第2話 084 0-8-4
脚本／Maurissa Tancharoen、Jed Whedon、Jeffrey Bell
監督／David Straiton
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「シールド616、スリングショットに直行を・・。エージェント
コールソンに地上で銃撃戦が有ったが大丈夫か」とコールサイン
が入る。コールソンは何も問題ないと返信するが、その直後、
移動指令室・バスは機体に穴が開いて搭乗者が地上3万フィート
から投げ出されていく。
— 19時間前 —
スカイは自らの車を移動指令室へと乗せられる。車を乱暴に
扱わないでよと作業員に語る。
ウォードやメイはコールソンに対して、スカイはシールドの
エージェントには向いていないのではないかと告げる。
コールソンはコンサルタントとして招いた事を告げ、前例は
有るとしてトニー・スタークのことを引き合いに出す。
しかし彼女はライジング・タイドのメンバーでウチのシステム
にも侵入している事を語る。コールソンは確かにその通りだが
それでもラップトップ2台だけでハッキングするとは図り知れな
い才能があるという。ウォードはだからこそ不安であり危険だ
とし、元々考え方からして違い過ぎると語る。
一方フィッツとシモンズはシカイがやってくることに歓迎を示す。
そんな光景を見てメイは今でも性能能力のない子が2人も居る
のにもう一人増やすのかと不満だった。2人は訓練を受けている
が、スカイは違う事。このチームは人類を守る為に集められた
のにハッカーを入れて何をするのかと。
今回は084の任務だった。フィッツとシモンズはこの飛行機は
正式には移動指令室と呼ばれているが僕たちはバスと呼んで居る
のだという。そんな中機内放送で2分後にホイールアップ(離陸)
するとアナウンスがある。ウォードはスカイの元にやってくると
「安全の栞」でも読んでおけとして手渡す。
コールソンはスカイに対して、「ニューヨーク決戦」で名誉の
負傷をしたお陰でフューリー長官からこの飛行機をもらったのだ
という。アスガルド人(Asgardian)に心臓を刺されたこと。その代償
として数週間の休暇とこの飛行機をもらったので改造したのだと
いう。休暇はタヒチでしょと告げると、魔法の国だという。
今から何処に行くのかと問われ、ペルーに行くというコールソン。
084が出たという連絡が有ったという。084とは道の物体のことで
それが役に立つのかどうかを見極めに行くのだという。前回の時
はハンマーだったとのこと。
ペルー、リャクタパタ、インカ遺跡。
一行は現場に到着すると、この辺には反体制ゲリラも多く、
車では目立つので隠そうという。フィッツとシモンズは森の
中に入ると野生動物に感動する。ペルーには32種類のサルが
いる・・ヘビは200種類もいる。しかし蚊には注意が必要だと
してデング熱にワクチンはないと語る。
084が危険ならば住民にも警告したらどうなのかとスカイは
コールソンに尋ねるが、以前隕石がマイアミ沖に落ちた時には
パニックになったのだという。スカイの仕事は万が一情報が
漏れたらニセの情報を流して”隠蔽する”ことだという。それって
私が一番嫌いなことだと語る。
そんな中コールソンは遺跡を調査する教授と逢う。
教授によるとこの寺院は500年以上前のインカ帝国以前の建造物
だとし、中であり得ないものが見つかったという。この件を
知っているのは政府関係者だけでそこからシールドに伝わったの
だろうという。
フィッツは小型の調査機で調べる。
シモンズは埋まっている化石層から見ると1500年以上前からこ
こにあるものだという。つまり寺院よりも1000年以上前からここ
にあるということ。しかし中身を分析するとドイツ製っぽいな
という。
メイとウォードは外回りをしていた。
メイのことを騎兵隊だったと口にするとメイはウォードにその
名は言わない様警告する。バーレーンでのこともよく聞いてい
るとし貴方のような人がいると心強いという。そんな二人は
息もぴったりで、森の中に潜んでいる銃を持ったものたちから
なぎ倒して銃を奪いとる。人質に取るが、次々と仲間がやって
きて取り囲まれる。ウォードは遺跡内のコールソンに問題が
発生したとして連絡を入れる。
コールソンは外に行くと、自分達は国際安全保障問題の為に
来た事を語る。するとコールソンの前にはカミラ・レイエス少佐
の姿が有った。コールソンとはかつての相棒だという彼女。
コールソンは彼女がコマンダンテになったのかとして昇進した
ことを祝う。もう3年前のことだと告げる。コールソンはメイと
ウォードに彼女はペルーの憲兵隊である事を語り、私の元相棒
だという。みんなに大丈夫だと伝えてくれと告げる。
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2台のパソコンを使って政府の特別組織のシールドの持つ情報を
引き出した凄腕のハッカー・スカイをシールドの一員にすべきか
