クリミナル・マインド FBI行動分析課 Criminal Minds シーズン5 第3話 仕置き人 Reckoner

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第3話 仕置き人 Reckoner

脚本/Dan Dworkin、Jay Beattie
監督/Karen Gaviola
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ヘザーは帰宅すると元夫・ドリューに対して、貴方があの子
アリソンを私から取ったのだという。ヘザーは室内が暗いこと
を知りベンのことを呼ぶ。何をしているのか。ちょっと異様な
雰囲気が漂う中、光がする方向へと歩いて行く。すると室内
に入った途端ヘザーは頭を柱にぶつけられて気絶してしまう。
ヘザーはうっすら意識が戻るとノコギリで夫の手が切られてい
るのを目にする。

ホッチナーの息子ジャックの誕生日だったことも有り、サム・
キャスマイヤーが保護されているジャックのVTRを持ってきて
くれる。ガルシアはその映像を拡大してホッチに見せる。
サムによるとジャックは頭がよくて良く笑わせてくれる子だと
いう。ヘイリーはどうしたのかと問うと、今度移動させることに
なったと聞かされる。ヘイリーは母親に何度か電話してしまっ
た為だとし、ホッチに対して君はフォイエットを探しに専念
して欲しいという。誕生日おめでとうとホッチに伝える。

ロッシはホッチの元にやってくる。
事件捜査の要請が入って来ていたがロッシはロングアイランドの
コマックが現場だと知ってロッシの故郷だという。今回は捜査
を外れたいというロッシ。30年前に捨てた土地だということで
今は戻りたくないのだという。しかしホッチは普段ならば問題は
ないが、こういう事情があるとして資料を見せる。

JJは、被害者はベン・ヴァンダーウォールが殺されていたこと。
至近距離から22口径で心臓と頭に一発ずつ打たれたという。
モーガンは現場にはヘザーの血と髪の毛が落ちていたこと。手口
が一致した事件は2件で、最初の事件はリタ・ハズラット。8ヶ月
前にニュージャージーの自宅から姿を消し、4週間後にゴミ捨て場
で発見されたという。プレンティスはその写真を見て、失踪前と
殺害後はまるで容姿が違っている事を語る。リードは手首と足首
に縛った跡があることを指摘。処刑という感じだなというホッチ。
しかし今回は何故手首を切断したのか。二件目はビル・レヴィン
ソンで彼も悲惨で発見された時性器がないというプレンティス。
どれも犯人の署名的行動であることは確かだとし、20分後に
出発しようと語る。
リードの診断書には現場にいくことが許可されていたが、リード
自身が書き換えている事を知る。僕だって医者だとしセカンドオピ
ニオンだとするが、ガルシアはリードの子守をすると語る。

移動中の飛行機。
「武力なき正義は無力であり、正義なき武力は暴力である。」
ブレーズ・パスカル。

ベンは死後両手を切り落とされた上、持ち去られていた。
ビルの場合は性器、リタは飢えと拷問で苦しんだ末に殺されて
いること。しかし死後体には何もされていないという。
ヘザーは何故その場で何もされなかったのか。ホッチは犯行
を見る限り手際が良く無駄がない事を語る。

ロングアイランド・コマック・ヴァンダーウォール家。
BAUが到着する中、現地捜査官のギル・ハーデスティがみんなに
現場を案内する。出来る限り発見当時のままにしてあるという。
失踪したヘザーの娘・アリソンは現在サンディエゴで父親・ド
リューと暮らしていて、ヘザーはベンと再婚したという。
再婚して2年。状況から見てヘザーは帰宅してまだコートを着た
ままの状態で電気をつけようとした。しかし電話線と電線が
切断されているというギル。何かに惹き付けられるようにして
ベンの遺体が発見された部屋に向かっていること。ホッチは
カメラの三脚のような跡がある事を指摘する。性的サディスト
は殺害現場を記録する傾向にあるというプレンティス。しかし
ホッチは性的サディストならば生きたまま拷問するハズだという。
現場からは被害者以外のDNA、繊維、指紋は見つかっていないとの
こと。また近隣住民からは銃声を聞いたとされる人はいないという。

