キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き Castle シーズン2 第14話 第3の男 The Third Man

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第14話 第3の男 The Third Man

脚本/Terence Paul Winter
監督/Rosemary Rodriguez
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ダイソン家は旅行から帰宅する。
妻・キャンディスと夫・レジー、娘・シモーヌの三人。
やっぱり我が家が一番だというレジー。娘は早くミッドナイト
を迎えに行きたいとするが、ペットホテルには少し疲れを取って
から行こうという。レジーは夫に出かける前に皿を洗ってくれ
なかったのかと問うと、レジーもまた妻に対してベッドメイク
をしていかなかったのかと問う。すると娘はベッドで誰か寝て
いると語る。

リックは新聞を見て”やったぁー”と叫ぶ。
マーサは五月蠅いとしてリックの行動をウザがる。アレクシス
は何で興奮しているのかと問うと、ニューヨークレジャー誌
で「結婚したい独身男性ランキング」に入ったのだという。
今年は9位としてランクされていたリックだが、マーサは昨年
は7位だったのにねと語る。マイナスな指摘をしてくるとわ・・
とリックは呟く中、アレクシスは友達はネット派で良かったと
語る。父の件を見られたら恥ずかしいかと問うと、父がそういう
ランキングに入るのは女子高生の密かな夢だと語る。マーサは
しかし売り出し中ではないのねと語る。新聞には「リックは
独身ではあるが、ニューヨーク市警のベケットとロマンチック
な関係に有るとの噂が有る」と注釈されていたのである。
新作の主人公ニッキー・ヒートのインスピレーションを与えた
女性だと欠かれていた。今年は9位だが来年はランク外にされそう
ねと言われる。アレクシスは寧ろケイトが知ったら相当カンカン
ではないかという。
そんな中リックの携帯にケイトから電話がなる。
死体の件で電話してきたのか、記事を読んで電話して来たのか。
恐る恐る電話に出ると死体の件だと分かりセーフだと語る。

現場にいくと、ラニから事情を聞く。
IDはなく身元不明で、死亡推定時刻は午後21時から午前25時だ
という。家主のダイソン家は一家で旅行に出ていたこと。被害者
はどうやら寛いでいた様だという。まるで「三匹の熊」のようだ
なというリック。
抵抗の跡が有り、失敗したので注射されたのかも知れないと
いう。心臓を止める薬物を打たれたのかも知れないとしてラニは
毒物検査をするとのこと。注射で殺人なんてB級映画みたいだと
いうリックは何で銃を使わないのかとすると、音がするからでは
ないかという。
旅行の件で知っていたのは職場の人と娘の学校の関係者くらいだ
というエスポジート。マイケルはキッチンに携帯が落ちている
とし、そこには室内の写真が撮られているという。なんで写真
を撮っているのか。帰る時に元通りにしていく為だろうという
リック。ケイトはメモリーカードを復元して削除された写真の中
にヒントがあるかも知れないと語る。

リックはエスポジートとマイケルに新聞ネタを話す。
一方ケイトが来ると、留守だと思った事の身元調査をしたが
今のところ該当者が出ないことを報告。アパートにドアマン
もいないし近所同士付き合いもないのだという。
そんな中被害者の身元が分かったとして、ダグラス・ビショップ
だという。10年前に一度逮捕されているが、泥酔しただけで
不起訴になっているとのこと。被害者の身内に知らせる様告げる。

ラニは毒物検査をした結果、打たれたのは麻酔薬のケタミンだった
という。クラブなどでも流通しているヤツだろうとするが、彼の
場合ハイになろうとしていたのではなく、大量に打たれていると
いう。

被害者のダグラスの妹のメラニーと、その夫のスタンが署に
やってくる。遺体がダグラスのものかどうかを確認して欲しい
という。メラニーは確かに兄ダグの遺体だとするが、辻褄が合わ
ないと語る。自分のアパートが有るのに何故他人の家のベッド
で亡くなっていたのか。みんなから好かれていて恨まれている
ことはないという。経済的な問題を抱えていたか尋ねると、特に
そういうことはきいていないという。しかし旅行会社に勤務
していた兄から給料が減ったという話を聞いたが、生活に
変化した様子はなかったという。旅行会社の社員ならばあの家が
留守だということを知っていたのではないかと告げる。スタンに
よるとダグには夢が有って金を貯めていたという。ジャマイカで
スキューバの店を出すということ。最後に兄に逢ったのは兄の
会社のパーティーで、会場が夫が働いている空港の近くだったので
みんなで行ったのだという。

ダグは特に身を隠しているという様子はなかった。
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旅行中の家に不法侵入する事件が発生し、その一つダイソン家
にいた男性がベッドの上で亡くなった状態で発見される。
注射の跡が有る事から殺されたものであること。また現場に
落ちていた携帯に写っていた写真から出て行く際には元通りの
状態にするという不法侵入の常連であることを感じさせるもの
が有った。削除された画像を見る限り、別の家にも侵入しており、
自分の写真が鏡の中に写っていることが分かる。急いでベッドの
上で殺されていた人物や写真に写るものを特定していく中、何故
彼らが留守宅を知る事が出来たのかを掴んで行くことになる。

新聞がキーワードとなった今回のエピソード。
リックが結婚したい独身男性のランキング9位として掲載されたと
いうことで、冒頭から浮かれている姿が有るけれど、そんな新聞の
内容に書かれたケイトとの噂話に関して、彼女が怒っているかどうかで
彼がビクビクしたり、エスポジートやライアンとじゃれ合う姿が
面白いエピソードだった。

