CSI : NY9 第10話 偽りの1万ドル The Real McCoy

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第10話 偽りの1万ドル The Real McCoy

脚本/Sarah Byrd
監督/Matt Earl Beesley
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コートを着た女性が夜道を歩く。電話ボックスに入り電話を
かけると、そこはバー”リアル・マッコイ”への入り口となって
いて、室内はレトロな雰囲気の漂うバーだった。
ダーティーマティーニを注文すると、バーテンダーのジェイソ
ンは現在ウォッカが切れているのでスロージンフィズにしては
どうかと語る。
共同経営者のイーライはジェイソンに対して売り上げはどうか
と尋ねると、今夜も上々だとして客が大入りであることを語る。
そんな中、ストリップダンサー・コートニーが現れると、客は
盛り上がるが、ジェイソンと彼女の間では何処か視線が暗い
ものが有った。翌日、ジェイソンがツリースタンドのスパイク
に刺さって死亡しているのが発見される。

マックとクリスティーンは二人でベンチで語り合う。
クリスティーンはマックの容体を気にすると、医師からはかなり
改善の兆しが見られると言われたことを語る。君が居てくれる
からだと。そんな二人はベンチで仲良く寄り添う。クリスティーン
は年を取ってもこうして一緒に座っていたいと語り、白髪や皺
が増えてあなたが偏屈になった貴方と一緒に・・と語る。マック
も同じだということでキスをすると電話が鳴り、事件が発生した
知らせが入る。

クリスマスツリー売り場。
夕べ10時に閉まり、今朝6時に来たオーナーが発見したという。
現場に来たのはジョーとマック、そしてドンだった。被害者は
ジェイソン・ブラック(28歳)。鈍器損傷が有り、首の後ろにツリ
ーのスパイクが刺さっていた。銀行に預けるハズの金が1万ドル
奪われていること。しかし何故か5328ドルがサイフには残されて
いるという。カードも手つかずであること。金が目的だとしても
全額奪われていない理由は何なのか。

リンジーは現場に来て証拠を撮影する。
遺体を見ると靴底の跡から見て胸を蹴られたようだとし、スパイク
が首の後ろに刺さったという。故意なのか事故なのか分からない
とのこと。しかし中速飛沫血痕が有り、スパイクが刺さる前に
かなり殴られたであろう跡が有った。
「このサンタの森に恵みは?」と告げるドンがやってくると、
目撃者も防犯カメラもここにはないと語る。オーナーにはアリバイ
が有ったとのこと。預金伝票には”リアルマッコイ”という名前が
書かれていた。常連オンリーのレトロバーで2年前に出来た店だ
という。被害者は経営者の一人だとすると、ドンは仕事終わりに
20ドルするカクテルを飲むよりもオレはビールだと語る。
ノスタルジーが売りの店でメニューもレトロで支払いもまた
キュッシュのみだという。1万5000千ドルは今週の売り上げ金だ
という。2ブロック先の夜間金庫に行くところを襲われたのでは
ないかと。入り口には被害者の上着の切れ端が見つかっている
ので、誰かに追われて逃げ隠れたが見つかったのかも知れない
という。

一方アダムは朝、彼女のミシェルよりも早く目覚める。
何処に行くのかという彼女は今日は休みだったのではないかと
問う。アダムに対してやっぱり無理だと思うという彼女。
この数ヶ月楽しかったし、あなたはキュートでかすかに
知的な所も魅力だが朝方人間に付き合うのは無理だと語る。
昼の一時頃にはある思いが押し寄せてくるハズだとして、後悔
するわよと語る。アダムは別れを告げられたと思い驚いたと
いうが、これからペアレントハウスにいくと語る。老人ホーム
でボランティアをしていたるのだという。

ジェイソンと付き合っていたコートニーから話を聞く。
一年前から付き合い始めたとし、元々は友達から恋人へ発展した
関係だという。同じ大学の同級生だったこと。イーライもまた
同じだという。ジェイソンとイーライは影と陰のような関係だ
とし、タイプは正反対だがかえってよかったという。
イーライから話を聞くとジェイソンとは小学2年生の頃からの
親友だった事を告げる。アイツは短期でオレは慎重派だったと
いう。
コートニーは元々ダンサーだが、店が流行ってきたので事務や
雑用も手伝っていたという。彼にトラブルは有ったのかと
尋ねると、ギャンブル好きでリスキーな賭けをしていたとの
こと。リスクとオッズとリターンの比較を大学で学んだが、
彼はリターンのことたけを学んだのだということ。
このバーは僕らの夢で、ジェイソンの祖母から禁酒法時代の
潜りの酒場のことを聞かされたという。クラブデュランとか
ハリウッド、ハハクラブetc…。それを再現したかったと。
客を選んでいるので恨みも有ったのではないかと問うが、
コートニーによるとジェイソンに逢う為にみんな店に来ていた
カリスマだったとのこと。

