メンタリスト The Mentalist 第2話 赤毛と銀色のテープ Red Hair and Silver Tape

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第2話 赤毛と銀色のテープ Red Hair and Silver Tape

脚本/Bruno Heller
監督/David Nutter
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カリフォルニア州ナパ郡北部。
保安官の元にリズボンとチョウ、そしてパトリックがやって
くる。保安官はウチの管轄ではこういう事件には慣れていない
ので来てもらえて助かるとCBI捜査チームに語る。
遺体は今朝5時半頃、狩りに出た猟師の犬が発見したとのこと。
身元は分かっては居ないが見覚えが有る子なので地元だろうと。
こんな酷い事をするのは都会から来たヤツラだとする保安官。

リズボンやチョウは遺体を調べる。腹部のケガは致命傷では
ないこと。首には索痕がないので絞殺ではないという。しかし
歯茎が青白く目は出血していることから窒息死と見て間違いない
という。パトリックはこれは地元の人の犯行であり、偶発的に
本来こんな形で死なせるつもりじゃなかったハズだという。服を
着たままであることに違和感が有り、犯人は性的暴行が目的だ
という。大騒ぎした為に大人しくさせようとして誤って窒息死
させた可能性が高く、こんな場所はよそ者では分からないだろう
と語る。麻薬絡みのトラブルではないかというチョウに対して
ギャングが人を殺すときに窒息死させると思うかと問うパトリック。
彼氏と揉めた線も有るというリズボン。
保安官はパトリックは誰なのかと問うと、カリフォルニア州捜査局
を呼ぶとセットで付いてくるコンサルタントだという。保安官は
パトリックに対して千里眼なのか超能力者なのかと問う。
昔は超能力者の振りをしていたというと、パトリックは保安官と
じゃんけんをして見ようと語る。パトリックは保安官の心理を読んで
何度やってもパトリックが勝利する姿を見せ能力を誇示する。

リズボンや保安官たちは被害者のメラニー・オキーフの実家へと
報告に行く。
母親のメルセデス、父親のジョー、そして息子のフランキーが居た。
母はただならぬ気配を感じて息子に家に入るよう告げる。
話をするとメラニーの遺体が発見されたことを語る。

話をしている間パトリックはフランキーの元に行くと、姉の部屋な
のかと問う。フランキーは姉は殺されたのかと問う。
ジョーとメルセデスの話では、一昨日の夜アルバイトから戻らなかっ
たという。娘はシャンド・クリークレストランでウエイトレス
で働いていること。午後23時までアルバイトの予定で、今も彼女の
車は店の駐車場に置きっぱなしだという。ジョーはいつも娘が
帰る前に寝るので朝になって気が付いたとのこと。
娘は秋から大学にいく予定で、ソフトボールの特待生としてUCLAに
進学予定だったという。ロサンゼルスに行かせることは物騒なところ
なので心配だったというジョー。暴行を受けたのかと問うとそれは
ないとして否定し服を着たまま亡くなっていた事を語る。
リズボンは被害者の母の頭にフと浮かんだ人が犯人であることが
よくあるとし、該当者はいないかと問う。付き合っていた人はいない
とし、恋愛には奥手だったという。結婚までは純潔を守るとして
誓いの指輪を中学3年の時から身につけていたとのこと。

パトリックは室内の写真を見て回る。
壁のポスターはいつ剥がしたのかとフランキーに尋ねると、クリ
スマスの後だという。テレビに出ているロンゲのアイドルグループ
のポスターが貼ってあったが自分は卒業したと言っていたこと。
パトリックはベッドに寝そべると天井の写真を見つめる。
フランキーは犯人を見つけたら教えて欲しいと語る。

サクラメントのCBI本部にはリグズビーとヴァンベルトが留守番だ
った。リズボンから電話が鳴ると我先に電話を取ろうとする。
保安官事務所からのFAXが届いているハズだが遺留品をこれまでの
事件と関連があるかどうか調べて欲しいというものだった。

