第1話 おかえり、ジェーン! Welcome Back
脚本/Josh Berman
監督/Michael Grossman
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ジェーンはグレイソンとステイシーがキスしているのを見てし
まい、衝動的にロスを飛び出し3週間ほど、恋人のオーウェン
とイタリアに旅に来ていた。ジェーンは仲間に向けてメールを
出す。衝動的に飛び出した旅には発見が有ること。自分自身や
周囲を見つめ直すまたとない機会になったという。人生の喜び
は決して仕事で成功することだけではないとし、不思議な力が
働き、今では大切な思える何かと出会うかも知れないと。
そういう時は迷わず新しい夢を追いかけて!とみんなにも旅する
ことを説く。
オーウェンはそんなジェーンに今日は何をして過ごすかと尋ね
ると、ボッロメオ宮殿に行くか、レアーレ宮殿に行くか、
マリーノ宮にいくか?と問う。しかしジェーンはもう城巡りは
お腹いっぱいだという。こんな素敵な旅は初めてだがホームシ
ックになりかかっているという。オーウェンも元の生活に
戻りたがっているようで、ジェーンが帰りたいのであれば
喜んで帰るという。
そんな中テリーがイタリアまでやってくると、戻って来て欲しい
と語る。テリーはジェーンの携帯の追跡アプリで居場所を知った
という。
一方パーカーは子供捜しの為にキムに事務所を任せたまま
何処かに居なくなっていた。実質現在事務所を運営している
のはキムだった。キムはグレイソンに対して、最近の貴方は
相当たるんでいるとしてミスの数々を指摘される。もしかして
アルコールに逃げて居るのではないか?と問われる。グレイソン
は否定する中、キムに対して寧ろ給与小切手が不渡りだと語る。
キムはパソコンの誤動作だと言うと、グレイソンはコンピュータ
でもミスするのだから人間だって・・と言いたげだった。
テリーはキムの指示でイタリアまで来た事を語る。
パーカーが事務所を放ってかの自余を探しに行った為で、現在
事務所の経営状況が破産状態だという。エミリー・ホーンを
覚えて居るか?と問うと、ロースクール時代に一年後輩の子で
旦那が超リッチで、初めて担当したビッグクライアントだという。
そんなエミリーが殺人容疑で起訴されたのだとし、ウチの事務所
に弁護を依頼してきたという。ただし主任はジェーンが担当
することを条件にしているとのこと。ジェーンはキムに呼ばれ
たからと言って変える気にはなれないと語る。するとテリーは
帰りはファーストクラス、キムの駐車スペース、役員専用トイレ
の鍵も渡してくれるという。事務のメンバーシップや車代を経費
扱いにして、優先的に休暇も取って良いと言っているのだと語る。
グレイソンはステイシーの元に行くと、ステイシーは逃げる
ようにしてこれからオーディションがあるのだという。女優業
は辞めると言ってなかったかというグレイソンは、ボクのことを
避けているのではないかという。先日「ジェーンはデビー」と言
った言葉の意味は何なのか?と問う。ステイシーは誤魔化すが、
確かにキスの後で言ったという。ステイシーは深い意味はなく、
デビーは私の親友で今はジェーンが親友だが、目をつむってみる
と二人がとても似ているということを言いたかっただけだという。
グレイソンはあれからジェーンのことが頭から離れないのだと
いう。
イタリア・ミラノから帰国するジェーン。
空港には花を持ったグレイソンが見えた気がした。
ジェーンの隣にオーウェンがいて二人がキスしているのを見ると
グレイソンの方が姿を消す。
事務所に戻るとキムから早速仕事の話を切り出される。
依頼人はエミリー・ホーン。3ヶ月前の事件の夜に逮捕された
人物で、被害者はトロイ・マインダー(34歳)、失業中の自動車
修理工で、前科もあるという。
しかしジェーンはそれよりもキムがパートナーに昇進したこと
を祝うと、経営が苦しいのでしょ?と問う。生きるも死ぬも
貴方次第で、タイタニック号の船長みたいねと語る。
キムはエミリーとトロイは不倫関係だったが、数週間続いて半年前に
別れていること。にも関わらずトロイは殺される一時間前に
ダウンタウンの自室からサンタモニカのエミリーの家に電話
しているという。通話時間にして3分。通話を元に警察がエミリー
の車の内部を捜索したところ、血痕付きのレンチが見つかり
それが凶器だったこと。トロイは鈍器外傷だという。また