シドは遺体を撮影し傷口からは物質を見つける。
ツリースタンドのスパイクが左の外頸動脈と頸動脈を刺して
貫かれていること。肝臓の温度からして死亡は午前4時ごろだと
いう。額に水泳な刺創が二カ所付いていて独特な裂け具合だと
ジョーは語る。ピストルのグリップ底の部分で殴ったのかも
知れないと語ると、シドはかなり小型の銃だろうとのこと。
コメカミのマークが有るがそれが凶器の手がかりになるかも
知れないと語る。
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園芸店のツリー置き場で早朝にツリースタンドのスパイクに
刺さって男性が殺害される。男性は近くでレトロなバーを
共同経営していた男性のジェイソン・ブラック(28歳)。
一週間分の店の売り上げ金を夜間金庫に運ぶ最中に強盗によって
襲われたと推察されるが、何故か所持していた15000ドル分の
ウチ、1万ドルだけが抜き取られていることが分かる。
果たしてどういうことなのか。

感想を書いていた際にパソコンが固まってしまい、これを書いて
いるのは二度目なので簡潔にかかせてもらいます。
幸いにしてストーリーだけはドラマを見ながら書いたことも
有るので、固まる前にデータがセーブされていたのだけど、
感想の部分は残念ながら本日見た「Dr.HOUSE」「BONES」そして
「CSI」は全て消えました。あまりのショックで書く気にもならなかったのだけど
帰宅してからなんとか書きました(+_+

奪われた分だけ奪い返す。
犯人の男も妙に律儀なところがあり、元々その金はどこから盗って
来たのかということを考えれば、そんな律儀さが妙に滑稽に写る
犯人像だったね。

NYのラストシーズンはラボの職員一人ずつの事情を深く掘り下げて
いる格好だけど、今回はアダムの出番。
アダムが父親から虐待を受けて居たことはこれまでにも語られて
いたけれど、それが今回描かれた格好だった。
虐待していた父親はアルツハンマーで施設に入所中。
時折記憶として戻る時が有るところがまた厄介な感じだけど、
接しているウチに父親の口からは色々とアダムの知らないことが
事実として浮かび上がる。
アダムを特に厳しくしていた理由。そして自分もまた祖父から虐待
していたこと。ただ正直、厳しくしていたことと虐待というのは
まるで意味が違う。この父親、スプーンを熱して押しつけたり
骨折させたりしたとか言っていたのでまるで同情するに値しない。
アダム自身もそんな父親に対する感情が無く、寧ろ自分の方が
非情な心を持っているのではないかとして、そんな心情に悩んで
いるところが有るようだ。

NYのラストシーズンでは誰かが家の前で帰りを待っている。
今回アダムが帰宅するのを自宅の前で待っていたのはマックだ
った。

「消え去った記憶の前に為す術はない」
「許すことできっと救われる」

マックが記憶のことを言うと妙にリアルだ。
この人も今、記憶のことで悩んでいるからね。
ただそれだからこそマックはアダムに共感出来るところも有った
のかも知れない。
大抵の刑事ドラマだと「死人に口なし」なんだけどね。

アダムってマックのことを何処かで恐れているところが有った。
その反面ヤッチャな一面を出して好かれようとしているシーン姿
もこれまでに描かれて来た。アダムがマックに見るのは威厳ある父親
としての姿も有ったのだろうかという感じがするし、家族がテーマ
という感じで描かれているので、マックがアダムの父親としての
存在として補完されたのであれば、それはそれで良い事なのかも。

事件自体は切ない流れが有り、被害者本人は知らないところで、
経営者たちは経営の為に努力していた。
当初は共同経営していた男が金をくすねているのかなとか思ったんだ
けどね。
自分が何故殺されたのかも分からぬまま死んで行くというのも
また切ない。

1万ドルの出所はネイサンの家のもので、店の出発からして間違って
いるものだった。
ニセのアルコールを入れ変えて居たのはコートニーだった。

■検索用キーワード

・The WhoのBaba O’Riley
・American Psycho Instrumental by Jensen Reed
・With A Girl Like You by The Troggs
・Affection by Crystal Castles
・Catgroove by Parov Stelar

マック・テイラー (Gary Sinise) NY市警CSI:主任
ダニー・メッサー (Carmine Giovinazzo) CSI、下町育ち
シェルドン・ホークス (Hill Harper) 検死局
ドン・フラック (Eddie Cahill) 殺人課
ジョー・ダンヴィル (Sela Ward) CSI、バージニアから転属
リンジー・モンロー・メッサー (Anna Belknap) CSI、S2#3から
シド・ハマーバック (Robert Joy) 検視官、S2#5から
アダム・ロス (A.J. Buckley) CSIラボ研究員、S2#8から
— (Julie McKinnon) A / V Lab Tech

ジェイミー・ロヴァート (Natalie Martinez) 麻薬課から殺人課に異動
クリスティ・ホイットニー (Megan Dodds) マックの恋人

ジェイソン・ブラック (Jake Sandvig) 28歳、バーテンダー
ネイサン・ブロディ (Mac Brandt) 5年前に第三級強盗で仮出所
ミシェル・ローデス (Melissa Fumero) アダムの彼女
— (Vanessa Curry) Woman
ホセ (Ehab Elgharabawy) 捜査官
ジミー・バッツ (Michael Filipowich) 酒の卸
チャールズ・ロス (James Handy) アダムの父
コートニー・ジェンセン (Christine Lakin) リアルマッコイのダンサー
イーライ・ウォルシュ (T.J. Linnard) “リアルマッコイ”の経営者
— (Rocio Vidal) 秘書
サム (Israel Wright)

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