CSI : NY9 第13話 913番地の呪い Nine Thirteen

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第13話 913番地の呪い Nine Thirteen

脚本/David Fallon、Pam Veasey
監督/Pam Veasey
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万引犯と店主がもみ合う913番地の道端で、突然上空から男性
が落下して停車して有るタクシーに衝突する。
NYPDが現地に到着する中、エヴェレット・ハリントン・ウェ
ントワースのことを口にするマック。ドンは都市伝説は信じな
いが今回は別だとし、そのコスプレをしているであろう男の
死に驚く。1929年にウェントワースが自殺して以来、このビルに
纏わる37番目の死者だった。このビルはその日以来呪われている
と言われていた。ウェントワースは市場の暴落で全財産を失い
自殺。恋人で麗しいブロンドのウィルマ・アシュトンは、その
瞬間を見てしまい命を絶っていた。2人の霊がペントハウスに
彷徨いていると言われているとシドは語る。ゴーストが出ると
される場所には観光名所となっていて、夜はクラブになって
午前2時まで営業していた。従業員が帰るのは午前3時から3時半。
ドンはシドに対して妙な事件の時だけはいつも現場に来ていな
いか?と問うと、興味があるという。路上の目撃者は何れも
上から落ちてきたと言っていること。現在周辺のカメラ映像
を調べているという。被害者は1920年代のスタイル、革のマスク
をしていた。彼はギャツビーだとし、ウェントワースも革製品
で財を成した人物。顔には瘢痕も有ったが日光アレルギーが有った
為のものだろうという。同じやり方で自殺したものなのか。
しかしシドは殺人だろうと語り頸動脈が割けているが、これは
激突によって出来たものではないという。口紅のキスマークが
付着していてそれが意味するものとは一体何なのか。犯人が
つけたものなのかも。

リンジーは写真を撮る。シドは落下による衝撃で頭蓋骨に亀裂
骨折が生じていること。体中の骨もバラバラだという。この状態
だと争った跡を見極めるのは困難だという。刺されて方向感覚
を失い落ちたのか。シドはエヴリン・マクヘイルを思い出すと
告げ1947年エンパイヤステートビルによる展望台から23歳の若さ
の身を投げてリムジンの上に落下した遺体のことを語る。死体は
パールのネックレスを握っていたこと。リンジーはそれを聞いて
ライフマガジン誌に掲載されたものでしょと語る。「世界一美しい
自殺」として写真で見る彼女の顔は穏やかなものだったという。
遺体もウェントワースに扮して観光客相手に写真を撮っていた
のだろうとし、その為にホホにキスされた跡が有ったのだという。
ビルの警備員によると被害者はジェイソン、上のクラブの連中は
ジェイクと呼んでいて名字は分からないという。
みんな宣伝の為に雇われている人だと思っていたとのこと。
リンジーはジョン・ドゥねと語る。

モルグで遺体を調べるシドは服に破片が付着しているのを見つける。
指紋を採取して口紅を調べる。服を脱がせるとポケットから宝石
類が出てきた。
マックはアダムを尋ねると指紋はどうかと尋ねる。AFISでは
空振りだという。マックは机の上に広げられている多数の携帯
や装飾品を見てなんなのかと問うと。全て被害者の隠しポケットに
入って居たものだという。恐らく観光客相手に写真を撮る振り
してスリをしていたのだろうと語る。するとアダムはそんな男
を負け犬だと語る。サイフ、時計、ジュエリー、ケータイなど
殺されたのはそのせいなのか。盗難届けが出てるかも知れないと
し、スリの被害者は容疑者だという。携帯の持ち主を調べたい
ので問い合わせろと告げると、マックは最初にこのメールが
送信されている携帯から始めろと語る。そこには「お前が盗んだ
んだろ、覚悟しておけ」と書かれていた。

ジョーは息子のシャツを取りにクリーニング店にやってくる。
するとネクタイを選んでいる男性の姿が有り目が合う。
ジョーはそんな男に対して近づき、何故貴方は私のことを
つけているのかと問う。15分前にコーヒー店でハーブを頼んで
いたこと。その15分前にはバス停で見かけたこと、私はグレード
ワンの捜査官であり連邦保安官で元FBI捜査官だと語る。観察眼
は鋭い事を告げ、何故私をつけているのかと問う。出来れば説明
したいので静かに会話出来る人の多い場所に行かないかと語る。