殺人現場のトロイの部屋からエミリーのピアスが発見されていて
遺体の傍に落ちていたという。公判は2日後だと語る。
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ステイシーとグレイソンがキスしていたのを事務所で目にした
ジェーンは全てのことが嫌になり、オーウェンと共に現実逃避
の為にイタリア旅行へと旅立つ。パーカーもまた息子がいる
ことを知り、捜索の為に暫く事務所をキムに任せて旅立って
しまう。経営を任されたキムだったが、思ったよりも立ちゆかず、
経営は火の車だった。そんな中、3ヶ月前にトロイ・マインダー
殺害事件で起訴されたエミリー・ホーンの仕事が事務所に舞い込
んでくる。エミリーはジェーンが弁護主任になることを条件に
依頼をするということで、キムはテリーに命令してイタリア・
ミラノに居るジェーンを連れ戻す様指示する。エミリーの夫の
アントンは大金持ちだということも有り、この案件を担当すれば
当面の運営資金は確保出来るところが有った。
シーズン3のラストでステイシーがグレイソンに対して「ジェーン
はデビー」だと言ったことくらいしか覚えていないのだけど、
あれから3週間が経過した状況からシーズン4はスタートいたようだ。
ジェーンとすればステイシーがグレイソンとキスしたことで、
憧れのグレイソンと親友のステイシーを失ったことになり、オーウ
ェンへと走るしかない訳だけど、利用されてしまう人たちにとっては
いい迷惑だよな。
なんと言ってもこのドラマは弁護士の仕事は勿論のこと、人間関係
も重要になってくるので、一つの誤った形の行動・関係によって、
全ての人間関係が破壊される危険性を孕んでいる。特に同居して
いることも有るので、ケンカしたときには気まずいこと請け合い
だよね。
弁護士としての仕事はともかくとして、新しい展開としては、
守護天使のフレッドが退出する流れと共に、新たな守護天使として
ルーク・ダニエルズが現れた。ジェーンの監視をするだけでなく
事務所が金銭的・経営的窮地に陥る際には、金を捻出してくれる
というのだから、なんとも親切な守護天使で、フレッドには金が
無くて自分で仕事をして稼いでいたのに、投資するだけの大金を
持つこの男との差は一体何って感じ。
驚くべきはフレッドが退出してしまったことだけど、正直まるで
フレッドに感情移入出来ていなかったし、やや存在感も薄くなって
いたので、気分一新を図るためにも面白い交代の仕方だったのかも。
勘違いの流れから派生したケンカの流れだったけど、守護天使と
してのルールを破っていたフレッドとしては、この辺が限界という
感じで、ステイシーの前から立ち去る際には、全てを告白した後に
ドアから出て行けば、ステイシーの中の記憶からもフレッドの存在
が消去されてしまうということで、切ない流れとして演出されて
彼としての存在感も最後に良い形で描かれた。
二人共愛を確認した後だっただけに切なさも有るけど、
フレッドファンには申し訳ないけど、やはりステイシーにはもっと
別の人との関係を突き詰めて欲しかったので個人的には良かった。
ステイシーは女優業を辞めたとか言っていたけど、これから何を
するつもりなのだろうか。
見た限りもの凄い量のクッキーを焼いていた気がする。
ジェーンはピーナツバター味が好きなようで、「やっぱりアメリカ人
はピーナツバターかよ」という突っ込みも有ったけど、クッキー
を見ると、クッキーの中には毒々しい色のマーブルチョコが入って
いたのは、如何にもアメリカンっぽい。
しかしステイシーが突然接触したヨガクラスの超有名人で「恋の道
の教祖様」、「女ドクター・フィル」のニッキー・ルプリーとは
どんな人物なのか。実はこの人物はエミリーの夫のアントンの件
と繋がって居ると思って見ていたので、ステイシーがまた最後に
事件解決の為にジェーンに助言をする流れとして利用されるのかと
思ったけど、このニッキーという人物はステイシーと同じ携帯を
持ち何やら怪しいことを画策している感じ。すり替えられてしまった
携帯電話を使って何をされようとしているのか。
またシーズン4としては、過去がつきまとってくる訳だけど、
今までジェーンがグレイソンの影を追い回していたのに対して、
シーズン4では逆の立場になりグレイソンがジェーンの中のデビー
に気が付いて調べ回って来そうだね。
その為にも守護天使の活躍が必要になってくることが多いだろう
