殺人を無罪にする方法 How to Get Away With Murder 第11話 司法取引 Best Christmas Ever

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第11話 司法取引 Best Christmas Ever

監督/Michael Katleman 脚本/Tracy Bellomo
Warren Hsu Leonard
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【ストーリー】
レベッカはルディの方がセンスが良かったとしてウェスに語る。
ウェスのこの部屋に前に住んでいた学生だという。
アッシャーはボニーにあの夜は楽しかったというが、私は酒に
酔っていただけだという。アナリーズは後半までにレベッカの
嫌疑を晴らさないといけないとし、ライラ殺しはサムだと
証明するのだという。その結果、レベッカの起訴が取り下げに
なるが、ハンナは弟はライラを殺していないとしてやってくる。
コナーはアナリーズに電話するとサムの姉のハンナが法廷に
来ていることを報告する。

【ストーリー】

■ハムリックホテル・クリスマス
アナは一人ホテルで酒を飲む。ネイトから電話が鳴るが電話に
出ることはなかった。新年までずっとホテルに缶詰になり酒を
飲んではずっとベッドで寝ていた。

新年になり帰宅すると家の前には貼り紙として「サムを探して
いる」と掲げていた。ボニーはアナリーズが帰宅すると旅行はど
うだったかと尋ねる。彼女は二階にいるという。
ハンナに逢うアナリーズ。ピーターソン家にはまでブランコがある
のねとし昔サムと遊んだという。子供は30年前に出て行ったの
にというとアナリーズはご主人が秋になくなった事を語る。
ハンナはアナリーズに対して私の事を避けていたでしょとし、
貴方は私からの電話に出なかったと指摘する。故郷に戻り頭を整理
していたのだという。貴方が実家に戻るなんて何年ぶりなのかと
問う。こんなことは辞めようというハンナはあなたは少しはサム
のことを心配しているのかと問う。彼は逃走したのだという。
しかしそれでも帰省らずに探すべきだという。人を殺したから逃げた
のだという。妻が弁護士ならば普通は戻るでしょと語る。事件絡み
の線は?何か犯罪に巻き込まれたのではないかという。ハンナは
ライラが殺害された翌日、私はサムと一緒にいたのだとし、私たち
は一緒に週末を過ごしたのだという。レストランではロブスター
を食べてサムは私の家の玄関の網戸を直してくれたのだという。
エール大の新しい仕事を楽しみにしていたとし、あなたにも良い
刺激になると言っていたという。女性の首を絞めて殺した後
そんなことが出来ると思うかと問う。アナリーズは分からないと
告げ人は不条理だという。裁判に提出したライラ殺害の証拠書類
だとしてアナリーズはハンナにそれを読んでくれと語る。彼には裏
の顔が有ったのだという。

今日から新学期だった。
コナーはウェスを見かけると”殺人犯”と声を掛ける。
ローレルは二人共ちゃんと来たのねと語ると自首でもしたと思った
のかと問う。ミカエラは新年おめでとうと声を掛ける。偽の宝石
を中華街で買ったという彼女。ミカエラはイーストハンプトンの
エイデンの実家で過ごしニューヨーク市長の新年会に行ったと語る。
ハンナはどうなったのかと問うと、アナリーズがボストンに返した
のかそれとも消したのかと問う。ハンナとは誰かと問うとサムの
姉だという。警察に納得がいかないとして何度も掛け合ったのだと
いう。

「殺人を無罪にする方法」の後期の授業だというアンリーズ。
授業が終わった際にウェスはアナリーズに対して何故ハンナの
ことを内緒にしていたのかと問う。余計な心配をかけない為だ
というアナリーズ。レベッカはどうかと尋ねると、元気だという。
ウェスは元気なのかと問うと疲れているようだという。
そんな中ボニーは飛び込み客が来ている事を語る。飲酒運転で
相談したいという人物だという。
ジャッキーという女性でアナリーズはどの管轄の刑事が寄越した
のかと問うと書類でも渡されてきたのか、それとも殺人犯が
住んでいた事務所を見に来たのかと問う。ご主人は関係無いとし夫
を警察に訴える為に来たのだという。他に頼る人がいないという
と、夫は家に女性を2人監禁しているのだという。

**
ジャッキーは16歳の時に家出して路上生活をしていたが、その時
今の夫に出会い、面倒を見てくれるとして結婚したという。
しかし私に子供が出来ないので有る時レイチェルを連れてきたこと。
私は何もしてやれないが、私にしたこたいに傷つけるのを
辞めて欲しいと思ったという。そして次にはリンを連れてきて
一度目の子は死産したが二度目の妊娠でもうじき子供が生まれるの
だという。だからここに来たこと。同じ目に合わせたくないという。
検察に司法取引を申し出るというアナリーズ。生徒たちはあまり
気の乗らない様子だったが、彼女が夫と出会った時には16歳なので
虐待の被害者だという。あなたたちは一度も悪事を働いたことが
ないのかと問うと生徒達も渋々協力して行くことになる。