どうかで意見が割れる。コールソンとしては凄い能力であり、
少数精鋭で未知なるものに挑む限りは必要な人材だとするが、
ウォードは特別な訓練を受けていない彼女を受け入れることに
難色を示す。なによりも彼女はこれまで自分達にとっては
敵対する立場であるライジングタイドの一人だったのである。
取りあえず見切り発信とばかりに彼女を連れて、謎の物体が発見
されたペルーのインカ遺跡へと向かうシールドの面々たち。
ペルーには反体制ゲリラも多く危険だとされる中、なんとか謎の
物体を回収してシールドに持ち帰りたいところだが・・・
ドラマの中でそれぞれ違う分野のスペシャリストが集まるという
ことで知らない用語で語っていることを指摘するシーンが結構
ある。「NCIS ネイビー犯罪捜査班」でギブスがテック捜査をする
マクギーやアビーに対して、分かる様な言葉で言え!と突っ込む
ことが多いことを思い出すけど、このドラマに於いては視聴者
にとっても、この世界観が分からないウチには、相当なシーンで
意味不明な言葉が流れると思う。
・メイが過去に騎兵隊だったこと。バーレーンでの任務は伝説に
なっていること。
・カミラとコールソンの関係。かつて二人は相棒で、この地域
の捜査(クスコで狭い四駆で行動していた)をしていたこと。
・今回発見されたものは四次元キューブと同じ仕組みで第二次世界
大戦に於いて秘密結社”ヒドラ”が使っていたもの。致死量のガンマ線を
放出する、核兵器よりもタチが悪いもの。動力源はキューブと同じ。
・ヒドラ崩壊後にナチスの科学者は南米に身を隠していたこと。
今回の兵器は元々ペルー政府が反体制派を一掃するために何十年も
前に発注して作ったもので、内戦の中で見失っていたものを見つけた
ということで、カミラたちはこの084なる未知の物質の存在を
知っていた。
ドラマではまるで足並みの揃わないシールドたちの素人集団の様子
を描きつつ、特定の分野に於ける天才的能力を誇示して、それらが
集まり、少しずつ能力を出し合えば困難に立ち向かえることを
主張していく。映画版の「アベンジャーズ」でコールソンが使った
作戦と同じくして、チームをまとめる為には共通の敵が必要だと
ばかりに一つの困難に対処するシールズの姿を描いて、少しずつ
心を打ち解け合っていく様子が描かれたのかなという感じ。
遺跡のところでウォードが使った謎の電磁波を発する棒とか
凄い衝撃波で相手をなぎ倒していたけど、人だけにしか伝わらない
のかな。
ドローンで分析させていたけど、名前にsneezyと書かれていた。
「白雪姫」に出てくる7人のドワーフの一つの名前だなと思って
いたので、全部で7体有るのかなと思っていたけど、見ていたら
02 sneezyとか05 sneezyとか書かれていたので、それぞれに名前が
付いているんじゃないのかな。一話の時にそれぞれに名前で付いている
みたいな発言をしていた気がするんだけどね。
今回は生身の人間が相手だったことも有り安心出来る部分が
ありつつも、よくよく考えると、戦闘要員として使えるのが
ウォードとメイしか居ないので武器を持った相手が来るとたちまち
不安になるね。まぁコールソンもスキルはあるのだけど、少数精鋭
すぎてちょっぴり組織と対峙するにはやや不足する面も多いな。
最後は回収したアイテムは太陽に向けてロケットで発射した。
それを見ているメンバーたちの光景を見ると、「ふしぎの海のナデ
ィア」で時々ノーチラス号が水中から水面に上がった際に、夕陽
を眺める光景と実にシーンが被る(笑)
そういえば前回のマリアに続いて今回は、長官が出てきましたね。
■使用された曲
・Agents of S.H.I.E.L.D. Theme Song
Written by Bear McCreary
フィル・コールソン (Clark Gregg) S.H.I.E.L.D.の捜査官
メリンダ・メイ (Ming-Na Wen) 捜査官、エースパイロットで兵器の専門家
グラント・ウォード (Brett Dalton) S.H.I.E.L.D.のブラックオプスの専門家
スカイ (Chloe Bennet) ハッカーグループ「ライジング・タイド」
レオ・フィッツ (Iain De Caestecker) 捜査官、兵器技術を専門
ジェマ・シモンズ (Elizabeth Henstridge) 捜査官、生命科学に精通
ニック・フューリー (Samuel L. Jackson) 長官
カミール・レイエス (Leonor Varela) ペルーの憲兵隊、少佐
— (Carlos Leal) Archeologist
クシ (Anthony Dilio)
ヴィルカ (Celestin Cornielle)
ペレス (Morgan Benoit)
ナウイ (Eyad Elbitar)
ロペス (Mario Perez)
— (Alex Meridy) Peruvian Police
— (Walter Talens) Peruvian Police