そんな中、ギルは電話を受ける。
ヘザーが路上で保護されたということ。ブルックサイド病院で
現在入院していると聞き、ホッチはJJを行かせるよう指示する。

ブルックサイド病院。
JJは負傷してベッドで寝ているヘザーから当時の状況を尋ねる。
ヘザーは光が見えたとし、それがフラッシュの光だったこと。
ドアを開けたらベンがイスに縛られて死んでいたという。
自分は光に目がくらんで、気が付いた時には音が聞こえたという。
ノコギリでベンの手を切るのが見えたということだった。ヘザーは
JJに何で私は殺されなかったのかと尋ねる。
ガルシアは本部より、ヘザーはかなりの不幸な人だと語る。
前の夫・ドリューがアリソンのことを楽器の途中で引き取って
言った後、ヘザーはルイス・ベル・ピーターズ弁護士事務所に
5千ドルの小切手を切っていること。それが6日前のことだという。
主に家族法弁護士事務所とのこと。また楽器の途中転校し、ベン
に離婚申請を出していること。殺された理由の中に離婚したことと
関係が有るのか。2、3ヶ月前ベンの携帯にアリソンの写真を見つけ
たのだという。アリソンの裸の写真で本人はアリソンが彼氏と
間違って送って来たものだと言っていたとし、アリソンはベンが
撮ったものだといったという。アリソンは嘘付きなところが有り、
やたらに問題で手に負えないところも有ったのだという。

監察医によると手の切断は乱暴で医療従事者ではないと断言する。
ロッシとモーガンがそれを聞く中、弾は至近距離から撃たれている
が、硝酸反応は僅かだという。22口径だからなのかというモーガン。
しかも弾には線条痕がない事を語る。
ヘザーの元夫・ドリューならばベンに殺意を抱くのもあり得ると
語る。

ギルはロッシの姿を見ると、逢えて光栄だと語る。
銃は手製で知識が有れば水道管とか自転車の空気入れでも作れる
とのこと。心臓と頭に一発ずつ撃たれていること。特定不能の弾
を使用していることを考えれば間違い無くプロによる犯行だと語る。
写真撮影したのは依頼人に報告する為だろうと。ロッシはツテに
当たると語る。ホッチは同行するというが一人で行かせて欲しい
と頼む。

ロッシはまだ開店していないバーにいく。
そこにはショーンという若いギャング風の男が居た。
ロッシはそのジャケットの男に逢いたいとしてイスを指さす。
奧からはレイが現れる。俺たちはお前がFBIに入った時に友達は
辞めたのだろうとしてやってくる。ロッシに対して本を書いて
FBIは辞めたのではなかったのかと問うが、ロッシは辞められない
習慣みたいなものがあるという。
33年ぶりの再会。エマの葬式には帰ると思ったというレイ。
ロッシは頼みがある事を告げ、新聞を読んだであろうことを告げる。
手口はハッキリしていること。手製の銃を使ってオマケをつけて
いること。レイは現在裁判中だろうとし、リコとの件もゴダゴダ
で手を焼いているのではないかと問うと、俺に協力することは
FBIに協力することだという。協力しなければ寧ろ今は守ってもらえ
ない状況で、組織対策課に潰されるのは時間の問題だと語る。

ガルシアとリードは前の被害者のことについて調べたことを報告。
ビルは未成年者を連続レイプしたが不起訴になっていて、
ハズラットはソーシャルネットワーカーをしているが、職務怠慢
で首になっていること。担当家庭の7歳の子を餓死させているという。
つまり全員が子供に罪を犯しているのだという。
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ホッチナーの息子の4歳の誕生日。被害者保護の為に特別なプログラム
を受けて守られている為にホッチナーとしては息子の誕生日を
連絡係をしているサム・キャスマイヤーから渡されたVTRで
見るほか無かった。
そんな状況の中で、事件は発生する。
ロングアイランド・コマックで起きた、ヴァンダーウォール家
での惨殺事件。ロッシの故郷であるが為に彼は33年帰郷していない
ことを吐露すると共にホッチに今回は捜査から外れたいことを
訴えるが、事件が事件だけに外れることは出来なかった。
そこにはロッシにとっては人生のあらゆる分岐点が詰まっている
土地で、今でも戻ることには抵抗があることが分かる。
事件解決の為に現場に向かうが・・・

また凄い神がかり的殺人鬼が登場しましたね。
あれだけの警察が配備されているのにそれをくぐり抜けるだけの
スキル。痕跡を残さない人物はいるけれど、あれだけの警備の中
で犯行を犯せる人物も居ないだろうし、何よりもその正体を
誰も知らない。
裏社会に精通しているロッシの旧友であるレイでさえも、噂程度
にしか聞いた事がないし、レイのような組織の男さえも躊躇なく
殺していく人物。

ドラマとしては比較的早い段階で、被害者に共通するものが見えて
くる。子供に対して何らかの罪を犯したもの。
そして一度は死なせたり傷つけたりして容疑の目を向けられるも
罪を免れたものだということで、そんな事情を知る事の出来る
法執行機関の人物が関与していること。