■北フィラデルフィア・クリスマス
レベッカはウェスと自宅で過ごしていた。最高のクリスマスだと
しパサパサの七面鳥もなくレイ叔父さんにも逢わずに済むという
レベッカ。ウェスはルディ宛のクリスマスカードが届いていると
いう。アグネス・ウォルターズという人物からのもので引っ越した
ことを家族に内緒にでもしているのか。レベッカは彼女とは殆ど
話したことがないという。この祖母からの贈り物は送り返さない
といけないと語る。

■ウェストパームビーチ・クリスマス
ローレルは両親・家族・親族と過ごすが、家族は娘のことには
無関心で自分の事ばかり語る。ローレルはスペイン語で両親に
文句を言って出てきてしまう。

■グランドラピッズ(ミシガン)・クリスマス
コナーは姉のジェマと過ごし、オリバーの元にいく。

■フィッシュタウン(フィラデルフィア)・クリスマス
フランクとアッシャーは”The Parlour”で飲みに行く。
バーではボニーの家族の話。ボニーは家族と疎遠だという。

■ニューヨーク市民公邸大晦日
ミカエラはエイデンと過ごすが、彼がホールデン・ウェスコット
と仲良くしているのを知って二人は寝ている関係なのかと同僚の
前で恥を欠かせる。
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サムを殺害してバラバラ遺体にしてゴミ処理場に捨てたアナリ
ーズら一行は、サムにライラ殺しの容疑を向けて依頼人のレベッ
カの起訴を取り下げさせる。そんな彼らは試験を終えて冬期休暇
に入り、それぞれ家族と過ごし新年を迎えるハズだった。しかし
サムを殺害した影響は大きく、愛するものたちと共に居ても
まるで楽しめる状況でもなかった。
それぞれのクリスマスと新年を迎えて、新学期の為に学校に集結
する姿が有る。

今回から後半戦なのかなと思っていたけどアメリカでの放送日を
見ると、9話と10話の間に約2ヶ月の時間的スパンが存在し、
年も越しているのだけど、今回の11話は10話に続いて通常通り
2月5日の木曜枠で放送されていた様子。
流れからすると雰囲気が変わったのは今回からなので、時間的スパン
は今回なのかと思った。

サム殺害に関して、彼の姉だというハンナが不確定要素として
現れ始めたことで、また一つアナリーズや生徒たちを追い回しては
悩ます役割として登場した。彼女は精神科医なのか、心理分析医
なのかアナリーズとの会話の中で、心を見透かさないで欲しい様な
ことを告げていたけど、最後にアナリーズとハンナが会話した
ことで、結果的には互いに間に存在していた不信感は払拭出来たの
だろうか。
今回一番不確定要素として存在していたのは、ボニーだったなと
思う。ハンナはボニーがサムのことに好意を寄せていたことを
知っている感じで、そんな彼女の情に訴えかけるところが有る。
フランクが現れた為に必要以上に言及しなかったけど、ボニーは
駄々を捏ねる年下・アッシャーからの要求にも応えなければならな
い役割だし大変だね。

テーマとしては「嘘」だったのかな。
そもそもサムの件ではみんなが嘘を付いているので、今更テーマが
嘘だと言われてもピンと来ないのかも知れないし、正確に言えば
駆け引きなのかも知れないけど、今回の個別に扱った
ジャッキーという女性の件とサムの件でのハンナと接するアナリーズ
の行動を見てもどれも嘘が目立つものが有った。

偶然にも現在放送が終わってしまった日本のドラマで剛力さんと
渡部さんが主演する「天使と悪魔 -未解決事件匿名交渉課-」という
ドラマの6話を見たところなんだけど、このドラマの中で受刑者が
司法取引を持ちかける案件の殆どがガセで、刑事が取り調べた
事件の15%は冤罪みたいな流れが有るけれど、今回飛び込んで来た
ジャッキーという人物もまた自分に都合良くストーリーを作り
あげてしまうという人物だった。
同じ日に海外ドラマ「よみがえり ~レザレクション~」を見ている
だけ有って、このジャッキーがレイチェルの子供を狙うジェニンに
見えてくるのだから不思議なんだけど、ジャッキー自身は幼少期
からレイプ被害に有って、妊娠出来ない体にされていたり、家出した
彼女を救ったと思った男もまた強欲でろくでもない男性だったが
故に人格障害を患っている可能性が有り、ジャッキーとしては
しっかりとした対応をしていたけど、弁護士によってはこの人を
心神耗弱なんかで減刑させられる気がしないでもない。

それぞれの家族とのクリスマスも本来は楽しいハズなのに、みんな
悩みを抱えて大変そうだったね。
コナーの言葉でエイデンのホモ説が頭にあるミカエラが思わず
そんなニュアンスで彼氏に恥をかかせるとか、ローレルもまた
娘がこんな状態なのにどうでも良い事で盛り上がっている両親を
見て思わずイラっと来てしまう姿がある。
コナーはオリバーの元に逃げ込み、一緒になってドラマ
「The Thorn Birds」を見る姿が有る。驚いたのはオリバーはコナー
が思っている以上に彼に対して本気の気持ちがあるということか。

