第8話 DNA鑑定 He Has a Wife
監督/Debbie Allen 脚本/Doug Stockstill
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【前回までのあらすじ】
大学の女子寮でライラの遺体が発見された。
ウェスはレベッカにライラの友達だった事を語る。モロー判事
はライラの遺体を発掘して再検視を実施することを命じる。
フランクとローレルは別れそうになるが、ローレルは意外にも
忘れないで欲しいとしたことで関係が続く。
ブキャナン弁護士はミカエラに対してウォーカー夫人の代理人
だとして婚前契約書の件を引き合いに出す。
ネイトはレベッカに接触すると君はライラを殺していないのだ
ろうという。ボニーはアナリーズとサムの寝室を尋ねると、
最初の検視で一つ見落としが有った事を告げ、ライラは妊娠
6週間だと語る。
【ストーリー】
2014年6月(半年前)。
ライラは親友のレベッカに対して、イザって時に入るものか?
と問う。グリフィンは闘志の塊だから成功させるという。やっ
と純潔の誓いを破ってセックスする気になったのだろうと語る。
しかしライラはレベッカに対して話したいことが有ると告げ、
新しい彼が出来たのだという。Mr.ダーシーで名前は秘密にする
という約束をしていること。グリフィンの友達なのかと問う
とそれを否定し、奥さんがいるのだと語る。
— 現在 —
ライラは妊娠6週間だというボニー。
アナリーズはボニーに対してサムがウソを付かないように見て
いてもらうとしここにいてくれと語る。サムはライラとは寝て
いないとウソを付いたこと。殺された夜にもエール大にいた
というのもウソだという。妊娠したことは知っていたのか?と
問うと殺人の動機になることを語る。サムは私の子かどうか
分からないとすると、アナリーズは誰の子なのかと問い、
グリフィンは童貞だと語る。ライラは始めてだったのか?とする
と、妊娠なんて知らなかったという。そんなサムに対して
避妊くらいしなさいよと激怒する。
アナリーズは大学の講義をする。
時に人を責任の持てない行動をすることがあるという。人間らし
い思慮や判断に基づくものではなく、動物のように動く事がある。
その一例だとして、グレチェン・トマスの件を取り上げる。
夫・マシューと子供コーディーとクレアのいる家庭で妻は
一流の不動産業者。ストレスと不安を抱えている為に常に寝る前に
は睡眠薬が欠かせないが副作用として無意識のウチに、ネットで
買い物をしていたり、料理をしたり、夫をセックスに誘うのだと
いう。しかしそれは全て覚えていないところで起きていることだと。
そんな中事件が発生し、トマス家の防犯カメラ映像ではグレチェンが
写っているが、メイドのエルカの死体を家から引きずり出している
映像で、この後には血の汚れを洗い流しているのだという。
チームアナリーズはトマス家まで話を聞きに行く。
グレチェンは殺人罪に問われて居るにもかかわらず、娘の誕生日
パーティーの準備があるとして淡々としていた。私は刑務所に
入ることになりそうだから・・と。アナリーズはすぐに証言の
準備をしましょうと告げるが、グレチェンは証言はしないという。
夫のマシューは勝手に決めるなと告げ私や子供たちには君が
必要なのだという。コーディーは刑務所に行きたいのであれば
いかせれば良いという。アナリーズは辛いのは分かると告げるが、
エルカを殺す動機がなく親しいことをアピールする為には
証言台に立って欲しいと語る。しかしグレチェンは陪審員が
有罪だと言ったら受け入れるとし、罪を償いたいのだと語る。
ボニーは本人が証言を拒否しているのであれば身近な人に頼む
しかないという。家族に夢遊病の実体を述べてもらおうと。
それぞれに割り当てられた人から尋問するよう生徒たちに告げる。
ミカエラは私たちに全て丸投げしていることに不満を述べ、試験が
あるのだという。アッシャーはトロフィーがあるのでかがり火
の前にパーティーにいくという。コナーはウェスに対して週末
勉強会をやろうと誘う。お前のノートと俺のビタミン剤があれ
