも母親の身なので、そんな言葉はヴァレンティナに対する
自分の姿勢を正すところにも繋がっていそうだね。
結局ヴェルマを追いだしたけど、和解できなかったのかな。
イマイチ消化不良で、この母親は結局直ることも自制心もない
一人で死んで逝く人ってことなのか。
それよりも不謹慎だけどこの母親が亡くなることでジャンヴィエーヴ
に腎臓が渡るのかと思った(笑)
■ダーリング家
主人・ニコラス
妻・ダリア(1999年・自殺扱い)
メイド・オーパル
メイドの息子・イーサン
フィアンセ・マリソル
鎮痛剤を飲んだニコラスが爆弾発言。
マリソルは最初は疑心暗鬼だったけど、やはり詮索せずには居られない。
しかしニコラスもまた逆にもの凄い勢いで警戒心を出して、痛み止め
を飲まず、マリソルから出されたジュースにも警戒心を持って飲む
ことを拒んでいた。
オーパルは彼を脅していたので追い出せなかったのだというマリソル。
しかし一体誰を過去に殺しているんだろうね。
基本的にはニコラスは悪い人ではなさそうな感じもするんだけど、
ダリアがおかしくなってしまった事と関係が有るのか。
ダリアの中の赤ちゃんを死なせてしまったとかそういうことなのかな。
■ミラー家
主人・ケネス (脳梗塞)
妻・ディディ (元ストリッパー、アンブロージア)
娘・ルシンダ (元彫刻家)
メイド・ロージー
甥・レジー
完全にレジーが暴走中。
ただ何故レジーがケネスを憎んでいるのかは語られたね。
そしてこようやくミラー家に起きているその一端をロージーが知る
ことになった。
それで歯止めがかかるのかなと思ったけど、逆にレジーはケネスを
殺しにかかったのか、それとも再度重症化させようとしたのか。
タイもキモイけど、このレジーも負けない程に気持ち悪い。
ケネスがドーヒニー病院に入院した事を知り、息子のミゲルを使って
家族を装い、ケネスの病室まで絵を届けに行く。
するとチューブだらけにされていた。
「必ず私が助けます。」
ロージーはレジーの企みを止められるのか。
早速凄い高そうなネックレスをプレゼントされたけれど、高価すぎて
もらえないと語る。そんなのもらったら後々共謀者にさせられかねな
いよね。
■使用された曲
・
■出演者
マリソル・スワレス (Ana Ortiz) スタッポード家のメイド
ロージー・ファルタ (Dania Ramirez) ウェストモア家のメイド、子供が
カルメン・ルナ (Roselyn Sanchez) 歌手志望、アレハンドロのメイド
ゾイラ・ディアズ (Judy Reyes) ゾイラのメイド、ヴァレンティナの母
エヴリン・パウエル (Rebecca Wisocky) 意地の悪い妻
エイドリアン・パウエル (Tom Irwin) 浮気性の夫
ジャンヴィエーブ・デラトゥア (Susan Lucci) 母、精神不安
ヴァレンティナ・ディアズ (Edy Ganem) 娘、レミにアプローチ
レミ・デラトゥア (Drew Van Acker) 大学生、ジャンヴィエーブの息子
ペリ・ウエストモア (Mariana Klaveno) スペンスの妻。女優
スペンス・ウエストモア (Grant Show) 夫、ソープオペラ賞の男優
ニコラス・ダーリング (Mark Deklin) 元ダリアの恋人、現マリソルの彼
オーパル・シンクレア (Joanna P. Adler) ダーリング家のメイド
イーサン・シンクレア (Colin Woodell) オーパルの息子、プール係
トニー・ビシャラ (Dominic Adams) パウエル家のボディガード
ヴェルマ・マッジ (June Squibb) ジャンヴィエーブの母
レジー・ミラー (Reggie Austin) 弁護士
ディディ・ミラー (Tiffany Hines) ケネスの妻
ケネス・ミラー (Willie C. Carpenter) 主人、脳梗塞でリハビリ中
— (Bradley Bowen) Millionaire
ウルフ (Dean Cudworth) 捜査官
スヴェン (Joseph Gray) マッサージ師
ケリー (Larry Rhem) 看護師
フィゲロア (Michael Rubino) 警察官