因みに今回のアナリーズの授業では「司法取引だった」

アナリーズの教えでは、検事が司法取引の条件に応じた際に次の
ことを肝に銘じるよう語っていた。

「依頼人の発する言葉は全て弁護の材料である」
「依頼人の一言一句を記録すること」

その言葉通り、ジャッキーが語る証言
「私たちの娘は死産した。二度と合ってはならないこと。今度こそ
リンに子供を・・」という言葉に引っかかったウェスが、”私たち”
という人称と、”今度こそリンに”というセリフに違和感を覚えて
疑問を解いていった。

今回の展開を見ていると明らかにフラッシュバックされるウェス
の部屋の映像を象徴づけるものが有り、そこの住民を知っている
レベッカが怪しい人物のように思える。そもそも女子寮に怪しまれず
に近づくことが出来るのは女性でしかないだろうし、当時ライラ
の元を尋ねたサムを誰も見ていないというところも気になるね。
ここに住んでいたというルディは実は立場的に危ういところにいる
ボニーが偽名を使って居座っているのではないかと思っていたのだけど、

ルディって男性なのね(笑)。家族とも疎遠の関係にあるようだし、
ルディがボニーならば面白い流れかなと思っていたのだけど、
ボニーにしてもアナリーズにしても、実家との関係が上手く行って
いないようだしどうなっているのか。

またフランクが大活躍。
コナーの車に問題が有ると見るや処分してしまった。
すぐに処分せずにある程度スパンを置いて処分したのでそこから
足は付かないのかなと思うけど、最後にニュースで報道していた
サムのバラバラ遺体が発見されたようなので、それを周りはどう
見ていくのか。

アッシャーがボニーに対して憤りを感じている姿が有り、ちょっぴり
反乱を起こそうとする姿も有った。
ミドルトン大の法学生たちは金持ちが多いけど、アッシャーにしても
無理にアナリーズの事務所で働く必要はない気がするし、なんで
みんな拘っているんだろうね。

コナーとしては相変わらずローレルがアナリーズに裏切ったことに
対して蟠りを感じて居る様子。人を操るところがあるとしていたけ
ど、確かにローレルってカンとフランクを都合良く利用している
感じはするね。
ローレルの家もなんだか金を持っていそうだし、ミカエラはまだ
法学生になって一年目なのにもう結婚しようとしているところを
見ると設定には違和感も有るのだけど、元々弁護士になる人って
言うのは金持ちばかりなのかな。

■使用された曲

・You’re Just Like Christmas by The Crookes
・I Salute You Christopher (Instrumental) by IAMX

■キーワード

アナリーズ・キーティング (Viola Davis) 弁護士
ネイト・レイヒ (Billy Brown) 刑事、アナリーズの浮気相手
ウェスリー・ギビンズ (Alfred Enoch) 学生
コナー・ウォルシュ (Jack Falahee) 学生、ゲイ
レベッカ・サッター (Katie Findlay) ウェスリーの隣人
ミカエラ・プラット (Aja Naomi King) 学生
アッシャー・ミルストーン (Matt McGorry) 学生
ローレル・カスティロ (Karla Souza) 学生
フランク・デルフィーノ (Charlie Weber) アソシエイト
ボニー・ウィンターボトム (Liza Weil) アソシエイト
サム・キーティング (Tom Verica) アナリーズの夫、心理学教授

グリフィン・オライリー (Lenny Platt) ライラ事件容疑者
ライラ・スタンガード (Megan West) 殺された大学生
オリバー (Conrad Ricamora) IT部門、ゲイ

ジャッキー・グローヴス (Jackie Geary) 依頼人、夫が女性を監禁
ヴィンス・グローヴス (James Logan) ジャッキーの夫
ホルヘ・カスティロ (Jose Zuniga) ローレルの父
マーバー (Anne Betancourt) 判事
エイデン・ウォーカー (Elliot Knight) ミカエラの婚約者
ハンナ・キーティング (Marcia Gay Harden) サムの姉
リン・アップルホワイト (Tabitha Morella) 監禁された女性の一人
レイチェル・パーカー (Tayler Robinson) 監禁された女性の一人
ジェマ・ウォルシュ (Jennifer Christopher) コナーの姉
エレナ・カスティロ (Brynn Thayer) ローレルの母
エイドリアン・カスティロ (Innis Casey) ローレルの兄
ロジャー・ギャルヴィンソン (Vincent Duvall) 地方検事補
— (Delpaneaux Wills) Stylish Man
本人出演 (Joy Benedict) Desk Reporter

アグネス・ウォルターズ () ルディの祖母
ルディ・ウォルターズ () ウェスの元住民
ヘザー () リンの一人目の子
エイモス刑事
スコット・スプリンガー市議
ヴァネッサ () シッター

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