パトリックはリズボンたちに対してメラニーには彼氏が居ること
を告げ、クリスマスの頃に遊園地で出会っているという。
相手は人に紹介出来ない人で、極端に年の差が有るか不良だという。
名前はHから始まる人物とのこと。
そんな中保安官は被害者が連れ去られた頃に、私もあの店からの
通報でシャントクラークにいたという。酔っぱらいが未払いだと
する通報だったが、その時黒いピックアップトラックが駐車場
から走り去ったという。23時45分頃だという。リズボンは森の
捜索を改めて求める。

メラニーのバイト先であるシャントクラークレストランにいく。
経営者のマルコムとサンドラが色々と話をしてくれる。
メラニーは夏のバイトに毎年来ていて3年目だったこと。とても良い
子だったという。サンドラは私も駐車場近くに居たのに殺される
なんて信じられないという。同僚と揉めたことはないかと問う
が居ないという。カルダモンのキャラウェー入り、バターたっぷり
添えの食事を出してもらうパトリックは料理は絶品だと語る。
メラニーは何時頃まで仕事だったのかと問うと、サンドラは
タイムカードを見れば正確な時間が分かるという。
マルコムはオレが犯人ではないよと告げると、厨房を離れる時は
トイレか客に怒鳴り飛ばす時だけだという。
厨房を案内すると、シェフのランドールの手際の悪さにマルコム
は怒鳴るのだった。
事務所に連れて行くサンドラは、タイムカードによるとメラニー
は23時25分に上がったという。あのドアから出て行ったのを見た
のが最後とのこと。この店は予約制だった。
そんな中バイトの一人・ラクエルがやってくる。メラニーとの
関係を尋ねると、同僚という以外あまり知らないという。しかし
パトリックはメラニーの部屋に君との写真が有った事を語る。
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カリフォルニア州のナパ郡に有るワイナリーが栽培するブドウ畑
で高校生のメラニーが遺体で発見される。
窒息死させられていたものだが、首を絞められて殺害された
ものではないことが判明する。保安官からの要請でカリフォルニア
州捜査局が捜査に乗り出す。パトリックは遺体が遺棄されていた
場所からして地元の人間の仕業であろうこと。更に被害者宅を
尋ねてメラニーの部屋を調べると、そこには交友関係を示す
写真が貼られていることから、人間関係を調べていく。
パトリックはメラニーの弟のフランキーが犯人に対する感情を
押し殺していることに気が付く。

滅多に殺人が起きない田舎の町で女子高生が殺害された事件。
ダクトテープで手足を縛られ、窒息死させられていたもので、
過去の類似事件を調べると、2ヶ月前に移民労働者の
ドロレス・サンチェス(22歳)がバス停でさらわれて、モーテル
のベッドで目が覚めるという事件が有った事を知る。

ドラマとしてはティーンエイジャー特有の親には言えない秘密
がポイントとなった事件。そして何よりもアリバイなどに於ける
時系列もまた重要な役割を果たした。

室内の写真などから目には見えない交友関係を推察し、それを
暴き出していく辺りの段取りに興味深さが詰まっている。人には
表の顔と裏の顔があるともされるけど、この街の人たちの中には
どんな顔が潜んでいるのか。

二話目にして早くもリグズビーとヴァンペルトがサクラメントの
CBI本部で留守番役だったのでおかしいなとは思ったのだけど、
最終的にはおとり捜査の為に利用する為に、最初から捜査官たち
と付き合わせてしまっていると不都合が生じる為だったのね。

この手のアメリカの刑事ドラマっておとり捜査が多いね。
だからこそ美形で刑事としての役柄にすれていない感じの新人の
捜査官が役に立つ。ヴァンペルトとかリグズビーとか正直まだあまり
捜査官としてのオーラが出ていないことも有るし、今回は
そんな女性捜査官がドレスアップしている姿にちょっぴりまぶしさ
を覚えるものだった。リグズビーもまたそんなドレスアップして
いる彼女への視線に困っていた感じだし、胸あたりにカメラが
付いていた事も有り、ちょっぴりドキっとするカットがあるのも
またいとおかしという感じ。
「殴るなんてお前なんて嫌いだ」。棒読みのリグズビーが笑える。
早くも主従の関係にあるのか。