しかし新聞に掲載されてケイト自身そんなに怒ることだろうかと
いう感じにも思えたので、必死に隠そうとする姿はちょっと違和感
が有ったかな。まぁ子供っぽいところでドラマが動いているところ
を見ると、憎め無さもある反面、なかなかリックにハマり切れない
ところも有るのだけど、以前よりは彼に対して感情移入しやすくな
ったかな。

ミシェルの家で話を聞き込みに行った際に、ようやくケイトのこと
が新聞に掲載されていることを知り、「今すぐ見せて!」とする
彼女の姿がある。

「新聞の見出しはこうね。9位と3位が二人で食事。」
嫉妬心と込めたセリフだったけど、まるでリックが堪えて居らず
突然ケイトが羨望を露わにして、ラニから男性を紹介してもらう
ことになる。消防士カレンダーの7月の男・ブラッド・デッカー。
デートに誘う際には「髪の毛をイジル」行動に出ていたところを
リックが見逃さずにいたところが有った。

リックが3位の女性とデートすることによってアレクシスの心情
が分かりづらかった。あんまり生々しく話さなくて良いみたいな
感じだったけど、父のことが学校で話題になることに関して、
どういう気持ちなんだろうね。既にリックの娘だということは
周知の事実な訳だし今更そんなに話題にあがることなのか。
ドイツ語の先生が「アラフ ドイチェ ドラー ハスト セックスア
ピール」と語っていたみたいだけど、どういう意味なのか、最後
のワードでしか想像出来るものがない(笑)

そんな新聞の流れからして、留守宅ならば新聞を止めるハズだと
して、販売店を疑っていく。

殺された人物は旅行会社のダグラス。
写真の人物は販売店のミッキーだと判明。

古い建造物が犯罪に利用されるというアメリカのドラマは多いね。
そんな古い建物が今でも都心部で融合しているところが凄い。

ミッキーの話だと、3人の犯罪者がいて、一人は地味な男(ダグ)、
一人は三日月のキズの男(アントン)、そしてもう一人が誰なのか
ということになる。
ミッキーの証言から侵入したメイトランド家のテーブルには、
注射器が有り、サイレンサー付きの銃、色んな道具、クライミング
セットが有ったとのこと。

捜査中でもデートシーンが有り、しかしそんなディナーデートの
際にも事件の話ばかりを違いが語る。如何にもケイトとリックが
お似合いであることをアピールする流れ。
最後の時にはこのデートでの件で、相手は自分のことばかり話して
退屈だったみたいなことを語っていたけど、一緒に手を組んで
食事にいくのを見ると最初からそうしておけば良かったのにね。

イーストサイド銀行を狙っているかと思わせたけど、最終的には
犯人の狙いはペット店。デュプリーズの店ではブラックテイルパイ
ソン(インドニシキヘビ)を輸入しているけれど、インド原産の
ヘビを南アフリカから輸入していることに疑問を持った格好だった。
ヘビの体にダイヤを入れて密輸入。税関で働いていたスタン・コペッ
クが怪しいということになり、結局義理の兄を巻き込んで殺していた
という辺りが切ない流れとなってしまった。

しかしヘビの体に入れて密輸入するなんてネタ。
古典的すぎないか?途中、リック本人がB級映画みたいだと指摘して
いたけどね。内容はまるで違うけどキーワード的には
映画「ワンダとダイヤと優しい奴ら」っぽい臭いのするところだね。

■検索キーワード

・Castle Theme
Written by Robert Duncan
・Dream a Better Way by Tim Hanauer
・Cold Turkey by Linear B
・Across Waters by Channel Two
・Trading Things by The Voluntary Butler Scheme

リチャード(リック)・キャッスル (Nathan Fillion) 作家
ケイト・ベケット (Stana Katic) NY市警12分署殺人課の刑事
マーサ・ロジャーズ (Susan Sullivan) キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル (Molly C. Quinn) キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート (Jon Huertas) ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン (Seamus Dever) ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ (Tamala Jones) 検視官
ロイ・モンゴメリー (Ruben Santiago-Hudson) 警部

ミッキー・カールソン (Rick Gonzalez) 配達係
アマンダ・リヴィングストン (Sarah Brown) 独身女no.3
ブラッド・デッカー (Scott Elrod) 消防士7月
ミシェル・ラングフォード (Senta Moses) 旅行に行った女性
デイル・フィッカス (Jack McGee) ニューヨークレジャー誌
ドナ・ヴィンスネス (Siena Goines) ニューヨークレジャー誌
メラニー・コペック (Christie Lynn Smith) ダグラスの妹
スタン・コペック (Jon Curry) メラニーの夫、空港職員
ノエル・デュ・プリース (Michael Enright) 希少動物、ハ虫類の店
レジー・ダイソン (Corey Mendell Parker) 夫
キャンディス・ダイソン (Shania Accius) 妻
シモーヌ・ダイソン (Kortney Nash) 娘
— (David Appelbaum) Morgue Assistant
— (Yurie Ann Cho) Hostess
— (Adrian Neil) Maitre D’
アントン・フランシス (Jay Caputo) 三日月のキズの男
ダグラス・ビショップ (Wesley Sellick) 旅行会社、メラニーの兄、被害者
スタン・コペック () 空港手荷物検査

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