しね。それにしてもルークは個人投資家という肩書きだけどエン
ジェル・インベスターとか怪しい企業名だな。「天国への道案内人」
ということを考えれば、やはり最終的にはデビーやジェーンの
どちらかを天国に向かわせるということになっていく様だ。
体(ジェーン)が残るのか、心(デビー)が残るのか・・・。
●元彼・トロイ・マインダー殺害事件
・訴状・殺人罪
・担当・ジェーン、キム
・判事・ラフォード
ジェーンの元ロースクール時代の後輩のエミリーが訴えられてしま
ったということで弁護していくことになる。
検察側の証拠としては、殺される直前にトロイからエミリーの自宅
に電話が鳴っていること。エミリーの車の中に被害者の血痕の
ついた凶器が見つかったこと。被害者の現場からはエミリーの
イヤリングの片方が落ちていたこと。
検察側は証人としてアントンを想定していること。
配偶者ならば不利な証言は強制出来ないとし、配偶者特権として
証拠法910条を持ち出すが、別居申請を出していること。
色々と話を聞いていく内に、夫・アントンには供述に矛盾がある
ことが分かる。妻・エミリーの浮気を知っていた時期の違い。
当日のアリバイに於ける矛盾した行動。
検察に夫側にも嫌疑があることを吹き込んで取引を持ちかけた。
結果としてエミリーは夫側に不利な証言をするという条件で公訴
は取り消すという免責を勝ち取り勝利。
しかし後にアントンにもしっかりとしたアリバイが有り、エミリー
がトロイを殺害したことを告白。
アントンはその殺害に関して何処まで知っていたのかということに
なる。アントンが無罪であることは明らかなので結果としてオーウェン
に弁護して無罪を勝ち取ってもらっていたけど、なんだかよく分から
ない裁判だったね。警察の捜査が杜撰というところに尽きるのかも。
「2度と私の前に現れないで。私を操った。人殺しなのに罪から逃れ
た。夫までグルだったなんて・・」(Jane)
「あなたロースクール時代とは別人だ。潔白を信じていないのに
弁護を引き受けた」(Emily)
■使用された曲
・
■検索用キーワード
・アイオワに行こうとした。元々フランス領土、ルイジアナ買収で
アメリカに買われた。今は農業が盛んでトウモロコシ畑。
・ボディチェック、ステイシーがプレゼントしたキーホルダーが
金属探知機で引っかかった
・映画「ジュリー&ジュリア」
・10歳の時にシンディローパーを飼っていた。ゴージャスな虎猫
・小麦若葉ジュース 3杯目よ!
・7月26日、デビーの事故死、ジェーンの銃撃事件の日
・「嫌よ!」「積み残しはしないの」「答えはノーよ!」
・「お礼を言いたい。君がリターンキーを押したから地上に下りられた」
・「ジェーンの彼氏さん」(Terry)「ジェーンのアシスタントさん」(Owen)
ジェーン・ビンガム (Brooke Elliott) 外見は冴えない、やり手弁護士
テリー・リー (Margaret Cho) ジェーンのアシスタント、友達
グレイソン・ケント (Jackson Hurst) デビーの元婚約者
キム・カズウェル (Kate Levering) ジェーンの同僚・ライバル
ステイシー・バレット (April Bowlby) 一流モデルを目指すルームメイト
フレッド (Ben Feldman) ジェーン(デビー)の守護天使
ジェイ・パーカー (Josh Stamberg) 法律事務所代表
デビー・ドブキンズ (Brooke D’Orsay) 一流モデルを夢見るブロンド美人
オーウェン・フレンチ (Lex Medlin) 新人判事
ルーク・ダニエルズ (Carter MacIntyre) フレッドの後任の守護天使
ニッキー・ルプリー (Kim Kardashian West) ヨガクラスの「恋の道の教祖様」
エミリー・ホーン (Megyn Price) 大口クライアント
アントン・ホーン (Roark Critchlow) エミリーの夫
ノーラ・ラフォード (Tina Lifford) 判事
アリー (Brigette Davidovici) フレッドの彼女、運輸保安局、航空手荷物
— (Kimberley Drummond) Receptionist
アンバー・レインズ (Marisa Petroro) トロイの別れた彼女
— (Arnell Powell) D.A
トロイ・マインダー (Drew Sheer) 34歳失業中の自動車修理工、被害者
— (Don Teems) Airport Guest