ば問題ないと。ローレルにも参加しないかと声を掛ける。
アナリーズはウェスを呼びだす。
ライラが妊娠していたこと。最初の検視では暴行された形跡が
なかったので子宮は調べなかったが今回の件で発覚したという。
数日後に警察から発表が有り直後にグリフィンからDNA検査が
あるという。レベッカにとって有利だろうこと。しかしそれでも
黙っていて欲しいという。裁判前に動揺して自分に不利なことを
されると困るので内緒にして欲しいと語る。
ウェスは分かりましたというが、帰宅するとすぐにウェスは
レベッカに対してライラが妊娠していたことを語る。サムの子
なのか。多分そうだと思うがアナリーズは君にはこの件を
黙って居ろといったこと。僕が警察に言うのを恐れているのだろう
こと。サムにはアリバイも有って釈放されたらアナリーズは
君の弁護から下りてしまうので暫くは彼女の様子を見て次にどう
するか考えようと語る。
レベッカはネイトと接触する。
レベッカはネイトに何故私を助けようとしているのかを問う。
この事件のせいで首になったこと。個人的な恨みを晴らすのだと
いう。ライラは妊娠していたことを語る。サムと彼女を結ぶ証拠
ではないかという。浴室でサムの毛髪を手に入れろというネイト
は、元同僚に頼んでDNA検査をすると語る。
2014年7月
2014年8月
2014年8月29日
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裁判所命令で殺されたライラの再検視が始まり、新たな証拠と
して彼女が妊娠していたことが判明する。アナリーズはサムは
ライラの件で繰り返しウソを重ねていることで憤りを感じる中、
アナリーズはウェスにその事実を語りレベッカには内緒にする
様告げるが、彼はすぐに彼女に事実を話す。レベッカはその情報
を受けて協力関係を持ちかけてきたネイトに意図・真意を探り
つつ、ライラが妊娠していた事実を語る。サムの子ならば
レベッカに対する嫌疑も晴れるという状況の中、ネイトはレベッカ
に対して、サムのDNAの入手とパソコンの中から情報を引き出せ
ないかどうかを問いかけていく。レベッカはそれを行っていく
ことになるが・・・
サムの殺害に至るシーンの公開が来週に迫る中で、これまで
散々描かれていたサム殺害後のチームアナリーズの殺害隠蔽まで
の行動シーンが今回は一度も描かれることなく、ライラがサムと
出会ってから殺されるまでの過去半年の関わり合いをレベッカとの
関係を通して描いていくもの。
今回のドラマだけを見ると、これまで思わせぶりな形で存在して
いたサムの殺害当日のそれぞれ生徒たちの行動の整合性を図る
為のエピソードだったように思う。
これまで先行してサム殺害の既成事実からその殺害の証拠を消す
ところまで繰り返し描かれた訳だけど、その時には、現代の流れとは
違った状況が数多く存在していた。
今回はそんなギャップを埋めるかのようにして、サム殺害当日まで
の行動の意味の裏付け的状況を描いていた。
例えば
・アッシャーが何故トロフィーをミカエラが持っていると知ったのか。
・ローレルとフランクが体の関係に有り、フランクが数々の女性を
食い物にしていること。
・アッシャーとボニーの体の関係が有る事実とか・・
今回の単独エピソードを見ると、浮気した夫が妻を利用して
殺害の隠蔽を図ろうとしていた流れがあり、今のサムとアナリーズの
関係を示唆しているようにも思える。
サムが何故そんなにモテ男なのかまるで分からないし、フランク
もまた同様だけど、この二人のどちらが人格的にヤバい人物なの
かなと思って見ている。
親子して同じ性病にかかっていたことで、浮気が発覚するという
マヌケな流れは刑事ドラマではありがちなところだけど、
冷静に考えると、殺害する程の関係なのかと思えるところも有る
し、この辺はなんとも言えない。そもそもこの妻は自分が殺害
した訳でもないのになんで遺体を洗うような行動を取っていた
のかよく分からなかった。
アナリーズとサムがどのようにして出会ったのか。