人生の先輩であるロッシが意気消沈して迷走しているであろう
ホッチに対して故郷でのエピソードを通じて、正しい選択への
道筋というものをつけたい意図が有ったのかな。
故郷を出るというのは余程のことにも思えるけど、確かロッシは
前のエピソードでも過去に思い悩んでいた姿が有ったので、ようやく
その一端に触れたということなのかな。

レイとは何故別れることになったのか。
ロッシが愛したエマという女性との関係とか、イマイチ分かった
ような分からなかったような流れが有ったのが残念。
「ウロボロス」じゃないけど、一人はヤクザ、一人は警察官の道
を歩んでしまったということで、別れざるを得なかったのか、
それともエマという女性を通して別れるきっかけが出来てしまった
のか。
上述したようにロッシの過去のキズの件が前のシーズンの時に
語られていたような記憶もあるのだけど、なにぶん前のシーズンを
見たのが古いので覚えてない(笑)

法治国家である判事が法の力を信用しなくなったら恐いものがある
なという感じがするし、人は死ぬと分かると、本音が出るというか
悪い意味で箍が外れてしまったような感じもするね。

また分からないと言えばアリソンの話が本当だったのかイマイチ
よく分からなかった。本当ならば真っ先にドリューが殺されていそう
だけど、実際にベンが犯していたものなのか?

みんな長い期間ため込んでいるものが有ったんだね。
今回は色んな意味で歳月というものを感じさせた。
ロッシが故郷に戻ったのは33年ぶりだとしていたし、ボソラが確認
されているのは20年前のことだと行っていた。シュラー判事は
35年間の判事としての仕事の中で出した結論が、

「遵守すると誓った司法制度が守るべき弱者を守れず悪党を
野放しにしている」ことを口にしていた。

法に関して色々とボーダーは有るけれど、ロッシとレイの関係
とか、二人が逢う流れの中で、禁止されているキューバの葉巻
で一服するなど、ちょっとした皮肉も込められていた。

ロッシの経歴も語られ、海兵隊を除隊してすぐにFBIに誘われ、
何年か現場を経験しててBAU設置の設立に関わったこと。
この辺は過去のエピソードでも語られていたことか。
しかしそんなことをしていたら最良の時が過ぎ去っていたという。
人生のチャンスというのはそう考えるとモタモタしていると逃して
しまうということを示唆している感じだったね。

最後は問題が解決せずに帰国するという暴挙(笑)
主犯の男(立案者)が殺されたら終わりか?とか、JJが凄い勢いで
映画「キャリー」のラストシーンの如く、返り血を浴び居ている
姿が有りして大丈夫かと思わせるものが有ったけど、最後に
いきなり登場したショーンが始末してくれました。

ガルシアとリードの対決というのも面白かったね。
リードがケガしている間は当分このパターンが続くのか。

■使用された曲

デビッド・ロッシ (Joe Mantegna) BAU創設に携わったベテラン
アーロン・ホッチナー (Thomas Gibson) リーダー
デレク・モーガン (Shemar Moore) 爆弾処理が得意
スペンサー・リード (Matthew Gray Gubler) ドクター
ジェニファー・ジャロウ (A.J. Cook) 広報官
ペネロープ・ガルシア (Kirsten Vangsness) 解析
エミリー・プレンティス (Paget Brewster) FBI歴10年

レイ・フィネガン (William Sadler) ロングアイランドのギャング
ボイド・シュラー (Lawrence Pressman) 判事
ギル・ハーデスティ (Vincent Guastaferro) ロングアイランドの捜査官
ヘザー・ヴァンダーウォール (Cynthia Watros) 生還する被害者
サム・キャスメイヤー (D.B. Sweeney) 州捜査官、ジャックを保護
ジェリー・ソラム (Leith M. Burke) カウンセラー
ドリュー・サンドワイス (Cliff Weissman) ヘザーの別れた夫
アリソン・サンドワイス (Hannah Brylowe) 娘、嘘付き
ボソラ / トラー・メカッチ (Tom Ohmer) 犯人
ショーン (Glenn Keogh) レイの部下
— (Dale Waddington) Medical Examiner
ダン・パットン (Mahryah Shain) 飲酒でエレンを殺した
— (Aisha Kabia) リポーター
ジャック・ホッチナー (Cade Owens) 息子、
— (Angie Kibiloski) ND Detective
— (Amy Koppelman) U.S. Marshal
ベン・ヴァンダーウォール
リタ・ハスラット
ビル・レヴィンソン
エマ・ルイーズ・テイラー
ジョン・テイラー

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