ドラマとして興味深いのは、リズボンとパトリックの間では
少なからず今回の捜査に於いて、違った意見を持ち、違った視点
で捜査を眺めていたこと。

人を操るようなメンタリストのパトリックもコンサルタントという
立場上、なかなか捜査に於ける主導権を握る事が出来ず、
個人を誘導し掌握している反面、なかなかモーテルの件では
リズボンに話すことが出来ずにいたり、またおとり捜査の流れに
於いても予定外の人物がおとりに引っかかり、捜査をダメにする
ところが有るのではないかと思わせるものも有って計画通りに
いかないところがドラマの楽しさに繋がって居る。

地域柄季節労働者が多いのかな。
移民も多い地域だろうしなかなか失踪しても分からない人を
狙うというのであればまだしも、メラニーのように毎年働きに
来ている人物を狙うというのはちょっと現実的ではない気がする。
夫婦で犯行を犯すというパターンはたまにドラマでも有るのだけど
大抵は主従関係が成り立っていて犯行を犯すという心理パターン
があるように思うけど、ここではそういうのも無かった。
またあんまりよく知らないのだけど、地域柄赤毛の人が多かった
りもするのだろうか?何故赤毛の人を狙うのか。

催眠術の流れなどはちょっぴり胡散臭いけど、捜査に役に立つ
のであれば良かったのか。

メラニーの弟・フランキーの心のケアなり対応は全てパトリック
が担当していた。犯人に対する殺意を持っていて、それを見抜く
辺りの流れなり、彼の中の怒りを静める為に、過去に自分が味わった
「僕が傲慢で馬鹿なせいで妻を死なせてしまった」
「後悔は死ぬ事よりもキイツ罰だ。死は誰でも経験する。嫌という
ほど後悔する人は少ない。」ということで、それを自分達が
味わわせるということだったけど、結局リズボンが二人共撃ち殺して
しまったので、後悔するヒマも無かったのかも。

フランキー役のDylan Minnetteはちょくちょく見かけるな。
「ライ・トゥー・ミー」S3-10の時にも言及したけど、
「LOST」で主人公ジャックの息子・デビッド役というのが
一番記憶に残っているかも。

そしてなんと言ってもマキャリスター役のXander Berkeleyは
現在Dlifeで放送中の「ニキータ」でのパーシー役を演じている。

パトリック・ジェーン (Simon Baker) 犯罪コンサルタント、CBI
テレサ・リズボン (Robin Tunney) CBIの捜査チーム・上級捜査官
キンブル・チョウ (Tim Kang) CBI捜査官・元軍人
ウェイン・リグズビー (Owain Yeoman) 放火事件のエキスパート
グレース・ヴァンペルト (Amanda Righetti) CBIの新人捜査官

トーマス・マキャリスター (Xander Berkeley) 保安官
メルセデス・オキーフ (Elpidia Carrillo) メラニーの母
サンドラ・ボートライト (Judith Hoag) シャンドクラークレストラン妻
マルコム・ボートライト (Eric Stonestreet) レストランのシェフ
フランキー・オキーフ (Dylan Minnette) メラニーの弟
ジョー・オキーフ (John Bishop) メラニーの父
メラニー・オキーフ (Jillian Bowen) 高校生、被害者
ミーラ (Sharmila Devar) モーテルの従業員
ヘクター・ロメレス (Douglas Spain) バカビルの麻薬の売人、彼氏
ランドール (Todd Felix) レストランのシェフ
ラクエル (Sarah Hernandez) メラニーの友達、ヘクターのはとこ
— (Robert A. Johnson) Deputy
— (De’ Leon Howard III) Sheriff / Swat Team Leader

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