略奪したとか、流産したなどのアナリーズの口から聞こえる言葉
からすると、この二人、どちらもあまり良い性格をしているとも
言えない感じ。しかもなんでこんなビッチな弁護士のことをみんな
が心酔しているのかまるで理解出来ず、ミカエラが今回冒頭で
語っていたけど、結局アナリーズがしているのは生徒たちに
調査させて最後の法廷シーンでそれを発表するだけ。
今回はトロフィーの重みというものをアナリーズ自身が否定しまい
そんなの誰が持っていても良いみたいな流れが有り、それでも
尚ミカエラが奪おうとして盗んで行くところなど、アナリーズ
本人に認められているかどうかは関係無く、ただあのトロフィーを
持っているだけで良いのかって感じになっているので、根本的な
ところでこのドラマの設定が崩れ落ちている感じ。
ボニーのことをアナリーズは何故そこまでボロくそ言ったのか。
ボニーがサムに気が有ることを利用して、ボニーに口封じしたり
本音をぶちまけたことに憤りを感じたのか。
この辺の流れは、ちょっぴりウェスとレベッカとの関係にも通じる
ところが有るけれど、結局DNA検査なんて時間の問題なんじゃない
のか?って感じで、隠そうとしても無駄であり、結局時間を稼いで
何かをしようとしているというのかその行動がまるでないので
アナリーズのしたいことが分からない。
当日ボニーはライラと逢っている事実。
アナリーズの家に尋ねたライラが車が外に有るので居るのは分かって
いると語る流れは、トロフィーを奪い返しに行ったアッシャーが
ミカエラに対して、外に彼女の車があるので居るのは分かっている
と言っていたのを思い出すな。
しかしまだ殺害に至るシーンからみんなが殺害隠蔽に協力する
っていう流れと、レベッカが合流する流れがないので、今後その
辺の流れをどう作って行くのかだね。
■使用された曲
・No Fun by The Presets
・The Depths
Composed by Frankie Rose
・Drive by Wild Cub
・Drive, Pt. 1 by Ben Khan
■キーワード
・チニダゾール トリコモナス症 排尿痛
アナリーズ・キーティング (Viola Davis) 弁護士
ネイト・レイヒ (Billy Brown) 刑事、アナリーズの浮気相手
ウェスリー・ギビンズ (Alfred Enoch) 学生
コナー・ウォルシュ (Jack Falahee) 学生、ゲイ
レベッカ・サッター (Katie Findlay) ウェスリーの隣人
ミカエラ・プラット (Aja Naomi King) 学生
アッシャー・ミルストーン (Matt McGorry) 学生
ローレル・カスティロ (Karla Souza) 学生
フランク・デルフィーノ (Charlie Weber) アソシエイト
ボニー・ウィンターボトム (Liza Weil) アソシエイト
サム・キーティング (Tom Verica) アナリーズの夫、心理学教授
グリフィン・オライリー (Lenny Platt) ライラ事件容疑者
ライラ・スタンガード (Megan West) 殺された大学生
メアリー・ウォーカー (Lynn Whitfield) エイデンの母
グレチェン・トマス (Stacy Edwards) 妻、不動産業者、不眠症
マシュー・トマス (David Burke) 夫
コーディー・トマス (Max Gray Wilbur) 長男
ケニー・トマス (Thomas Robinson)
ミア・トマス (Makenna James) 長女
クレア (Aubrey Manning) 祖母
ヘクター・ロドリゲス (Jeffrey De Serrano) 地方検事補
エミリー・ハーグローブ (Catherine Carlen) 判事
サーシャ (Katie Cleary) フランクの彼女
エルカ (Jacqueline Cereceres) トマス家の家政婦
— (Alexia Jordan) Law Student
— (Mallory Low) Eager Girl
ロバート・ウォーカー
エイデン・ウォーカー