シドとホークスとマックは遺体について語り合う。シドは18m
から30mの高さから落ちた為に付着したキズだと語る。つまり
6階から10階の間のフロアから落ちたもの。落ちている時に溺死
したというシドは割けた動脈の血が肺に流れ込んだのだという。
首の傷から痕跡を採取したとし、黒い粉状のもので黒い薄片
だという。上着にも破片が付着していたとし、ツバの跡がついて
いないという。キズの表面も内部も組織がギザギザで刃物で刺されて
も刃は滑らかではないという。患者の口から出てきたものは新聞を
丸めたものだという。犯人からのメッセージなのか。
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913番地の商業ビルが立ち並ぶ観光客の多い場所で男性の遺体
が頭上から振ってくる。男性の格好を見ると1920年代風のスタイル
をしたもので、都市伝説として観光名所になっているエヴェレッ
ト・ハリントン・ウェントワースに扮している人物だと分かる。
彼はそんな人物像に扮して観光客相手に一緒に写真を撮るような
パフォーマンスをしていたが、調べていくウチに彼は、好意と
称して観光客に近づきスリをして金品を盗んでいたことが発覚
する。
一方ジョーはこの日非番だった為に雑用をしていたが、彼女の
ことを尾行する男性の影があることに気が付く。男を問いただす
と、自分の生まれはアラバマ州タスカルーサ・・ロルタイドだ
と告げると、ジョーは私もアラバマのタスカルーサの大学に行って
いたとし、前に逢ったことが有るのかと問うが、彼は一度も逢った
ことはないと語る。自分は8年前に心臓病・肥大型心筋症だと
判明し、診断が下された3年後の9月13日に心臓移植で命をもらった
ことを聞く。それを聞いたジョーは妹・リーアンの心臓なのかと
して衝撃を受ける。

過去に因縁のある事件のオンパレードで、過去の死に纏わること
が幾つか描かれたけれど、最終的には未来志向的な流れが有り、
その象徴として新たな命の誕生ともいうべきリンジーの妊娠
話が浮上するものがあった。
こういう時、科学捜査官をしていると互いの捜査官たちの体調にも
敏感なところが有り、隠せないとする部分があるのだろうか?
冒頭からシドがリンジーに対して、ちょっと様子が変で
はないか?とした際に、逆に前回ガンだということが発覚した
シドの方にこそ異変が生じ始めたのかと思ってヒヤヒヤして
見守ったのだけど、実際にはリンジーが妊娠している兆候を
みんなして見守っていた様だ。マックは彼女が妊娠しているとは
思っていなかった様で、10ドル負けたようなことを語っていたけど
マックとしては珍しいね。
そんなマックとクリスティーンの関係に関して、その後どうなった
のか気になっていたが、ディナーの約束をしていたようだし、
順調さを感じさせた。

一方私生活で言えばなんと言ってもジョーには5年前に亡くなった
とするリーアンという妹がいたことが判明する。雨の日に酔っぱ
らい運転によってひき殺されたという。当時バージニアの母から
の電話で、妹の死を聞かされて悲しんでいた際に、移植を受けること
を知ったグラントは喜んでいたということを知り、そんな因果な
状況に対して複雑な心情を見せていた。

ただジョーから見てもグラントは良い人間で、そんな相手に
心臓が行き渡ったところは救われる思いがしたのかも知れない。

そんな状況の中、事件は生とも死とも言えない霊の存在を臭わせ
過去の因縁のことを引き合いに出していた。
科学捜査班の面々が都市伝説を語ったりするとまた違った意味で
興味深いけれど、新たな都市伝説を科学で証明していく辺りは
凄いね。

色んなところで執念を感じさせる流れがあった。
ジョーの流れのグラントもまた推理・推論・洞察力をフル発揮して
ドナーであるリーアンのことを導き出したこと。普通ドナーと
レシピエントの間には分からない様にしているのだろうけど、
それを突き止めてジョーにたどり着いた流れは鋭さも有るし、
ちょっぴり怖さを感じるところも有った。

一方の被害者であり加害者である今回の男性は、常習スリの男で
彼と付き合っていた女性はそんな事実を知らずに付き合っていたこと
で完全に罪を擦り付けられた格好だった。恨むのは分かるけど、
軽犯罪で2年の服役。その復讐の為に第一級殺人で終身刑になる
ほどの価値が有ったのかどうかは実に謎だけど、事情を考慮すると
情状酌量になったりする要素は有るのかな。22歳だということを
勘案するととても気の毒に思える。

「仕返しが出来た、その価値は有った」。

「誰かが死んだから自分は今生きているんだ。だからお礼が言いた
かった」

凶器は何故そんな複雑なことをして作ったものを利用したんだろう
ね。それだけ刑務所に入れられたことに対する憤り感が強かった
のかな。炭素・ポリマー・脂肪酸、チカルをみてそれで凶器を
作ったと見破るホークスって凄すぎる。

■検索用キーワード

・The WhoのBaba O’Riley

マック・テイラー (Gary Sinise) NY市警CSI:主任
ダニー・メッサー (Carmine Giovinazzo) CSI、下町育ち
シェルドン・ホークス (Hill Harper) 検死局
ドン・フラック (Eddie Cahill) 殺人課
ジョー・ダンヴィル (Sela Ward) CSI、バージニアから転属
リンジー・モンロー・メッサー (Anna Belknap) CSI、S2#3から
シド・ハマーバック (Robert Joy) 検視官、S2#5から
アダム・ロス (A.J. Buckley) CSIラボ研究員、S2#8から
— (Julie McKinnon) A / V Lab Tech

ジェイミー・ロヴァート (Natalie Martinez) 麻薬課から殺人課に異動

カルヴィン・ジョージ (Robert Baker) 携帯を盗まれてメッセージを送る
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グラント・ホリストン (Johann Urb) メンフィスの大学教授・物理学
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